公開日 2025年09月08日(Mon)
9月8日(月)全校朝礼の校長講話は,「『守り』の大切さについて」でした。
今年は,戦後80年に当たることから,第二次世界大戦中の零戦とヘルキャットの設計思想の違いに触れながら,高校生活においても「守り」が大切であるという内容でした。
日本は,当時高出力のエンジンの開発は難しく,いかに機体を軽くして航続距離と時間を延ばすかという考えで戦闘機を開発していました。
そのため,余分な物は極力そぎ落とすという発想で,「守り」については考慮をしていませんでした。
それに対し,アメリカのヘルキャットは,高出力のエンジンを載せた戦闘機に,コクピットや燃料タンクにプロテクトをかける「守り」も重視した発想と設計でした。
その結果,日本は次々のベテランパイロットが還らぬ人となり,戦闘技能や情報が蓄積されにくいことになっていき,対してアメリカは生還したものが次々と蓄えることが出来たのでした。
「守る」の大切さとは,
・経験が蓄積される。
・人材が育つ
・未来につながる
ということになり,高校生に当てはめると
自分が人生の主役として輝くために,
・安心安全な食生活
・ルーティンの確立(規則正しい生活)
・ルールを守る
・学力の充実
という「守る」ことを大事にすることになる。
と講話を締めくくりました。