4月22日(日)アースデー・・・

公開日 2018年04月22日(Sun)

 4月22日(日)はアースデーなんだそうです。地球全体の環境を守るため,一人一人が行動を起こす日ということです。1970年,アメリカの市民運動指導者で,当時まだ大学生だったデニス・ヘイズが提唱し,2010年からは正式に国連の記念日にもなっています。具体的に何をすればいいのか,よく分かりませんが,とりあえず地球を大切にしましょう。まずは,身の周りから・・・。はて・・・。「良い夫婦の日」でもあるそうですが,家人は今,大阪,京都の子どもたちの所に行っています。・・・。

 『老犬コロの繰り言その97』です。明日はいよいよ老犬の15回目の誕生日です。前夜祭として,何か奮発してやろうかなと思うのですが,老犬は食い意地が張っており,与えられる食べ物は際限なく食べてしまいますので,老犬の健康のことを考えれば,ほどほどにしてあげた方がいいのでしょう。家人が居ないすきに,パン1斤食わしてやろうか・・・。なかなか勇気が湧いてきませんね。ここまでは,4,5日前に書いたものです。老犬には食べやすい魚やお肉の缶詰をあげようと思います。老犬が食べてくれるか心配ですが・・・。とりあえず,パン1斤は来年へ延期です・・・。

 
老犬コロの繰り言その97
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 溝の奥の方にいるわしをどのようにして助け出すか,思案した奥様は爺さんを呼んだんじゃ。深い溝の奥から2人がかりで引き出すことにしたんじゃ。溝の上からは,わしの鼻しか見えていない状態じゃったそうじゃから,お隣さんが気付いてくれなければ,わしは今頃はお天道様の上じゃったろう。奥様と爺さんがわしを引き上げに取り掛かった時,わしは一晩中泣き続け脚もずっと踏ん張っていたので,疲労困憊,意識も朦朧としておった。奥様は溝の中に入って来た。じゃが,人間には狭すぎるものじゃから,あちこちに擦り傷を作ったようじゃ。じゃが,何とかわしの身体に手をかけ,わしを引っ張り上げたのじゃ。わしは多少痛みはあったが,もうふらふらしていたもんじゃから,なされるがままじゃった。側溝の上で爺さんが引き取り,わしは無事深い穴の外に出ることができた。じゃが,全身力が入らなかった。横になっているしかなかった。わしは抱きかかえられたまま家に連れて帰られ,涼しい柿の木の下に寝かされた。全く身動きもできず,食べ物も口に入らなかった。1年前,旦那の車に轢かれた時は,激しい痛みはあったが,身体は動かせたし,どうにか歩くこともできたんじゃ。今回は歩くどころか,身体を起こすこともできないんじゃ。わしはまだ一度も死んだことがないので,はっきりしたことは分からんのじゃが,人間(犬?)死ぬときはこんなもんじゃろかと思った。その日は一日中瀕死の状態で柿の木の下に横になっておった。やがて夜になった。気温は比較的高く暖かい夜じゃった。奥様は関西の子どもたちの所に行くと言って,牧之原の旦那の所へ向かった。おい,わしを置いていくのか!わしの命と子どもたちを天秤にかけ,奥様は子どもたちを選んだんじゃ。きっと,飛行機代が勿体ないでしょ,と言うじゃろ。関西人らしい吝嗇家(けちん坊)の権化じゃからのお。じゃが,わしを救出してくれたのは感謝するよ。ありがとよ・・・。爺さんと婆さんはわしの様子を見て,今晩持たないかもと思ったようじゃ。19日(木)になると,少しは動けるようになった。じゃが,自分では起き上がれない。爺さんがわしの後ろ足を持って,前足だけで歩いてトイレに行けるようにしてくれた。そうなんじゃ。横になったままではオシッコができないのじゃ。結局その日も数回トイレに連れて行ってもらっただけで,一日中横になっておった。そもそも今回の顛末は,犬を放し飼いにしたのが原因じゃ。犬の放し飼いは違法なんじゃ・・・。

 日が暮れた時,何かが近づいて来た。そして,突然わしの口の前に柔らかいドッグフードが現れた。わしはその日は余り食べていなかったので,とりあえず口に入れた。それほどおいしいものではないが,わしは貪るように食った。わしの身体を触るものがある。旦那じゃ!帰って来たんじゃ!しばらくして,旦那はわしを置いてどこかへ行こうとした。気配でわしには分かったのじゃ。旦那,視察に行こうよ!わしは立ち上がった。立ち上がれたのじゃ。ところが,旦那はわしの元を離れて車で立ち去って行きおった・・・。

 この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。