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2018年6月

  • 2018年06月29日(金)

    6月29日(金)牧之原中学校一日体験入学

     6月29日(金)朝安心メールでPTAレクレーション大会の案内を再度行いました。PTAの皆様,福山高校同窓会,後援会の皆様,奮ってご参加ください。6月15日(金)のブログも覗いてください。

     なお,安心メールの遅延等の不具合の対処法については,次のPDFファイルをご覧ください。docomoへのメール遅延のお知らせ[PDF:381KB]福高安心メール登録案内[PDF:933KB]

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     午前9時が近づく頃,牧之原中学校3年生の皆さんがぞくぞく福山高校へ集まってきました。今日は,福山高校で牧之原中学校3年生の一日体験入学が行われるのです。生徒会による学校紹介,校長先生の講話の後,2時間目から高校の授業を体験していただきました。高校の授業がどのようなものか,特に福山高校ではどのような授業を行っているのか,よく理解していただけたと思います。

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     昼食時間になって,突然牧之原中学校の生徒の皆さんが昼食を食べているプログラミング室の前で,吹奏楽部の演奏会が始まりました。中学生の皆さんにとって素敵なサプライズになったでしょうか。7月末のコンクールに向けて,日々練習に励んでいる吹奏楽部です。彼らにとっても貴重な発表の場となりました。ただし,雨模様だったために,演奏会は中庭ではなくプログラミング室横の屋根付きの屋内になってしまいました。お陰で少々音が大きくなり過ぎたように思われました。牧之原中の皆さんはちゃんと食事が喉を通ったでしょうか。2曲披露されましたが,中学生の皆さんは演奏が終わるたびに温かい拍手を送ってくださいました。吹奏楽部の皆さん,お疲れ様でした。

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     牧之原中学校の生徒の皆さんの午後の授業が始まりました。午後は英語と商業です。牧之原中の皆さんは疲れた表情も見せずに,明るく元気よく受け答えしています。

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     5時間目福山高校2年生は,来週の職場体験学習に向けて,事前指導のマナー講座が武道館で行われました。麻生専門学校の谷口先生をお招きして,社会人として職場に立つときの心構えやマナーについてお話いただきました。生徒たちは,職場体験のつもりでも,来店されたお客様や社員の方々にとっては,一人前の店員または社員としての自覚を持ってもらわなければなりません。高校生という甘えは捨ててしまわなければならないのです。来週からの職場体験学習を前に,生徒たちにとっては貴重な勉強になったはずです。谷口先生,本日のご講話ありがとうございました。 

     牧之原中学校の3年生の皆さんには,午前中数学,国語,理科・社会の選択,午後の英語,商業まで,たっぷり福山高校の授業を経験していただきました。牧之原中の皆さんの満足度はいかがだったでしょうか。高等学校を知るという所期の目的は果たせたでしょうか。最後にもう一度プログラミング室に集まり,今日一日の感想を書いていただきました。何はともあれ,牧之原中学校の皆さん,お疲れ様でした。

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     放課後になって,FMきりしまの堀之内さんが来られました。福山高校のベートーベン賞に興味を持たれたようです。正確には,2年目を迎えて,ベートーベン賞2(本当はローマ数字の「2」)なのですが,第1回の受賞者は,2G市川敬広君,敬大君兄弟(輝北中出身),3G徳田和貴君(隼人中出身),3C幸山侑生さん(国分南中出身)の4名です。それぞれ,生徒会スローガンと学校案内のイラストを描いたり,3年生1人で部活動を支えてきた人たちですが,詳細は過去のブログで触れました。この日は,4人へのインタビューが4時過ぎから10分程度生中継で放送されました。再放送は,7月2日(月)の午前11時だそうです。FMきりしま76.9MHz是非お聴きください。

     また,先日収録した「未来のキミへ From きりしま」が本日16:30から放送されます。あと3分しかありません。再放送は日曜日の16:30,再々放送は7月2日(月)の11:30です。来週月曜日には再び午前11時から2番組続けて福山高校が登場するということです。是非お聴きください。

     

  • 2018年06月28日(木)

    6月28日(木)原付講習会

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     6月28日(木)1学期期末考査4日目最終日の午後原付講習会が行われました。国分隼人自動車学校の方々が来校されて,衝突実験やバイクの点検,実技訓練等を行ってくださいました。

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     午後3時5分から舞鶴中学校の上級学校説明会に行って来ました。今回は2年商業科濵村向日葵さんに同行してもらいました。福山高校の特色やPRをしっかりしてくれました。

     Library News No. 3 が出ました。ビブリオバトルの紹介があります。今年度1回目の福山高校ビブリオバトルがいよいよ7月18日に開催されることが決定したようです。Library News No. 3[PDF:1MB]

  • 2018年06月25日(月)

    6月25日(月)1学期期末考査1日目

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     6月25日(月)1学期期末考査1日目を迎えました。生徒たちは,いつものように元気に登校して来ています。今週の福山高校の週間目標は,「せごどんに まけんごっ おいたっもきばっど」です。西郷さんを始めとする明治維新を動かした薩摩の若き獅子たちを見習って,私たちも高い志を持って,張り切って仕事に当たりたいと思います。仕事をする上で一番大切なことは,「張り切る」ということでしょう。「せごどんに まけんごっ おいたっもきばっど」今週も福山高校全職員張り切って仕事に打ち込んでまいります。

     保健だより6月号が出ました。虫歯予防デーにちなんででしょうか。虫歯予防が特集になっています。是非ご覧ください。生徒たちには本日配付してあります。

    保健だより6月号[PDF:1MB]

  • 2018年06月24日(日)

    6月24日(日)平成30年度霧島市子ども会育成連絡協議会第2回指導者・育成者及びジュニア・リーダー養成研修会

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     6月24日(日)午前中学校では,全商簿記検定が行われている頃,国分公民館では平成30年度霧島市子ども会育成連絡協議会第2回指導者・育成者及びジュニア・リーダー養成研修会という物凄く長いタイトルのついた会が行われました。4月初めに,福山の「高校生クラブひまわり」に事例発表をしていただきたいという要請があり,「ひまわり」が活動を再開した2週間前から準備をしてきました。高校生の子ども会活動等への関わりを中心に発表して欲しいということですが,霧島市内では福山地区の「高校生クラブひまわり」しか現在活動している組織・団体はないのだそうです。霧島市福山総合支所地域振興課の永井さんのご指導の下,昨年,一昨年からメンバーである3年生5名が発表内容を話し合ってきました。商業科の3名,会長の遠矢七夕さん,副会長の河野朱里さん,そして幸山侑生さん(いずれも国分南中出身)の3人は本日全商簿記検定のために出席できません。そこで,発表は書記・会計の3年普通科中元ひかるさんと専門部事業部長の有村渚さん(いずれも牧之原中出身)の2人に委ねられたのです。2人は,前日も発表内容の修正やリハーサルを綿密に行い,本番では立派な発表をしてくれました。中元さん,有村さん,お疲れ様でした。会場には,2年普通科の庄田日奈野さんと出口友都君(いずれも国分南中出身)の2人の「ひまわり」のメンバーも駆けつけてくれて,発表のお手伝いや研修会終了後の後片付けをしてくれたそうです。2人もわざわざ参加してくれてお疲れ様でした。ご指導くださった地域振興課の永井さん,ありがとうございました。

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  • 2018年06月22日(金)

    6月22日(金)高校生クラブひまわり全員集合

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     6月22日(金)昼休み,高校生クラブひまわりのメンバー全員に集まってもらって,集合写真を撮りました。メンバーは結局下記の12名になりましたが,過去3年間では最多人数です。今日は残念ながら,有村渚さんは体調不良のため欠席でした。

     

    1G 新屋敷 薫(国分中出身)

       彌勒 りか(舞鶴中出身) 吹奏楽部

    1C 福増 愛佳(舞鶴中出身)

    2G 出口 友都(国分南中出身)テニス部

       鮫島 彩花(国分南中出身)ソフトテニス部

       庄田日奈野(国分南中出身)ソフトテニス部

    2C 妹尾 霞佑(木原中出身) ソフトテニス部

    3G 有村 渚(牧之原中出身)

       中元ひかる(牧之原中出身)

    3C 河野 朱里(国分南中出身)吹奏楽部  

       幸山 侑生(国分南中出身)ソフトテニス部  

       遠矢 七夕(国分南中出身)吹奏楽部

     今度の日曜日24日には国分公民館で行われる霧島市子ども会育成連絡協議会で有村さんと中元さんが事例発表を行うことになっています。10:40から11:00までの20分間です。また,7月28日(土)・29日(日)に一泊二日,県立青少年研修センターで行われる平成30年度県ジュニア・リーダー及び高校生クラブ等交流大会に,新屋敷君と妹尾さんが参加します。これからの「ひまわり」の活躍をお見逃しなく。

  • 2018年06月21日(木)

    6月21日(木)牧之原養護学校フレッシュ研修

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     6月21日(木),牧之原養護学校の2名の先生方が,フレッシュ研修他校種研修のために福山高校で1日,研修をされました。福山高校の教育活動をそのまま見ていただきました。

  • 2018年06月20日(水)

    6月20日(水)全商簿記検定補習

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     放課後商業科のクラスでは,日曜日の簿記検定に向けて,補習が行われています。来週からは1学期期末考査も予定されていますので,商業科の生徒たちは大変です。

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  • 2018年06月19日(火)

    6月19日(火)ツバメの巣作り順調なようです・・・

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     6月19日(火)は久しぶりに梅雨時らしい雨降りになりました。生徒玄関前の天井近くの壁には,ツバメの巣がほぼ完成したようです。選りに選って,福山高校で一番人の行き来の多い場所に巣を作るとは,意外です。多分交通量調査か何かして,ここが一番安全だと判断したのでしょう。135名の生徒が毎日最低2回は行き来することになりますから,ヘビなどの外敵は近づいて来れないでしょう。さすがです。今朝は親鳥がすっぽり巣の中に収まっていますけど,これで巣は完成させたつもりでしょうか。卵が転げ落ちないか,少し心配に思われます。でも,そこは彼ら(彼女ら?)の方がプロフェッショナルですからね。大丈夫なのでしょう。玄関のドアを開けずに,しばらく観察していると,巣の中でじっとしています。もう卵を産んだのでしょうか。ドアを開けると,動揺した表情で今度は向こうがこちらを観察しています。しばらく無言の見つめ合い(睨み合い?)が続いたのですが,母ツバメは突然慌てて飛び立ち,雨降りの中庭を飛び回り始めました。生徒玄関を離れて,しばらくしてから,もう一度覗くと,母ツバメがちょうど戻って来ました。彼ら(彼女ら・・・)にとって,ちょうどいい緊張感なのかも知れません。無事に雛が誕生することを祈りたいと思います。やがて,ツバメの家族は,毎日どきどきしながら福山高校生の登校及び下校の風景を見守ってくれるはずです。

     もう10年以上昔のことになるでしょうか。自宅の離れ(倉庫?)の入口にツバメが巣を作ったことがあります。雛も孵り,小さな黄色っぽい嘴が下から見えて順調に成長しているのが窺えていたのですが,ある日親ツバメが家の屋根の上付近で大騒ぎしています。只ならぬものを感じて,離れの方に目をやると,屋根の上から大きなヘビが降りてきて,ツバメの巣を襲っています。慌てて,義父がヘビを叩き落として,膨らんだヘビのお腹を破くと,七匹の子ヤギのように3羽のツバメの雛がびしょびしょの状態で出て来ました。さすがに,七匹の子ヤギのように生き返ることはありませんでした。ヘビもろとも,土の中に埋葬するしかなかったのです。もちろん,別々のお墓に・・・。以来,離れの入口にツバメが巣を作ることはありません。ツバメ組合であそこは危険という通達がなされているのでしょう。多分異なるツバメでしょうが,毎年同じ所に巣を作り続けていたのに・・・。(-_-)

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  • 2018年06月18日(月)

    6月18日(月)学年集会

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     6月18日(月)どんよりとはしていますが,大降りにはなりそうにありません。生徒玄関の外側の天井にはツバメが巣を作っています。臆病なくせに,人間のそばに巣を作るのが彼らの習性です。ヘビやカラスなどの敵から守るためには,人間のそばが一番いいのです。ひっきりなしに親ツバメが行ったり来たりしますが,巣はまだ完成途上なのかも知れません。さて,今週の福山高校職員の週間目標は,「交差点 一旦停止で 右左」です。非常に分かりやすい,極めて基本的な標語です。初心に返って,一つ一つ丁寧に対処していきたいと思います。特に見通しの悪い交差点,「止まれ」の表示のある交差点では一旦停止は絶対です。「交差点 一旦停止で 右左」,福山高校全職員,交差点では一旦停止を心がけます。

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     今朝は月1回の学年集会です。1学年の学年集会は,体育館で行われています。8:30過ぎに体育館に足を踏み入れると,生徒は揃っているのにしーんと静まり返っています。8:35の開始時刻を待っているのでしょう。心静かに朝のちょっとした時間帯を過ごすというのは素敵なことだと思います。今朝のお話は理科の佐久間先生です。昨日の佳例川飯冨神社お田植え祭に8名の福山高校生が参加したことを踏まえて,様々な地域の行事やボランティア活動に積極的に参加することの大切さを強調されています。福山高校の3つめの校訓は,「貢献」ですからね。地域の活性化に貢献するということは,福山高校にとっても,福山高校で学ぶ生徒にとっても基本的なことなのです。

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     2学年は,視聴覚室で,中国語の得意な国語科の福元先生が,ご自分の中国での留学体験のお話をされているようです。留学生として中国語の授業を受けていても,さっぱり理解できず,落ち込む日々が続いていたそうです。それでも福元先生は,他の留学生と励まし合いながら,挫折感を味わいつつも腐らずに努力を続けておられたのでした。すると,長期の休み明けに突然先生の朝の挨拶の中国語が全部聞き取れるようになっていたのだそうです。ひたすら無我夢中で努力すれば,突然周りの濃い霧が晴れるように,理解できるようになる瞬間が来る。努力した人間にしか分からない経験でしょう。焦らず腐らず,自棄を起こさず,努力を継続すること。それこそがまさに人生の成功の秘訣ではないでしょうか。

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     3年生は,プログラミング室で,今朝のお話は国語科の宮野先生です。「二十四の瞳」の話をされています。壺井栄の名作です。小豆島(厳密には瀬戸内海の小さな島)の小さな学校に12名の生徒との大石先生の触れ合いを描いたものですが,その12名の中に貧しさのために思うように学校に通えない子どもが出てくるのだそうです。勉強しようと思えばいくらでもできる自分たちの環境を振り返り,もっともっと学業に貪欲になって欲しいということです。宮野先生は,次にマララさんのことに触れておられますが,パキスタンのマララ・ユスフザイさんと言えば,最年少ノーベル賞を受賞した人として余りにも有名です。就学機会を奪われた女性の教育を支援するマララ基金というものも設立されています。イスラム過激派に銃撃されながら,その脅威に屈しないマララさんの勇気と意志の強さには頭が下がります。教育とは,学業とは,そのような精神を身に付けるためにあるのだろうと思います。

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     昼食時間が終わる頃,校長室で「ベートーベン賞2」の表彰式が始まりました。今回の受賞者は,2年普通科の市川敬広君,敬大君兄弟(輝北中出身)です。2人はもちろん双子ですが,どちらも美術部に所属しています。そして,これまで何度も紹介している通り,学校案内の表紙や生徒会スローガンの懸垂幕の原画を描いてくれたのです。懸垂幕は校舎の玄関の上に掲げてあります。福山高校を訪れた人が真っ先に目にするものです。市川兄弟には,今後生徒募集用ポスターなどの制作も期待されます。放課後美術室を覗くと,少しずつ部員が増えてきそうな雰囲気があります。2人の今後の活躍にご期待ください。(^_-)

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  • 2018年06月17日(日)

    6月17日(日)飯冨神社お田植え祭

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     6月17日(日)午前中商業科の全商珠算・電卓実務検定が行われています。来週は簿記実務検定,再来週はビジネス文書実務検定,さらに次の週はビジネス・コミュニケーション検定と期末考査を挟みながら,商業科は4週続けて検定が続きます。先週日商簿記検定を受検した人もいるでしょう。毎日商業科の生徒は朝夕補習を受けながら,各種検定に向けて努力しています。3種目以上1級を取得するのが目標ということです。昨年は5種目1級取得した人もいました。1年生は初めての検定受検です。でも,中には,1年生で珠算検定1級に挑む人もいます。珠算競技九州大会出場を決めている安田有希さん(隼人中出身)です。商業科75名の今年度の闘いは始まったばかりです。頑張れ,福山高校商業科!

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     この日は,霧島市福山町佳例川にある飯冨神社で,お田植え祭も行われました。このお田植え祭には,福山高校からも7人の生徒が早乙女として参加しました。3年普通科有村渚さん(牧之原中出身),黒田零さん(国分南中出身),中元ひかるさん(牧之原中出身),2年普通科鮫島彩花さん(国分南中出身),庄田日奈野さん(国分南中出身),1年普通科井上藍彩さん(舞鶴中出身),彌勒りかさん(舞鶴中出身)の7名です。有村さん,中元さん,鮫島さん,庄田さんの4名はひまわりのメンバーです。商業科の検定が終了した人たちが,少しずつ家路に就き始めた時,1年商業科の福増愛佳さん(舞鶴中出身)が,お田植え祭の早乙女に参加したいと言ってきました。福山高校に割り当てられた早乙女の人数は8名だったので,急きょ福増さんも参加してもらうことになりました。

     まずは,佳例川公民館に移動して,早乙女の衣装に着替えます。髪の毛のセットから始まり,生まれて初めての(?)お化粧,衣装の着付けと,準備が進められていきますが,全員の早乙女が完成するまで1時間以上かかりました。

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     先に着替え終わった3年生の3人から昼食に入ります。佳例川公民館の方々からそうめんとおにぎりが振る舞われました。早乙女は鹿児島大学の農援隊(!)の皆さんを含めて総勢13名です。鹿児島大学の農援隊の皆さんは男子学生も10名ほど参加して,朝から公民館周辺の刈り払いや清掃を行っておられました。佳例川地区の行事に欠かせないのが,福山高校と同様に鹿児島大学の皆さんなのです。兵庫県や茨城県出身の方もおられ,県外からやって来た学生さんが多いようです。

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     着替えと食事,写真撮影が終わったら,公民館から2キロほど離れた飯冨神社へ車で移動です。飯冨神社には,すでにカメラ片手の観光客(?)や子どもたちが大勢集まっています。早乙女たちは,カメラマンに引っ張りだこで,あちらこちらから声が掛かります。

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     やがて,飯冨神社の神殿の中で厳かな神事が始まりました。水神様とお米の豊作を祈願してのものでしょうか。早乙女たちも,神に仕える巫女として神事に関わるのだろうと思います。飯冨神社は1033年に創建された由緒ある神社です。早乙女たちの佇まいも心なしか幻想的かつ神秘的に見えます。

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     苗神輿を手に御神田へと向かう早乙女たちが参道の階段を降りてくる様は,この世のものとは思われません。カメラマンが挙ってシャッターを切るのもよく分かります。

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     御神殿に入り,田植えの儀式が行われます。御神殿に入ることが許されるのは,早乙女と子どもたちだけです。のはずでしたが,鹿児島大学の農援隊の男子学生も含まれています。

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     お田植え祭の神事が終わると,今度は恒例のうなぎの掴み取りです。45匹のうなぎが放流してあり,一人1匹という指示がありましたが,なかなかどうして,我らが福山高校早乙女たちは皆苦戦しています。と思ったら,有村渚さんが見事に捕らえました。

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     得意げに持ち帰る有村さんですが,だんだん捕らえたうなぎが可愛くなり,家で飼おうかななどと話しています。直会(なおらい)のバーベキューで食べようよと提案したのですが・・・。(^_^;)

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     お田植え祭,うなぎの掴み取りが終わっても,早乙女たちは大人気です。紫陽花の向こう側に立って,と注文する人もいました。便乗して,写真撮っちゃいました。肝心の衣装が殆ど見えないけど・・・。(^_^;)

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     お田植え祭の行事が全て終了すると,再び佳例川公民館に帰り,直会(なおらい)のバーベキューです。直会とは,本来は,祭礼の後,供えられた神饌を下げて食し,神と人が共食する儀式のことのようですが,お田植え祭では,バーベキューです。お田植え祭からうなぎの掴み取り,バーベキューと福山高校生8名にとって大変充実した1日となりました。佳例川地区公民館の皆様,飯冨神社の宮司様,本日は大変ありがとうございました。

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  • 2018年06月16日(土)

    6月16日(土)ブルームズ・デー・・・

     6月16日(土)はアフリカ子どもの日だそうです。1976年のこの日,南アフリカ,ソウェトで黒人学生によるデモ行進が暴動に発展したソウェト蜂起が起こりました。黒人学生にアフリカーンス語の学習を強制したのがきっかけのようですが,500人が亡くなる大惨事となったのです。アパルトヘイト撤廃はもちろん,アメリカを初め世界的に人種差別をなくそうという動きが起こっていた時代でした。あれから40年が経ち,未だに人種差別が地球上から完全になくならないのは残念でなりません。ブルームズ・デーという言葉を発見しました。アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイス James Joyce (1882-1941) の名作「ユリシーズ」において,1904年6月16日の朝8時から翌日午前2時すぎまでの約18時間に18の挿話が展開することから,主人公の名前レオポルド・ブルームから「ブルームズ・デー」と呼ばれるようになったのだそうです。「ユリシーズ」はもちろん古代ギリシャの英雄オデュッセウスのトロイ戦争後故郷のイタケーへの帰還を描いたホメロスの「オデュッセイア」のパロディとして書かれたものです。プルーストの「失われた時を求めて」に並ぶ20世紀を代表する傑作であると評する人もいますが,「失われた時を求めて」と同じくらい非常に読みにくい作品です。意識の流れの文学と呼ばれる独特の表現に慣れるまで,ある程度我慢する必要があります。およそストーリーというものがなく,何気ない日常のエピソードの羅列・・・。それが意識の流れというものでしょうか。日本語訳でも4巻からなる大作ですが,1日にも満たない時間に起きた出来事なのです。1回読んだだけではよく分からない,けれども読み始めるためには大いなる決意を必要とする・・・死ぬまでにもう1回読んでみようか・・・どうせ読んでも分からないのだから,時間の無駄か・・・。厄介な作品です。10年ほど前,ジョイスの「ユリシーズ」を読むために,まずホメロスの「オデュッセイア」から取り掛かったのでした。予想に反して「オデュッセイア」は慣れるとそれほど難しくはありません。ただ,見たことはないけれども昭和初期の活劇を見ているような,そのような痛快さはありますが,さすがに文学的な深さはさほど感じられません。オデュッセウスはギリシャ語で,イタリア語だとウリッセ,それが英語になると,ユリシーズ。ジョイスの「ユリシーズ」には,もちろんユリシーズという言葉は出て来ません。タイトルだけです。ユリシーズの役回りを演ずるのが,ブルームなのです。タイトルが「ユリシーズ」でなければ,ブルームの何気ない日常,中年夫婦の倦怠期・・・と片付けられてしまいかねません。題名が「ユリシーズ」だから,作品の深みがぐっと増すことになるのです。イタリアの大作曲家モンテヴェルディには,「ウリッセの帰郷」という素晴らしい歌劇があります。フォーレの余り上演されない歌劇「ペネロープ」のペネロープとは,オデュッセウスの留守を守る妻の名前です。大した作品ではないと思いましたが,ホメロスの「オデュッセイア」は多くの音楽家や文人たちに影響を与えています。「オデュッセイア」に比べると,「ユリシーズ」はかなり難解です。「オデュッセイア」の筋書きに照らし合わせて,読んでいけば,きっと面白いのだろうと思います。とにかく今日は,「ブルームズ・デー」です。

     『老犬コロの繰り言その113』です。胸の苦しみに襲われて夜中に救急車で運ばれてから,1年が経とうとしています。もちろん老犬のことではありません。あの時は老犬は突然しがみつかれて,かなり動揺したはずです。でも,老犬は忘れるのも早いですから,と言うより,瞬間瞬間を生きていますから,殆ど記憶にはないでしょう。瞬間瞬間の出来事が一切いや殆ど蓄積されない老犬の頭脳・・・。でも,毎週末帰ってくるこちらのことはよく覚えているようですから,意外と記憶力はいいのかも知れません。ただ,抽象化されないから,知識とはならない・・・。

     
    老犬コロの繰り言その113
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     よく言うよ。人間みたいに物事に名前をつけることがないから,確かに知識の蓄積はないかも知れんが,わしらは出来事や現象を全てそのまま記憶しておるのじゃ。理屈っぽく人(犬?)に伝える必要もないから,特に困ることもないのじゃ。じゃが,腹が減ったときは,しっかり意思表示するぞ。生きていくには,それで十分じゃ。わしらはそんなにややこしい生き方はしないのじゃ。書物的ではなく映像としてわしらの心にはたくさんの記憶が蓄積されておるのじゃ。

     教育実習が終わり,しばらくは旦那の生活は余裕があったのじゃ。じゃが,家庭教師のアルバイトがなくなったために入ってくるお金がなくなり,様々な仕事を経験しなければならなくなった。家庭教師の仕事にはいずれは見切りを付けたいと思っておったから,それほど未練はなかったのじゃが,時給ということになると全て分の悪い仕事ばかりであった。いろいろな仕事を経験してみようということで,先に話した中華料理店に始まり,コーヒーのアンケート調査や警備員の仕事など手当たり次第に挑戦してみたようじゃ。大多数が昼間の仕事となり,大学4年生になり受講しなければならない講義は減ったとは言え,水曜日2時間目のアメリカ文学特講に出席できないのは困ったようじゃ。いや,旦那は本当は大して困っておらんかったようじゃ。困ったのはやはりT本先生の方じゃ。で,この間話したようなことになったんじゃ。旦那が来なければ,アメリカ文学特講は休講・・・。旦那は卒業論文ぐらい一人で書けるさと髙を括っておったようじゃ。もちろん,後々随分苦労することになる・・・。A4サイズじゃったろうか,英語で50枚書けと言われておったのに,パソコンのない時代じゃったが,旦那と来たら英文タイプもろくに打てなかったのじゃ。じゃが,差し当たり旦那が苦しんでいたのは,音楽を聴けなくなったことじゃった。600枚のLPレコードを殆ど手放したために,ラジオのFMをカセットテープに片っ端から録音し始めおった。LPレコードの方は,この時期登場したCDに取って代わられようとしておった。じゃから,旦那はいち早くLPレコードを手放すこともできたのじゃ。旦那は出始めのまだ1枚4200円もしていたCDを,マーラーの交響曲第1番,クラウディオ・アバド指揮のシカゴ交響楽団の演奏を購入した。まだ,再生機器も持っていなかったのに,どういうつもりだったのじゃろう。先のことは考えない無計画ぶりは,わしのことなど笑っておれんぞ。とにかく,アルバイトに音楽に,そして大学に,それなりに忙しい大学4年生じゃったようじゃ。バブル全盛の時代で比較的景気のいい時代じゃったが,旦那は就職活動はしなかったようじゃ。辛うじて,鹿児島県の教員採用試験は受けた。駄目だったらどうするか,友人たちが修士課程を受験するというので,旦那もT本先生にお願いしたのじゃ。ところが,旦那はT本先生との約束を破り,修士課程試験をサボってしまうんじゃ。駄目だ,こいつは・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年06月15日(金)

    6月15日(金)「AED」に関する研修会及びPTAレクレーション大会案内・・・

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     6月15日(金)梅雨の晴れ間が広がっています。昨日の雨はすっかり上がり,快適な朝を迎えています。昨日の夕方のしとしと降る雨は,梅雨時の晴れ間を五月晴れと呼ぶのと同様に,五月雨と呼んでもよいのでしょうか。「五月雨を 集めて早し 最上川」と芭蕉は詠んでいますので,やはり五月雨とは旧暦5月,つまり現在の6月頃降る雨,梅雨時の雨のことを本来は指すのでしょう。五月雨じゃ,濡れて参ろう,と昔誰か言っていましたが,昨日の雨はとても冷たく,決して濡れてはいけません。ましてや,梅雨の本格的な雨になればなおさらです。いずれにしても,今日は五月晴れのいい天気になりそうです。

     13日(水)に,保護者の皆様向けに「AED」に関する研修会とPTAレクレーション大会の案内が生徒便で配付されました。

     「AED」に関する研修会 7月23日(月)14:00~15:00

                          福山高校体育館

     PTAレクレーション大会 7月28日(土)13:30~      

                          牧之原パークゴルフ場

                          17:00~

                          懇親会(有村栄商店)

     「AED」研修会は,学校保健委員会の後,開かれます。「AED」の取扱い方等について,霧島市消防局牧之原分遣所の方々が来校され,ご指導いただきます。前後で生徒・職員を対象とした研修会も行います。保護者の皆様,奮ってご参加ください。申込締切は7月2日(月)ということです。生徒便で申込用紙を担任までご提出ください。次のPDFファイルを利用されても結構です。 「AEDに関する研修会」案内[PDF:321KB]

     PTAレクレーション大会は今年で第15回を迎えるようです。後援会や同窓会の方々も参加されますが,昼間のパークゴルフ同様,夜の懇親会も大盛り上がりでした。下の写真は昨年の様子です。地区PTAもなくなりましたので,福山高校職員との,または保護者の皆様同士,貴重な語らいの場になろうかと思われます。是非,大勢の保護者の皆様にご参加いただければと思います。こちらは,6月29日(金)が申込締切になっております。PTAレクレーション大会案内[PDF:419KB]

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     さて,福山高校の動きを2点紹介いたします。17日(日)霧島市福山町佳例川の飯冨神社におきまして,お田植え祭が行われますが,福山高校生が8名ほど早乙女として参加する予定です。17日(日)午後1時,佳例川の飯冨神社においでください。昨年は,テレビ局も取材に来て,夕方のニュースで放送されました。また,同じく17日(日)午後8時から,FMかごしまで先日6月6日(水)福山高校で昼食時間に放送収録されたJACKKK!HOURが1時間番組で放送されます。収録当日は,昼食時間に校内放送されたものですが,3年普通科上村真里花さん(舞鶴中出身)と田中奈々美さん(牧之原中出身)がパーソナリティを務め,さらに吹奏楽部の3年商業科遠矢七夕さん(国分南中出身)と理科の中島先生もゲスト出演して楽しいお喋りをしてくれました。17日(日)午後8時,FMかごしま,是非お聴きください。今回はもちろん全県下に流れます。(^_^)

  • 2018年06月14日(木)

    6月14日(木)教育相談4日目&企業見学会

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     6月14日(木)朝からどんよりとした曇り空が広がっています。午後遅い時間になると,辛抱しきれなくなったかのように,しとしとと冷たい雨が落ちて来始めました。6時を過ぎると,吹奏楽部の音色だけが軽快に聞こえてきます。本日は教育相談4日目です。放課後ほぼ全ての担任,副担任の先生方の所を,生徒たちは割り当てられた先生方の所を訪ねてきます。生徒たちは,最近の学校生活のこと,将来の進路,友人関係の悩み等,最近考えていることを相談しているようです。教育相談は説教ではありません。先生方の役割はあくまでも聞き手に過ぎません。生徒たちは心の内を誰かに話すことによって,半分ぐらいは心配事は解消すると言われます。ひょっとしたら,少し考え方を変えるだけで,簡単に解決できる問題もあるかも知れません。自分の生活の問題点に自分で気付くことも大切でしょう。いずれ生徒たちは,自分の足で生きていかなければならないのです。賢明な生き方を見つけていって欲しいと思います。教育相談は,自分の生活を振り返るまたとない貴重な機会なのです。

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     本日は3年生の就職希望者は朝から霧島市内の工場見学に参加しました。
     1社目の霧島高原ビール(株)では、麹を用いた産業について詳しく説明していただきました。有村渚さん(牧之原中出身)がお礼の挨拶をしました。
     2社目の(有)徳重製菓とらや では、和洋菓子の製造過程も見せていただきながら会社概要を説明していただきました。松田美香さん(隼人中出身)がお礼の挨拶をしました。
     3社目の(株)ウェルファムフーズでは、ブロイラー(食用の鶏のこと)の生産から出荷までの一連の流れを説明していただきました。本校卒業生の上床さんにも話を伺うことができました。落合健太さん(国分中出身)がお礼の挨拶をしました。
     4社目のキリシマ精工(株)では、精密部品の世界の面白さ、将来性について詳しく話をいただきました。工場のなかも見学させていただき、マシニングセンタや他の機械についても詳しく教えていただきました。有村天麻さん(舞鶴中出身)がお礼の挨拶をしました。
     5社目の国分電機(株)ではLEDを用いた電気機器の製造過程について説明いただきました。工場がとても広く、アルミの鋳造から最後の組み立てまでの工程にかけて全ての工場を見た後はさすがに生徒達もヘトヘトになっていたようです。最後の挨拶を徳永雄哉さん(国分南中出身)がしました。
     どの会社もとても魅力的で、なにより働いている人達が活き活きと仕事に取り組む姿勢を見ることができ、生徒達は大変勉強になりました。訪問させていただいた企業様には心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
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  • 2018年06月13日(水)

    6月13日(水)俳句教室

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     6月13日(水)今日も牧之原は晴れています。午後になり,幾分蒸し暑くなってまいりました。そのような蒸し暑さを吹き飛ばすような爽快感溢れる俳句教室が2年生を対象に午後から行われました。南九州市川辺町で毎年行われる「青の俳句」大会の入選作品を遠藤校長が昨年暮れご覧になり,痛く感動され,これだ,俳句の世界に福山高校の生徒も浸らせてあげなければと思われたのです。ちょうど1年生の国語の授業で俳句の指導を中国語が得意な福元先生が始められたところだったので,生徒たちの作品を「青の俳句」大会で審査員をされている坪田勝秀先生の所に遠藤校長先生が送られたのでした。坪田先生から心温まる感想が届き,さらに感激された校長先生は坪田先生に生徒に向けて俳句教室を開いていただきたいと思われたのです。福元先生の思いも同じでした。そして,今回の2年生になった生徒たちに対する俳句教室開催という運びになったのです。坪田先生は生徒たちの飾らない素直な言葉の表現を賞賛されます。その上で,俳句の技法をちょっと身に付ければ,生徒たちの俳句の世界はさらに豊かなものになると思われます。坪田先生の2時間にわたる講義に生徒たちは懸命に食いついています。最後の方では,坪田先生には胃がない,という衝撃的な告白もありました。人生の機微を歌うのが俳句だとしても,余りにも強烈な経験ではないでしょうか・・・。17年ほど前切除されたということは,カメラマンが勤務していていた時の高校の校長先生をされていた,まさにその時です。不覚にも全然思い出せないのが申し分けなく思われます。坪田先生は,胃なんかなくても人間は生きていけるんだと笑い飛ばされます。先生は,今回久しぶりに生徒たちの前に立つことができてよかったと繰り返し述べてくださいました。生徒たちも,今年の「青の俳句」大会に向けて,俳句作りに励むはずです。坪田先生,本日は貴重なご講話,ありがとうございました。(なお,坪田先生は尋常ならざるほどの多忙さ故に学校での講話は極めて限定的だとのことです・・・(^_^;))

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  • 2018年06月12日(火)

    6月12日(火)雨が降りません・・・

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     6月12日(火)福山高校の正門前では,サツキがまだまだ頑張っています。そして,今日も雨は降りません。梅雨入り宣言が早すぎたのではないか,とも思いますが,南九州以外は梅雨真っ只中のようですので,やはり梅雨入りはしているのでしょう。牧之原では土の関係でしょうか,紫色の紫陽花,そうだ,「紫」が入っているのだ,紫色の紫陽花が目立ちます。申し訳なさそうに,あちこちで紫色の紫陽花が咲き始めています。牧之原は野鳥の宝庫,ウグイスやスズメ,ホトトギス,そして名前を知らない鳥たちが,あちこちで鳴いています。ウグイスが目立つ日,ホトトギスだけが鳴く日というように,聞こえて来る森の風景は日によって異なりますから,鳥業界では当番が決められているのかも知れません。今日の夕方は,非常にバランスよくいろいろな鳥が喉を聞かせているようです。 

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     福山高校の国語科の福元恵子先生を紹介します。いつも穏やかににこにこしながら授業をされる先生ですが,何と中国語が得意なんです。朝夕の学校への行き帰りには中国語のCDを車の中で聴いておられるそうです。その福元先生,「聴く中国語」という月刊誌を愛読されており,読者のひろば欄にしばしば投稿されているようです。ただの投稿ではありません。何と日本語を中国語に翻訳する課題にチャレンジされているのです。5月号の課題では「佳作」に入選され,それが7月号に掲載されています。我こそはという人は,是非下の中国語訳にチャレンジしてみてください。

    聴く中国語7月号[PDF:158KB]

  • 2018年06月11日(月)

    6月11日(月)壮行会,そして進路ガイダンス・・・

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     6月11日(月)いよいよ梅雨らしくなってきたように思われますが,牧之原ではまだサツキが咲いています。高度300メートルを超える高原に位置しているために気温が幾分低めなので,自然の動きが少しのんびりしているのかも知れません。今日は,全校朝礼の代わりに,スクールカウンセラーの佐々木先生と特別支援員の鮫島先生の紹介と南九州大会に出場する陸上競技部の3年商業科神ノ門佳音君(国分南中出身)と全九州珠算競技大会に出場する1年商業科の安田有希さん(隼人中出身)の壮行会が行われました。スクールカウンセラーの佐々木先生は本校3年目でしょうか,今さらという感じはしますが,全校生徒に知ってもらう機会がなかったので,本日急きょ早めに来ていただきました。と,ここまでは,事前に書いておいたものですが,実は佐々木先生は残念ながらこの日体調不良でお休みだったそうです。(^_^;)鮫島先生は今年度からですが,進路指導室の補助員も兼ねていただく形で,比較的多くの日数来校していただいております。活発に校内を動き回り,支援員として,進路補助員として積極的に動いてくださっております。先日は職員研修の講師まで務めていただきました。南九州大会や九州大会出場は,長年待望されていたもので,本校並びに地域にも大きな元気をもたらしてくれるものです。この日は,2年普通科の寶満陸君(国分中出身)が激励のエールを送ってくれました。太鼓を叩いてくれたのは,2年商業科橘髙鳳龍君(国分中出身)です。サッカー部コンビです。神ノ門君,安田さん,頑張れ,みんなが応援しているよ!(/・ω・)/

     午後からは,全校全学年進路ガイダンスが行われました。多くの大学や専門学校,企業の方々においでいただき,生徒たちはそれぞれ自分の希望するところの説明を聞くことができます。直接大学や専門学校,企業の方々のお話を聞くことによって,自分の進路目標を確かなものにしていくのが狙いです。場合によっては,進路目標の修正も起こりうるかも知れませんが,視野を広げるということはいいことです。
  • 2018年06月10日(日)

    6月10日(日)時の記念日

     6月10日(日)は「時の記念日」です。東京天文台と生活改善同盟会が1920年に,「時間をきちんと守り,欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と制定したのだそうですが,100年が経過して今時間の正確さということに関しては日本はトップクラスではないでしょうか。時間厳守はすっかり日本人の国民性の中に根付いているように思われます。そして,さらに大切なのは,自分に与えられた時間をどのように使うかということだろうと思います。昨今働き方改革が叫ばれていますが,要は自分の人生をどのように生きていくかということでしょう。「時の記念日」を機に,自分の生き方,自分の時間の使い方というものを考えてみたいものです。

     『老犬コロの繰り言その112』です。犬の中にも時間の使い方という観念があるのでしょうか。少なくとも,時間という観念はあるようにも思われます。毎日午後4時に義父母がおやつをあげていたら,いつの間にかその時間になると,老犬が催促するようになっています。ただ,腹のすき具合で反応しているだけでしょうか。腹時計というのは,自然界でも一番確かな時計なのかも知れません。

     
    老犬コロの繰り言その112
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     「自分(君),大丈夫か?」と同じ英語科の友人たちが,T本先生の研究テーマが「アメリカの現代文学とホモセクシュアリティについて」だと旦那に聞いて,半分面白がって尋ねてきたようじゃ。自分たちと同じように英語科教育法にしておけば良かったんだよと言わんばかりじゃった。T本先生に言わせると,アメリカ文学に限らず,現代文学を語る上で,ホモセクシュアリティは避けて通れないということじゃった。村上春樹などの作品を読んでも分かるじゃろう。わしは読んではおらんが・・・。

     件の居酒屋では,旦那の卒業論文のテーマに話が及んだようじゃ。T本先生は,詩だけはやめてくれ,詩の評論だけは何を言っているのかさっぱり分からんからと仰ったそうじゃ。旦那はそれほどアメリカ文学に執着があって選んだわけではなかったようじゃが,一応ヘミングウェイやスタインベックなどのビッグネームは読んでおった。もちろんそのような大作家たちに対して,旦那ごときが新たに語るべきことは何もなかったのじゃ。テネシー・ウィリアムズの戯曲も大好きであったが,こちらも余りにも多くの評論が出回っておった。もう少しメジャーでない作家をと思って,旦那はアーサー・ミラーの「セールズマンの死」を挙げた。「戯曲か・・・。アーサー・ミラーも十分にメジャーだけどな・・・。」とT本先生は言われた。まずはお手並み拝見といった様子で,T本先生はそれ以上のことは仰らなかった。アメリカの現代社会に潜む人間の疎外感,資本主義社会の負の側面を描いた「セールズマンの死」にどこまで旦那が切り込んでいけるか,しかも英語で・・・。

     5月に5週間の教育実習が始まった時のことじゃった。同じ2年生のクラスを担当することになった特別教育学科の女子学生がT本先生を貸して欲しいと言って来たらしいのじゃ。彼女も教科は英語で教育実習を行うことになっており,研究授業の際通常は大学の卒論指導の指導教官が参観に来ることになっておったが,彼女は自分の卒論の指導教官を生徒たちに見られたくないと言うのじゃ。余りにも学者然とし過ぎていて,服装にも一切頓着しない刑事コロンボをさらにみすぼらしくしたような・・・。ひどい言い回しじゃ。T本先生の風貌も,長身で牛乳瓶の蓋のような眼鏡をかけて,いかにも学者然としてはおったが,どこか育ちの良さを感じるスーツの着こなしが無難な印象を与え,彼女の眼鏡に適ったのであろう。それでいいのかなと旦那は思ったようじゃが,T本先生に電話して,自分と同じ日に研究授業をする別の学生の授業も見てくれるように依頼すると,軽く引き受けてくださったようじゃ。卒論指導の学生を旦那1人しか抱えていなかったから,暇じゃった,いや時間に十分に余裕があったんじゃろ。この頃までは,まだ旦那とT本先生の関係はうまくいっておったのじゃ。問題は教育実習が終わってからじゃ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年06月09日(土)

    6月9日(土)「高校生クラブひまわり」スタート!

     6月9日(土)はもちろん「ロックの日」なのでしょうが,ロックンロールを聞かない当方としては,まずカール・ニールセン Carl August Nielsen (1865-1931) の生まれた日ということになるでしょうか。シベリウスと同じ年に生まれたデンマークの作曲家ですが,6つの交響曲,特に第4番「不滅」が有名です。フィンランド出身のシベリウスのひんやりとした,それでいて抒情的な音楽と異なり,やや金属的な,20世紀でなければ書けないような,けれども決して前衛的とまでは言えない音楽・・・。マーラーともほぼ同じ時代ですが,やや先を行き過ぎているのかも知れません。ニールセン・ブームは起こりそうで起きない・・・。一部にマニアはいるのでしょうが,頻繁にはターンテーブル(懐かしい・・・言葉の彩・・・)には乗せられない・・・当方にとっては未だにそういう音楽家でしょうか。山田耕筰 (1886-1965) の誕生日でもあります。日本を代表するような作曲家と言われながら,「赤とんぼ」とか「からたちの花」ぐらいしか聞かれない作曲家・・・。でも,日本の西洋音楽の黎明期に結構立派な管弦楽曲も残しているのです。R. シュトラウスやプフィッツナーなどの作品に近いと言われながら,20世紀初頭においてあれだけの作品を残している作曲家はドイツでもそんなにはいないと思われます。もう少し聞かれてもいいのではないでしょうか。交響曲ヘ長調「かちどきと平和」や長唄交響曲なんて時代を感じさせるような作品が知られていますが,意外と面白いです。今日はまた,ディケンズ Charles Dickens (1812-70)と有島武郎 (1878-1923)の亡くなった日だそうです。 

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     今年度の「高校生クラブひまわり」がスタートしました。朝7時過ぎに,肝付の自宅から車を走らせると,小中学生の登校風景がやたら目につきます。第2土曜日で,登校日のようです。吾平の大通りで,小学校低学年と思われる2人の女の子が歩道を歩いています。すると,前方に何かを発見したかのように突然走り出します。友人か誰かを見つけたのか,突然競争しようという話になったのかも知れません。その可愛いらしさと言ったら,子猫か小犬を見ているようです。本当は小鹿の方が相応しいのかも知れません。ちょっとしたことに,ときめきや感動を見出す子どもたちは素晴らしいと思いました。雨模様であったので,慌てて先を急いだのかも知れません。牧之原に近づくにつれて,少しずつ晴れ間も見えて,福山公民館に着いた頃には日が差すようになっていました。公民館の1階の和室に集まり,高校生クラブひまわりの第1回の会合が始まりました。霧島市福山総合支所地域振興課の主催です。今年のメンバーは,2年普通科鮫島彩花さん(国分南中出身),庄田日奈野さん(国分南中出身),2年商業科妹尾霞佑さん(木原中出身),3年普通科有村渚さん(牧之原中出身),中元ひかるさん(牧之原中出身),3年商業科の河野朱里さん(国分南中出身),幸山侑生さん(国分南中出身),そして遠矢七夕さん(国分南中出身)の8名でスタートすることになりました。ところが,急きょ2年普通科出口友都君(国分南中出身)が男子でただ一人参加してくれることになりました。合計9名でスタートです。この日は,役員や年間活動計画について話し合い,ひまわりの種蒔きまで行われたようです。来週は,飯富神社お田植祭があり,ひまわりのメンバーの一部も参加します。そして,さらに次の週には,霧島市子ども育成連絡協議会での事例発表があり,ひまわりの活動についてメンバーが発表することになっています。今年も,ひまわりは大活躍します。

     今年のひまわりの会長は遠矢七夕さん,副会長は河野朱里さん,書記・会計は中元ひかるさん,専門部事務部長は有村渚さん,広報部長は出口友都君に決定したそうです。

    H30県大会 剣道

     実は,この日県体育館で剣道の県大会が行われていました。3年生の斧駿介君(国分南中出身)にとっては最後の大会になります。斧君も徳田君同様,たった一人で福山高校剣道部を支えてきました。斧君が3年生になると,それまで1年間一緒に頑張ってきた2年生の中園翔馬君(国分中出身)が,サッカー部へ移ってしまいます。ワールドカップの年ですからね。中園君にも期するものがあったのでしょう。斧君は一人ぼっちになってしまいましたが,1年生の坂口怜君(牧之原中出身)が入って来てくれて,再び2人になりました。県大会では何とか団体戦にも出場したい,そのためには3人いないといけない・・・中園君が斧君のためにこの大会までは参加すると言ってくれました。晴れて3人での大会出場となりましたが,昨年同様今年も剣道部は出発前に校長室を訪ねて,校歌を歌い,決意表明をして行ったのです。昨年は,山下蒼麻君が見事に高校になって始めた剣道で,1勝をあげることができました。果たして,今年はどうだったのか・・・。写真だけは,ご覧の通り,届いているのですが・・・。記念写真か・・・。やけに,お澄まし顔ですね,3人とも・・・。

     『老犬コロの繰り言その111』です。老犬は最近食欲がすっかり回復してきて,また太りだしたと家人がぶつぶつ言います。年寄りはやせ細っているよりは,少々丸くなった方がいいんじゃないかと言うと,いや犬はそういうわけにはいかないと譲りません。どう見ても,お尻のあたりと言い,骨がごつごつしているようにしか見えないのですが・・・。それ以上言うと,こちらへとばっちりが来るので,口をつむぐしかありません・・・。

     
    老犬コロの繰り言その111
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     旦那が大学4年生になると,卒業論文というものを書かなければならなかったようじゃ。旦那は英語科じゃったから,英語科教育法,イギリス文学,アメリカ文学の中から選ぶことになったようじゃ。教授もそれぞれ複数いるわけで,教授も選ばなければならなかった。旦那が久しぶりに英語科の部屋を訪ねると,壁に貼り紙がしてあり,卒論指導の講座を選ぶようになっておったという。自分の希望する講座名の所に〇をつければ良かったのじゃ。見ると,ほぼ全員希望の所に〇を付けており,後は旦那を残すのみになっておったのじゃ。日本語で書いて構わない英語科教育法が一番人気で多くの学生がそこを選んでおった。一方,アメリカ文学の欄を見ると,担当の教授はお一人だけじゃったが,誰も〇を付けておらんかった。旦那は何も考えずにアメリカ文学を選んだのじゃ。みんなと同じというのは嫌だ,徒党を作るのは好きではないという旦那特有の人生哲学というやつじゃ。旦那以外の学生たちは先輩から各教授の評判は聞いておったのじゃ。旦那が選んだアメリカ文学のT本先生は,かなり厳しい教授という評判だったのじゃ。T本先生のことは旦那はもちろん知っておったが,大学2年生の頃,大きなお屋敷の大掃除に駆り出されたこともあり,それほど悪い印象は持っておらんかったのじゃ。怠け者の旦那とT本先生の1対1の卒論指導が始まったのじゃが,多くの学生たちの予想に反して,苦しんだのは旦那ではなく,T本先生の方がむしろ旦那に翻弄されたのじゃった。90分間の講義が午前中2時間あったのじゃが,アメリカ文学の卒論指導であるアメリカ文学特講は水曜日の2時間目に組まれておったそうじゃ。T本先生は水曜日はそのアメリカ文学特講の講義しかなかったのじゃが,生活費を稼ぐのに苦労していた旦那はしばしばその講義を休むことが多かった。T本先生は,「来るときは前日までに言ってくれないか。君が来なければ,僕は水曜日は大学に来ないから。」と言い出したのじゃ。前代未聞じゃ。旦那の事情はというとこういうことじゃ。4年生の5月になって,5週間(!)の教育実習が始まった。さすがに,その間は家庭教師などのアルバイトは一切できない。仕方なしに旦那は家庭教師を全部解約して,買いだめしていた600枚のLPレコードを殆ど業者に売り払ったのじゃ。安く見積もって1枚2000円とすると,120万円にはなっていたはずじゃが,それを30万円で手放した。5週間は軽く生活できたのじゃが,教育実習後次第に生活費が逼迫して来おった。この頃垣内さんの所の下宿代が一気に8千円に値下がりしたのは前にも話した通りじゃ。家庭教師以外のアルバイトを始めたために水曜日のアメリカ文学特講に出られないことが多くなったというわけじゃ。もともと勤勉な学生じゃないからのお。甘えもあったんじゃ。

     それでも,最初の頃はT本先生の教官室を訪ねて,卒業論文の書き方について,いろいろ教えを受けたのじゃ。T本先生は,「学生の論文などに期待はしておらん。長年学生を指導してきたが,真に感心したのは1人だけなんだ。」と慰めとも励ましともつかないことを旦那に言われた。旦那一人がアメリカ文学特講を選んでくれたという思いもあったのじゃろうか。それほど手厳しい指導はなかったのじゃ。一度大学近くの,と言ってもバスでも20分ほど掛かる所に,阪急六甲の駅のすぐ近くのケンタッキー・フライドチキンの地下か,あるいはその隣だったかも知れない,地下になっている所に居酒屋があり,そこへ連れて行っていただいたこともあった。旦那はそこでT本先生の研究テーマが「アメリカの現代文学とホモセクシュアリティについて」だということを聞かされた。・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年06月08日(金)

    6月8日(金)第2回PTA理事会・・・

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     6月8日(金)雨の量はまだ幾分少なめですが,梅雨らしい日和にはなってきました。6月に入り,福山高校の清掃時間の音楽は「エリーゼのために」に替わっているのですが,実は毎日異なるCDを流しているというのに気付いている人がいるでしょうか。自宅のライブラリーを捜索したら,ざっと10枚のCDが出て来たのです。「田園」を捜すのは簡単です。何故なら,演奏時間40分の交響曲ですから,CDの背ラベルを見れば,大抵標記されています。ところが,「エリーゼのために」が背ラベルに標記してあるCDは,オムニバス盤の1枚しかありませんでした。パソコンのデータ記録も確認しながら,馬鹿みたいに(?)半日かかって捜し出したのが10枚のCDです。1日(金)は,ウゴルスキのゆったりとした演奏でした。4日(月)は巨匠(?)ケンプの実にオーソドックスな名演,5日(火)は若きヌーブルジェによるアンコール的な爽やかな演奏,6日(水)は青柳いづみこさんの「天使のピアノ」という心温まるCDに収めてあるしっとりとした演奏,7日(木)からはブレンデルのひょっとしたら一押しの名演ではないかと思われるものですが,今日は,唐鎌君28トラックをきちんと再生してくれるかな・・・。というのは,本日カメラマンは出張で不在だからです。(^_^;)

     梅雨時の「エリーゼのために」はちょっとしんみりし過ぎるような気もします。校長先生,この選曲正しかったのでしょうか・・・。ただでさえ,憂鬱なのに,そうでない人もいるでしょうが,カエルみたいに・・・「エリーゼのために」を聞くとさらにセンチメンタルな気持ちになってしまいます。数年前,数10年前の懐かしい,それぞれのテレーゼ・マルファッティを思い浮かべるような・・・。(-_-)

     本日は,午後から第2回PTA理事会が行われます。PTA各専門部の部長を選出して,年間事業計画を話し合います。PTA主催のパークゴルフ大会や研修視察も話題になるのだろうと思います。夜は,新旧役員の引継を兼ねた懇親会も予定されています。きっと,大盛り上がりになることでしょう。(^_^)

  • 2018年06月07日(木)

    6月7日(木)第1回中高連絡会・・・

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     6月7日(木)公開授業3日目,3時間目3年普通科榎本先生の国語の授業を覗いてみました。前回の宮野先生の時と同じ「長安如何日遠」を扱った授業でした。こちらは,大きな声で様々な声色を使いながら,時折わざと芝居がかって見せたりして,生徒たちはさしづめ講談を見ているような気分でしょうか。東晋の元帝と幼い明帝のやり取りを興味深げに聞いています。そして,時折登場人物の一人であるかのように,声を挟む生徒もいます。明帝の「太陽は見えるけど,長安は見えないから,長安の方が遠い」という回答は,敵に長安を穫られて最早長安に戻ることができない群臣たちの悲痛な思いを慮ったものということです。幼き明帝の賢さと懐の大きさが窺えます。

     午後になり,雨がぱらつき始めました。生徒玄関前の電線にはツバメたちが集っています。今年もやって来ました。雨粒を感じると,身体をぶるっと震わせます。カラスの濡れ羽色ってのは聞いたことがありますが,鳥たちの翼は水滴を弾く機能が備わっているのでしょう。次第に雨脚が強くなってきます。それでも,彼らは軒下に避難しようとはしません。自分がいるからか・・・。そそくさと退散してあげました。

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     午後2時を回ると,第1回中高連絡会のために中学校の先生方がぞくぞくお見えになります。先生方には,最初に出身中学校の1年生との懇談を持っていただきました。1年生の生徒たちが嬉しそうに,また半分恥ずかしげに,中学校の先生方を迎えにやって来ます。1年生の生徒たちは全員それぞれの教室で高校生活の様子などを中学校の先生に報告しています。中には,「遅刻してた人は,福山高校ではちゃんとやっているか」と厳しい問いかけが中学校の先生方から飛ぶ場面もあります。生徒たちはわいわい賑やかに高校生活を話したり,中学校の先生と1対1でしみじみとお喋りしている部屋もあります。1年生にとっても,中学校の先生方にとっても,素敵な時間が流れたのではないでしょうか。

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     本会議に入ると,学校の概況説明は生徒会役員の3人が行ってくれました。生徒会長の3年商業科神ノ門佳音君(国分南中出身),副会長の同じく3年商業科の遠矢七夕さん(国分南中出身),そして同じく副会長の2年商業科花森楓さん(牧之原中出身)の3名です。リハーサルを十分に重ねていたこともあり,しっかりとした説明ができていたように思います。最後に自己紹介をすると,中学校の先生方から拍手喝采を浴びていました。そして,生徒指導,進路指導,特別支援教育,そして今年度の入試の概況,8月の体験入学と係からの説明が続きました。質疑の中では,本校が誇る特別支援教育に関することがいくつか出されました。幅広くいろいろな生徒を受け入れていく,まさにインクルーシブ教育の具現化が本校の目標です。

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     8月3日(金)の一日体験入学については,すでにホームページに資料が出ています。実施要項や参加者名簿等,ダウンロードすれば利用できますので,是非ご覧ください。平成18年度学校案内や進路だより,福山高校だより等も閲覧可能です。

  • 2018年06月06日(水)

    6月6日(水)FMかごしまJackkk! Hour 校内放送収録

     6月6日(水)梅雨入りして1週間が経つのに,雨の量が少ないように思われます。サツキの花もまだあちこちで見られます。サツキはツツジの仲間だそうですが,旧暦の皐月,現在では主に6月に咲く花なのでしょう。紫陽花たちも大慌てで咲き始めているようですが,ひょっとしたらまだ梅雨本番ではないなと内心余裕なのかも知れません。福山高校の校庭のどこかでは,カエルが必死に雨乞いをしています。昨日も途中から雨降りになりましたし,今日も夕方にかけて雨になると予報が出ています。カエル君,安心したまえ,梅雨はまだまだこれからだよ。

     昨日,今日と南日本新聞の紙面を福山高校が賑わしております。と言っても,一般の方はお気づきになられたでしょうか。昨日は,福山高校事務室の岩切隆宏先生の「フクヤマ」の花文字を中心とした福山高校に関わる水彩画が取り上げられていました。お陰で,岩切先生は,福山百景を描くんだとその気になっています。5月22日(火)のブログをご覧ください。そして,今日は,「仁義なき戦い」と黒ヂョカにあります。またしても,事務室関係で,福山高校事務室の重久先生と寺田事務長のことです。2人が戦っているわけではなく,2人が鳩と格闘しているというお話です。ちょっと笑えます・・・。いや,笑ってはいけない・・・。(^_^;)

    6月5日(火)南日本新聞(「フクヤマ」を風景画でPR)[PDF:153KB]   6月6日(水)南日本新聞(仁義なき戦い~黒ヂョカ)[PDF:284KB] 

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     FMかごしま Jackkk! Hour 校内放送収録が昼食時間に予定されていますが,FMかごしまのスタッフの方2名は午前10時30分には来校されました。スタジオとして使われる2階の選択教室3に機材を運び,コードを1階の放送室へ延ばされます。収録と同時に校内放送を行うためです。スタジオの方は,机を4つくの字型に並べるだけで完了です。スタジオの正面には,ギャラリー用の椅子が7脚ほど並べてあります。

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     4時間目の時間帯には,パーソナリティの3年普通科上村真里花さん(舞鶴中出身)と田中奈々美さん(牧之原中出身)の2人はスタンバイして放送開始を待つばかりです。FMかごしまのパーソナリティ橋村美咲さん,他4名のスタッフの方々も到着されています。4時間目終了のチャイムが鳴り,昼食時間に入っても2人は何故だか余裕の表情です。これから何が起こるのか,さっぱり分かっていないようにも思われます。放送開始は12:28分,オープニングの音楽とアナウンスでスタートしました。

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     橋村さんの巧みな話術で,2人はリラックスした様子で受け答えできています。最初声が小さいかなと思われましたが,機材の方がうまくコントロールされたお陰でしょうか,各教室ではしっかりときれいに流れています。福山高校の生徒たちは,興味津々でスタジオとなった選択教室3を覗きに来ますが,なかなか中に入ろうとはしません。最初は2,3名でしたが,放送が中盤に差し掛かると,食事を終えた生徒たちがぞくぞくと集まって来ます。

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     教室を覗くと,昼食中の生徒たちが,わいわい言いながら,時にはコメントを聞いて笑いながら,耳を傾けています。興味はあるけど,なかなかスタジオの中までは入って行きにくい,恥ずかしがり屋さんの福山高校生の性格が出ています。でも,声を出して反応していいんだということが分かると,ラジオ収録の雰囲気も飲み込めて来たようで,少しずつ大胆になっていきます。

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     後半は,吹奏楽部部長の3年商業科遠矢七夕さん(国分南中出身)と理科の3年普通科担任中島先生の登場です。遠矢さんは吹奏楽部として様々な地域の行事に参加する一方,高校生クラブひまわりの一員として幼稚園の運動会や地域の成人式の手伝い等様々なボランティア活動を行い,さらには生徒会副会長として赤い羽根街頭募金などに加わったり八面六臂の活躍をしています。もちろん商業科として検定試験にも頑張り充実した高校生活を送っているので,話題に事欠きません。

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     1年商業科から異様な盛り上がりを見せているのが聞こえてくるので,何事かと思ったら,同行されていたFMかごしまのタレントさんでしょうか,懐かしいゴムぱっちんゲームを生徒とされています。なるほど,校内放送と併行して,各教室を回りながらちょっとした催しを行い,Jackkk! Hour という番組はできているのだ・・・。福山高校クイズというものも企画されており,福山高校の校章の意味について,生徒に問われています。そのアンケートの結果も放送本番では流されるのだそうです。 

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     スタジオの選択教室3に戻ると,いつの間にかかなりの人だかりができています。そして,中島先生へのインタビューが始まっています。中島先生は1年前110キロあった体重が今では59キロにまで落ちています。まずはその話題で大盛り上がりです。生徒と一緒にダイエットを始めながら,生徒の方は1年間で1キロしか体重を落とせなかったのに,中島先生は50キロも減量に成功したのです。人間が一人消えたような計算になりますから,やり過ぎではないかと思われますが,本人は至って涼しい顔をされています。減量にお悩みの方は,福山高校中島までご一報ください。そして,中島先生と言えば,福山高校で0から科学研究部を立ち上げ,わずか2年で全国大会まで導いたという飛びっきりの話題があります。科学研究部,さぞや大勢の部員で活況を呈しているかと思いきや,現在部員0なんだそうです・・・。ご自分の体重と同じように大きくしぼんでしまいました・・・。でも,部員が一人でも来れば,またやると言われています。福山高校科学研究部,まだまだ捨てたもんではありません・・・。

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     昼食時間45分間目一杯使って放送収録は行われましたが,終わってしまうと,あっと言う間の出来事であったように思われます。収録が終わったと思いきや,選択教室3では,5名の生徒たちに橋村さんの方からインタビューが行われています。橋村さんがパーソナリティを務めておられるもう一つの番組,「あさCafe」の中でのコーナー,お弁当に関する質問のようです。同時に,福山高校の Jackkk! Hour の宣伝も兼ねて行われるのだそうです。

     放送の予定ですが,「あさCafe」の方は,12日(火)午前8時20分から11時の時間帯になります。そして,「Jackkk! Hour」の方は,17日(日)午後8時からの多分1時間番組です。是非お聴きください。

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     放課後になり,日本教育公務員弘済会鹿児島支部の方々が来校され,給付奨学金の引渡式が行われました。3年生の生徒2人に5万円が支給されることになっていたのです。弘済会の奨学事業の一つで鹿児島県下の公立・市立問わず,それぞれの学校で学校長の推薦する生徒たち約200名に支給されるということです。大変ありがたいことです。校長,教頭,奨学金係,担任,そして給付される生徒たちが出席して,引渡式は行われましたが,この日はまず校長先生に代表で受け取っていただきました。弘済会の方々のお話の後,最後に生徒たちも感謝の言葉を述べていました。

     

  • 2018年06月05日(火)

    6月5日(火)公開授業,そして部活動体験入部・・・

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     6月5日(火)公開授業2日目を迎えています。1時間目3年普通科古典の授業を覗いてみました。「長安如何日遠」。漢文のようです。長安と太陽はどちらが遠いか,という意味だそうです。東晋の明帝の幼い頃の逸話のようです。幼い明帝は最初「長安から来た人はいるけど,太陽から来た人はいないから,太陽の方が遠い」と答え,父親(?)の元帝はさすがの我がお世継ぎじゃと感心します。一同を呼び集めて,元帝が再度幼い明帝に同じ質問をすると,「長安の方が遠い」と明帝は答えてしまい,元帝は血相を変えます。すると,明帝は「太陽は見えるけど,長安は見えないから,長安の方が遠い」と言うのです。この柔軟な発想におそらく元帝はにんまりだったのではないでしょうか。思わず宮野先生の授業にのめり込んでしまいましたが,生徒たちも大昔の中国の話なのに,意外と興味津々で読み進めていたようです。

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     3年普通科の古典の授業の後,3年普通科の徳田和貴君(隼人中出身)のベートーベン賞の表彰式が校長室で行われました。正確には,ベートーベン2(本当は2はローマ数字で「ベートーベン・ザ・セカンド」と読むんだそうです)賞です。徳田君は3年生ただ一人のサッカー部員として,2年間サッカー部を支えてきました。先日最後の県大会を終えて,サッカー部を無事卒業した徳田君ですが,彼がいたからこそ福山高校サッカー部は存続し,現在では1,2年生の部員が増えて,単独チームで戦えそうな状況になっています。徳田君,今度は先日の全校朝礼で誓った通り,進路目標実現に向けて頑張るんだよ。そして,たまにはサッカー部に顔を出してくださいね。(^_-)

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     2時間目同じ3年普通科の教室で,今度は数学の授業が行われています。三角形の相似を利用した線分の長さを求める問題にちょうど取り組んでいました。杉田先生が三角形の形を黒板に描きながら,説明をされています。2つの三角形,どう見ても相似に見えないのだけど・・・。それでも,生徒たちは素直に杉田先生の説明に従って問題を解いていきます。多分中学の時に習った三平方の定理も活用して,必要な線分の長さを求めていきます。そして,相似ということを利用して,内項の積は外項の積を使えば,あとは簡単な引き算です。数学は物事を論理的に筋道を立てて考えていくのに役立ちます。果たして,生徒たちは無事解答にまでたどり着くことはできたのでしょうか。

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     そして,3時間目は保健体育の公開授業ですが,大迫先生のフレッシュ研修初任校研修2年目研修を兼ねています。1年前と同じバドミントンの授業ですが,同じ競技を選んで,体育教師としての成長の跡を確認するねらいがあるようです。チャイムが始まる前に,生徒たちは体育館内を5周走り,準備運動を行っています。始まりのチャイムが鳴る頃には,もう授業が本格的にスタートする仕組みです。遠い昔の高校時代を思い出しますが,生徒たちは大変ですね。でも,授業は厳しさ一辺倒ではなく,意外と生徒たちはリラックスしています。あれ,ちょっと体育の授業にしては締まりがないのかなと思ったら,大迫先生が説明を始めると,生徒たちは一生懸命聞いています。メリハリがあると言うのでしょうか。ワイワイ声が出て,体育の授業を存分に楽しんでいるのが窺えます。先日の女子バドミントンのユーバー杯の決勝日本対中国の試合をビデオで見せられると,生徒たちは齧り付くように見ています。なかなかそのレベルまでは遠いようですが,クリアー,スマッシュ,ヘアピンなどの一流選手のプレーは目に焼き付いたのではないでしょうか。ネットを挟んでの4対4のゲーム形式の練習に入ると,生徒たちはシャトルを落とさないように必死ですが,まだまだ一流選手のようにはうまくいかず,シャトルはすぐにフロアに落ちてしまいます。まだ,バドミントン競技の2時間目ということですので,経験を重ねるにつれて上手になっていくのではないでしょうか。

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     放課後になって,1年生の体験入部が始まっています。地区大会も終わり,県大会もほぼ終わってしまったのに,どうして今頃・・・。高校生活にすっかり慣れて,それでもまだ部活動に入部していない人を部活動に取り込むのがねらいでしょうか。体育館に足を運ぶと,バドミントン部が大賑わいです。隣のコートでは,何と女子バレーボール部が6名以上います。全員入部すればチームが作れる!ステージ上の卓球同好会は相変わらずいつもの3人のようです。そうです。2年生になり商業科の竹下リアナ・クリステンさん(木原中出身)が入り,昨年から始めている男子2人より先に,この間県大会を経験してしまいました。でも,まだ3人です・・・。ソフトテニス部は雨のために進路学習室でミーティングをしています。こちらも1年生が少し入り,1年前には考えられなかったくらい大所帯になっています。吹奏楽部は11名ほどでしょうか。今一番勢いのある吹奏楽部,もう少し増えないかな・・・。意外と,美術部が凄まじいです。体験入部の時間は終わったというのに,10名以上いて,吹奏楽部を凌ぐほどの勢力になりそうです。みんな入れば,ですけど・・・。(^_^;)

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  • 2018年06月03日(日)

    6月3日(日)ビゼー,J.シュトラウス2世,カフカ,そしてクリュイタンスの亡くなった日・・・

     6月3日(日)きっと「ムーミン(63)の日」なんだろうなと思ったら,果たしてその通りでした。ただし,「元ムーミンの日」です。さすがに国際的には通用しないということで,作者のトーベ・ヤンソンの誕生日である8月9日が今では「ムーミンの日」なんだそうです。インターネットをブラウズィングしていたら,物凄い日であることが分かりました。作曲家のビゼー George Bizet (1838-75)とJ.シュトラウス2世 Johann Strauss II (1825-99) の亡くなった日だったのです。ビゼーと言えば,歌劇「カルメン」ですが,劇音楽「アルルの女」と言い,管弦楽曲としても親しまれているピアノ連弾曲「子どもの遊び」など,美しいメロディラインが天才的です。単に美しいだけでなく,人生の悲哀とノスタルジーを感じさせるような,心にじんとくるような旋律です。音楽史上最高のメロディメイカーと言ってもいいでしょう。J.シュトラウス2世はお父さんも「ラデツキー行進曲」などで有名な一流音楽家ですが,息子の2世の方はまさに「ワルツ王」です。ワルツ「美しき青きドナウ」や「ウィーンの森の物語」,「春の声」など傑作が目白押しですし,喜歌劇「こうもり」も素敵です。そして,ベルギー出身ですが,主にフランスで活躍したのでフランスの指揮者という印象の強い名指揮者アンドレ・クリュイタンス André Cluytens (1905-67) の亡くなった日でもあります。カラヤンと同じ時代に活躍した人ですが,比較的若くして亡くなったのが残念です。ビゼーはもちろんドビュッシーやラヴェルの演奏は絶品です。フランス的と言えば,上品でエレガントで,一見ふわふわして掴み所がないという印象がありますが,クリュイタンスの指揮はそのような表面的な上辺だけの美しさを狙ったものではなく,どちらかと言えば,通常の演奏よりも野暮ったく感じられる瞬間もある,意外と熱い演奏です。フランスは農業国ですからね。シャンゼリゼだけがフランスではありません。ビゼーの鄙びたメヌエットをたまらなく切なく演奏する一方で,野性味溢れるファランドールやカルメン前奏曲,セギディーリャをどこまでも情熱的に演奏します。間違いなく大指揮者です。クリュイタンスとビゼーが同じ日に(年は違いますが)亡くなっていたとは意外ですが,絶妙な神様の悪戯だと思います。そして,フランツ・カフカ Franz Kafka (1883-1924) の名前を発見しました。「審判」や「城」,「変身」で有名なドイツの作家ですが,この日に亡くなっていたのですね。村上春樹の「海辺のカフカ」のカフカはもちろんこのカフカから取られたものでしょう。人間の深層心理に潜む,幾分歪んだ世界。カフカの「変身」は比較的読みやすいので,一度読んでみられたら・・・。

     『老犬コロの繰り言その110』です。先日訳あって肝付の自宅に帰り,翌日早朝牧之原に引き上げるとき,老犬は目は覚ましていましたが,起き上がろうとはしませんでした。どうせ,またお出かけでしょ,みたいな顔つきで,じっと横になったままです。夜の間犬小屋周辺を歩き回り,疲れていたのかもしれません。鼻の頭を触ると,ひんやりした感触が心地良く感じられました。老犬は元気なんだろうと思います・・・。

     
    老犬コロの繰り言その110
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     わしが溝にはまり,往生する前,集落内を歩き回っていた時の写真のようじゃ。あれから,旦那はわしを視察に連れて行こうとはしなくなった。わしの世界は家の敷地内だけになってしもうた。確かに,1キロ以上歩くのはしんどいような気もする。じゃが,それがわしらの仕事なんじゃがのお。何のために生きているのやら・・・。

     旦那は教育学部に所属しておったのじゃが,多くの仲間たちに助けられていたのじゃ。旦那を支えていたのは,垣内の婆さんだけではなかったのじゃ。旦那は至ってマイペースな性格で周囲の波長に合わすのが苦手である。それは今も変わらない。所属する英語科のある教育学部棟には,2年生の後半から移ったようじゃが,急に知らない人が増えて,旦那は狼狽したのじゃ。お酒も苦手な旦那はもちろん20歳を過ぎても,英語科の飲み会に足が向くことはなかったようじゃ。大学4年生の卒業の時,追い出しコンパにだけは是非来てくれと後輩に言われ,仕方なしに出たくらいじゃ。そんな旦那を友人たちはよく助けてくれたようじゃ。教育心理学科の松本君はまさに救世主とも呼ぶべき人で,大学の学生会館がLPレコードを15%引きでセールを行っていた時,旦那は松本君に2万円借りて10枚以上まとめて購入したこともあった。松本君の場合,ちと過保護が過ぎる面があったようじゃ。旦那が土曜日の英作文の講義の単位取得が危ないということを聞いた旦那の友人の大橋君の友人の福井君は,土曜日の朝旦那の下宿まで車で乗り付けて旦那を大学まで連れて行ったこともあったそうじゃ。福井君は,旦那の住む西宮とは神戸を挟んで反対側の明石か加古川の方に住んでいたはずじゃから,大学のある神戸を通り過ぎて,わざわざ旦那を迎えに来てくれていたことになる。福井君というのは,友だちの友だちじゃから,それほど親しかったわけではなかったのじゃが,非常に情の厚い男だったということじゃ。旦那は何故福井君がそこまでしてくれたのか,よく分からなかったようじゃ。余りにも申し訳なくて,旦那は福井君にちゃんと英作文の講義に出ると誓ったそうじゃ。金曜日の夜の家庭教師のアルバイトの終了が遅く,そのくせ下宿に帰るとしばらく音楽を聴くものじゃから,土曜日の朝はきつかったようじゃ。ただの甘えじゃ。福井君が何学科だったのか,それさえも旦那は覚えておらんようじゃが,教育学部と言うこともあり,そのような世話好きな学生が多かったということじゃろう。さすが教師の卵たちじゃ。神戸周辺の都会育ちの若者たちじゃったが,都会的な擦れた性格の学生が旦那の周囲にはおらんかったようじゃ。むしろ旦那のような田舎者の方が,旅の恥はかきすてというのじゃろうか,妙に背伸びして世慣れた風を装う嫌な奴が多いんじゃ・・・。旦那はその最たる物じゃ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年06月02日(土)

    6月2日(土)本能寺の変のあった日・・・,進研マーク模試,そしてFMきりしま収録・・・

     6月2日(土)は1582年(天正10年)本能寺の変の起こった日だそうです。明智光秀が何故織田信長を討たなければならなかったのかということについては,定説は存在しないのだそうです。光秀が主君信長を自害に追いやったわけですから,この日は「裏切りの日」ともされています。当時は戦国時代末期,織田信長が天下を取ったとは言え,下克上の流れは続いていたわけですから,必ずしも「裏切り」とは片付けられないのかも知れません。カメラマンの今は亡き,生まれて間もなく亡くなった長兄は「光秀」という名でした。それ故に,長兄については名前と小さなお墓しか覚えていないのに,光秀には幼い頃からどこか親近感みたいなものがありました。何故か,亡き母も光秀が好きだったようです。織田信長と言えば,当時においてはカダフィか金正恩みたいなものでしょうからね。命を狙う者が数多くいてもおかしくないわけです。でも,わずか13日後には羽柴秀吉に山崎の合戦で敗れることになりますから,本気で天下を取る気が合ったのかどうかは定かではありません。不思議な事件です。

     今日は,3年生のマーク模試が行われています。センター試験受験予定の3名が頑張っています。30日(土)には記述模試も控えています。また,FMきりしまの「未来のキミへ From きりしま」の収録も本日行われています。2年普通科のサッカー部寶満陸君(国分中出身)と2年商業科の同じくサッカー部宮田尚斗君(舞鶴中出身)の2人が出演していますが,どのようなトークを聞かせているのでしょうか。放送は月末の金曜日午後4時半からになると思われます。

     『老犬コロの繰り言その109』です。母が脳梗塞で倒れたとき,口ではもう駄目だと言いながら,必死にリハビリしていたのを思い出します。本当はまだまだ生きたいのだ・・・。当たり前だ・・・。涙が出そうでした・・・。リウマチに苦しみ,両膝には人工関節を入れ,あげくの果てに脳梗塞・・・。苦しみの多い最晩年でした。母はそれから4年ほど生きてくれました。老犬を見ていると,何度も死ぬような思いをしながら,今では思うように身体も動かせないのに,必死に生きようとしている,その姿に感動させられます。老犬を生かさなければなりません。生きるということ・・・。老犬は,いつの間にか溝を渡れるようになっています。幾分躊躇いはあるようですが・・・。順調に回復しています。

     
    老犬コロの繰り言その109
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     ふー。しばらく歩いたらこうして横になるのが一番じゃ。数週間前よりは,随分長く歩けるようになったようじゃ。わしの脚はまだまだ動かせるようじゃ。溝転落事件の前までは右後ろ脚が歪んでいたのが,その一件の後真っ直ぐになり元に戻っていると爺さんは言うておるようじゃ。ふーん。そうなんじゃ。自分では気い付かんかったが,ひょっとしたら不幸中の幸いで前よりもちゃんと歩けるようになるんとちゃうか。もう少しリハビリすれば,走れるようにもなるんじゃなかろうか。ま,焦らず力まず,のんびり生きていけば,いいことあるじゃろ。

     小心者の旦那の面白い話を聞いたぞ。学生時代旦那は英語科に所属しながら,心理学科の部屋を訪れることが多かったようじゃ。数少ない松本君という友人がいたからじゃ。松本君も旦那と同様どちらかと言えば,内気なタイプじゃったから,サークルにも何にも所属しておらんかったようじゃ。旦那と松本君は,両方とも野球が好きということで,空き時間(?)になると大学の構内でキャッチボールをするようになったのじゃ。2人で一言も喋らずにただひたすらボールを投げ合うだけ・・・。建物と建物の間じゃからちょっと投げ損なうとガラスを破損する可能性もあり,そのうち職員の方に怒られるかなと思っておったのじゃが,誰も何とも言わんかったようじゃ。それどころか,ある教授が窓から顔を出し,叱られるかと思いきや,仲間に入れてくれと言うてきたんだそうじゃ。すると,徐々に参加者が増えていき,一度だけ大学のグラウンドでソフトボールの試合を行ったそうじゃ。旦那と松本君は,調子に乗り,キャッチボール同好会と名付け,松本君を総裁,旦那を幹事長と呼んだようじゃ。レギュラーは2人だけで,18人揃ったのも後にも先にも一度っきりだったということじゃ。もちろん大学側は全く認知していない闇のサークルだったのじゃ。大学4年生の時に,心理学科の女の子が旦那に卒業論文を手伝ってくれと言うてきたこともあったそうじゃ。心理学科の部屋に呼ばれ,そこにしばらく座っていてくれといわれたのじゃ。心理学科の部屋にはテーブルが一つだけあり,テーブルを挟んで,旦那と名前を知らない女子学生の2人だけしかいない状態で,ドアは閉めてあったそうじゃ。旦那と名前を知らない女子学生は全く口も利かず,多分お互いもじもじしながら,30分ほどが経過したんじゃ。心理学科の女子学生が戻って来て,2人に紙と鉛筆を渡し,2人で話した内容を書くように言うたんじゃ。えっ,一言も話していないけど,と旦那が言うと,心理学科の女子学生はひどく怒ったらしいのじゃ。初対面の男女がどのような会話を行うのかを研究しているのに,全く時間の無駄じゃないか,というのである。『三四郎』の美禰子が見ていたら,きっと stray sheep, stray sheep...と呟いたことじゃろ。旦那はまず初対面の人とは口を利かないのじゃ。ビジネストークはできると豪語しておるようじゃが,所詮小心者なんじゃ。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年06月01日(金)

    6月1日(金)大隅中学校上級学校説明会,そして実用英語技能検定・・・

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     6月1日(金)6月に入りました。今日はどうやら梅雨の中休み,晴れ間が見られそうです。6月に入りましたが,やはりこういう日は「五月晴れ」と言っていいのでしょう,多少違和感はありますが。旧暦だと梅雨の季節はまだまだ5月なんでしょう。今朝7時を過ぎたあたりから,福山高校の西側の森からしきりにアカショウビンの声が聞こえます。先日よりも随分遠くで鳴いているようですが,今朝はかなりサービスをしてくれて,10分近く鳴いています。今年3度目のアカショウビンです。ペースとしては例年より早いのかも知れません。本当は彼らは毎日毎朝どこかで鳴いているのでしょうけど・・・。(^_^;)

     6月に入り,ベートーベンの音楽も替わります。校長先生が選ばれたのは,「エリーゼのために」です。清掃時間の予鈴が鳴ると,まず5分間校歌が流れます。再度チャイムが鳴ると清掃開始です。清掃開始とともに校内に流れるのが,ベートーベンの音楽というわけです。5月は,後半からでしたが,交響曲第6番「田園」の第一楽章を流しました。今月の「エリーゼのために」は,言わずと知れた3分程度のピアノの小品です。この作品の自筆譜を所有していたのは,テレーゼ・フォン・ドゥロッスディック夫人(旧姓マルファッティ)だそうですから,エリーゼとはテレーゼのことでしょう。お馴染みの主題が何度も繰り返されるロンド風の小品ですが,一流のピアニストたちはなかなか録音してくれません。時折肩の力を抜いた小品集に収められるぐらいでしょうか。往年の名ピアニスト,ケンプやブレンデルの端正でスタイリッシュな「エリーゼのために」もあったのですが,まずロシア出身のウゴルスキの演奏で聴いていただきましょう。いかにもロシア的な広大な大地を思わせるゆったりとした演奏です。それが,「エリーゼのために」に相応しい演奏かどうかは別ですけど・・・。

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     Our future starts from here. 我らの未来はここ福山に始まる。今年の福山高校生徒会スローガンです。懸垂幕が正面玄関の上,学校スローガンの横に掲げられました。文字もイラストも,2年普通科の美術部員市川敬広君,敬大君(輝北中出身)によるものです。高校生活の一コマを美しい(美しすぎる?)イラストで描いてあります。学校案内も市川兄弟による挿絵が表紙に使われています。よく見ると,文字の方も,実に味わい深い筆致です。通り掛かった生徒たちもしばし見とれたように見上げています。(^o^)

     午後から,大隅中学校の上級学校説明会が行われました。福山高校の出番は14:45からの20分間です。今回は,大隅中学校卒業生の1年商業科の江田真紀さんと宮薗理沙さんに同行してもらいました。福山高校に入学して2か月,元気に走り回っている(?)2人でしたが,説明の時間が近づくにつれて,緊張が高まり借りてきた猫のような様子です。それでも,宮薗さんの方は,中学時代のお世話になった先生を見つけて,お喋りを始めます。20分間の説明時間のうち,前半の10分かそこらは教頭によるパワーポイントを用いた学校紹介で,後半いよいよ彼女たちの登場です。さすがに緊張感がありありと感じられましたが,考えてきたことをしっかり発表してくれました。もう少し,はしゃぐかなと思われましたが,最後までお澄まし顔で締め括ってくれました。出番が終わると,一気に緊張感が溶けて,2人とも中学校の先生方とのお喋りに興じて,なかなか帰ろうとはしません。彼女たちの元気な姿を中学校の先生方にご覧いただくことができて良かったと思います。お二人さん,お疲れ様でした。大隅中学校の生徒の皆さん,先生方,ありがとうございました。

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     学校に帰ると,実用英語技能検定一次試験が始まっています。2級,準2級,3級に分かれて,一生懸命鉛筆を走らせています。3級を終えた生徒たちが,教室へ戻ってきて,英作文が難しかったとこぼしています。いつの間にか,英検の一次試験の中に英作文が課されるようになっているのですね。リスニングまで75分間の激闘を終えて,幾分疲れ気味ですが,中にはそのままテニスコートへ向かう輩もいます。もうしばらくしたら,準2級と2級が終わります。夕方6時が迫っているとは思えないほど,明るい爽やかな夕暮れです。今日は吹奏楽部も英検のためにお休みです。静かな静かな・・・日没ではないな・・・黄昏時でもない・・・午後5時50分です・・・。(^_^)