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2018年3月

  • 2018年03月31日(土)

    3月31日(土)年度末,最後の日を迎えました・・・

     3月31日(土)平成29年度最後の日を迎えました。保護者の皆様,地域の皆様,今年1年間福山高校を応援してくださりありがとうございました。平成30年度は,福山高校はさらに力強く,そして華麗に羽ばたいてまいりますので,引き続きご指導ご鞭撻の程,よろしくお願い申し上げます。遠藤丸も2年目を迎え,歌う校長,ピアノを弾く校長がさらに輝きを増すものと思われます。そして,それ以上に福山高校生はさらに輝いてくれるものと期待されます。来年度も福山高校をお見守りください。

     さて,平成29年度は,4月1日から本日3月31日に至るまで,完璧に365日間ブログを更新し続けました。ただ,更新するのだけを目的にどうでもいいことを書き連ねた日も多くございました。新年度は装いも新たに(?)さらに格調高いブログをスタートさせたいと思っておりますが・・・。・・・。まずは,今年1年ありがとうございました・・・。m(_ _)m

     今日は,我らがパパ・ハイドン Franz Josph Haydn (1732-1809) の生まれた日ということです。モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart (1756-91) とベートーヴェン Ludwig van Beethoven (1770-1827)の少し前に誕生したちょっと陰の薄い人・・・。いや,そんなことはありません。ハイドンは「交響曲の父」であり「弦楽四重奏曲の父」でもあるのです。ハイドンがいなければ,モーツァルトもベートーヴェンも誕生したかどうか定かではありません。恐らくもっと違った音楽家になった可能性があるということです。ハイドンが作ってくれた土台は,2人にとって大変大きなものであったろうと思います。もちろん,ハイドン自身の夥しい数の作品群もそれはそれは見事なものです。有名な交響曲にしても,モーツァルトやベートーヴェンに比べると,至る所に茶目っ気というかユーモアが散りばめられています。軽い作品一辺倒かと言えば,そうではなく,オラトリオ「天地創造」や「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」のように力の籠もったものも少なくありません。数から言えば,交響曲や弦楽四重奏曲に傑作は目白押しですが,ピアノ・ソナタや協奏曲も実にチャーミングな作品たちです。歌劇はモーツァルトと異なり,これからまだまだ研究の余地がありそうです。テレサ・ベルガンサが歌ったアリア集は絶品です。パパ・ハイドン,是非お聴きください。

     『老犬コロの繰り言その91』です。土日,休日を埋めるために始まったシリーズでしたが,こんなに続くことになろうとは思いもしませんでした。まず,老犬の身体が持つのかなと心配されましたが,どうにか老犬生きています。足腰や聴力,視力の衰えは如何ともし難いところですが,食欲には全く衰えがありません。本人(本犬?)まだまだ生きるつもりでいるようです・・・。とりあえず,老犬に代わり長いおつきあい御礼申し上げます。4月以降どうなるかはただ今思案中です・・・。

     
    老犬コロの繰り言その91
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     何?思案中じゃと?なるほど・・・。わしの繰り言が終わってしまうかも知れないということか・・・。じゃが,わしはまだまだ矍鑠たるものだぞ。ところで,最近「G5」という恐ろしい物の話を聞いたぞ。先進5か国財務大臣・中央銀行総裁会議のことではないぞ。いかんいかん,すぐに溢れんばかりの教養がこぼれ落ちてしまう。「G5」とは何やら人間不在で自動で作業を進めることができるシステムのことを言う場合もあるようじゃ。ゲームか何かの世界で使われてきたのじゃろうか。そのうち人間の世界では,人間の労働者は不要になるのかも知れんぞ。全てAIによる機械がしてくれる。機械を操作するごく少数の人間がおれば,事は全部済んでしまうんじゃ。ことによると,操作する人間すらも不要になる・・・。すると大多数の人間は働かなくてすむ,というより仕事がないわけだから,失業,さらには生活保護ということになるんじゃろうか。仕事を持つ一部の特権階級が支配する世界。古代ギリシャとは逆に,働かない貴族ではなく,仕事を手にする人間あるいはAI,機械が支配する世界。新たな封建社会が誕生するんじゃ。ある意味大昔に逆戻りするということか・・・。仕事を持たない人間はわしみたいに虐げられて生きていくのじゃろうか。わしらと違うて,人間はひ弱じゃからのお。仕事を持たない人間の生きる意欲をどうするかが大きな問題になるじゃろ。そこのところをうまく解決しないと,社会不安や暴動が起きるぞ。経済的な問題だけでなく,いかに生きていくか,心のケアが大切になるんじゃ。圧倒的大多数の人間は暇な時間が多くなるから,新たなソクラテスやプラトンが誕生し,新たな哲学が進展するんじゃろうか。ギリシャ時代と異なり,仕事のない非貴族階級が大部分ということになるから,無数のソクラテスやプラトンが誕生するのではなかろうか・・・。

     わしらは人間と違うて,精神的に逞しくできておるから,つまらない理屈は要らないんじゃ。人間どもはじたばたしてばかりじゃ。身の程を弁えるということも大切なんじゃ。わしら犬はどこまで行っても犬じゃ。アンパンマンでは,カバやウサギ,おむすびやメロンパンまで言葉を話し,2本脚で立っておるのに,チーズは犬のままじゃ。作者が余程犬に恨みがあるか,そのまんまの犬が大好きかのどちらかだったんじゃろ。多分犬は犬のまんまで完璧な存在ということじゃろ。そうか,わしは「犬」というものなんじゃ。人間は何にでも名前を付ける習性があるようじゃから「犬」なんじゃろ。老犬ということか・・・。やれやれ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年03月30日(金)

    3月30日(金)FMきりしま76.9MHz今晩8時30分お聴きください・・・

     3月30日(金)今日も朝から吹奏楽の音が校内に響いています。今日は時折ティンパニでしょうか,一定のリズムを刻む音が聞こえてきます。ソフトテニス部も練習を始めているようです。年度末の文書整理でしょうか,印刷室のシュレッダーが大活躍しているようです。異動準備のためぎりぎりまで書類整理に追われている方もおられるようです。平成29年度もいよいよ大詰めです。それぞれがフレッシュな気持ちで新年度を迎えていくんだろうと思います。今日も,花曇りながら,比較的長閑ないい天気です。

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     さて,今晩8時30分より3日に収録を行ったFMきりしま「未来のキミへ From きりしま」が放送されるようです。先にお知らせしたとおり,卒業式を終えたばかりの3年生の旧生徒会役員の人たち,3年商業科の大山美早希さん(牧之原中出身),山下恵実さん(舞鶴中出身),3年普通科の下舞功大君(牧之原中出身),奥凪紗さん(牧之原中出身)の4名に生徒会係の上屋敷先生も加わり,福山高校での思い出を語っているようです。上屋敷先生もこの春福山高校を去り,4月からは鹿児島第一高校で勤務されます。5名それぞれ福山高校に対する熱い思いを話してくれることでしょう。FMきりしま76.9MHz是非お聴きください。再放送は,4月1日(日)午後8時30分,再々放送は2日(月)午後4時30分,いずれも30分番組です。

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  • 2018年03月29日(木)

    3月29日(木)陸上部,そして吹奏楽部・・・

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     3月29日(木)今日も穏やかないい日和です。朝9時頃,体育館入り口におかしな生きものがいます。目の悪いカメラマンはダンゴムシかと思ったのですが,近づいてよく見ると,陸上部の3人がストレッチを行っているところでした。生徒会長でもある2年商業科神ノ門佳音君(国分南中出身)と生徒会書記でもある2年普通科唐鎌崇寬君(輝北中出身),同じく2年普通科の濵崎将也君(隼人中出身)の3人です。しばらくして,グラウンドを覗くと,3人は砲丸投げの練習をしています。そして,その3人のはるか向こうのグラウンドの隅では,吹奏楽部の2人がラッパを吹いています。そう言えば,校内のあちこちからラッパの音がしています。校舎の隅でホルンを吹いている1年商業科の渕田楓子さん(木原中出身)を発見しました。真面目な渕田さんはカメラを向けてもおどけることはなく,一心にホルンを吹いてくれました。吹奏楽部は,入学式の演奏に向けて準備中です。そして,4月29日(日)のつつじ祭りの際にもちょっとしたミニ・コンサートを開く予定のようです。時折,八代亜紀の「舟歌」の旋律が聞こえて来ることもありましたが,こちらはつつじ祭り用でしょうか。まさか,入学式の新入生入場の音楽ではないですよね・・・。「お酒はぬるめの燗がいい,肴は炙ったイカでいい,しみじみ飲めばしみじみと~」今年も吹奏楽部は,地域のあちらこちらで演奏会を行っていきます。福山高校の地域貢献のシンボルでもあるのです。

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     新年度4月の行事予定をお知らせします。6日(金)の始業式,9日(月)の入学式,それが終わると,家庭訪問,三者面談等年度当初の行事が目白押しです。4日(水)には新入生の集合もあります。上記紹介通り,29日(日)には霧島市福山町惣陣が丘においてつつじ祭りが行われるのですが,福山高校の学校行事そのものではないので,行事予定表には入れてありません。でも,福山高校吹奏楽部が活躍しますし,大勢の生徒たちがボランティアとして参加するはずです。4月行事予定[PDF:100KB]

  • 2018年03月28日(水)

    3月28日(水)引越のシーズンです・・・

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     3月28日(水)昼過ぎ,中庭の自動販売機前でテニス部の1年普通科出口友都君(国分南中出身)とソフトテニス部の2年普通科庄田日奈野さん(国分南中出身)と2年商業科妹尾霞佑さん(木原中出身)の3人がくつろいでいます。午前中練習の合間に学校近くの転出される先生のお引っ越しの手伝いに行って来たそうです。やれやれとやり尽くしたような,爽やかな顔をしています。テニス部は現在部員は出口君一人だけです。新入生の皆さん,是非テニス部に入部してください。出口先輩はとても心やさしい人です。4月11日には部活動紹介がありますが,出口君がテニス部のピーアールをしてくれますので,楽しみにしてください。女子ソフトテニス部も5,6人しか部員はいませんので,こちらもよろしくお願いします。春休みの長閑な午後が続きます。

  • 2018年03月27日(火)

    3月27日(火)桜が少しずつ散り始めました・・・

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     3月27日(火)幾分花曇りながら,爽やかな日和が続いています。そして,早くも桜の花びらが散り始めました。美しいものは長続きしないから,いっそう美しく,愛おしく思われるのでしょう。1年中咲きっ放しだったら,それほど愛でられることもなく,花見という習慣もなくなるのかも知れません。季節限定,時期限定のものはよく売れるということか・・・。テニスコートの向こうの桜も,まだ十分に見頃ではありますが,少しずつ緑が目立つようになりつつあります。グラウンド隅の記念樹たちはもうすっかり葉桜状態のものもあります。日当たりがいいからでしょうか。これから咲き始めるつもりでしょうか。午前中3階の音楽室から聞こえていた吹奏楽部の練習はもうすっかり音も鳴り止みました。陸上部やサッカー部の生徒たちの姿もちらほら見えていたのですが,そちらもどうやら帰って行ったようです。静かな静かな春休みの午後です・・・。

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  • 2018年03月26日(月)

    3月26日(月)離任式

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     3月26日(月)離任式です。午前9時体育館には,卒業生を含めて大勢の生徒が集まって来ました。今年度は非常勤を含めて14名の先生方が,福山高校を去って行かれます。本日は,常勤の先生方に福山高校と福山高校生に対する思いを語っていただきました。短い方で1年,長い方は10年,福山高校のために尽力してくださいました。体育館の外では,頻りに鶯も鳴いています。離任される先生方へ餞の言葉を贈っているのかもしれません。

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     地歴公民科の德丸正樹先生は,わずか1年しか勤務されなかったのですが,その存在感たるや絶大なるものがありました。空前絶後のジャスティス先生として南日本新聞の黒ヂョカもに登場しました。德丸先生は,福山高校の校訓「勉学・規律・貢献」が好きだと言われます。特に,3番目の貢献というのが素晴らしい,自分の人生の時間の一部を他の人のために捧げるのは素晴らしいことだ,そのような福山高校生であって欲しい・・・。德丸先生の最後のメッセージを福山高校生たちはしっかりと受け止めてくれたと思います。4月からは明桜館高校で,新規採用教員として新たなスタートを切られます。

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     理科の上屋敷聡先生は,サッカー部顧問として,そして今年は生徒会係として立派な仕事をしていただきました。わずか2年という勤務になってしまいましたが,こちらも強力な戦力を福山高校は失うことになります。上屋敷先生は,4月からは鹿児島第一高校に勤務されます。同じ霧島市内の高校で,これからも福山高校の生徒たちの様子を気遣ってくださることでしょう。福山高校の生徒たちと,国分市街地のコンビニエンス・ストアなどで会うのを楽しみにしているというお話です。生徒会の係として積極的に取り組まれ,まだまだ力を発揮していただけると思われただけに,今回の異動は福山高校にとって痛恨の至りです。鹿児島第一高校でさらに力を発揮されることでしょう。

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     保健体育科の岸尾尚輝先生は,牧之原養護学校に原籍はあり,3年間の交流で福山高校に勤務されました。保健主任に加えて,3年目の今年は生徒指導主任まで務めていただきました。4月から牧之原養護学校に戻られますが,やはり福山高校になくてはならない惜しい人材を失うことになります。終業式で生徒指導主任として話をされたこともあってか,この日は多くは語られませんでしたが,近くの牧之原養護学校勤務ということで,これからも福山高校のことは気に掛けてくださるだろうと思われます。

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     英語科の近藤美香先生は,何と10年間も福山高校に勤務されました。10年前福山高校に赴任された当初は,まだ普通科2クラスで農業土木科もあり,学校全体で10クラスで200人を優に超える生徒がいたそうです。普通科が1クラスになり,農業土木科が閉科になるなど,徐々に学校が小さくなっていく現実を見てこられました。それでも,福山高校に対する愛着は人一倍強く,後半は特別支援教育に熱心に取り組み,様々な問題を抱えた生徒たちを親身になって支えてくださいました。今回の異動で,奄美大島の大島北高校へ異動となられました。福山高校と同じような小さな学校ですが,おそらく再びそこで大きな力を発揮してくださるだろうと思われます。

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     商業科の西村和昭先生は定年退職を迎えられましたが,4月からは以前勤務されたこともある串良商業高校におかれまして,再び商業教育に心血を注いでくださいます。先生は,時間というものは毎年変わらないように思われるけれども,年齢を重ねてくると同じ1年が大変短く感じられるものである,だから時間というものは大切にしなければならないと言われます。そして,ご自身2回も大きなケガや大病を経験され,そこから学んだ健康,命の大切さを生徒たちに強調されます。生徒たちは,西村先生の意外なご経験に心を熱くしていたようです。

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     商業科の恒松勇貴先生は昨年度の9月より1年7か月に渡り,福山高校にご勤務いただきました。商業科の生徒の検定指導等,度々夜遅くまで頑張っていただきました。自分ほど心の熱い商業教員はいない,と豪語されます。あれ,恒松先生ってこんな教師だったかな・・・。そうかと思うと,十分に生徒たちの力になれたかなと素直に反省されます。商業検定以外にも夢プラン係や安全点検の仕事など,常に前向きでしっかりとした仕事をしてくださいました。恒松先生が情熱の人であったことは間違いありません。年齢が生徒たちに近い分,より親しみを持って,生徒たちも接していたようです。恒松先生の商業教育人生もまだまだこれからです。まず他県に出て,商業教育を学び,商業教育の仕事を引き続き行われるそうですが,近い将来再びさらにパワーアップした商業教員として私たちの近くに帰って来てくださるかもしれません。

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     養護教諭の有薗桃香先生は,2年間福山高校にご勤務いただきました。この先生は,保健室の先生というそれだけに飽き足らず,生徒たちと一緒に花壇の手入れをしたり,ミニトマトの栽培をしたり,そして生徒の服装や出席状況などの生活面にまで事細かに心を配ってくださいました。生徒たちが学校でケガや病気をしないで過ごし,そしてまた翌日は元気に登校してくる,それが一番だと言いながら,積極的に生徒の心配事相談にも応じて来られました。一見クールでつんと澄ましたキャリアウーマン風でありながら,その実誰よりも面倒見のいい心の熱い先生でした。

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     事務室の岩上成美先生もこの3月で定年退職です。事務室のご意見番として,多くのことを教えられた職員も少なくはないと思われます。いかなる過ちも許さない確かな仕事ぶりは全職員の信頼を集めていました。お話の中で,先生は「泣こかい,飛ぼかい,泣こよかったひっ飛べ」という言葉を生徒たちに贈られます。「西郷どん」でも有名になった,昔から鹿児島に伝わる,まさに鹿児島を象徴するような言葉です。あの時こうすれば良かったと後で後悔するような人生ではなく,まずは思い切って行動することが大切だということです。長年の先生の仕事ぶりの一端が窺えます。岩上先生はステージの上から最後にもう一度「泣こかい,飛ぼかい,泣こよかったひっ飛べ」と一際大きな声で生徒たちに呼びかけられました。生徒たちはきっとこの言葉を忘れることはないでしょう。先生は4月からは霧島高校でさらに事務職員として力を発揮されます。

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     図書の拾三原彩佳先生は,5年間福山高校の図書館でご勤務いただきました。4月からは新規採用として鹿屋高校で新たな一歩を踏み出されます。拾三原先生は,生徒たちに本に親しんでもらおうと,図書館便りを定期的に発行し,特にこの2年間はビブリオバトルを開催し,すっかり福山高校に定着させてしまわれました。図書委員の生徒たちを上手に指導し,ビブリオバトルへの参加者が不足するときは,生徒図書委員長をその気にさせて,見事にビブリオバトル開催へと導かれました。先生方の参加もあり,ビブリオバトルは完全に福山高校の一大行事の一つになっています。鹿屋高校でも,きっと活発な仕事をしてくださることでしょう。

     この他,非常勤として,保健体育科の岩田富男先生,音楽の吉村奈緒子先生,美術の兒島幸江先生,特別支援員の徳永歩先生,進路補助員の佐々木ひとみさん,以上5名の方々も今年度で福山高校を後にされます。14名の先生方,福山高校のためにご尽力くださりありがとうございました。これからも福山高校を見守り応援してください。

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  • 2018年03月25日(日)

    3月25日(日)バルトークって知ってますか?

     3月25日(日)早朝は幾分肌寒さを感じますが,間違いなく今日も昨日に続いて完璧な日になりそうです。3月25日は,ハンガリーの大作曲家バルトーク Béla Bartók (1881-1945) の生まれた日です。バルトークと言ってもご存じでない向きが多いかも知れませんが,そうなのです,大作曲家なのです。ドイツ3大Bと言えば,普通バッハ,ベートーヴェン,ブラームスを指すのですが,ブラームス嫌いの人が一部にいて,バルトークとできることなら取り替えたいという人までいるくらいです。代表的な作品は,6曲の弦楽四重奏曲やヴァイオリン協奏曲,弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽,管弦楽のための協奏曲あたりになるのだろうと思います。弦楽四重奏曲はやや難解ですが,現代音楽はこうでなければという不思議な満足感は与えてくれます。十分に楽しめて,それでいて深みがあるのは,弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽と管弦楽のための協奏曲でしょうか。いっぱい楽器が出てくる分,様々な響きやリズムを堪能することができます。ハンガリー語が話せなかったリストと異なり,バルトークはハンガリーを中心とした民族音楽の研究を行い,ルーマニア民族舞曲(傑作です・・・)のような民族色の濃い作品も残しています。先程挙げた作品はそのような民族音楽の世界をはるかに越えて,普遍的な世界にまで昇華した芸術作品と言えるでしょう。大栗裕など日本の作曲家にも大きな影響を与えていると思います。映画音楽「ゴジラ」で有名な伊福部昭は晩年のバルトークは嫌いだと言っていますが,素人目(耳?)にはかなり近い世界のように思われます。土俗的な初期のバルトーク,真に独創的な世界に突入した中期以降の芸術性溢れるバルトーク,いずれも魅力的だと思います。是非聴いてみてください。なお,この日は大指揮者トスカニーニ Arturo Toscanini (1867-1957) の生まれた日であり,フランスを代表する大作曲家ドビュッシー Claude Debussy (1862-1918) の亡くなった日ということです。音楽史にとって大切な日なんです・・・。

     『老犬コロの繰り言その90』です。老犬は相変わらず庭のあちこちにウンチを落としています。自分が眠る小屋の中にも平気でウンチをする気持ちが理解できません。地球をトイレと思っているのかも知れません。以前は,散歩の途中で2回は必ずウンチをするという風に,きちんとウンチの回数を計算してマーキングに使っていた節があるのですが・・・。

     
    老犬コロの繰り言その90
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     地球がトイレか。うまいことを言うな。あながち間違ってはおらんぞ。わしの城(小屋?)周辺のわしの大切なウンチを旦那は片っ端からシャベルで拾って畑の隅に埋めてしまうんじゃ。そんなにわしのウンチが欲しければ,いくらでも出してあげるのに・・・。まあ,わしらにとっては地球がトイレ,そういうこっちゃ。確かに以前は視察の途中でマーキングに使っておった。じゃが,最近は自分でもいつウンチが出るのか,分からんのじゃよ。じゃからと言って,お漏らしとは違うぞ。わしらにとってウンチというのはそんなに汚いものではないのじゃ。自分の身体の中から出て来たものじゃのに,それを汚いと思うのはおかしいじゃろ。わしらのウンチは人間のウンチほど臭くはないしな・・・。何?十分に臭いって?道に転がっているウンチにしても,人間の鼻には大して匂わんじゃろ。わしらはこれは誰のウンチじゃとちゃんと区別しておるのじゃ。じゃから,完全に無視して素通りするものもある。新参者のウンチはちと注意する必要はある。それに今さらという気はするが,雌犬のウンチも注意する。フロイトの言うリビドーってやつじゃな・・・。おっとはしたない・・・。とにかくウンチはわしらにとって大切な物なんじゃ・・・。

     わしにとって地球がトイレだとすれば,旦那にとっては地球はお椀だそうじゃないか。旦那はいつもご飯粒をぽろぽろこぼしたり,パンのかけらを落としたりして,奥様に叱られておるではないか。「あなたにとっては,地球がお椀またはお皿なの?ちゃんとお皿の上で食べなさい。」って言う奥様の悲鳴のような声がよく聞こえて来るぞ。聞こえないはずのわしの耳にまでも。地球がトイレというよりも,地球がお椀という方が,ほんの少しスケールは大きいようじゃの。視察の途中で立ち寄る,と言うより目的地と呼んでもいい桜公園には時折空き缶や菓子袋などのゴミが放置してあることがある。マナーというものを知らない人間もおると見える。そういう者にとっては地球がゴミ箱なんじゃろうなあ。情けない。パンのかけらとかご飯粒とか少しぐらい残しておくのがマナーというもんじゃろ。匂いだけ嗅がされても,わしのお腹は満たないんじゃ。忌々しいカラスの野郎が先に食ってしまったのかも知れんなあ。道路にも空き缶などが落ちておることもある。あれはウンチよりも始末に困るのお。ウンチは時期に土に返るじゃろ。空き缶はまず完全に土に返るということはないじゃろうな,うん千年もすれば分からないけれども。道端に放置するのであれば,わしらが食えるものを少しぐらい残しておくのが,まあ良識というものじゃろ。カラスや猫などとの争いが始まるかも知れんが,そん時はわしも男じゃ。老犬の名誉に懸けても,奴らの好きなようにはさせん。じゃが,耳が聞こえないだけでなく,最近は目も衰えてきて,鼻も少々いかれてるからのお。こりゃ,とんだドン・キホーテじゃの。ここは,サンチョ・パンサに任せるとするか。おい,サンチョ・パンサ!おい,旦那,あんたのことだよ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年03月24日(土)

    3月24日(土)すっかり春めいて・・・

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     3月24日(土)すっかり春めいてまいりました。ここまでは,数週間前に書いておいたものですが,もはや春めくなんてものではありません。桜もすっかり満開を迎えています。鶯とヒヨドリも完全に棲み処を分けていて,鶯の方がやや優勢になってきたようです。相変わらずヒヨドリたちの品のない空気をつんざくような絶叫は力強いものが感じられますが,幾分隅へ追いやられたようにも思われます。いつの間にか梅の花たちもひっそりと静まり返り,いち早く新緑の季節を迎えたようです。そして,待ってましたとばかりに,至る所で桜は満開です。春です。春の到来です。

     『老犬コロの繰り言その89』です。老犬は相変わらず庭に立ち尽くしていることが多くなりました。行動範囲はかなり狭まっているのですが,時折家の周囲をぐるぐる歩き回ることはあります。裏庭には直径2,3メートルの生ゴミ用の巨大な穴が掘ってあります。老犬がそのうちその穴に転落するのではないかと,心配して老犬はしばしば紐で繋がれます。先日は老犬の身体がようやく入るぐらいの深さ20センチくらいの小さな側溝に転落して,仰向けになり苦しんでいたそうです。どのようにしてそのような形になったのか・・・。なかなかできる芸当ではないと思われるのですが・・・。そして,実は3日前の春分の日にも老犬は同じように側溝で仰向けになり,幼い子どものような声を出し,まさに泣いていました。やれやれと,抱き起してあげると,照れ隠しのように老犬は庭の向こうの小さな畑へ駆けて行きます。やがて,何事もなかったかのように,いつもの縁側へ戻って来ました・・・。

     
    老犬コロの繰り言その89
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     人間を見ていて,最近つくづく思うのが,一人一人の個体差が激しいということじゃ。顔つきなどは,わしらにしたって微妙な違いがあるのじゃが,体型に関してはわしらは犬種が同じであれば,それほど違いはないのじゃ。物凄く巨大なチワワなんかいるわけはないし,わしより小さいセントバーナードもおらんじゃろ。じゃが,人間の世界は住んでいる所によって微妙に差があるというか,傾向みたいなものはあるようじゃが,長身の日本人もいれば,背の低いオランダ人だっていないこともないらしい。旦那の所の子どもたちは,気の毒にも全員旦那よりも小さく,身長170センチにも遠く及ばないのじゃ。じゃのに,子どもたちの友人の中には180センチを優に越える人もおるのじゃ。およそ同じ生きものとは思えない。宇宙人が見たら間違いなく別の種類の生き物だと思うじゃろ。「吾輩は猫である」の名もなき猫は,一様の生き物が作れない神の未熟さを指摘しておったようじゃ。多様な物を作るより寸分の違いもなく同じ物を作る方が難しいと言うのじゃ。100年前の明治の頃じゃからのお。今日の見事なオートメーション化された工場を見れば,奴はきっと腰を抜かすじゃろ。完璧に同じ物を大量生産しておるからのお。それはともかく人間だけじゃろう,これだけ多様性があるのは。わしは視力が弱ってきて,地面を見つめることが多くなったのじゃが,冬場はともかく夏になると無数のアリを見かけるのじゃ。奴らは見事に同じ大きさで行き来しており,一度目を離すと,先程のアリを特定するのは絶望的なのじゃ。カラスにしても鳩にしても,成長した奴はまず極端な大きさの違いが見られることはない。定規で丁寧に測定した訳ではないので,完璧にそうかと言われれば,自信はないが,わしがざっと見た感じでは皆同じ大きさじゃ。

     人間もドッグフードみたいに同じ餌を同じように与えれば大体わしらと同じように似たような大きさになるんじゃろうか。いや,遺伝というものもあるらしいのじゃ。旦那の子どもたちが小さいのは,旦那も大して大きくないし,奥様も小さい方じゃし,婆さんたちも140センチそこらの人たちだったから,大きくなる要素が遺伝的には全くないのじゃ。じゃが,中には父親も母親もそれほど大きくはないのに,突然巨人が誕生することもあるようじゃ。きっと何世代か前の巨人の遺伝子があるんじゃろう。と言うことは,わしらには巨人の遺伝子はないということじゃろうか。最初から最後までみんな同じ大きさ・・・。名もなき猫に言わせれば,神の偉業じゃろ。やはり,わしらの方が人間よりは上なんじゃ。犬はみんな犬・・・。変に周囲を出し抜いたりしないのじゃ。完璧な社会じゃ・・・。社会と呼べるほど,みんな共同では生活しておらんけども・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年03月22日(木)

    3月22日(金)第二次入学者選抜,そして交通集会・・・

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     3月22日(金)牧之原は久しぶりに光の目映い爽やかな朝を迎えました。空には幾分雲は目立ちますが,大変明るい一日の始まりです。学校周辺の桜の花もちらほらと咲き始め,ピンク色の蕾が次から次に開きつつあります。週末には,牧之原でも絶好の花見日和になるのかも知れません。そんな中,本日は第二次入学者選抜が行われます。受験生には,絶好のコンディションのもと,精一杯頑張っていただきたいと思います。

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     昼食時間12:50から交通集会が被服室で行われました。1,2年生の単車通学生4名が集まっています。3年生が卒業して,単車通学生はわずか4名になってしまったようです。春休みを迎え,単車の目的外使用がないように,そして安全運転に十分に注意するように,係の川村先生から指導がありました。まかり間違えば,大けがにつながる可能性がある乗り物だけに賢い利用の仕方をして欲しいものです。

     12:55になると,今度は音楽室に大勢の生徒が集まって来ました。入学式で新入生を前に,校歌を披露する校歌歌い隊のメンバーです。総勢40名,何と1,2年生の約半数が自発的に名乗りを上げてきました。今日はその第1回練習日なのです。指導に当たられるのは,もちろん遠藤校長先生です。最初に歌い隊の隊長が決められました。生徒会書記の2年普通科唐鎌崇寬君(輝北中出身)が選ばれました。改めて,唐鎌隊長の号令で練習がスタートします。校長先生はピアノに付かれ,まず発声練習からです。4月9日(月)の入学式本番では素敵な歌唱が聴かれるはずです。新入生の皆さん,保護者の皆様,どうかご期待ください。

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     修了式を翌日に控え,図書館だより Library News No. 11 と進路だよりCG通信3月号が相次いで発行されました。図書館だよりは異動が決定した拾三原先生の最後のお仕事でしょうか。拾三原先生には,ビブリオバトルを福山高校に定着させていただきました。拾三原先生,5年間ありがとうございました。CG通信3月号は,先生方のなりたかった職業などのアンケートがまとめてあります。学校の先生が一番多いのはさすがですね。Library News  No. 11,CG通信3月号,是非お読みください。Library News No. 11[PDF:1MB]CG通信3月号[PDF:513KB]

  • 2018年03月21日(水)

    3月21日(水)春分の日,そしてバッハの生まれた日・・・

     3月21日(水)春分の日,バッハ Johann Seabstian Bach (1685-1750) の生まれた日です。バッハ一族は大変な音楽一家で,バッハという名の音楽家はバッハの息子たちを含めて数え切れないほどいます。もちろん,今日は大バッハ,ヨハン・セバスチャン・バッハの誕生日です。バッハの作品を整理したBWV(Bach-Werke-Verzeichnis バッハ作品目録)では1000を越える番号までありますので,ベートーヴェン以降では考えられないような数多くの作品を残しています。一つには,ある程度決まったパターンというものがあり,それに合わせて作曲していけば作品が完成するというやり方なので,ベートーヴェンほどには一つ一つの作曲に思い悩む必要はなかったということもあります。しかしながら,慌てて付け加えれば,だからと言って,バッハの一つ一つの作品が軽いものかと言えば,決してそのようなことはなく,バッハの天才的な創意が働いています。当時無数にいた作曲家たちの中で,バッハが燦然と輝いているところからもバッハがずば抜けた大作曲家であることが頷けます。1曲20分前後のカンタータと呼ばれる合唱と独唱を伴う作品を200曲以上残していますが,駄作と呼べるようなものは1つもありませんし,ストラヴィンスキーがヴィヴァルディのことを「600回も同じ協奏曲を作り直した」などと揶揄したような同工異曲が並んでいるわけでもありません。その証拠にカンタータ全集と呼ばれるものが幾つも出ています。ヴィヴァルディの協奏曲は確かに同じ作品ではないかと思われるような作品がありますが,それでも「四季」があれば十分ということにはなりません。ストラヴィンスキーが言っていることはある程度真実もあるように思われますが,やはり誇張が過ぎると言うべきでしょう。バロックの時代は,演奏会の中心は教会にあり,次から次に新しい作品を演奏しなければならない必要性から,ある程度のパターンがあるのは仕方がないのです。実は,バッハのカンタータなどの宗教音楽では,時々別の作品で使われた音楽が利用されていたりします。それでもバッハの作品の価値は些かも減じることはなく,むしろバッハの作曲方法や作曲された時期を知るヒントにもなり,さらには作品に深みをもたらしている印象すらあります。ブランデンブルク協奏曲や管弦楽組曲第2番や第3番が一般的には有名で親しみやすいと思われますが,フランス組曲やイギリス組曲,パルティータ集,平均律クラヴィーア曲集などの鍵盤音楽,そして無伴奏ヴァイオリン・ソナタと無伴奏チェロ組曲など挙げれば切りがないほど傑作の森は続きます。でも,深い森を奥まで進むと,カンタータ集やマタイ受難曲,ヨハネ受難曲などの息を呑むような見事な宗教音楽が咲き誇っています。カンタータ第140番や第147番は比較的森の浅いところに位置しているかも知れません。ちなみに,バッハ Bach はドイツ語で「小川」という意味のようです。もちろん我らがバッハは見事な大河であり,大洋であると言えるでしょう。バッハの深い森に足を踏み入れ,広大な海に漕ぎ出でてみてください。

     今日はまた和泉式部忌でもあるのだそうです。3月18日を忌日として精霊の日としたり,6月に和泉式部の命日のための法要を行うお寺もあるようですから,要するに生没年不詳ということで,あちこちで好き勝手に(?)解釈しているのでしょう。でも,多分この日3月21日が一番大きな行事が行われる日なのかも知れません。

     『老犬コロの繰り言その88』です。ローソンの360円もするカツサンドが好きで,時折昼食に食べるのですが,さすがに2個入りを両方とも食べきることができずに,先日自宅に持ち帰りました。とっくに賞味期限は過ぎていたので,家人が老犬にやろうとして台所に置いていたところ,同居している家人の両親が食べてしまわれました。賞味期限切れを心配して家人がどこも具合は悪くないか義父に尋ねると,「コロには言ってなかったんだろ?じゃあ大丈夫だ。」という答えが返ってきました。確かに,老犬にはカツサンドのこと話してなかったけど・・・。次の週,また老犬にカツサンドの残りを持ち帰りました・・・。老犬は自分のカツサンドを食べられてしまったことなど気づいていなかったようですけど・・・。

     
    老犬コロの繰り言その88
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     旦那は視察に出かけるとき,相変わらず文庫本をポケットに入れるか,手に持っておる。桜公園に達しない限りは,その本が紐解かれることはないのじゃ。以前よりは,桜公園まで歩くことは増えてきたのじゃが,それでも毎回たどり着くわけではない。旦那が気の毒に思えることもあるが,仕方がないのじゃ。寄る年波には勝てないということじゃ。わしの気紛れに付き合ってもらうしかない。修学旅行前にみやまコンセールで「吾輩は猫である」を紛失した旦那は,代わりに「色彩を持たない多崎つくると,彼の巡礼の年」を修学旅行に持っていきよったようじゃ。奥様が途中まで読んで,棚に置いていたやつじゃ。村上春樹はすいすい読めるものじゃから,修学旅行3日目には本屋に立ち寄り,漱石の「道草」に取り掛かることにしたようじゃ。立ち寄った本屋に「吾輩は猫である」がなかったのじゃ。ストーリーらしきもののない漱石の日常を綴ったような作品・・・。お金の貸し借りなど世知辛い世の中が描かれておったらしい。そして,「吾輩は猫である」を再度買い直し,名もなき猫の無様な最期まで読み通したのじゃ。人間の世界には図書館というものがあり,ただで本が借りられるということじゃ。実際旦那が勤務している学校にも図書館はあるようじゃが,この男,夥しい数のCDを見ても分かるように収集癖が半端ではないのじゃ。一度読んだ本を棚に置いておいて,いつかまた読もうと思うらしい。じゃが,殆ど読み直したものなどないのじゃ。ただ並べておくのが好きなのじゃ。

     「吾輩は猫である」が済むと,今度は以前気紛れに購入していた「関ヶ原」を読み始めたのじゃ。旦那はそもそも歴史物はそれほど好きではない。じゃが,以前こちらも気紛れに読んだ「坂の上の雲」での司馬遼太郎の博学ぶりに舌を巻いたようじゃ。「関ヶ原」では家康も三成もどちらも邪悪に描かれておるのじゃ。権謀術数を駆使する天下争いの醜さ,どちらかと言えば,秀吉への忠誠を重んじる三成の悲劇の方が力が入っているか・・・。考えて見れば,今日の世界も400年前のその当時と余り変わらないのではなかろうか。覇権争いは人間に課した神の呪いなのかも知れないのお。おっと,また神が出て来おった。全ての人間が上手に妥協して平和に生きていくなどということは,難しいのかも知れんのお。そうなれば,そうなったでまた面白みのない,つまらない世の中になるっていうわけじゃな。もう,勝手にしろ。わしの知ったことじゃない。余り,そうそうわしに無理難題をふっかけないでくれ。本など読むから,そういうことになるのじゃ。のほほんと日向ぼっこでもしてたらいいんじゃ。おおい,旦那,わしのおやつはまだかのお・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年03月20日(火)

    3月20日(火)2G調理実習?,そして生徒会後期常任委員会・・・

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     3月20日(火)曇り空が続いておりますが,午後になり2年生普通科は食物実習室に集まっています。ホットケーキをみんなで作っています。もうすぐ2年生も終わりですが,その区切りでしょうか。でもクラス替えはないのですけど・・・。家庭科の川村先生が指導されています。国語科の宮野先生はただうろうろされています。生徒たちは,男子も女子も何だか楽しそうです。

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     放課後になり,生徒会後期常任委員会が始まりました。各委員会がそれぞれの活動報告を行い,反省と来年度への引き継ぎ事項を出し合っています。生徒会執行部は来年度の生徒会スローガンを話し合いました。全校生徒に呼びかけて,集まったものから,4つの案に絞り,さらにそこから一つに決定したようです。Our future starts from here. どこかで聞いたような言葉ですね。Our story begins here. 昨年度の学校スローガンだ。でも,未来が始まるんです。story は過去の出来事のような響きがありますが,future というのは文字通り未来志向ですね。さあ,30年度が始まります。生徒会はすでに来年度を見据えています。福山高校の新たな歴史が始まります。

  • 2018年03月20日(火)

    3月19日(月)生徒会ブログNo.8

     3月19日(月)放課後,生徒会書記の2年普通科唐鎌崇寬君(輝北中出身)が生徒会ブログを持ってきました。金曜日の「仕事フェア・進路ガイダンス」からのようです。

    第8回福山高校生徒会ブログ

     3月16日(金)に鹿児島県民交流センターで行われた「仕事フェア・進路ガイダンス」は朝から曇り空でしたが,たくさんの業種を体験し,自分の将来について考えるいい機会になりました。体験内容としては公務員・事務,販売,医療秘書などがあり,専門学校の先生の話を聞いたりすることができました。仕事フェアの感想を1年商業科の平尾世那さん(国分中出身)に聞いてみました。

     Q,仕事フェアはどのようなフロアに行き,何をしましたか?

     A,「大学に行きたいのでプログラムに関するところに行きました。ゲーム体験が楽しかったです。今回の体験を将来に生かせるようにしたいです。」と自信満々に発言しました!!

     次に,4月からは進級が待っています。平尾さんに新学期に向けどのようなことを頑張りたいか聞いてみました。

     「来年は新入生が入ってくるので頑張ってサッカー部に入部させたい。全国大会に向け試合を1勝ずつ勝ち取っていきたい。」と真剣な表情で話してくれました。

     (執筆者: 2G 唐鎌  1C 花森)

  • 2018年03月19日(月)

    3月19日(月)夢プラン全体発表会

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     3月19日(月)朝から曇り空で幾分雨模様ではありますが,比較的穏やかな朝を迎えています。牧之原ではまだのようですが,鹿児島県でも桜が開花して,いよいよ春本番を迎えようとしています。福山高校の中庭では一段と雀たちが勢いを増しています。住宅街の木立や学校裏の森の方からは,鶯の歌声も聞こえてきます。心なしか Aujourd'hui (オージュルドウィ) と聞こえます。肝属の鶯も牧之原の鶯もかなり上達してきましたが,まだ最後の余韻が乏しいのです。もうしばらくしたら,見事なエコーを聞かせてくれるはずです。今週の福山高校職員の週間目標は,「早寝して しっかり睡眠 しっかり仕事」です。送別会のシーズンになって来ました。つい遅くまで夜更かしして,辛い朝を迎えてしまいがちです。早めに寝て,十分な睡眠時間を確保して,しっかりした仕事を行いたいということです。十分な睡眠時間を確保する,それも私たちの,教師に限らず,立派な仕事だと思います。「早寝して しっかり睡眠 しっかり仕事」,福山高校全職員,今週はこの言葉を胸に,確かな仕事をしてまいります。

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     6時間目,1,2年生の夢プラン全体発表会が行われました。1年生は高齢者福祉施設,障害者福祉施設で体験してきたことを,2年生は職場体験で勉強したことをそれぞれ発表してくれました。それぞれの体験を通して学んだことは,いずれも,人と人とのコミュニケーションの大切さに通じるように思われます。おそらくそれが社会で生きていくということなのでしょう。我々は一人で生きていくことはできません。必ず他の誰かと関わりを持ち,他の多くの人たちのお陰で生きているわけです。生徒たちは非常に大切なことを総合的な学習「夢プラン」を通して学んだようです。それが行く行くは生徒たちの人生に輝きをもたらしてくれることでしょう。

     午後6時より,福山公民館2階大会議室におきまして,第27回霧島市・県立福山高校支援活性化対策協議会が開かれました。福山高校の活性化を地域の皆さんや霧島市の方々が応援してくださるものです。中学生の減少は如何ともしがたいものがありますが,そんな中で地域に福山高校を残したいという皆さんが一生懸命知恵を出して支援してくださっております。お陰様で,この3年間は定員割れは変わりませんが,志願者は若干増えてきています。ありがたいことです。福山高校は地域の期待に答える教育活動の充実をこれからも図ってまいります。

  • 2018年03月18日(日)

    3月18日(日)精霊の日・・・

     3月18日(日)は精霊の日なんだそうです。柿本人麻呂,和泉式部,小野小町の3人の忌日がこの日であると伝えられているからということです。それでいて,3人とも生没年不詳と言いますから,訳が分かりません。当然そうでしょう,1000年以上前の人たちですから。3人とも有名な歌人ですが,百人一首にいずれもよく知られた和歌が選ばれています。柿本人麻呂の「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」の「の」の連発はもちろん意図的なものでしょうが,まずい文と見せかけておいて,それを逆手に取った味わい深い歌です。小野小町の「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身よにふる ながめせしまに」は流れるような言葉の美しさが特徴で文句なしの名歌でしょう。人生の機微を感じさせる「ばらの騎士」を連想させるような深みがあると思います。和泉式部の「あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの あふこともがな」は,魔性の女和泉式部の本領を発揮した情熱的な歌と言えるのではないでしょうか。でも,どうして精霊なのかな・・・。1000年も経てば,みんな精霊か・・・。いや,気高い精神が備わっていたからか・・・。

     『老犬コロの繰り言その87』です。老犬は4月23日生まれの14歳ですから,1か月後には15歳になります。人間ならば,中学3年生です。将棋の藤井6段(!)よりは1学年下で,卓球の張本選手とは同級生(?),正確には老犬の方が2か月ほど年長(月長?)のようです。老犬もそれなりに愛らしいところはありますが,やはり人間は凄いですね・・・。

     
    老犬コロの繰り言その87
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     おいおいおい!なんちゅう格好をさせるんじゃ!ちょっと気温が下がったら,爺さんと来たら,無理矢理ジャケットを着せやがるんじゃ。ダンゴムシにしか見えねえじゃねえか。アルマジロってのもあるな・・・。うっかり間抜けな旦那はこのまま視察に行かせようとしやがるんじゃ。脱がしてくれよ。歩きにくいことこの上ないが,まずは見てくれがひどいじゃろ。人(犬?)を何だと思ってやがるんじゃ!

     じゃが,旦那にはこのような気遣いは思いつかないんじゃ。時折面白がって,おかしな格好をさせることはあるが・・・。じゃから,爺さんたちの気遣いには感謝はしとるんじゃ。わしは知性ある犬じゃから,それぐらいの心遣いは理解できるんじゃ。まあ,「犬」であるかどうかは,ちと疑いがないわけでないが,人間がそう呼んどるとしたら,それに合わせてあげよう。それくらいの心の広さもわしは身に付けておる。じゃが,やはりこの格好は何とかならんかのう。

     藤井某(なにがし)とかいう中学生か何かが,将棋の世界で6段になったって?この前4段だったのが,全棋士出場の棋戦で優勝したと言うのかい。卓球の世界では張本某(なにがし)という中学生が卓球の日本チャンピオンになったとしばらく前に大騒ぎしておったなあ。将棋も卓球も遊びじゃないのかい?そんなに大騒ぎすることもなかろうに。平昌オリンピック,パラリンピックでもフリースタイルスキーとかいう訳の分からない,殆ど遊んでいるとしか思えない新種目がたくさんあるそうじゃないかい。人間は遊ぶのが好きじゃのお。何?スポーツはそもそも遊びから始まったものなんだって?play baseball って言うのかい。play chess じゃから,将棋ももちろん遊びじゃ。遊びの世界が大きな意味を持つのが人間の世界ということか・・・。じゃが,遊びということに関しては,わしらの方が上じゃな。1日中遊んでいるようなもんじゃ。視察以外はわしの生活は全部遊びじゃ。年取って,裏山に狩りに行くことはなくなったが,わしの生活の大半が遊びであることに変わりはない。人間みたいにそこにつまらないルールを作って,競技力を争うようなそんな馬鹿なことはしない。勝った,負けたなどということは,わしらの世界にはないのじゃ。勝ち負けがあるとしたら,それは生死を懸けた戦いじゃ。じゃが,わしのように高い知性を身に付けてしまうと,もうそんな馬鹿なこともしない。勝ち負けを争って,一喜一憂しておる程度では,まだまだ修行が足りないということじゃ。金メダルがいくつになっただって?つまらないことに人間は拘泥しすぎるんじゃ。じゃが,自分を高めようと目標を決めて努力するっていうことは大切じゃろうな。ま,せいぜい地球という小さなお椀の中で汗と涙に暮れることじゃな・・・。こちらはちと高みの見物とやらをさせて貰うよ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年03月17日(土)

    3月17日(土)ショパン,ピアニスト・デビューの日・・・

     3月17日(土)は,1830年ショパン Frédéric François Chopin (1810-49)  がワルシャワでピアニスト・デビューした日だそうです。この後,ショパンはポーランドの期待を一身に受けてパリへ進出します。そして,パリに着いてからロシアに対して民衆が蜂起し,鎮圧されワルシャワが陥落するという報を受けます。民衆の蜂起に賛同してワルシャワに戻る友人もいましたが,ショパンは故郷のポーランドへの後ろ髪を引かれる思いを抱きながら,パリでピアニストして,そして作曲家として身を立てていきます。ショパンは39歳で亡くなったこともあり,再びポーランドの地に足を踏み入れることは叶いませんでした。もちろん終生ポーランドのことを忘れることはなく,ポロネーズやマズルカなど,祖国ポーランドの舞曲に由来する作品を数多く残しています。ショパンは当時のヨーロッパの中心都市とも言うべきロンドンへ,そして新世界アメリカへ移ろうとしたこともありますが,幸いにしてそれは思いとどまりました。何故幸いかと言えば,ショパンがチョピンになった可能性が高いからです。チョピンではちょっとですね・・・。今日はまた鹿児島交通枕崎線(伊集院-枕崎間)が1984年廃線になった日のようです。大隅半島の肝付町出身なものですから,そんな鉄道があったということは全く知りませんでした。鉄道の跡らしきものは見かけたことがあるように思いますが,旧国鉄の線路なのかなぐらいにしか考えておりませんでした。南薩線として親しまれていたそうです。ごく最近(?)まで走っていたのですね・・・。(^_^;)

     『老犬コロの繰り言その86』です。先日老犬と散歩に出かけたときのことです。老犬は自分の判断で桜公園まで歩いて行きます。ひとしきり桜公園の中を歩き回った後で,老犬はいつものように帰路に就こうとします。ところが,突然私はお墓参りに行くことを思いつき,散歩コースを無理矢理変更することにしました。老犬は渋々付いてきますが,散歩の距離がいつもよりも数百メートル長くなりました。お墓で線香を点けている時,ふと老犬を振り返ると,老犬は疲れ果てたように(実際疲れ果てていたのでしょう)石壁に頭をくっつけて身体を預けています。歩くよりもじっと立っているのが辛いようです。散歩の道のりが長すぎたかなと少し反省させられました。

     
    老犬コロの繰り言その86
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     若い女性にはちっとも持てなかった旦那じゃったが,お年寄りの受けはよかったのじゃ。と言っても,旦那は何事にもよく気が付いて,率先して親切なことをするというタイプではないのじゃ。どちらかと言えば,何もしない,自分からは動かない,良く言えば人を出し抜かないという変わった美意識の持ち主なのじゃ。今でも自分が乗る車すら洗ったことがないのじゃ。時折奥様の父上,つまり爺さんが旦那の車を洗っておるようじゃが,旦那はそれに気が付いても特に何も言わんのじゃ。時折,「すみません。」と声を掛けることはあるようじゃが,何がすみませんじゃ。すまないのであれば,自分から動けよとわしは言いたい。ここでも,何もしない美意識,あるいは美学と言った方がいいか,そういうものが働いておるのじゃ。奥様も旦那の怠け者ぶりには完全に匙を投げている様子じゃが,旦那は「一度車を洗ったことがある。」ともう5年も10年も前のことを,しかもたった1回だけのことを鬼の首を取ったかのような,いかにも大きな手柄を立てたかのような物言いをするのじゃ。洗濯物が干してあるときに,空から雨が落ちてきても,「雨か・・・。」とは思っても,自分から洗濯物を取り入れようとはしないのじゃ。爺さんと婆さんが慌てて動き出すのを見てから,ようやくお手伝いの真似事みたいなことをする・・・。男は落ち着いて黙ったままじっとして動かないのが,薩摩の倣いじゃとでも思っておるとしたら,とんだ勘違いじゃ。旦那は「西郷どん」も見なければ,亭主関白というタイプでもないから,単に考えが浅く,物臭なだけなのじゃ。そう言えば,自分の髭剃りも掃除しないから,いつも奥様に怒られておるのじゃ。「あなたは電気髭剃りのあなたの汚い髭は自然になくなると思っているのでしょう。」とか「誰かがあなたの髭剃りを掃除してくれているということに気が付かないの?」と言われておる。自分は動かなくても,周りが動いてくれるから,それでよしと思っておるのじゃ。誰も動かなければ,動くんだけどなとごろごろしながら考えておるのじゃろうが,動いた試しはないし,1回動いたら最後そのことをいつまでも恩着せがましく主張するのじゃ。あ~あ,わしのご主人様がこんな奴だなんて,ちと恥ずかしいのお。いや,ご主人様ではなかった。ただのダチじゃ。わしにはたまにおやつを上げて媚びを売ってくるから,まあわしにすれば可愛いところもあるのじゃが・・・。

     そんな旦那が春さんにはあんなに可愛がって貰っていたというのはどういうことじゃろうか。一つ言えるのは,旦那は元々小心者じゃから,人に嫌なこと,不愉快なことを言わないし,意地悪もしないということじゃ。じゃから,人に相手にされないことはあっても,積極的に嫌われることはない。それが,唯一の長所じゃろ。教師になってからは別みたいじゃが・・・。実直な親父さんの血を引いて,生徒に完璧な行いを求め過ぎて,嫌われたこともあったようじゃ。所詮旦那は自身へたれじゃから,教師の器ではないのじゃ。一度くらい苦沙弥先生みたいに生徒たちと一大戦争を巻き起こしてみろってんだ。まあ,動かんわなあ,この旦那は・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年03月16日(金)

    3月16日(金)仕事フェア・進学ガイダンス

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     3月16日(金)朝からあいにくの雨です。1,2年生は全員鹿児島県民交流センターで行われる「しごとフェア・進学ガイダンス」に朝から出発して行きました。あらあら,雨が降っているのに傘も差さずにバスに向かう豪傑もいます。しっかり勉強して来るんだよ!

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     午後3時30分前に,バスが学校へ戻って来ました。生徒たちは,疲れた様子は見せず,満足げな表情で帰って来ました。自分の将来の職業選択について,何らかのヒントが得られたのかも知れません。新年度へ向けて,さらに前向きに取り組んでいくことでしょう。

  • 2018年03月15日(木)

    3月15日(木)2年商業科保育園訪問,そして学校保健委員会

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     3月15日(木)朝から2年商業科は保育園訪問です。一昨日の2年普通科同様家庭総合及び生活デザインの授業の一環です。この日も本の読み聞かせを行ったり,運動場を駆け回ったり,生徒たちは園児の皆さんと有意義な時間を過ごしたようです。日頃の学校生活とは異なり,子どもたちのために働くという素敵な経験をしたと思われます。2日間にわたり,牧之原認定保育園の皆さん,お世話になりました。ありがとうございました。

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     16:00より会議室で学校保健委員会が始まりました。学校薬剤師の山形先生にもご出席いただき,PTA保護者代表,生徒保健委員会,職員代表が参加して,1年間の保健指導や体育指導,環境衛生等を振り返ります。生徒保健委員会の代表もこの1年間の活動報告をしっかりと行ってくれました。全体的には,インフルエンザ等の大きな流行もなく良かったが,幾分欠席日数が多いのが気になるということのようです。最後に山形先生から,スマホ依存の問題についてお話がありました。スマホやネットの中毒になると,ゲーム症・障害として正式に病気として扱われるようになるのだそうです。健康面から学校生活を振り返るいい機会となりました。山形先生,そしてご出席いただいた保護者の皆様,ありがとうございました。

     

  • 2018年03月15日(木)

    3月14日(水)第一次入学者選抜合格者発表,そして合格者集合

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     3月14日(水)11:00,第一次入学者選抜の合格者発表が行われました。貼り出したばかりの時間帯には,受験生や保護者の姿は見えなかったのですが,しばらくすると少しずつ親子連れの方々がぽつぽつおいでになります。13:00から合格者集合が予定されていますし,市街地からかなり距離もありますので,大部分の方々は合格者集合の時間帯に確認に見えられるのだろうと思われます。合格された受験生の皆さん,そして保護者の皆様方,おめでとうございます。なお,第二次入学者選抜の出願受付は19日(月)から20日(火)正午までとなっております。第二次入学者選抜は22日(木)に行われます。

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     4時間目,数学科の杉田先生が1年商業科で数学の公開授業を行われました。必要条件,十分条件のところで,遠い昔高校時代教わった記憶のある,少しややこしいところです。杉田先生は,冒頭で「杉田=イケメン」は正しいかという問題を生徒に投げかけられます。生徒はいきなり杉田先生の世界に引き込まれていきます。生徒たちからは正しいの正しくないの様々な意見が出ます。「杉田=イケメン」は残念ながらみんなが認める真実ではないから,こういうのは「偽」であり命題ではないと説明されます。誰もが認める客観的に見て正しいものを「真」と言い,それこそが命題であるということなのだそうです。「x=2 ⇒ x²=4」は左の条件は右の条件を満たすから命題として成立し,「x=2 は x²=4 であるための十分条件である」ということです。逆に右の条件(x=2 または -2 )は左の条件を満たさないので命題として成立しないので必要条件ではない・・・。「x=y ⇔ x+2=y+2」は左右どちらから見ても,当てはまる,つまり全く同じことを言っているので必要十分条件・・・。頭が痛くなりそうですが,演習を繰り返しながら,そして生徒たち同士教え合いながら理解を深めていきます。杉田先生らしい,ユーモアたっぷりのくつろいだ,それでいて生徒たちの関心を惹き付ける巧みな授業でした。

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     12時30分ころになると,新入生と保護者の皆さんがぞくぞくと集まって来られます。合格者発表の張りだしの前では,立ち止まって写真撮影が行われます。笑顔いっぱいの親子の微笑ましい風景です。13時になり体育館で合格者集合の説明が始まりました。入学手続きのこと,選択科目や制服や教科書の販売のことなど,1時間以上の長い説明会になりました。説明会が終わると,今度は制服や体育服等の採寸や教科書販売が行われました。新入生の皆さん,保護者の皆様,本日は長い時間にわたりましてお疲れ様でした。4月4日の入学予定者集合,そして4月9日の入学式,お待ちしております。

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  • 2018年03月13日(火)

    3月13日(火)2年普通科保育園訪問

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     3月13日(火)1週間ぶりに生徒たちが登校して来ました。自宅学習期間を終えて,晴れ晴れとした表情で登校して来ます。玄関前では,いつものように先生方が出迎えておられます。一人一人声を掛けると,はにかみながらも笑顔で挨拶を返してくれます。中には自分から元気よく挨拶をしてくれる人もいます。学年末を迎えて,今年度も残り1週間余りになりました。新3年生,新2年生へ向けて動き出していきます。

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     2年普通科は朝から保育園訪問です。牧之原認定保育園へ足を運び,午前中園児の皆さんと遊んだり,世話をしたりして,子どもと触れ合うことの大切さを学びます。家庭科の家庭総合と生活デザインの授業の一環です。絵本の読み聞かせを行ったり野山を歩いたり,広場で駆けずり回ったり,園児と触れ合うことによって,生徒たちは人の役に立つことの喜びも学んだことだろうと思います。昼過ぎに学校へ帰ってきた生徒たちは皆幾分疲労感は窺えますが,満足げな表情です。明後日は2年商業科が保育園訪問を行う予定です。牧之原認定保育園の皆さん,本日はありがとうございました。また,明後日お世話になります。

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  • 2018年03月12日(月)

    3月12日(月)福山の 街からなくなれ 交通違反

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     3月12日(月)今週は比較的暖かくなる予報が出ていましたが,さすがに朝は幾分肌寒さを感じます。でも,日中は20度くらいまで上がるのだそうです。桜の開花はまだまだのようですが,春の足音がちょっぴり駆け足になってきたような気がします。「福山の 街からなくなれ 交通違反」。今週の福山高校職員の週間目標です。朝夕の通勤,ゆとりを持って車を走らせたいものです。降雪などで道路の凍結があると,遠くから救急車やパトカーの音が聞こえてきます。心に余裕を持って,ハンドルを握ることが大切です。仕事もプライベートも心の余裕が大切でしょう。「福山の 街からなくなれ 交通違反」,今週はこの言葉を胸に,福山高校全職員,ゆとりを持って仕事に励んでいきたいと思います。

  • 2018年03月11日(日)

    3月11日(日)東北大震災から7年になります・・・

     3月11日(日)東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)から7年目を迎えます。2011年の3月11日の昼過ぎ,志布志高校の英語科職員室で8月にスコットランドからやって来た1年目のALTが,「大きな地震が起きている・・・。」と呟きます。「日本ではよくあることなんだよ。」と,震度3,4レベルの地震だろうと思い,また日本に来ていろいろ不安な思いをしているALTを心配させないようにと考えて,私はそう言ったのでした。1995年の阪神大震災から16年が経っていましたが,そんな短い周期では大地震は起きないだろうという浅はかな素人考えがあったのです。高校入試の処理の最中で忙しかったということもあります。ところが,夕方になり,事の重大さを知り愕然としてしまいます。そのALTは8月初めに志布志へやって来たとき,松林の蝉の大音量の歓迎を受けます。彼女は「これは何?」と怯えます。北国のスコットランドには,彼女によると,蝉はいないのだそうです。志布志高校のすぐ隣の松林のそばの通称「チロリン村」と呼ばれる1戸建て住宅に,4軒が点在する所の1つに住むことになったのが不運だったのかも知れません。翌日学校へやって来た彼女は,腕のあちこちピンク色に腫らしています。どうやら白人の彼女の白い肌を忌々しい蚊たちが襲撃したようです。急いで彼女を近くの薬局に連れて行き,薬と mosquito killer (蚊取り器)を購入させました。mosquito killer は1個でいいと言うのに,彼女は3部屋あるから3つ買うと言って譲りません。1個のmosquito killer を自分が移動するときに持ち運べばいいじゃないかと言うのですが,彼女は家中の蚊を絶滅に追い込みたかったのかも知れません。古い住宅なので,おまけにすぐ隣が松林なので,次から次に新たな蚊の軍隊が押し寄せてくる環境であったのですが・・・。彼女は3つ購入してにんまりしています。mosquito killer が彼女には珍しく興味津々だったのでしょう。それからも彼女は,ゴキブリやムカデ,ナメクジなどの日本の恐るべき害虫に悩まされたのかも知れません。彼女は1年で日本を去ることを決意し,契約の延長はしませんでした。ところが,その彼女が7月末に契約が切れる間際には志布志に残りたいという気持ちを漏らします。しかしながら,すでに次のALTが来ることになっていたので,彼女の契約は切れてしまいます。彼女は結局スコットランドには帰らずに,震災のあった福島へ行くことにします。自分の故郷と似た気候に何らかのシンパシー(共感)があったのかも知れません。その後彼女がどうなったのか,詳しいことは聞いておりませんが,元気でいてくれればいいと思います。ひょっとしたら今も福島のどこかで震災復興のお手伝いをしているのかも知れません。2011年3月11日。私たちはこの日を忘れてはなりません。7年経って未だに東北の地に足を踏み入れていない自分に対して,情けない思いもあります。東北大震災とスコットランドからやって来たALT,切り離して考えることはできません・・・。

     『老犬コロの繰り言その85』です。7年前老犬はまだ8歳になる直前で,十分に若く男盛り真っ只中だったろうと思います。その頃は毎日肝付の自宅から通勤していたので,朝夕毎日顔を合わせていました。散歩の方は平日はさすがに難しく大抵土日朝夕のどちらか1回きりでした。なので,散歩の回数そのものは現在よりも少ないということになります。庭の中をいつも駆けずり回ったり,裏山へ駆け上がったりしていましたので,運動量は現在よりはるかに多かったろうと思われますが・・・。

     
    老犬コロの繰り言その85
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     垣内春さん(1900-1985)は旦那が大学を卒業した年の6月2日亡くなってしまわれた。旦那が鹿児島へ帰ってから2か月ほどしか経っておらんかった。旦那が大学4年生の途中から,春さんの所には旦那の6歳年上の兄も転がり込んできていた。訃報はその兄から聞いたものであったのじゃ。そんなに悪かったんだ,旦那は今さらのように驚き,そして泣いた。すぐに甲陽園へ駆けつけたかった。じゃが,仕事の関係で週末を待たざるを得なかったのじゃ。土曜日の午後大阪へ飛び,春さんの墓前に花を手向け,線香を上げた。涙が止まらなかった。大学4年生の後半自分のことばかり考えて,春さんにきちんと向き合ってあげなかったことを後悔したのじゃ。春さんの息子さんの所の仏壇にも手を合わせに行った。ひょっとしたらこちらが先だったかも知れない。ここでも旦那は泣いた。旦那の兄は別として,春さんにとって旦那が殆ど最後の下宿人であった。年を取ってこられたこともあり,一際可愛がってくださっていたことを息子さんの奥様からも聞いた。旦那は自分の人生にとって大切な人を一人失った。じゃが,旦那の心には春さんとの掛け替えのない暖かい思い出が残されておるのじゃ。旦那は幸せとも言えるじゃろ・・・。

     そう言えば,先程仏壇と記したが,春さんはカトリックのはずじゃ。じゃのに,春さんの息子さんの家には仏壇が置かれ,お墓も通常のお墓で線香を供えるようになっておったと旦那は記憶しておる。宗教ということに対して大らかな日本的な習わしであろうか・・・。それから後も旦那は2,3回墓参りをしておるが,そのたびに広大な墓地の入口で花と線香を買い,垣内家の墓まで多分数百メートル歩いたのじゃ。春さんだけカトリックで,垣内家自体は仏教だったのかも知れないのお。旦那はそういうことも余り考えずに墓参りしておったようじゃ。この神をも怖れぬ不信心者めが!わしらもそうじゃけど・・・。旦那は自分の両親の仏壇にも殆ど線香を上げたことがないくせに,よくもまあ春さんの仏壇には線香を上げられたものじゃ。まあ,1度だけじゃけど・・・。みんながやるからやるぐらいの意識しかないんじゃ。じゃが,春さんに対する思いは本当じゃろう。旦那が亡くなったら,わしが旦那のお墓に線香を上げてやるよ。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・。「吾輩は猫である」の名もなき猫は,ビールを飲み過ぎて壷か何かに落っこちて,わずか2歳で死んでしもうた。奴は,ちと人間の世界に首を突っ込みすぎたんじゃ。旦那との付き合いもほどほどにしないといかんな・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年03月10日(土)

    3月10日(土)ぽかぽか陽気になってきました・・・

     3月10日(土)鶯がかなり上手に鳴くようになってきました。それにしても,この鶯は昨年の5月,6月に鳴いていた鶯と同じ鶯なのでしょうか。そうであれば,もう少し上手に鳴いてもいいはずです。冬の間声を出していなかったので,まだまだ本調子ではないということでしょうか。かつてジャイアンツの松井選手が春のキャンプが始まったばかりの頃は,140キロのボールが打てないと言っていました。ところが,4月の開幕を迎える時には,150キロのボールにも対応できるようになっているのです。鶯の喉の調子もそのようなものなのでしょうか。あるいは,今年生まれたばかりの,まだ嘴の黄色い鶯なのでしょうか。さすがにヒヨコということはないか・・・。少しずつ鶯の囀りは美しくなっていますが,あのうっとりするような歌声まではもう少し時間がかかりそうです。

     『老犬コロの繰り言その84』です。老犬の行動範囲はかなり狭くなっていますが,散歩は以前のように桜公園まで歩くことも多くなりました。それでも,いろいろ迷った挙句,桜公園の300メートルほど手前で踵を返すことも少なくありません。体調が比較的良くなってきているのは確かでしょうが・・・。朝などは朝食よりも散歩が優先のようで,こちらの姿を見ると,まず駆けて行こうとします。

     
    老犬コロの繰り言その84
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     1984年の11月に入ってからのことじゃったと言う。旦那の所に,つまり春さんの家に鹿児島県教育委員会からの通知が届いたのじゃ。教員採用試験の結果じゃ。春さんは旦那の合格を朝夕ずっと神様にお祈りをされておったそうじゃ。旦那は余り自信がなかった。先に郵便受けの中の通知に気付いた旦那は,その通知を握りしめたまま夙川の川原まで歩いたんじゃ。その場で開いて,春さんにすぐに見せる勇気はなかったのじゃ。どうせだめだろうという憂鬱な気持ちを胸に抱きながら,夙川の畔を歩いたのじゃ。いつものようにひっそりと静まり返った所にベンチを見つけ腰を下ろした。通知を開くと,採用の旨が記されておった。旦那は合格した喜びよりも春さんに喜んで貰えるというほっとした気持ちの方が強かったのじゃ。旦那には信じられなかった。仕送りの一切ない学生生活でアルバイトに明け暮れたために,十分な勉強をしていないと感じておったのじゃ。友人たちも旦那のことを合格は無理だろうと話しておったようじゃ。じゃが,春さんの祈りは通じたのじゃ。旦那が教員採用試験に合格できたのは,春さんのお陰じゃったのじゃ。旦那の実力で合格できるはずなどなかったのじゃ。お陰で碌でもない教師が誕生することになったのではなかろうか。神の判断は正しかったのじゃろうか。ま,わしは神などちっとも信じてはおらんが。 

     春さんはそれはそれは心から喜んでくださったようじゃ。じゃが,一方で旦那が春さんの元を去って行くのを寂しく思っておられたようじゃ。どうせなら,神戸か兵庫県で教師になってくれれば良かったのに・・・。旦那は,教師をするなら鹿児島と決めておったようじゃ。と言うより,年老いていく両親のために鹿児島に帰ろうと思ったのじゃ。鹿児島に帰るには,教師になるのが一番手っ取り早かったということか・・・。いいのだろうか,それで・・・。翌年1985年の3月27日のことじゃったろうか。旦那の大学の卒業式が25日でその翌々日旦那は西宮甲陽園を去り,鹿児島へ帰って行った。春さんがとても寂しそうにしておられ,その時の顔が旦那には忘れられない。春さんの寂しそうに手を振る姿が今でも目に焼き付いておる。旦那は夏休みに8月にまた戻って来ますからと春さんに告げて,笑顔で手を振ったのじゃ。それが春さんとの最後の別れになろうとは思いもしなかった・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年03月09日(金)

    3月9日(金)ネクタイ,花束,ありがとう・・・

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     3月9日(金)お昼,サンシャインこと地歴公民科の德丸先生が突然ネクタイを取り替え始めました。3年普通科の卒業生からいただいたものだそうです。担任の国語科榎本先生はご自慢のカメラを用意されています。副担任の德丸先生,そして数学科寺尾先生と3人で3年普通科の教室で写真撮影をされるのだそうです。3人ともクラスの生徒たちから贈られた新しいネクタイを着けて嬉しそうです。3人それぞれ花束も貰われたのだそうです。3人黒板の前に立ち,カメラに向かって,ポーズを決めています。少しお腹が気になりますが・・・。

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  • 2018年03月08日(木)

    3月8日(木)雨・・・

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     3月8日(木)朝から雨です。高校入試一日日の朝は雨,それでも高校入試が始まる頃には上がり,受験生たちが学力検査及び面接が行われている時間帯は雨は全く降ることはありませんでた。高校入試が終わるのを待っていたかのように,今日はまた雨です。天候も気紛れながら,いろいろ考えるところはあるようです。

     昨日までとは異なり,生徒の声の一切しない学校。もちろん授業中に声がしないということはありますが,いつもは休み時間になるとかすかに椅子を引く音に始まり,生徒たちの笑い声や廊下を歩く音がひっきりなしに聞こえるのです。今日は時折先生方の声が聞こえてくる程度,ひっそり静まり返った学校です・・・。雨音だけがしんみりと優しく呟いています。事務室の先生方に追っ払われたせいでしょうか,鳩の声もしません。職員室前廊下の窓の外のヒロノブもついに完全に姿を消してしまったようです。ひょっとしたら,鳩の餌食になったのでしょうか。ヒロノブの居たところには,むなしく残骸が残されています。もうヒロノブが帰ってくることはない・・・。

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  • 2018年03月07日(水)

    3月7日(水)入学者選抜学力検査2日目

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     3月7日(水)入学者選抜学力検査2日目の朝を迎えました。気温が幾分昨日よりは低めということもあり,おそらく風の影響もあるのでしょう,肌寒く感じられます。風がなければそれほど寒さは感じられないように思われます。昨日の午後からの新燃岳の爆発的噴火の影響でしょうか,駐車してある車の屋根がうっすらと灰をかぶっています。昨日の夕方は国分方面の上空は茶色く染まり噴煙の影響が目に見えて分かったのですが,今朝はそれほどでもありません。降灰も特に牧之原では感じられません。しかしながら,昨日の午後から鹿児島空港発着の飛行機は欠航が続いているようです。7年前の空振が凄まじかったのを記憶していますが,今回牧之原では空振は全く感じられません。7年前は遠く志布志まで窓に激しく当たる轟音が襲ってきたものですが,ひょっとしたら微妙な方角や高度の関係もあるのでしょうか。昨日高校入試1日目は鹿児島県下大きなトラブルもなく順調に実施されたようですが,2日目も雨の心配もなく,社会,数学,面接と平穏に行われていくものと思われます。受験生は昨日よりは幾分リラックスして臨めるのではないでしょうか。受験生,あと1日だ,頑張れ!

     午後1時より面接が行われ,午後1時10分過ぎ辺りから面接を終えた受験生がほっとした表情で校舎を降りてきます。引率の先生の姿を見つけると,にっこり微笑んで駆け寄っていきます。毎年見られる微笑ましい光景です。受験生は引率の先生に面接の感想を報告すると,三々五々保護者の待つ駐車場へ駆けていきます。合格者発表は14日(水)午前11時,合格者集合は同じ日の午後1時です。

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  • 2018年03月06日(火)

    3月6日(火)入学者選抜学力検査1日目

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     3月6日(火)入学者選抜学力検査の朝を迎えました。昨日からの雨はすっかり上がり,と思いきや,牧之原ではまだ少し雨が残っています。傘を差そうか差すまいか,迷う程度の小さな雨ですが,受験生がやって来る頃までには上がって欲しいものです。気温は昨日ほどではありませんが,この時期としては比較的高めです。受験生は思う存分力を発揮できるのではないでしょうか。さて,高校入試1日目は,国語,理科,英語の3科目で,1時間目は10時開始です。9時頃には多くの受験生が集まってくるものと思われます。受験生にとっては,長い一日になるのかも知れませんが,全力を尽くして欲しいと思います。頑張れ,受験生!

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  • 2018年03月05日(月)

    3月5日(月)全校朝礼,そして入学者選抜学力検査会場設営

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     3月5日(月)早朝6時30分玄関のドアを開くと,外から生暖かい空気が飛び込んできました。学校に着いても,校舎のドアを中から開くたびに,外から暖かい空気が入り込んできます。昨日も突然の初夏を思わせるような暑さに驚かされましたが,今日も雨模様ではありますが,気温はかなり高めのようです。室内よりも屋外の方が,かなり気温は高いように思われます。「信頼は オフホワイトでは えられない」・・・。今週の福山高校職員の週間目標です。「オフホワイト」って何?白でもなければ,黒でもない。だけれども,かなり疑わしいということでしょうか。一頃流行った言葉のようです。人に疑われるような行為をしていたのでは,信頼は勝ち取れないという戒めの言葉なのでしょう。今週は,入学者選抜学力検査という大きな行事があります。責任ある確かな仕事をしていかなければなりません。「信頼は オフホワイトでは えられない」,今週はこの言葉を胸に福山高校全職員しっかりした仕事をしてまいります。

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     全校朝礼では,校長先生のお話は,3日土曜日に予定され,雨で中止にはなったけれども,惣陣が丘花文字清掃作業ボランティアに39名もの生徒たちが自分の意志で駆けつけてくれたことが嬉しかったという話から始まりました。そして,1日木曜日に行われた卒業式について印象に残ったことを話されました。卒業式最後の3年生の合唱,大山美早希さん(牧之原中出身)の感動的な答辞,そして全校生徒,職員が全力で歌い上げた校歌。特に,大山美早希さんの失敗にくじけずに,進路目標実現をやり抜いた苦難と喜び,それを校長先生は「禍」と「福」という漢字で表現されていますが,実に多くの人々の心を打つ素敵な答辞でした。

     今朝の校歌斉唱は,再び校長先生のピアノ伴奏です。卒業式の時に比べれば,幾分テンションが低めですが,それでも以前よりはみんながしっかり歌うようにはなっていると思われます。4月の入学式では,生徒たちの有志が新入生を前に,高らかに校歌を歌ってくれるはずです。

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     午後から,明日から行われる入学者選抜学力検査の会場設営が行われました。生徒たちは,土日を挟んで5日間の自宅学習期間に入ります。そう,休日ではないのです。各教科から課題も出されています。しっかり,勉強するんだよ,生徒諸君。「勉学!勉学!」だぞ。(^^)/

     

  • 2018年03月04日(日)

    3月4日(日)ミシンの日,サッシの日,三線の日,雑誌の日,いろいろな記念の日

     3月4日(日)は,語呂合わせから予想される通り,「ミシンの日」,「サッシの日」,「三線の日」,「雑誌の日」・・・うんざりするくらいいろいろ記念日があります。「バウムクーヘンの日」とか「円の日」と言ったような真面目な由来のある日もあるようです。また,今日は有島武郎 (1878-1923)の誕生日でもあります。「生まれ出づる悩み」と「小さき者へ」が心に深く残っていますが,特に妻を亡くした際に幼い我が子に対するメッセージを綴った「小さき者へ」の印象が強烈です。子どもたちに対してこれからの人生を生きていくための強い心の持ち方を求めつつ,父親として子どもたちの人生に積極的に関わっていこうとする決意が感じられます。それなのに,有島は人妻との心中自殺という残念な人生の幕引きを行い晩節を汚します。小説と人生は切り離して考えるべきなのでしょうが・・・。

     それにしても,今日はこの時期としては物凄い暑さになりました。早朝7時から,肝付町後田鳥越集落の清掃奉仕作業が始まったのですが,草刈り機にエンジンを掛けた途端に早くも汗が吹き出し,上着を脱がなければならなくなりました。それ以降も気温はぐんぐん上がり続け,昼過ぎには20度を優に越えてしまいました。春を通り越して一気に初夏に突入したような状態です・・・。

     『老犬コロの繰り言その83』です。老犬もたまには身体を洗ってもらうことはあります。6月の暑さを待たなければならないのですが・・・。一度老犬がお腹を壊したためか,お尻に柔らかいウンチを付けたまま庭を歩いていたことがあります。見かねた家人が,大好きなパンをあげ,パンに集中している隙に老犬のお尻にプラスチックのスプレー・ボトルに入れたお湯をかけてあげました。すると,老犬はびっくりして,大好きなパンにもしばらく寄りつかなくなりました。その様子を見て大笑いするしかなかったのですが,老犬のお尻のウンチはまだ一部くっついたままでした・・・。

     
    老犬コロの繰り言その83
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     垣内春さん(1900-1985)はカトリック教徒で,毎週神父さんが春さんの家を訪ねて来られたのじゃが,その説教の会に旦那を誘うことは一切なかったそうじゃ。教会までなかなか行けない近所の年配の方々が10人前後集まって来られたようじゃが,神父様自身にも旦那はお会いした記憶がないのじゃ。人見知りの激しい旦那は余程のことがない限りは積極的には人前には出なかったのじゃ。ただ,大学2年か3年のクリスマスに阪急甲陽園線の始発の駅である夙川の教会に一度だけ足を運んだことがあった。クリスマスのお祈りが終わった後,ちょっとした出店が出ていたのじゃ。春さんに誘われて,旦那はお祭りであれば知らない人とそれほど話をすることもないじゃろと思ったんじゃ。春さんが食券か何か用意していてくれたのかも知れないが,恩知らずの旦那はその辺りの記憶はなくなっておる。春さんの親戚の旦那よりは年下の男の子と一緒に行ったようじゃが,それが誰じゃったのか旦那はよく覚えていないようじゃ。教会の中庭で比較的狭い空間でのお祭りであったそうじゃが,旦那は食べるものだけ食べると早々に引き上げたということじゃ。モーツァルトやシューベルトなどの教会音楽は大好きであったが,教会そのものには余り関心はなかったのじゃ。

     夙川は阪急神戸線の西宮北口から神戸へ向かって一つ目の駅で,谷崎潤一郎の「細雪」にも出てくる閑静な所ということじゃ。夙川から,苦楽園口と甲陽園というたった2つだけの駅しか持たない甲陽園線という線路があるのじゃ。旦那はその2つしかない甲陽園線の終点の甲陽園という所に学生時代住んでおった。多分甲陽園も「細雪」には出てくるのではないじゃろうか。高級住宅街ということじゃが,前にも述べた通り,春さんには悪いが旦那の住んでおったのはそのような立派な屋敷が建ち並ぶ地域の古ぼけたおんぼろ屋敷であったということじゃ。阪神大震災で倒壊したんじゃろ。今はもう平地の駐車場になっておる。旦那はよく甲陽園から夙川までたった2駅分しか距離がないこともあり,よく夙川という川沿いを歩いたということじゃ。今と同じように文庫本片手に気取って歩いて,川面を見つめながら読書に興じたのじゃ。人通りの少ない落ち着いた川岸で,旦那のお気に入りの場所じゃった・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年03月03日(土)

    3月3日(土)惣陣が丘花文字清掃ボランティア

     3月3日(土)ひな祭りです。娘が幼い頃は,とりあえず形ばかりの雛壇を飾ったものですが,娘が中学生,高校生ぐらいになると,殆ど飾らなくなったように思います。出すときも面倒であれば,片付けるのも大変なのだそうです。家人はいつもこぼしていました。娘は自分から手伝うということはなかったので,もう10年以上雛壇は出してないのではないでしょうか。娘が高校を卒業して6年になり,家には年寄りだけになってしまったので,当然と言えば当然なのでしょうが・・・。

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     午前9時を前にして,福山高校の生徒たちがぞくぞくと惣陣が丘麓の近隣公園に集まってきました。中には,すでに山頂まで登って行った人もいるようです。午前9時30分から惣陣が丘花文字清掃ボランティアが予定されていたのです。2月16日(金)学年末考査最終日に予定されていた作業が雨で中止となり,豚汁食事会と「ぼっけもん会」の川畑理事長のお話だけで終わってしまいました。特に,2年生は昨年も雨に祟られ,花文字清掃を行っていないので,何とか1度は経験して欲しいという思いもあり,ボランティアを募ったのでした。ところが,8時50分頃,ぱらぱらとまたしても空から雨が降り始めました。予報では正午あたりから雨の予報だったので,ある程度はできるだろうと決行に踏み切ったのですが,急な斜面での作業ですので,残念ながらこの日も花文字清掃は中止となりました。

     でも,せっかく集まってくれた生徒たちに申し訳ないと,主催者である「ふっぎゃまぼっけもん会」の方々が,用意してあったうどんとおにぎりだけでも食べて欲しいと,またまた食事会だけは行うことになりました。早速1キロちょっと離れた学校へ移動して,前回と同じ食物実習室でうどんの準備が始まりました。家庭科の川村先生の陣頭指揮の下,生徒やぼっけもん会の方々みんなで協力して準備は進められていきます。校長先生も自らうどん玉を袋から開けて熱湯に投入されます。20分ほどで,最初のうどんが出来上がった時,「ぼっけもん会」の亀田副理事長から集まってくれた生徒たちへのねぎらいのお言葉がありました。そして,1年生から順番に食事開始です。この日は結局39名の生徒が集まってくれました。花文字清掃ができなかったのは残念でしたが,みんなでうどんを作ってみんなで食べるという素晴らしい経験ができたと思います。

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     食事の後の片付けもみんなで分担して行いました。片付けまで済んだところで,生徒会長の2年商業科神ノ門佳音君(国分南中出身)が「ぼっけもん会」の皆さんへお礼の言葉を述べてくれました。「ぼっけもん会」の皆様,ありがとうございました。

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     この日は午後より,FMきりしまで「未来のキミへ From きりしま」の収録も行われたようです。1日(木)に卒業式を終えたばかりの3年生の旧生徒会役員の人たちが参加したということです。3年商業科の大山美早希さん(牧之原中出身),山下恵実さん(舞鶴中出身),3年普通科の下舞功大君(牧之原中出身),奥凪紗さん(牧之原中出身)の4名に生徒会係の上屋敷先生も加わっておられます。福山高校3年間の思い出を中心に語ってくれているのだろうと思われます。放送は,30日(金)午後8時30分からだそうです。FMきりしま76.9MHz是非お聴きください。

     『老犬コロの繰り言その82』です。いよいよ春らしくポカポカ陽気の日が増えて来ました。真夏の暑さよりは,老犬にはこれぐらいが一番いいのかも知れません。少しずつ老犬の毛も抜け落ち始めています。もちろん高齢のせいではなく,気温変化が原因でしょう。中途半端に毛が抜けた状態の老犬はさらにみすぼらしく見えます。仕方ないので,ブラシを掛けてあげます。老犬は気持ちよさそうに目を閉じます。風呂に入らない訳ですから,たまにはブラシ掛けてあげないといけませんね・・・。お爺ちゃんでもありますし・・・。

     
    老犬コロの繰り言その82
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     垣内春さん(1900-1985)は高齢のため旦那が初めて会ったときからもう腰は曲がっておられたようじゃ。人間のお年寄りはよく腰が曲がるようじゃが,何故曲がるかと言えば,2本脚で立っておるからじゃ。2本脚歩行を始めて人間は手が使えるようになり,そこから脳の発達も進み,現在のような文明を築いたのだと人間は偉そうに言うが,その代わり失ったものも多いじゃろ。どう考えても2本脚で走るより4本脚で走った方が速いに決まっておる。桐生某(なにがし)が日本人で初めて100メートル10秒を切ったと大騒ぎしておったが,4本脚で走れば間違いなく5秒は切るじゃろ。もう一度4足歩行の練習をすべきじゃと思うな。間違いなくオリンピックで金メダルは取れるし,世界記録は間違いなしじゃ。そして,4足歩行をすれば,春さんみたいに腰が曲がることもないのじゃ。第一安定感が違うじゃろう。少なくとも年を取ってからは,4足歩行をするようにしてはどうじゃろ。尤も後期高齢者になってから練習するのはしんどいじゃろうから,60歳くらいから始めるべきじゃろ。旦那はそろそろ練習を開始してもいいんじゃないかのお。4本脚じゃと見える世界も違ってくるのじゃ。もちろんわしには人間の視界がどのようなものかは知らんが,わしらに見える世界も人間には分からんじゃろ。旦那はよくわしに対してお前は地面ばかり見ていて楽しいかと言うが,鳥を見てみろ。君ら人間よりはさらに高い所から世界を見ておるじゃろ。じゃから見える高さなんか問題ではないのじゃ。ただ,地にしっかり足を付けるということは大切じゃろ。ソクラテスを思い出せ!

     で,春さんの話に戻ろう。春さんは腰が曲がっておるものじゃから,時折廊下で旦那とすれ違う際,「また大きくなられましたか?背伸びましたか?」と旦那に尋ねられたそうじゃ。旦那はいつもかぶりを振り,残念ながらとっくに成長は止まりましたと苦笑しながら答えたんじゃ。春さんはいつも怪訝そうな顔をして「そうですか?」と言われたという。いつも座って旦那と話をされていたので,立ってすれ違う時はご自分の腰が曲がっているということを忘れておられたのじゃ。お気の毒に・・・。じゃから4本脚で歩けばいいんじゃ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

  • 2018年03月02日(金)

    3月2日(金)1年夢プラン体験学習発表会

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     3月2日(金)6限目1年生夢プラン体験学習発表会が行われました。高齢者福祉と障害者福祉を勉強してきた1年生が,2学期に行った施設での体験学習の発表を行うものです。大勢の前で発表する機会の少ない生徒たちですが,8つのグループに分かれて,役割を分担して全員が発表に参加します。施設の紹介や働いている方々の仕事内容等順番に細かく説明していきます。パワーポイントの作成にも時間が掛かったはずですが,各グループみんなで協力して創りあげたものです。幾分緊張気味ではありますが,生徒たちは貴重な経験をすることができたと思われます。3月19日には,1,2年生各学年から選ばれたグループが発表する夢プラン体験学習発表会が予定されています。

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  • 2018年03月01日(木)

    3月1日(木)第31回卒業式

     3月1日(木)ついに3月を迎えました。本日は卒業式です。昨日の雨はすっかり上がりましたが,雲が空一面を覆っています。地面には昨日の雨が残した水溜まりがあちこちに見られます。と言うより,ここ数日ずっと地面は濡れたままのように思われます。別れの季節を迎えて,空も大地も寂しい思いをしているのかも知れません。

     さて,卒業式を待ち構えていたかのように,いや多分そうなのでしょう,PTA新聞が出ました。「PTA新聞ふくやま」とあります。鈴木会長始め,役員の方々がこの1年を振り返ってくださっています。パークゴルフ大会,研修視察,そして体育祭,文化祭と,福山高校はPTAの方々が精力的な活動をしてくださっております。今回の記事には間に合いませんでしたが,惣陣が丘花文字清掃作業の豚汁づくりにも大勢の保護者の方々が参加してくださいました。PTA九州大会,全国大会の報告を含めて,原稿を提供してくださいました役員の皆様,ありがとうございました。そして,鈴木会長始め保護者の皆様ありがとうございました。3年生の保護者の皆様,ご卒業心からお祝い申し上げます。今後とも福山高校を応援してくださいますよう重ね重ねお願い申し上げます。「PTA新聞ふくやま」ご覧ください。PTA新聞ふくやま[PDF:3MB]

     そして,福山高校だより3月号も完成したようです。発行はまだのようですが,こっそりご紹介いたします。2月の福山高校の生徒を中心とした動きがよく分かります。蒲生高校,霧島高校との3校合同の桜島サービス・エリアにおける旅行客おもてなしボランティア,惣陣が丘花文字清掃作業の豚汁食事会と講話,県下一周駅伝の全校応援,就職ガイダンスなどいろいろありました。花文字清掃作業の方は,雨天中止になりましたが,3月3日(土)午前ボランティア30名ほど参加して行う予定です。卒業式関係の記事は4月号に掲載されます。福山高校だより3月号,お読みください。平成30年3月号[PDF:1MB]

     卒業式が始まる頃には,晴れ間も見えて青空が広がりつつあります。卒業生入場から厳粛な雰囲気で卒業式は進んでいきます。

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     卒業証書授与は,卒業生は順番に54名全員壇上に上がっていきます。一人一人校長先生から卒業証書が手渡されていきます。証書を受け取る生徒,ステージ上でフロア側を振り返り生徒及び保護者席に目を向け順番を待つ生徒,ステージの上に足を踏み入れ国旗・校旗・県旗の方を見上げる生徒,ステージ下まで歩き来賓,職員へ礼をする生徒・・・誰が考えたのでしょう,このシステマティックな動き。BGMは今年もハイドンの皇帝讃歌です。弦楽四重奏曲第77番の第2楽章です。校長式辞,県教育委員会告示,鈴木PTA会長祝辞・・・,厳粛な雰囲気は続きます。

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     在校生答辞は,現生徒会長の2年商業科神ノ門佳音君(国分南中出身)です。3年生との思い出を一つ一つ振り返りながら,情感を込めて立派に務めてくれました。卒業生答辞は,前生徒会長の3年商業科大山美早希さん(牧之原中出身)です。こちらも比較的落ち着いて語り始めたのですが,途中感極まって涙ぐむ場面も見られました。万感募る卒業生の思いとしては当然でしょう。自身の失敗談も紹介しながら,支えてくれた友人,保護者,教師への感謝の気持ちを素直に伝えてくれました。素敵な答辞と送辞でした。

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     保護者代表挨拶は商業科の八木皓大君(牧之原中出身)のお母様かつみさんです。18年間陰となく日向となく支えてきたわが子に対する母親の思い,学校への感謝の気持ちを心を込めて語ってくださいました。校歌斉唱は期待通り素晴らしい歌声でした。校長先生の思いが通じた,と言うより生徒たちは立派に校長先生の期待に答えてくれました。校長先生も,事務長先生も,その他の先生方も力一杯の歌唱です。歌いながら涙が零れてきそうな,そのような感動的な合唱でした。

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     卒業式が見事に予定通りのタイムスケジュールで終了すると,3年生が体育館の前方ステージ下に勢揃いしました。商業科の八木皓大君だけは何故かギター片手にステージの上にいます。ピアノ伴奏は校長先生です。校長先生は手を冷やさないように,朝から手袋をして暖めておられました。これがあったからですね。ピアノとギターの伴奏に乗って,「旅立ちの日に」が歌われます。女子生徒のソプラノからスタートしましたが,幾分練習よりは小さめです。涙ぐんで声が出せない人がいるからでしょうか。それでも,男声やアルトが加わると,次第に興が乗ってきます。卒業式に相応しい,感動的な歌となりました。卒業生入場から,国歌斉唱,校歌斉唱,卒業生退場まで,卒業式を支えてくれたのは吹奏楽部です。3年生が抜けて幾分寂しくはなりましたが,生徒たちは一生懸命演奏してくれました。ありがとう,吹奏楽部。素晴らしい卒業式でした。

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