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2018年12月
2018年12月25日(火)
12月25日(火)くいまんうんてんな わいわれん人生が かかっじょったっど
12月25日(火)「くいまんうんてんな わいわれん人生が かかっじょったっど」,今週の福山高校職員の週間目標です。年末年始家族で遠出したり,お酒の機会も多いだろうと思われます。交通事故や飲酒運転で一生を棒に振る人は,教師に限らず,よくあるようです。特に教師の場合,生徒に対する role model たる責任があります。車のハンドルには自分の人生が係っている,そのような思いを持って常に車は運転したいものです。「くいまんうんてんな わいわれん人生が かかっじょったっど」,平成30年度最後の週は福山高校職員一同この言葉を胸に社会人として恥ずかしくない行動を取ってまいります。
2018年12月24日(月)
12月24日(月)「未来のキミへFromきりしま」再放送・・・
12月24日(月)振替休日,クリスマス・イヴでもあります。冬至は過ぎたというのに,比較的高い気温が続いています。11:30FMきりしまで「未来のキミへFromきりしま」の再々放送がありました。福山高校1年商業科の青木まどかさん(舞鶴中出身)と川筋 彩音さん(末吉中出身)の2人が登場しました。1年生ながら,2人ともそれぞれ2回目,3回目のFMきりしま登場とあって,話しぶりももうすっかり板に付いています。生徒会の役員という訳ではなく,自ら志願して毎回生徒たちは「未来のキミへFromきりしま」に臨んでいるようです。福山高校の生徒たちの様子をいろいろ教えてくれて,なるほど生徒たちはこんな風に学校生活を捉えているのだとこちらが大変勉強になりました。「未来のキミへFromきりしま」は霧島市内の高校が輪番で作っている番組です。福山高校も毎月1回程度登場しますので,是非お聴きください。
2018年12月23日(日)
12月23日(日)CG通信12月号
12月23日(日)天皇誕生日です。平成最後の天皇誕生日ということになります。年末とは思えないほど,比較的気温は高めです。さて,終業式には2学期を振り返るべく,進路だより(CG通信)12月号も配付されています。12月5日には1,2年生を対象に進路(業種)ガイダンスが実施されました。冬休み家族で是非将来の進路について語り合っていただきたいと思います。また,1,2年生にはOne Week Trial(ワン・ウィーク・トライアル)という基礎的な学習を総復習するための教材が配付されています。1月8日の始業式には,それをもとに基礎力診断テストも実施されますので,2019年に向けて大きく飛躍できるように,冬休み充実した日々を過ごしていただきたいと思います。1年の計は元旦にあり。是非2019年鮮やかなスタートダッシュが切れるように期待しています。進路新聞12月(CG通信12月号)[PDF:1MB]
3年生も卒業まで3か月となりましたが,1月後半には卒業考査が予定されています。自動車学校へ入校した人も出て来ましたが,卒業までの日々を有終の美が飾れるように,やはり1日1日を大切にして欲しいと思います。2019年を素敵な年にしましょう。(^O^)/
2018年12月22日(土)
12月22日(土)Library News No. 8
12月22日(土),冬休みに突入しました。雨も上がり,穏やかな朝を迎えています。昨日終業式の終わった後,図書館だより Library News No. 8 が発行されました。12月の新刊と先日行われたビブリオバトルの模様が紹介してあります。それぞれに味わい深い発表でしたが,チャンプ本には,2年普通科市川敬大君(輝北中出身)の「パーフェクトフレンド」が選ばれたことは,このブログでも触れました。Library News No. 8 (12.21)[PDF:1MB]
2018年12月20日(木)
12月20日(木)2学期クラスマッチ
12月20日(木)は2学期クラスマッチです。今回は,男子がバドミントン,女子はバスケットボールが行われました。2学期最後を飾る行事ということもあり,白熱した戦いが体育館で繰り広げられています。男子のバドミントンはクラス対抗のチーム戦ですが,中には選手不足でダブルス相手にシングルで立ち向かうクラスもあれば,担任の先生方が混ざっているケースもあります。
女子のバスケットボールは,日頃大人しい女子生徒が意外な凶暴さ(?)を発揮したり,意外とワイルドな戦いが行われています。上級生,下級生お構いなしの熾烈なゲームが展開されているのです。午後3時を過ぎた頃,男子も女子もどうやら優勝チームが決定したようです。男子バドミントンは3年商業科,女子バスケットボールは2年普通科の優勝だそうです。3年商業科の男子は3人しかいないのに・・・。担任の川村先生が助っ人で入っていたというのに・・・。恐るべし,3年商業科・・・。(^^)/
2018年12月19日(水)
12月19日(水)福山高校第7回同窓会教育セミナー
12月19日(水)朝久しぶりにウグイスの声を聞きました。気をつけていると,彼らは結構1年中鳴くものなのかも知れません。けれども,もう「ホーホケキョ」とは鳴きません。彼らが春の訪れを感じたときに練習を開始して,少しずつ上達していき,ついにはうっとりするような美しい声を聞かせるようになるのです。本日の午後は福山高校第7回同窓会教育セミナーです。前半は,農業土木科20期生の若松翔平さんによる歌とギターによる「和を種火に。」と題したパフォーマンスです。若松さんは,生徒たちに「熱く生きていこう」と訴えられますが,これは現在の素直で恥ずかしがり屋さんの多い福山高校生に一番欠けている点かも知れません。また,「点と点を線で結ぼう」という主旨の歌詞が出てくる歌もありましたが,これは奇しくも後半の谷口さんの講演の演題に通じるものがあるようです。若松さんは,今回福山高校の公式キャラクターの「こうしょう先生」のテーマソングを作曲してくださいました。歌詞は,3年普通科の鈴木里菜さん(牧之原中出身)によるものです。最後にその「こうしょう先生」のテーマソングを披露されると,会場は大盛り上がりとなります。さらに,こともあろうか,そこに特別支援員兼進路事務補助員の鮫島奈緒子先生と進路指導主任で数学科の寺尾博信先生,それに事務室の岩切隆宏先生が,「こうしょう先生」の形をしたパネルなどを持って,乱入されると,会場はますます大騒ぎとなりました。校長先生まで,悪乗り(?)されて1年生の男子をけしかける始末です。このような同窓会セミナーは前代未聞です。でも,若松先生の歌とギターのお陰で,福山高校生たちはたくさんの元気をいただいたと思います。
後半は,普通科第12期生のTさんによる「点と点は線になる」という真面目な(?)講演です。一転して,Tさんはパワーポイントと映像を用いて,淡々と中学,高校時代の体験談を話されます。野球に打ち込みながらも,先輩たちに可愛がられた(?)エピソードをユーモラスに話されます。高校3年生になると,養護学校の教師になる夢を抱き,国立大学への進学を決意されます。最初の模擬試験ではとても合格できそうにないと担任の先生に言われるのですが,Tさんの思いは変わらず,担任の英語の先生や他教科の先生方の一対一の個人指導が夏休みになると始まります。Tさんは個人指導がスタートした点をずっと最後まで貫き,2学期以降も一人で一日5時間以上の猛勉強を継続され,希望校合格という点まで見事に線をつなぐことに成功されます。まさに点と点はつなぐと線になるのです。途中でくじけたら,中途半端な線,それでも線には違いないかも知れませんが,直向きに成功するまで貫くことが大事なのでしょう。福山高校の一人一人の生徒を大切にする,まさに目標とする教育像がそこにはあります。生徒たちは,人に感謝し,そして点と点をつなぐ線を描く努力を続けることの大切さをTさんに教えていただいたと思います。
お二人の大先輩の話を聞いて,生徒たちの表情がほんの少し,いやかなり明るく前向きになったように思われます。若松さん,Tさん,本日のご講話,誠にありがとうございました。
夜は,「ふっぎゃまぼっけもん会」の年末研修会が行われました。「ぼっけもん会」は,文化祭の焼き芋販売や2月の惣陣が丘花文字清掃など,福山高校との関わりが大きい団体です。福山高校後援会の皆さんと重なっておられる方も多く,先日の大門松づくりにも大勢参加してくださいました。惣陣が丘の「フクヤマ」の花文字の管理を中心として,地域を盛り上げるために大きな貢献をされています。この日は,福山高校の校長,教頭,事務長にも声が掛かり,福山地域の活性化について大いに語り合うことができました。最後には,福山高校の遠藤校長に歌のリクエストがあり,大盛り上がりとなりました。
2018年12月18日(火)
12月18日(火)性に関する保健講話,ビブリオバトル・・・
12月18日(火)4限目,性に関する保健講話を行いました。今回は,姶良保健所より3名の講師をお招きして,男子は武道館で,女子は体育館でそれぞれ別々に実施いたしました。性感染症については,10代の後半から20代にかけての若い世代が多く発症しているというお話でした。十分な知識と予防する心構えがあれば,防げるものなので,今回の講話で生徒たちはしっかり理解することができたと思います。また,LGBTの話も大多数の生徒たちにとっては殆ど馴染みのないことではありますが,現代人にとっては正しい認識と判断を持って対応しなければならないものです。AIDS同様不当な差別があってはなりません。また,妊娠,出産ということに関しても,単なる子どもの誕生ということではなく,そこには親としての大きな責任が伴うのだということも理解できたのではないかと思われます。生徒たちにとっては,性に関する話は,正面切って堂々とやり取りができる問題ではなく,時に興味本位で情報が飛び交うこともあり,本日の講話は大変いい勉強になったのではないでしょうか。姶良保健所の皆様,本日は貴重な講話,どうもありがとうございました。
放課後になり,視聴覚室で第2回ビブリオバトルが行われました。今回の発表者は,順番に2年普通科の石塚瑛未さん(舞鶴中出身),西尾維新作「十二大戦」,次に同じく2年普通科松田貴寛君(福山中出身)で,ZUN作「東方儚月抄」,3番目も2年普通科市川敬大君(輝北中出身),野﨑まど作「パーフェクトフレンド」,4人目最後は3年普通科川口大志君(日当山中出身)で,住野よる作「か「」く「」し「」ご「」と「」でした。いずれも,幻想的で神秘的なお話でした。恥ずかしがりながらもびしっと決める石塚さん,堂々と理路整然とした語り口の松田君,自信なさげに俯きながらも訥々と訴える市川君,3年生らしく余裕のある発表を見せた川口君,それぞれに個性的で立派なバトルを見せてくれたと思います。観衆が選んだチャンプ本は,市川君の「パーフェクトフレンド」でした。発表の際に,進行の図書委員長の川野颯一郎君(国分南中出身)が最多得票者を間違える場面もあり,最後に盛り上げてくれました。川野君は顔から火が出るほど恥ずかしかったそうですけど・・・。(^_^)
2018年12月17日(月)
12月17日(月)学年集会,交通安全教室・・・
12月17日(月)2学期最後の週が始まりました。今日は我らがベートーヴェンが洗礼を受けた日でもあります。ということは,多分昨日か一昨日辺りが誕生日ということになります。楽聖ベートーヴェン,今となっては死語かも知れませんが,音楽室の壁に掛かっていた肖像画を思い出します。「チコちゃん」を見ていて,久しぶりに音楽室の肖像画を思い出しました。「もしかして とびだしてくるかもしれない 安全運転」,少々語呂は悪いですが,今週の福山高校職員の週間目標です。年末の慌ただしい季節こそ,じっくりと落ち着いてハンドルを握り,安全運転に徹したいものです。見通しの悪い交差点や狭い路地では特に細心の注意を払って運転したいものです。常に飛び出してくるんだ,という考えを持って,2度3度しっかり確認をしていきます。「もしかして とびだしてくるかもしれない 安全運転」,福山高校全職員,今週はこの言葉を胸に安全運転に努めてまいります。
今週初めの朝の朝礼は学年集会です。1年生は体育館に8時30分には早々と集合しています。フロアに腰を下ろし,無言で学年集会の開始を待っています。この日のお話は進路指導主任の寺尾先生です。1学年主任の山田先生から,絶対に面白い話をしてくださいと無茶な注文を受けていました。福山高校のお笑い担当でもある寺尾先生は,冒頭生徒たちにその話をされ,山田先生の注文に真っ向から立ち向かおうとされています。先日の教職員バドミントン大会でかつての教え子であった他校の先生と遭遇された話から始まりましたが,さて生徒たちを抱腹絶倒させることができたのか,あるいは寒い体育館の中で生徒たちを凍り付かせてしまったのか,気になるところでしたが,カメラマンは次の会場へ向かいました。後で聞いたところによると,目標を持って生きていくことの大切さを伝えながら,生徒たちを爆笑の渦に巻き込むという見事な離れ技を演じられたそうです。
2年生は視聴覚室に集まり,今日のお話は商業科の江口先生です。年の瀬を迎え,2学期も最後の週を迎えた今,2年生一人一人がどのような生活を送るべきなのか,そして平成31年を迎えると,今度は1年の計は元旦にあり,と言われるとおり,その年の目標をしっかりと立てていかなければならないということです。人はそれぞれの節目において,新たな気持ちで自分の生活を見直すということが大切なのです。それが一日一日を大切にし,有意義な生活を送っていくということなのでしょう。人は得てして楽な道を歩きたがり,時に無様な生活を送ることがあります。もちろんそれも人生であり,時にはそのような時間も必要なのかも知れません。でも,人間いつもいつも無様であってはなりません。一度立ち止まって,自分の生き方を振り返る時間が掛け替えのないものとなるのです。
3年生は,プログラミング室で,今朝のお話は学年主任の榎本先生です。卒業まで3か月となった生徒たちに対して,今の時間がいかに貴重なものであるかを生徒たちに訴えておられます。学生であるという時間は人生のほんの一部に過ぎません。卒業して社会人になれば,社会人としての時間がずっと続くことになります。生徒でいられるのは,あとほんの少しの時間なのです。学生や生徒というのは,社会に出て行くための準備期間と言えば,そうなのでしょうが,残りの人生の広大な時間を生きていくための土台作りになるわけですから,それだけ大変大切な時間であるということです。それがあと3か月で終わるということですから,自分にやり残していることはないかを問いかける必要があるでしょう。素晴らしい人生を送るための重要な時間であると同時に,自分が大きく成長する輝かしい時間でもあるのです。
6時間目全校生徒体育館に集合して交通安全教室が行われました。霧島警察署,霧島市役所,交通安全協会から5名の方々にご来校いただきました。交通安全協会及び牧之原駐在所の2人の警察官のお話の後,ビデオの視聴が行われました。自動車やバイクは言うまでもなく自転車も当然のことながら交通規則を守らなければならないということ,事故を起こした場合,加害者として刑事責任が問われ,民事責任として多額の賠償金を支払わなければならなくなり,会社の就業規則による罰則など社会的責任も負わされるということを知らされました。治療費などの損害賠償は小学生でも,免れることは許されず,保護者に何千万円という賠償金が課された場合もあるということです。歩行者であろうが,人は皆自分の身の安全のためにも,他の人の安全を守るためにも交通規則を守らなければならないのです。生徒たちは,社会的な責任,ルールを守ることの大切さを身にしみて学んでくれたようです。ご講話くださった皆様,本日はありがとうございました。
2018年12月16日(日)
12月16日(日)1月の行事予定・・・
12月16日(日)あっと言う間に師走も半ばが過ぎようとしています。1年前はこの時期に新生吹奏楽部の第1回定期演奏会が体育館で行われ,ストーブをたくさん(4つ?6つ?)館内に並べていたのが思い出されます。年を取ると,文字通り矢のように時が過ぎ去っていきます。1月の行事予定が出ましたので,お知らせします。1月は何と言っても3年生の卒業考査と2年生の修学旅行でしょうか。推薦入学者選抜と帰国生徒等特別入学者選抜の出願も始まり,いよいよ受験シーズンに突入します。中学生の皆さん,高校受験に向けて,1日1日を大切にして充実した日々を送ってください。受験生頑張れ!H31 1月行事予定[PDF:108KB]
2018年12月15日(土)
12月15日(土)大門松づくり
12月15日(土)福山高校師走恒例の大門松づくりが行われました。午後1時福山高校後援会の方々が竹やナンテンの実を福山高校前の県道沿いの交差点の空き地に持って来られます。サッカー部やバドミントン部,ソフトテニス部,吹奏楽部などの生徒たちが20名ほど集まって来ました。巨大なタイヤの周囲に固定し,門松らしくするために竹が5センチ幅に鉈で切られていきます。そうこうするうちに,学校の敷地の隅に置いてあった巨大なタイヤがクレーントラックで運ばれてきます。タイヤが所定の場所に設置されると,4メートルほどの3本組の竹がタイヤの中心に縦に置かれ,タイヤの隙間には砂が入れられます。タイヤの周りには5センチ幅に切り揃えられた竹が丁寧に固定されていきます。福山高生たちがここから大活躍します。大騒ぎしながら,生徒たちの手で次々に砂が運ばれ,竹も取り付けられていきます。作業は2時間ほどで完了しました。福山高校の大門松は,福山高校後援会の皆さんの福山高校活性化への願いが込められています。平成31年もきっと素晴らしい1年になるはずです。後援会の皆さん,生徒の皆さん,お疲れさまでした。そして,ありがとうございました。
2018年12月14日(金)
12月14日(金)1年生夢プラン発表会,そして薬物乱用防止教室
12月14日(金)赤穂浪士四十七士討ち入りの日を迎えました。316年前の雪がしんしんと降る寒い夜だったということです。ここ福山町牧之原も次第に寒い朝を迎えるようになりました。午前6時30分頃はさほどでもないのですが,夜が明けるに従って気温が少しずつ下がってくるように思われます。気のせいでしょうか。でも,本当の冬の寒さはまだまだこんなものではありません。気合いを入れて日々逞しく生きていきたいと思います。さて,安心メールでもお知らせしましたが,霧島市PTA連絡協議会から「スマホ等 使い方のやくそく」というリーフレットが配付されました。保護者の皆様の所には後日白黒の両面印刷で届くと思われますが,実際のカラー版はこちらからご覧ください。スマホ等 使い方のやくそく[PDF:1MB] 携帯電話,スマートフォンが原因で生活を乱している生徒たちがかなりいるように思われます。一日の利用時間や夜9時以降は使わないなどの約束を家庭内で是非行っていただきたいと思います。
5時間目,1年生の夢プラン発表会が行われました。1年生は9月に牧之原むつみ園やおおすみ竹山園,牧之原養護学校,障害者支援施設つかわきと言った高齢者福祉施設や障害者福祉施設をそれぞれ訪問して,体験学習を行っています。その体験を通して学んだことを,総合的な学習「夢プラン」の中で振り返り,学習してきました。それぞれ訪問したところを,模造紙班や映像班に分かれて発表し,それをお互いに評価していきます。最終的には,それを自分たちの生き方,人生設計に結びつけて考えていきます。それぞれの班はやや緊張気味で,しばしば言葉が出て来ない場面は見られましたが,皆一生懸命発表していました。聴く側も自分たちの番が回ってくるまでの緊張感があったり,先に発表を終えた安堵感があったり,それぞれ落ち着かない様子でした。それでも,発表を聴く際には意外とけじめを付けていたようです。
6時間目は今度は全校生徒体育館に集合して,薬物乱用防止教室です。今回は,ビデオの視聴による学習会となりました。人は孤独を感じたり,周囲の人が信じられなくなったりすると,薬物への依存が止まらなくなることがあるそうです。薬物依存になったら,なかなか薬物から抜け出せなくなります。人生を棒に振る可能性が高くなります。薬物依存から立ち直ろうと苦しんでいる人も増えているようです。まずは,薬物の恐ろしさをしっかりと認識し,薬物には絶対に手を出さない,誘惑にも負けない,強い気持ちを持つことが大切です。人を信じること,それが生きていく上では,最も大切なことのように思われます。甘い言葉をかけてくる人だけを信じてはいけません。本当に信頼の出来る人を持つことも大切でしょう。自分の周りの人たちをまずは信頼してみることでしょうか。薬物乱用防止教室,これからの人生の生き方を考える上でも,大変勉強になったと思います。
2018年12月13日(木)
12月13日(木)今年の漢字は・・・
12月13日(木)今日も好天に恵まれ,爽やかな朝を迎えました。気温の方は,昨日よりぐっと低くなり,幾分冬らしくなってまいりました。ところが,福山高校の近くの住宅街の木立からは再びウグイスの声が聞こえて来ました。チッチッといういわゆる地鳴きの中に,ホーホケキョの初期段階も混ざっています。ヒヨドリは寝坊助なのでしょうか。今朝はウグイスが断然優勢です。昨日今年の世相を表す漢字一字が発表になり,何と選ばれたのは「災」だそうです。「災」というのは,何も今年に限ったことではなかろう,と反論したくもなるのですが,それだけすっかり「災い」が日常的になってしまったということでしょうか。あるいは,「災い転じて福となす」と来年以降への期待の表れでしょうか。我が福山高校でも,今年1年の福山高校を表す漢字一字を決めようという試みが昨日生徒会から提案されました。1年普通科髙﨑航汰君(国分中出身)の発案のようです。書が得意な髙﨑君が決定した漢字を大きく書いてくれるそうです。さて,福山高校を漢字一字で・・・。はて・・・?牧之原は涼しいから「涼」,いやむしろ寒いから「寒」,福山高校の地域貢献を表す「献」,ユニークな人が多いから「雑」,比較的平和だから「穏」・・・いくらでも出て来そうです。でも,今年1年を通してとなると,一番印象的なのは,吹奏楽部の頑張りです。1月のソロ・アンサンブル・コンテストに始まり,卒業式,入学式を演出した後,つつじ祭り,羽山まつり,牧之原養護学校の運動会,体育祭,敬老会,福山文化祭,福山高校文化祭,第2回定期演奏会と八面六臂の活躍を見せました。もちろんその間には,県のコンクールもあり,今年は銀賞を受賞しました。彼女たちがしばしば身に付けていた衣装には,「奏」の文字が付いていました。うん,個人的にはこれですね。5月の途中から清掃時間校内にベートーベンの音楽が,CDではありましたが,奏でられましたし,芸術鑑賞会のギター二重奏も印象的でした。さて,福山高校生はどのような漢字を選ぶのでしょうか。
2018年12月12日(水)
12月12日(水)定時退庁日・・・
12月12日(水)幾分寒気は和らいだようですが,日中になってもそれほど気温は上がりません。体育館からは,生徒たちの喚声が聞こえて来ます。長距離を走るトレーニングが終わったのか,中断したのかどうかは分かりませんが,来週のクラスマッチに向けて,バドミントンやバスケットボールに興じているようです。テニスコートの向こう側の冬枯れの桜並木からはヒヨドリの声がします。季節外れのウグイスに勝利した勝ち鬨の声でしょうか。予報では晴れだったのに,時折陽が差すことはありますが,空には雲が広がったままです。午後からは,お日様がちゃんと顔を出すつもりかも知れません。
福山高校では,今年度毎週水曜日を定時退庁日としております。今さらという気はしますが,水曜日は生徒も職員も夕方5時30分までには帰宅の途に就きます。働き方改革の一環ですが,いい気分転換になっているように思われます。仕事はなるべく勤務時間内に片付けるというのが基本です。もちろん部活動や検定の補習がある場合は,6時,7時まで残って仕事をする職員もいます。職員全員が常に健康で,爽やかに仕事が出来る集団でなければならないのです。
2018年12月11日(火)
12月11日(火)中庭のクスノキ・・・
12月11日(火)中庭のクスノキが寒風にさらされて,葉がゆらゆらと揺れています。クスノキは常緑樹ですので,秋から冬にかけて葉を落とすことは殆どありません。一年中青い,正確には緑の葉を大量に身にまとっています。夏の初めだけ,たくさんの葉を落とすことがあります。なのに何故か秋の落ち葉とは無縁なのです。常緑樹たる由縁でしょう。初夏に大量の葉を落とすのは,ひょっとしたら毛虫対策でしょうか。今年の夏も可愛らしい透き通るような水色をした毛虫がたくさんクスノキの至る所に群がっていました。残念ながら(?)彼らは殺虫剤を浴びて,全滅させられ,クスノキもいったんは丸裸にされてしまいました。けれども,さすが常緑高木,あっと言う間に息を吹き返し,秋には再びたくさんの葉をつけてくれました。毛虫さんたちの方はどうかと言うと,来年の初夏まで待たないといけないのでしょう。今日も,清掃時間1年商業科の生徒たちが,クスノキの下で箒で掃いてくれるはずです。アスファルトにくっついている,たまたま落っこちた数少ないクスノキの葉をかき集めるのです。掃いても掃いても翌日はまたそんなに多くの葉ではないけれども同じような状態です。シシュフォスの神話。清掃時間の予鈴が鳴り,福山高校校歌が始まり,箒を手に取ると,空から雨粒が落ちてきます。清掃開始のチャイムが鳴ると,ベートーヴェンの合唱が校内に流れます。ところが,生徒たちは中庭に出て来ません。雨が降り続いています。(>_<)
今朝配付された「かごしまの教育」の中に,来年度の南部九州高校総体の開催300日前イベントでのカウントダウンボードの除幕式の写真が出ています。その中に,高校生活動推進委員である福山高校2年普通科の寶満陸君(国分中出身)が写っています。除幕式の左端にいるのが,福山高校生徒会長でもある寶満君です。是非お確かめください。来年度は,高校総体を成功させるために,生徒たちが選手としてだけでなく役員としても大活躍してくれるはずです。福山高校も,総合開会式とフェンシング会場でお手伝いすることになっています。
2018年12月10日(月)
12月10日(月)「疲れたな」 心が知らせる 休みどき・・・
12月10日(月)気温が5度くらいにぐっと下がってまいりました。今朝はウグイスもヒヨドリも全く鳴きません。ヒヨドリはともかくウグイスの方は突然の冬の到来にかなり動揺しているのではないでしょうか。森の奥に引っ込んで,大人しく春の到来を待つつもりなのでしょうか。「「疲れたな」 心が知らせる 休みどき」。今週の福山高校職員の週間目標です。学期末の成績処理等,忙しい日が続きますが,疲れたときにはリフレッシュすることが大切です。仕事と休養の切り替えを上手にすることも大事でしょう。教員たる者,常に爽やかな気持ちで業務に当たらなければなりません。「「疲れたな」 心が知らせる 休みどき」,福山高校職員一同,今週はこの言葉を胸に張り切って仕事に取り組んでまいります。
2018年12月09日(日)
12月9日(日)「フクヤマ」の花文字点灯しています・・・
12月9日(日)午後8時50分頃,国道504号線を鹿屋の方から走ってくると,惣陣が丘の「フクヤマ」の鮮やかな花文字が目に入ってきました。なかなかの感動ものです。特に冬場は空気が澄んでいるせいか,余計にくっきりと見えるように思われます。道の駅「ふくふく館」辺りからの眺めが一番安全で条件はいいようです。
少し道路に出て,写そうとしたら正面から車が来ました。国道沿いで比較的交通量が多いので十分に注意してご覧ください。
この日は,吹上の方で教職員バドミントン大会が行われたようです。福山高校職員チームは,第1試合で甲南高校と対戦して,池田先生の頑張りはありましたが為す術もなく3連敗で落とし,その後の抽選会でも一人として当たる者はなしと散々な状態だったそうです。第2試合で開陽高校と当たり,今度は川村・大迫ペア,寺尾・杉田ペアが勝利し,意地を見せました。最後の江口・岩切ペアも3連勝を目論むも,岩切先生も右(左?)へ曲がるというサーブの癖を見事に修正し,19-20と1点差まで追い上げましたが,数日前から60度しか曲がらないという江口先生の首の寝違えが災いして同点のスマッシュが外れてしまい,万事休す・・・。とは言いながら,最後は大いに盛り上がり,福山高校職員チームは意気揚々と凱旋(?)してまいりました・・・。(^_^;)
2018年12月08日(土)
12月8日(土)惣陣が丘花文字LED取り付け
12月8日(土)午前8時より,牧之原の惣陣が丘にある「フクヤマ」の花文字へのLED取付作業が行われました。「ふっぎゃまぼっけもん会」の方々が中心となり,霧島市福山総合支所の地域振興課の皆さんや地区公民館長さん,小中高及び養護学校の関係の方々が集まり,毎年3回12月,4月,8月にLEDの取り付けを行うものです。この日は,福山高校からは遠藤校長と寺田事務長が参加いたしました。急な斜面での作業ということで,なかなかの重労働なのですが,次第に慣れてきて1時間かそこらの比較的短時間で設置できるようになってきました。牧之原をお通りの際は,特に夜間は惣陣が丘の花文字にご注目ください。
2018年12月07日(金)
12月7日(金)ソフトテニス部,頑張ってます!
12月7日(金)かなり気温が下がって来ました。いつの間にか,職員室にはストーブが点いています。まだ早いだろう・・・と思うのですが,小心者のカメラマンは隅で大人しくしています。本当の寒さはこれからだろうと思うのですけど・・・。放課後ソフトテニス部が頑張っています。屋内で寒い寒いとこぼす人たちがいる一方で,2年普通科の庄田日奈野さん(国分南中出身)と2年商業科の妹尾霞佑さん(木原中出身)の2人はジャージこそ身につけていますが,寒風(まだ大した寒風ではないけれども)など物ともせずラケットを振り回しています。2人して,辺りが真っ暗になるまで毎日ソフトテニスに打ち込んでいるのです。昨日も随分遅くまでラケットの素振りを繰り返していました。暗闇の向こうで何が動いているのだろうと,用心しながらじっと目を凝らすと,じきに暗闇に慣れてきて2人のシルエットが浮かび上がってきました。頭が下がります。これこそが青春ではないですか。頑張れ!福山高校ソフトテニス部!
2018年12月06日(木)
12月6日(木)生徒たちが下校してから・・・
12月6日(木)は朝から曇り空。気温はやはり幾分高め。ウグイスの鳴き声がチッチッと地鳴きの声に戻りつつあるように思われます。夏から秋にかけてのウグイス。福山高校は夏場,特に梅雨時は,1階の廊下が水浸しになることがあります。今週の前半がちょうどそのような状態でした。雨が続いていたのと,高温が原因でしょうか。今朝はすっかり乾いてきました。雨が止み,少しずつ気温が下がって来たのでしょうか。冬時間に入り,11月以降生徒たちの下校が早くなっています。夕方6時25分が国分方面への最後のバスですので,6時を過ぎたあたりから,先生方が体育館を独占されます。9日(日)に行われる教職員バドミントン大会に向けて猛(?)練習が続いているのです。この日は,寺尾ファミリーも応援に駆けつけています。9日は吹上に応援に来ますよねという大迫先生の言葉(威嚇?)にはだんまりを決め込むカメラマンでした・・・。(^_^;)
2018年12月05日(水)
12月5日(水)1・2年生業種ガイダンス
12月5日(水)モーツァルトの亡くなった日。227回目の命日。モーツァルトに関しては,ブームということとは関係なしにずっと世界中の人々から愛されてきたように思われます。モーツァルトは,ザルツブルクからウィーンに進出して,しばらくは絶頂を極め続けます。ところが,モーツァルトを庇護していた貴族たちから次第に飽きられていきます。モーツァルトの作品は,のちにK(ケッヘル)番号が付けられることになるのですが,500前後から次第にモーツァルトの作品演奏会には聴衆が集まらなくなっていきます。本当は,その頃からモーツァルトの真の傑作は生まれてくるのですが,勿体ない話です。余りにも複雑化して,そして時に余りにも晦渋過ぎて,当時の多くの人々には親しみにくかったのでしょう。K.626のレクイエムに至るまで,珠玉の作品が続きます。交響曲は第38番以降の4曲,ピアノ協奏曲は第25番以降の3曲,もちろんそれ以前の第20番ニ短調K.466の深い悲しみ以降の作品は人類の至宝でしょう,歌劇も「フィガロの結婚」K.492以降の「ドン・ジョヴァン二」,「コシ・ファン・トゥッテ」,「魔笛」,そしてピアノ・ソナタやセレナード,弦楽四重奏曲,弦楽五重奏曲と,数え上げたら切りがありません。もちろんモーツァルトが5歳で作曲した可愛らしいピアノの小品もそれなりに愛すべき作品ではありますが・・・。1日(土)のみやまコンセールでのポゴレリチの60歳記念ピアノ・リサイタルでは,晩年のアダージョ ロ短調K.540が演奏されました。モーツァルト円熟の渋い名品をポゴレリチは一音一音噛みしめるようにゆったりと演奏してくれました。もちろんモーツァルトの命日を意識した演奏ではないと思われますが・・・。モーツァルト,モーツァルト・・・。「合唱」もいいけど,レクイエムも聴きたいな・・・。福山高校の後援会の方々が,福山高校の生徒募集用の幟を霧島市内または曽於市の方にもあちこち立ててくださいました。15日(土)の13:00からは恒例の大門松づくりも行われます。今年も数多くの中学生の皆さんが福山高校を受験してくださるはずです。福山高校の活性化は地域の皆様の願いでもあるのです。なお,19日(水)の午後,第7回福山高校同窓会教育セミナーも行われます。農業土木科20期生の若松翔平さんと普通科12期生の谷口大剛さんがお話しくださいます。保護者の皆様はもちろん地域の皆様も是非お越しください。チラシもあちらこちらに掲示してございます。ご覧ください。第7回同窓会教育セミナー (2)[PDF:310KB]
午後になり,1,2年生は業種ガイダンスが始まりました。進路支援情報センター(株)さんぽうの主催で,9月に事前説明会が行われていたものです。20を超える業種について,様々な専門学校や短期大学の方々が,50分ずつ2時間に分けて事細かに仕事内容が説明されています。生徒たちは事前に希望を出していて,5時間目と6時間目は別々の業種の説明が聞けるというやり方です。建築・土木から,自動車,コンピュータ,美容,医療,動物,スポーツ,アニメーションなど,伝統的な職業から極めて今日的な仕事までバラエティに富んでいます。生徒たちは,自分の人生計画を考える上で大きなヒントが得られたのではないでしょうか。
2018年12月04日(火)
12月4日(火)吹奏楽部・・・
12月4日(火)今日も朝から雨。気温も高く,師走であるのを忘れてしまうほど・・・。ウグイスがまた今日も元気に鳴くものだから,なおさら冬であることを忘れてしまいそうです。2週間前に第2回定期演奏会を終えて,3年生が退部(?)した今,吹奏楽部はどうしているのだろうと覗いてみました。期末考査期間を除いて,練習の音だけは毎日のように聞こえているのです。3年生が抜けて半分になってしまった吹奏楽部・・・。福山高校の頼みの綱なのに・・・。音楽室では,1,2年生に混じり,3年生も練習に加わっています。年明けのソロ・アンサンブル・コンテストに出るつもりなのでしょうか。でも,ありがたいことです。カメラを向けると,後輩たちを写してくれと言わんばかりに,さっと脇へ移動します。どうやら,福山高校吹奏楽部は,どっこい持ちこたえているようです。先輩たちの温かい応援もあるので,再び活気を取り戻してくれるのではないでしょうか。1,2年生の暇そうにしている君,吹奏楽部に入らないか?先輩たちも半分は全くの素人から始めたんだぞ。クリスマス・コンサートか何かやってくれないかな・・・。今練習しいている音楽にはクリスマスの雰囲気は感じられないけど・・・。(^_^)
2018年12月02日(日)
12月2日(日)保健だより12月号を紹介します・・・
12月2日(日)福山高校グラウンド入り口のサザンカの花がいっぱい開いてきています。実は,先日久しぶりに洗濯をして初めて気が付いたのですが,教職員住宅のベランダの前にあるサザンカもいっぱい咲き始めています。この時期に咲いて,花粉を運んでくれる虫たちはいるのでしょうか。ヒヨドリやスズメまたは北風だけが頼りなのでしょうか。別に,それほど子孫繁栄は望んでなどいない,ただずっとこうやって来たから咲いてるだけさ・・・そんなわけはないですよね。保健だより12月号が出ました。こちらは,12月号なんです。12月4日発行とありますから,CG通信に比べたら,まだ計画的と言っていいでしょう。12月の保健目標は「教室の換気をしよう」ということだそうです。寒くなると,つい教室を閉め切ってしまいがちになりますが,空気はなるべくきれいにしておかなければなりません。今年1年を振り返っての健康通信簿なるものもあります。カメラマンは80点満点で多分70点以上は取れそうです。優秀なのです。たまに風邪はひきますが,大抵元気です。保健だより12月号カラー版,是非ご覧ください。保健だより12月号(ほけん便り(2018,12月号))[PDF:663KB]
2018年12月01日(土)
12月1日(土)師走になりました・・・
12月1日(土)師走になりました・・・。師走の「師」は法師,お坊さんのことのようですけど,学校も慌ただしくなります。11月27日から29日まで3日間県外視察に行った進路指導主任の寺尾先生が,30日(金)には進路だよりCG通信11月号ができましたと持ってきました。よく見ると,11月30日発行としっかり書いてあります。寺尾先生によると前日まで3日間訪ねた大学や専門学校についてまとめたのだということです。それを,30日の9時過ぎには持ってきて,10時過ぎにはクラス配付用ボックスに入っています。いつの間に作ったのでしょうか。師走とは言え,正確にはこの時はまだ師走ではなかったけれども,こんなに忙しい教師がいたでしょうか。肝心なのは,中身ですが,各学校の特色がその敷地から学科内容,学費に至るまでしっかりまとめてあります。特に,高校とは異なり,かなり経費もかかるので,進学を志す場合は,希望する学校のオープンキャンパスに必ず参加して,自分の目でしっかり確かめることが大切であるということです。写真もふんだんに取り入れてあり,今回はA4裏表2枚になったということです。ところが,教室配付用はB4裏表1枚にまとめようとしたのだけど,印刷設定ミスでA4裏表1枚になってしまった・・・。寺尾先生らしい・・・。(^_^;) 進路新聞11月(CG通信11月号)[PDF:2MB]この日は午後からイーヴォ・ポゴレリチの60歳記念リサイタルに行きました。肝付町の自宅からみやまコンセールに向かう途中,垂水の千本イチョウを見ることにしました。垂水市街地から輝北方面へ向かって4キロほどと,それほどアクセスは悪くはないのですが,イチョウの見頃を迎えたとあって,臨時駐車場が1キロほど手前に設けてあるのにまいりました。坂道をてくてく登っていく,千本イチョウを目指して行くのにはちょうどいい距離感かも知れませんが,お年寄りには少々酷でしょうね。こちらはそれほどお年寄りというわけではありませんが,ちょっと立ち寄っただけのつもりが,大変な運動をさせられてしまいました。でも,黄金色のイチョウ林の見事と言ったらそれはそれは大したものです。家族連れを中心に,意外と高齢の方も見に来ておられます。カメラマン同様おじさん一人というのも何人かおられたような気がします。やはりここは半日ぐらいつぶすつもりで,じっくりと見に来なければいけませんね。それにしても,急な斜面の上り下りを含めて何キロ歩いたことでしょう・・・。
みやまコンセールに開演30分前に到着すると,間もなく開場となりました。すると,驚いたことにポゴレリチ本人がステージでピアノに向かっています。ステージ上はライトを点けず,客席だけ明るくしてあり,通常のコンサートとは逆の状態で,ポゴレリチはセーターにジーンズというラフな格好で同じ旋律を何度も何度も繰り返しています。もしかしたら,あの格好で本番にも臨むのかしらと半分期待しながら,ステージ上のポゴレリチに釘付けになっていると,10分前に係員の女性が声を掛けられます。やはり,そうですよね。クラシックのコンサートですから・・・。さすがのポゴレリチも,本番のステージでは格式張った燕尾服(?)姿です。今回ポゴレリチは,モーツァルトのアダージョ ロ短調,リストのピアノ・ソナタ,シューマンの交響的練習曲と一切の妥協をせず直球勝負で来ました。鹿児島に来る一流演奏家は,遠慮して親しみやすい作品を並べることが多いのですが,ポゴレリチは違いました。若い頃のポゴレリチは,思い切り鍵盤を弾き飛ばしたかと思うと,極端にテンポを落とすといったへんてこな演奏をしていたものです。ピアニスト界の反逆児。ところが,数か月前NHKのBSで見た奈良の正暦寺を訪ねたポゴレリチは全く風貌が変わっていました。穏やかな初老の男性に変貌していたのです。かつてのように,思い切り,ヒッピーのように弾き飛ばすことはありません。この日の開演前のステージ上のポゴレリチはその正暦寺のポゴレリチその人でした。燕尾服に正装すると,こちらの視力が悪いせいか,遠目には30年前とそれほど変わりません。
1曲目のモーツァルトのアダージョで,ポゴレリチは,かつてのクラウディオ・アラウほどではありませんが,予想通りゆったりとしたテンポで聴かせてくれます。ところが,こちらの体調がよくありません。千本イチョウでの疲れがどっと出て睡魔に襲われてしまいます。不覚にも何度もコクリコクリしながら,必死になって耳を傾けるという情けない状態になりました。拍手のないまま,多分演奏家が意図的にその隙を与えずに,2曲目のリストに突入します。おそらくポゴレリチのことですから,30分以上は要するはずです。静かな呟きで始まり,次第に盛り上がっていき,幾多の浮き沈みを経て,静かな呟きが返って来て,華麗に歌った後,静かに閉じる・・・。よくあるパターンではありますが,間違いなく傑作です。多分眠っていたのは一瞬間だと思うのですが,しっかりと聴けなかったのが残念でなりません。若き日のCDでの演奏同様,スローテンポではありましたが,今日のこちらの体力はそれに十分に付いていくことはできませんでした。
幕間になると早速コーヒーを所望しに行きました。グァテマラ・ブレンド・コーヒー,コーヒー好きには堪らないのかも知れませんが,酸味の苦手なこちらとしてはやや抵抗があります。でも,この日の弱った体力を回復させるためにはこれぐらいの刺激があった方がいいのでしょう。後半のシューマンもポゴレリチはさらにごく若い頃録音しています。ところが,その際には,遺作の部分を全てカットしていたように思います。この日のプログラムには,遺作付全曲演奏とありますので,遺作をどこに持ってくるのか,興味津々で聴き始めました。驚きました。通常の第1曲前奏の前に,遺作を全部持ってきたのです。だから,お馴染みの交響的練習曲の冒頭部分が始まるまで10分ほど待たされることになります。多分このような演奏はまずないでしょう。遺作を先に全部演奏してしまうとは・・・。かつてアンドラ-シュ・シフは通常譜を全部弾いてから,遺作を並べて録音していました。でも,それでは遺作がただの付け足しみたいに聞こえると思ったものです。逆に冒頭に持ってくると,遺作の役割がぐっと大きくなったようです。大多数の演奏では,途中に入れるのが普通ですから,ひっそりと流れるようにさり気なく遺作から始める今回の演奏はインパクト抜群です。途中の強力な打鍵も,穏やかな弱音も大変印象的な演奏でした。グァテマラ・コーヒーの効果は絶大,すっかりポゴレリチのシューマンを堪能しました。ポゴレリチを生で聴いた。忘れられない日になりそうです。