9月29日(金)昼休み,ベートーベン賞授賞式・・・

公開日 2017年09月29日(Fri)

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 9月29日(金)昼休み,校長室でベートーベン賞の授賞式が行われました。1年普通科の有村裕太君(国分南中出身)と市川敬大君(輝北中出身)の2名です。2人は毎日の清掃を時間いっぱい一生懸命行っています。市川君は職員トイレの清掃をしていますが,床に座り込むようにして,隅々まで丁寧に磨いています。その様子をご覧になった校長先生がこれはすごいと感心され,今回のベートーベン賞のきっかけとなりました。そこで,そのように一生懸命清掃に取り組む生徒はいないかと,全職員に声を掛けられたところ,有村裕太君の名前も上がってきたのでした。有村君は,教室の清掃を行っていますが,市川君と同じように教室の隅々まで見渡し,汚れているところを捜しては率先して自ら清掃を行います。ある時,有村君は教室の天井付近が汚れているのを見つけ,あそこも掃除していいですよねと担任の福元先生に声を掛け,自分で椅子の上に乗ったのは良かったのですが,ふと自分が高所恐怖症であることに気付いたのでした。さすがにその時は別の人にやってもらったようですが,有村君の清掃に賭ける志は立派なものです。2人はベートーベン賞と副賞の岩切画伯の絵のコピーを贈られ,多少どぎまぎして,嬉しさをどう表現していいか分からないといった様子でした。これを励みにいっそう高校生活を充実したものにしてくれるものと思われます。おめでとう,裕太君,敬大君!(^_^) しまった。この時間単車通学生の交通教室が行われているのをすっかり忘れていました・・・。

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 放課後になって,今回のベートーベン賞の3人目,2年普通科の山口アンさん(木原中出身)の授賞式が行われました。山口さんは海外の学校が長かったのですが,日本に来て初めて自分たちで学校をきれいにすることを経験してそのことに喜びを感じていると言います。日本以外の国では,学校に清掃の時間のないのが普通です。清掃をするのは面倒なことのように思われそうですが,山口さんは違います。率先して自分の割り当てられたところを時間いっぱいみっちりやります。そして,その清掃を楽しんでやっているところが山口さんの素晴らしいところです。ベートーベン賞に値する人です。(^_-)