1月12日(木)インクルーシブ教育研究会第5弾&第6弾

公開日 2017年01月12日(Thu)

 1月12日(木)16:00,性懲りもなくまたインクルーシブ教育研究会です。しかも今日は第5弾と第6弾まとめてやりました。

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 前半の第5弾は数学科の寺尾先生と家庭科の川村先生が「本校におけるUD授業の実践とその評価について~アンケート及び観察から見た現状と改善点~」と題して2学期後半に行ったインクルーシブ教育実践授業公開の成果と課題を発表してくださいました。お二人の先生方にはそれぞれ3回ずつ授業公開を行っていただきましたが,生徒の感想評価は比較的好意的なものでした。単元ごとに微妙に評価の揺れが生ずるのは,やむを得ないところでしょうが,それほど簡単ではない授業内容を生徒たちはほぼ全員が前向きに受け入れていましたので,まずはインクルーシブ教育そのものの成果はあったのではないかと思われます。ただし,本日の出席者からは,インクルーシブ教育が果たして学力の定着・向上に直結するかどうかはまだ疑問であるという意見もありました。確かにその通りで,学力の向上は生徒自らが学ぶ姿勢が身につかなければ,達成できないものなので,家庭学習の習慣化へいかに繋げるかが今後の大きな課題でしょう。それでも全ての生徒がまさにインクルーシブに理解できる授業に間違いはないでしょう。上位者向けにはいかに全てを教えないで進めるかという技術も必要でしょうけど・・・。

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 後半の第6弾は商業科の烏帽子先生が,「共生の新展開:夢プランの再構築試案について~インクルーシブ教育とキャリア教育とのインクルージョン~」と題してこれまでの総合的な学習「夢プラン」の課題と反省,そして来年度以降の新たな展開について試案を発表していただきました。平成12年から福祉の町福山に存在する高校として,積極的に障害者福祉や高齢者福祉に取り組んでいこうということで始まったものですが,16年間を振り返ると次第に生徒たちのニーズや実態にそぐわなくなった部分が出てきたという反省が述べられました。福祉の研究は残しつつ,自己理解及び他人理解つまり人間関係スキルからスタートし直し,そこから職業理解,将来設計,まさに夢プラン Dream Planning へ発展させるのは如何かと烏帽子先生は言われます。単なる進路学習ではなく人間理解から進め,健常者や障害のある人たちが共に生きる社会のあり方,まさにインクルーシブ社会を考え,それを自らの生き方へ結びつけていこうということです。残念ながら烏帽子先生の契約は今月いっぱいで切れてしまいます。先生には商業教育に加えて,「夢プラン」という福山高校の根幹にも関わる大切な仕事に最後の最後まで一生懸命取り組んでいただきました。烏帽子先生の残された烏帽子プラン(出席者からは「Eプラン」という声も上がりました)に基づいて,新年度さらに「夢プラン」を発展させていきたいと思います。烏帽子先生,長い間ありがとうございました。まだ,実感は湧かないけど・・・。(T_T)

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 インクルーシブ教育研究会の次回の予定は17日(火)16:00より福山高校会議室におきまして,「ハローワークによる障害者に対する就職支援について~雇用の現状と課題について~」と題して,地歴公民科の生徒指導主任でもある瀬戸口先生に発表していただきます。