12月24日(日)クリスマス・イヴ・・・

公開日 2017年12月24日(Sun)

 1月24日(日)クリスマス・イヴです。曇り空で幾分気温は高めです。肝付町後田鳥越集落ではこの日早朝7時から年末の大掃除がありました。この集落は奉仕作業が好きで,年に5,6回農道や集落内の道路の清掃作業を行います。年の暮れのこの日は,さすがに草も枯れて,刈払機を使うまでのことはありません。それでも,箒で枯れ草をかき集める作業の方が刈払機以上に重労働に思われます。集落の人たちは,牧之原同様高齢者が多く,この作業がいつまで続けられるのか,先行きは少々不安な気がします。でも,みんなで作業を終えて,焚き火を囲んで談笑するのは素敵な習慣だと思います。

 『老犬コロの繰り言その59』です。奉仕作業から戻ると,老犬は何かを期待しているような表情です。何を求めているかはよく分かるのですが,構わず玄関から家の中に入ります。朝食を済ませてようやく老犬の所へ行くと,老犬は待ちくたびれた様子で,しばらくこちらの様子を窺っています。ふんキャッチャーとリードを手に取ると,ようやく老犬は激しく散歩を求めます。リードを付けると,例によってしばらくは勇んで前を歩いて行きますが,徐々にスローテンポになり,こちらが歩調を合わせなければならなくなります・・・。やはりお爺ちゃんなんです・・・。

 
老犬コロの繰り言その59
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 人間の世界には,1年の終わりの方で,みんなで酒を酌み交わす忘年会という催しがあるそうじゃ。お酒がどういうものか,わしは知らんが,何でも飲むと気持ちよくなるらしい。じゃのに,旦那と来たら,この忘年会とか酒を飲んだりするのがそれほど好きではないんだそうじゃ。何かと理由を付けて,サボろうとしているようじゃ。じゃのに,不思議なのは,旦那はこの酒を飲む会,鹿児島では飲ん方?というらしい,それ自体は非常に大切だと言うとる。いよいよ旦那の頭の中はよく分からん。酒を飲んでみんなでいろいろ思いの丈を語り合うのは,組織においては大切な行事であるが,自分はその場には余りいたくないということのようじゃ。根暗なんじゃ。小心者じゃから,余り軽はずみなことを人と話したくないんじゃ。全くこの性格はわしに移されてしまっておる。わしも余り知らん人(犬?)とは一緒にいたくはない。それにしても,よくもまあ,旦那は教頭という職が務まっておるなと思うんじゃ。いや,きっと十分には務まっておらんのじゃろ・・・。

 旦那はそもそもみんなで力を合わせて一つのことを成し遂げるというのが余り好きではないと言う。かつて,英語の教師をしておったようじゃから,西洋の個人主義にかぶれておるのかも知れん。生徒たちに以前そのような話をしたこともあるそうじゃ。賢い生徒が「先生,それは教師としてはまずいんじゃないですか。」と指摘したこともあった。その生徒は心の広い性格だったので,「まあ,そういう先生が一人ぐらいいてもいいかも知れませんね。」と続けたということじゃ。よくできた生徒じゃ・・・。そうやってみんなに迷惑を掛けながら生きとるんじゃ,きっと・・・。

 じゃから,旦那はマスゲームが嫌いなんじゃ。北朝鮮の一糸乱れぬ行進とか,どこかの団体行動みたいな動きはぞっとするらしい。サッカーも一人一人の明確な動きが理解できないもんじゃから,余り好きではないようじゃ。旦那が小学生の頃,みんなで運動場でサッカーをしたんだそうじゃ。すると,1個のボール目がけて全員が群がり,そのうちボールは全く動かなくなった。ディフェンダーとかフォワードとかの役割分担がないもんじゃから,そのような滑稽な事態が生じたんじゃ。旦那はサッカーは詰まらないと思ったんじゃ。

 この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。