6月5日(月)授業公開~榎本先生と宮野先生~

公開日 2017年06月05日(Mon)

3限3G現代文(榎本先生) (5)

 6月5日(月)3限目校長先生が授業観察をされるということだったので,一緒に覗いてみました。国語科の榎本先生の3年普通科の現代文の授業で,中島敦の「山月記」を扱っておられます。李徴が虎に変貌する話ですが,虎になった李徴が「死」を考えるのですが,そのような心境に至った理由について,生徒に考えさせられます。幾分難解なテーマでしたが,生徒たちは意外と活発に自分の意見を述べています。生き物の定めとしての虎となった自分を受け入れられない苦悩・・・。カフカの「変身」でのグレゴールよりも深刻な状況に陥っています。あちらの方が余程日常的に描かれており,最早幻想の世界ではないので,本当は深刻なはずですが・・・。劇場がかった榎本先生の分かりやすい解説もあり,ある程度生徒たちは山月記の世界を理解できていたように思われます。

4限2G現代文(宮野先生) (4)

 4時間目は,同じく国語科の宮野先生の授業で,2年普通科の現代文の授業です。吉本ばななの「みどりのゆび」という作品です。こちらはもう少し柔らかいファンタジーの世界かと思いきや,意外と深刻な主題のようです。病院の中の死の世界と日常生活の活気のある世界との対比。こちらの作品も是非原文を読んでみたいと思われました。一度本文を最後まで読んだ後の,復習の時間のようで,読解の問題を宮野先生は順番に生徒に解かせておられました。その順番の決め方が奇抜でした。生徒一人一人とジャンケンをしていき,負けた生徒(引き分けの生徒も?)はその設問の答えを板書しなければならないのです。生徒たちは,作品とは全く関係がありませんが,そのゲームを楽しんでいるように見えました。自分で答えが分からない生徒は,周辺の人に尋ねたり,宮野先生の所に質問に行ったりと,生徒たちはかなり前向きに取り組んでいました。