7月17日(月)海の日・・・

公開日 2017年07月17日(Mon)

 7月17日(月)海の日。鳥越では昨日からの猛烈な暑さに悩まされています。梅雨明けとともに,いよいよ本格的な夏が押し寄せてきたようです。相変わらず蝉しぐれが絶好調です。彼らはたまに休むことはあるようですが,一日中何のために鳴いているのでしょうか。毎日毎日飽きもせずに鳴き続け,疲れを知らないようです。老犬との散歩も再開しました。老犬もこの暑さに参っているかと思いきや,足が思うように動かないだけ思いのほか元気です。

 『老犬コロの繰り言その20』です。

 
老犬コロの繰り言その20
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 今日は海の日だそうじゃ。海まで10キロ以上離れている山の中でわしは生活しておるが,何回か海というものを見たことがある。子どもたちがまだ小さい時じゃった。旦那が車に乗せて海まで連れて行ってくれた。鹿屋市の浜田海岸とか根占の方の何とかという海じゃった。そもそもわしらには名前という概念がないから,海に名前があるというのが不思議でならんのじゃが・・・。わしの名前のコロにしても「犬」という言い方にしても,わしらが関知することではないのじゃ。いずれにしても,海はいい。中に入ろうとは少しも思わんが,山間部とは異なる空気の香りがあるのじゃ。生意気だって?それぐらいわしにだって分かるのじゃ。波打ち際を歩いていると,時折大きな波が襲って来おった。最初は腰を抜かしたが,そのうちやつらの魂胆が分かってきた。一定のリズムでやつらは動くんじゃ。波が引いた後の砂はひんやりとして心地よかった。あの頃はわしも若かった・・・。もう10年以上前のことやろ・・・。子どもたちもいないし,もう海に行くこともないじゃろ。この足じゃそんなに歩けもせんし・・・。

 じゃが,わしはまだくたばるわけにはいかない。旦那が視察を再開してくれおった。朝の早い時間帯にまた歩き出したのじゃ。金曜日の夜は旦那たちが遅く帰って来おったが,わしは縁側の下から出なかった。まあ,最初だけじゃったが・・・。土曜日の朝は旦那の顔を見るなり,思い切り散歩いや視察の催促をしてやった。旦那は大丈夫かと言いながら,わしの後ろを付いて来た。若い頃のような勢いはないが,わしはちゃんと歩けるのじゃ。道行く人が憐みの眼差しを送り,「そげんあってん,行かっとお?(そんな状態でも行こうと言うんですか?)」と旦那に声を掛ける。失礼な!わしはちゃんと歩いておる。多少加減はしておるが,視察の目的は十分果たしておる。わしがどんなに長く立ち止まっても,旦那はこれまでのように無理に引っ張らなくなった。大変いい傾向である。存分に余所者のチェックができるのじゃ。土曜日は久しぶりに桜公園まで行ったが,日曜日の朝は桜公園まで200メートルほどのところで,わしはちょっと躊躇した。旦那の顔を見ると,お好きにどうぞ,という顔をしておる。気が利かんなあ・・・。こういう時こそ,強引に自宅へ引き返してくれなきゃ・・・。仕方なしに,わしは自分の意志で自宅へ引き返す道を選んだ。ちょっと悔しかった・・・。じゃが,歩けるようにはなったぞ。月曜日の朝は,お墓を経由しての最長コースをもちろん桜公園にも立ち寄り,歩き切ったのじゃ。さて,夕方の散歩も再開していいじゃろ。お~い,旦那!

 この続きは,またの機会に・・・。じゃ・・・。