6月9日(土)「高校生クラブひまわり」スタート!

公開日 2018年06月09日(Sat)

 6月9日(土)はもちろん「ロックの日」なのでしょうが,ロックンロールを聞かない当方としては,まずカール・ニールセン Carl August Nielsen (1865-1931) の生まれた日ということになるでしょうか。シベリウスと同じ年に生まれたデンマークの作曲家ですが,6つの交響曲,特に第4番「不滅」が有名です。フィンランド出身のシベリウスのひんやりとした,それでいて抒情的な音楽と異なり,やや金属的な,20世紀でなければ書けないような,けれども決して前衛的とまでは言えない音楽・・・。マーラーともほぼ同じ時代ですが,やや先を行き過ぎているのかも知れません。ニールセン・ブームは起こりそうで起きない・・・。一部にマニアはいるのでしょうが,頻繁にはターンテーブル(懐かしい・・・言葉の彩・・・)には乗せられない・・・当方にとっては未だにそういう音楽家でしょうか。山田耕筰 (1886-1965) の誕生日でもあります。日本を代表するような作曲家と言われながら,「赤とんぼ」とか「からたちの花」ぐらいしか聞かれない作曲家・・・。でも,日本の西洋音楽の黎明期に結構立派な管弦楽曲も残しているのです。R. シュトラウスやプフィッツナーなどの作品に近いと言われながら,20世紀初頭においてあれだけの作品を残している作曲家はドイツでもそんなにはいないと思われます。もう少し聞かれてもいいのではないでしょうか。交響曲ヘ長調「かちどきと平和」や長唄交響曲なんて時代を感じさせるような作品が知られていますが,意外と面白いです。今日はまた,ディケンズ Charles Dickens (1812-70)と有島武郎 (1878-1923)の亡くなった日だそうです。 

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 今年度の「高校生クラブひまわり」がスタートしました。朝7時過ぎに,肝付の自宅から車を走らせると,小中学生の登校風景がやたら目につきます。第2土曜日で,登校日のようです。吾平の大通りで,小学校低学年と思われる2人の女の子が歩道を歩いています。すると,前方に何かを発見したかのように突然走り出します。友人か誰かを見つけたのか,突然競争しようという話になったのかも知れません。その可愛いらしさと言ったら,子猫か小犬を見ているようです。本当は小鹿の方が相応しいのかも知れません。ちょっとしたことに,ときめきや感動を見出す子どもたちは素晴らしいと思いました。雨模様であったので,慌てて先を急いだのかも知れません。牧之原に近づくにつれて,少しずつ晴れ間も見えて,福山公民館に着いた頃には日が差すようになっていました。公民館の1階の和室に集まり,高校生クラブひまわりの第1回の会合が始まりました。霧島市福山総合支所地域振興課の主催です。今年のメンバーは,2年普通科鮫島彩花さん(国分南中出身),庄田日奈野さん(国分南中出身),2年商業科妹尾霞佑さん(木原中出身),3年普通科有村渚さん(牧之原中出身),中元ひかるさん(牧之原中出身),3年商業科の河野朱里さん(国分南中出身),幸山侑生さん(国分南中出身),そして遠矢七夕さん(国分南中出身)の8名でスタートすることになりました。ところが,急きょ2年普通科出口友都君(国分南中出身)が男子でただ一人参加してくれることになりました。合計9名でスタートです。この日は,役員や年間活動計画について話し合い,ひまわりの種蒔きまで行われたようです。来週は,飯富神社お田植祭があり,ひまわりのメンバーの一部も参加します。そして,さらに次の週には,霧島市子ども育成連絡協議会での事例発表があり,ひまわりの活動についてメンバーが発表することになっています。今年も,ひまわりは大活躍します。

 今年のひまわりの会長は遠矢七夕さん,副会長は河野朱里さん,書記・会計は中元ひかるさん,専門部事務部長は有村渚さん,広報部長は出口友都君に決定したそうです。

H30県大会 剣道

 実は,この日県体育館で剣道の県大会が行われていました。3年生の斧駿介君(国分南中出身)にとっては最後の大会になります。斧君も徳田君同様,たった一人で福山高校剣道部を支えてきました。斧君が3年生になると,それまで1年間一緒に頑張ってきた2年生の中園翔馬君(国分中出身)が,サッカー部へ移ってしまいます。ワールドカップの年ですからね。中園君にも期するものがあったのでしょう。斧君は一人ぼっちになってしまいましたが,1年生の坂口怜君(牧之原中出身)が入って来てくれて,再び2人になりました。県大会では何とか団体戦にも出場したい,そのためには3人いないといけない・・・中園君が斧君のためにこの大会までは参加すると言ってくれました。晴れて3人での大会出場となりましたが,昨年同様今年も剣道部は出発前に校長室を訪ねて,校歌を歌い,決意表明をして行ったのです。昨年は,山下蒼麻君が見事に高校になって始めた剣道で,1勝をあげることができました。果たして,今年はどうだったのか・・・。写真だけは,ご覧の通り,届いているのですが・・・。記念写真か・・・。やけに,お澄まし顔ですね,3人とも・・・。

 『老犬コロの繰り言その111』です。老犬は最近食欲がすっかり回復してきて,また太りだしたと家人がぶつぶつ言います。年寄りはやせ細っているよりは,少々丸くなった方がいいんじゃないかと言うと,いや犬はそういうわけにはいかないと譲りません。どう見ても,お尻のあたりと言い,骨がごつごつしているようにしか見えないのですが・・・。それ以上言うと,こちらへとばっちりが来るので,口をつむぐしかありません・・・。

 
老犬コロの繰り言その111
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 旦那が大学4年生になると,卒業論文というものを書かなければならなかったようじゃ。旦那は英語科じゃったから,英語科教育法,イギリス文学,アメリカ文学の中から選ぶことになったようじゃ。教授もそれぞれ複数いるわけで,教授も選ばなければならなかった。旦那が久しぶりに英語科の部屋を訪ねると,壁に貼り紙がしてあり,卒論指導の講座を選ぶようになっておったという。自分の希望する講座名の所に〇をつければ良かったのじゃ。見ると,ほぼ全員希望の所に〇を付けており,後は旦那を残すのみになっておったのじゃ。日本語で書いて構わない英語科教育法が一番人気で多くの学生がそこを選んでおった。一方,アメリカ文学の欄を見ると,担当の教授はお一人だけじゃったが,誰も〇を付けておらんかった。旦那は何も考えずにアメリカ文学を選んだのじゃ。みんなと同じというのは嫌だ,徒党を作るのは好きではないという旦那特有の人生哲学というやつじゃ。旦那以外の学生たちは先輩から各教授の評判は聞いておったのじゃ。旦那が選んだアメリカ文学のT本先生は,かなり厳しい教授という評判だったのじゃ。T本先生のことは旦那はもちろん知っておったが,大学2年生の頃,大きなお屋敷の大掃除に駆り出されたこともあり,それほど悪い印象は持っておらんかったのじゃ。怠け者の旦那とT本先生の1対1の卒論指導が始まったのじゃが,多くの学生たちの予想に反して,苦しんだのは旦那ではなく,T本先生の方がむしろ旦那に翻弄されたのじゃった。90分間の講義が午前中2時間あったのじゃが,アメリカ文学の卒論指導であるアメリカ文学特講は水曜日の2時間目に組まれておったそうじゃ。T本先生は水曜日はそのアメリカ文学特講の講義しかなかったのじゃが,生活費を稼ぐのに苦労していた旦那はしばしばその講義を休むことが多かった。T本先生は,「来るときは前日までに言ってくれないか。君が来なければ,僕は水曜日は大学に来ないから。」と言い出したのじゃ。前代未聞じゃ。旦那の事情はというとこういうことじゃ。4年生の5月になって,5週間(!)の教育実習が始まった。さすがに,その間は家庭教師などのアルバイトは一切できない。仕方なしに旦那は家庭教師を全部解約して,買いだめしていた600枚のLPレコードを殆ど業者に売り払ったのじゃ。安く見積もって1枚2000円とすると,120万円にはなっていたはずじゃが,それを30万円で手放した。5週間は軽く生活できたのじゃが,教育実習後次第に生活費が逼迫して来おった。この頃垣内さんの所の下宿代が一気に8千円に値下がりしたのは前にも話した通りじゃ。家庭教師以外のアルバイトを始めたために水曜日のアメリカ文学特講に出られないことが多くなったというわけじゃ。もともと勤勉な学生じゃないからのお。甘えもあったんじゃ。

 それでも,最初の頃はT本先生の教官室を訪ねて,卒業論文の書き方について,いろいろ教えを受けたのじゃ。T本先生は,「学生の論文などに期待はしておらん。長年学生を指導してきたが,真に感心したのは1人だけなんだ。」と慰めとも励ましともつかないことを旦那に言われた。旦那一人がアメリカ文学特講を選んでくれたという思いもあったのじゃろうか。それほど手厳しい指導はなかったのじゃ。一度大学近くの,と言ってもバスでも20分ほど掛かる所に,阪急六甲の駅のすぐ近くのケンタッキー・フライドチキンの地下か,あるいはその隣だったかも知れない,地下になっている所に居酒屋があり,そこへ連れて行っていただいたこともあった。旦那はそこでT本先生の研究テーマが「アメリカの現代文学とホモセクシュアリティについて」だということを聞かされた。・・・。

 この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。