4月8日(日)お釈迦様降誕の日・・・

公開日 2018年04月08日(Sun)

 4月8日(日)気温は幾分低めですが,昨日と異なり風がないので,それほど寒さは感じません。我が家の居間ではストーブがついていましたけど・・・。昨日の午後は結局寒さと風の強さのためにタケノコ掘りは断念してしまいました。雨後の筍を期待して,今朝は裏山に上がりましたが,気温が十分に上がらないせいか,期待したほどの収穫はありませんでした。イノシシたちは,やりたい放題あちこち掘り返していますけど・・・。タケノコ5,6本掘り出して,今朝は手を打つことにしました。山鍬とスコップで掘り返すのですが,気の短い,しかもタケノコに余り執着のない雑な掘り方が家人には不評です。この日はスコップでタケノコの周りを掘るところだけを任され,最後のタケノコに一鍬入れ,掘り出すところは義父が担当することになりました。それでも,慣れない作業に疲労困憊,タケノコ湯がきは義父と義母に任させて,さっさと退散を決め込みました。

 ところで,今日はお釈迦様のお生まれになった日だそうです。「花祭り」と言うものでしょうか。大昔のことなので,紀元前565年など生年については諸説あるようですが,誕生日は4月8日とされているところが,面白く思われます。煩悩を滅却して心穏やかな日々を過ごしていきたいと思います。

 『老犬コロの繰り言その93』です。今朝午前3時ころでしょうか,家の外から子どもの泣き声のような悲鳴が聞こえます。また,老犬が溝に嵌ったのか,夕べ繋いでおいたら良かったと思いながら,玄関を出ると悲鳴の主は側溝とは反対側の方向にいるようです。もしやと思い,老犬の犬小屋を覗くと,果たして老犬が犬小屋の中で身動きが取れなくなり,呻いています。やれやれ,爺さん,しっかりしてくれよ,いつも寝ている犬小屋だろ,ぶつぶつ言いながら,老犬を犬小屋の外に引き出すと,老犬は恥ずかしそうに,庭を走り回ります。ひょっとしたら何か辛い夢でも見たのでしょうか。しばらくして,落ち着いたところで,老犬の首輪に鎖を付けてやりました。お休み・・・。

 
老犬コロの繰り言その93
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 最近また大相撲が賑わしておるようじゃのお。今度は巡業先で土俵上で倒れた市長さんを助けに行こうとした女性の看護師さんに対して,女性は土俵に上がれません,降りてくださいと若手の行司がアナウンスしたのだそうじゃ。随分間の抜けた話ではないか。人の命を何じゃと思っとるんじゃ。伝統と人の命とどちらが大切なんじゃ。甚だ呆れた話で,実にけしからん。と,わしまで血相を変える必要はないのじゃが,概ね報道を聞いとるとこのような論調のようじゃ。確かにその通りじゃろ。じゃが,そんなにしつこくいつまでも非難すべき話じゃろうか。相撲協会の指示に従って,そのまま市長さんが土俵上で亡くなったのならば,大変な事態じゃろうが,人間というのはもう少し賢い生き物じゃろ。間違ったアナウンスに従って,そのまま市長さんの手当てをしないということはないじゃろ。誰だって間違えるんじゃ。いや,大相撲の伝統に従って,アナウンスを行った行司さんは特に間違ってはおらんのじゃ。それに逆らって土俵上に上がった女性の看護師さんも正しいのじゃ。これじゃまずいということで,市長さんを土俵の下に降ろして手当てが始まったようじゃが,そのまま土俵上で手当てを続けても良かったのじゃ。それが知性というものじゃろ。伝統とは所詮理不尽なものじゃ。通常の日常とは異なるから伝統なのじゃ。江戸時代日本では銭湯では混浴が当たり前だったんじゃろ。今ではごく一部の温泉でしか見られないようじゃが,伝統とは所詮そのようなもので,一見非常識と思われるものがあるんじゃ。相撲協会の理事長が謝罪の言葉を述べていた,それで幕引きでいいのではなかろうか。レスリング協会の旧態依然たる上下関係が批判されておるようじゃが,著しくあるいはどんなに些細なことでも人権を侵害するようなことがあれば,正していく必要はあるじゃろ。大相撲では女性が土俵には上がってはならないというのは,そこで力士に邪念(?)が入っては良くないということじゃろうか。神聖な土俵を汚らわしい女性が乱してはならないということじゃろうか。女風呂に男は入ってはならないわけであり,その辺りの判断は難しいところじゃが,大した人権侵害ではないように思うがのお。まあ,旦那流に言えば,どっちでもいいということじゃ。

 世の中全体が正しくあろうとしている風潮は間違ってはいないと思うが,一方で人の過ちを過剰に批判する傾向はどうなんじゃろ。安易なぬるま湯ムードは避けたいところじゃが,世論が一斉に批判するというのは,韓国のスケート選手の例にも見られるように,余りにもヒステリックで過剰な全体主義のように思うんじゃ。人間は過ちを犯すものなんじゃ,わしらと違うて・・・。

 この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。