公開日 2017年11月11日(Sat)
11月11日(土)午前9時より,牧之原小学校学習発表会が行われました。保護者の方々だけでなく,地域の方々も大勢お見えになり,ここでも牧之原の教育熱の高さが窺えます。前半の1年生から3年生,そしてひまわり学級の出し物を見せていただいたのですが,どれも素晴らしいステージでした。1年生は「四太郎」という学習劇,2年生は「ことばあそび」,3年生はリコーダーを中心とした合奏,ひまわり学級は「ふとかでこん」という大きな大根をみんなで引く劇を鹿児島弁で行っていました。どれも,先生方の行き届いた工夫や努力が窺われて,つい職業柄先生方の指導ぶりを想像してしまいました。1年生の「四太郎」はCMでお馴染みの「三太郎」をすぐに想像させますが,桃太郎,浦島太郎,金太郎の次に4番目は何が来るのだろう,力太郎か,ものぐさ太郎か,三年寝太郎か・・・,どれも「三太郎」に比べると,知名度の点で大分落ちるなと思っていました。何と4番目は「シンタロウ」君でした。これで,この劇の成功は約束されたようなものです。しかも,4人しかいない男の子に脚光を浴びさせるという演出も見事でした。最初に桃太郎の案内で4人は鬼ヶ島へ向かいますが,逆に鬼たちにやられてしまいます。すると,すぐに舞台上で早回しが行われ,子どもたちは駆け足で動きます。次に,浦島太郎の案内で竜宮城に向かうのですが,ここでも乙姫たちに4人は冷たくあしらわれます。ユーモラスな早回しの後,金太郎の案内で足柄山でしょうか,動物たちと相撲を取りに行くのですが,4人とも負けてしまいます。4人は安住の地を求めて,最後に「シンタロウ」君が牧之原小学校1年1組へ案内します。そこで,4人は温かく迎えられます。見事な筋書きですね。子どもたちの演技も見事でした。小学1年生でここまでできるということに,すっかり驚いてしまいました。先生方のご努力と熱意の賜でしょうが,先生方も多分大いに楽しみながら準備されたことでしょう。
福山高校の文化祭も先月末に行われましたが,小学生でこれだけできるのであれば,高校生はもっともっとできなければ,と一瞬考えさせられました。高校生にもなると,人格も個性も殆ど出来上がってしまっているので,なかなか教師の思い通りにはなりません。スポーツ根性ものの部活動みたいには行かないのです。文化祭は生徒たちの手で作り上げた,というところに意味があるわけですから・・・。でも,もう少しレベルの向上を図りたいものですね・・・。牧之原小学校の学習発表会,前半だけしか見ていませんが,大変素晴らしいステージ発表でした。