6月16日(金)九州地区高等学校PTA連合会大会がまだすばい熊本大会(2)

公開日 2017年06月16日(Fri)

 6月16日(金)九州地区高等学校PTA連合会大会がまだすばい熊本大会本番を熊本県立劇場で迎えました。午前中の分科会は第1分科会「青少年の健全育成とPTA活動」に参加しました。伊集院高校を含む4つの高校がそれぞれの取り組みを発表し,大変参考になりました。午後の全体会はやはり姜尚中(カン・サンジュン)さんの記念講演「若者の人生儀礼」が印象的でした。テレビのコメンテーターぶりと同様,一切ユーモアを含めない優しい落ち着いた語り口は最初80分間聞き続けるのは少々きついかなと思われましたし,人とのコミュニケーションを大切にしていくべきだという結論も全く月並みに思われましたが,後半に進むにつれてぐいぐい聴衆の関心をひきつけいく久しぶりに素晴らしい講演を聞かせていただいたという印象を持ちました。かつての日本は家長制度というものがあり,父親というものが良くも悪くも子どもたちの生き方を導く水先案内人の役割を果たしていた。現在の青少年にはそのようなロール・プレイング・モデルが存在しない。それゆえに,思い悩む青少年が増えているのではないかと姜尚中氏は言う。生きる指針となるべきものは,今日においては教育しかないのではないか。子どもたちに必要なのは,人生の師匠とも言うべき教師の存在ではないか。姜尚中氏は孤独な高校時代を送られたということですが,大学において姜氏の人生に大きな影響を与えてくれる恩師と出会われたということです。PTAもそのような子どもたちの生きる指針となるような役割を果たす,あるいはそのような役割を支えていく働きがあるのではないか。そして,近年子どもたちは,真の友人,「心友」と言うべきものを持つことが困難になっている。学生時代に Human Capital(人間関係資本)を築き上げることが望まれる。人と人との心と心の結びつき,コミュニケーション力を高めることが必要だということでしょう。残念ながら,実際の講演は隣の演劇ホールで行われたために,我々がいたコンサート・ホールは巨大スクリーンによるライヴ映像のみということになりました。ために途中退席される方もおられましたが,カメラマンにとっては一切の不足のない心に残る講演でした。

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