6月1日(金)大隅中学校上級学校説明会,そして実用英語技能検定・・・

公開日 2018年06月01日(Fri)

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 6月1日(金)6月に入りました。今日はどうやら梅雨の中休み,晴れ間が見られそうです。6月に入りましたが,やはりこういう日は「五月晴れ」と言っていいのでしょう,多少違和感はありますが。旧暦だと梅雨の季節はまだまだ5月なんでしょう。今朝7時を過ぎたあたりから,福山高校の西側の森からしきりにアカショウビンの声が聞こえます。先日よりも随分遠くで鳴いているようですが,今朝はかなりサービスをしてくれて,10分近く鳴いています。今年3度目のアカショウビンです。ペースとしては例年より早いのかも知れません。本当は彼らは毎日毎朝どこかで鳴いているのでしょうけど・・・。(^_^;)

 6月に入り,ベートーベンの音楽も替わります。校長先生が選ばれたのは,「エリーゼのために」です。清掃時間の予鈴が鳴ると,まず5分間校歌が流れます。再度チャイムが鳴ると清掃開始です。清掃開始とともに校内に流れるのが,ベートーベンの音楽というわけです。5月は,後半からでしたが,交響曲第6番「田園」の第一楽章を流しました。今月の「エリーゼのために」は,言わずと知れた3分程度のピアノの小品です。この作品の自筆譜を所有していたのは,テレーゼ・フォン・ドゥロッスディック夫人(旧姓マルファッティ)だそうですから,エリーゼとはテレーゼのことでしょう。お馴染みの主題が何度も繰り返されるロンド風の小品ですが,一流のピアニストたちはなかなか録音してくれません。時折肩の力を抜いた小品集に収められるぐらいでしょうか。往年の名ピアニスト,ケンプやブレンデルの端正でスタイリッシュな「エリーゼのために」もあったのですが,まずロシア出身のウゴルスキの演奏で聴いていただきましょう。いかにもロシア的な広大な大地を思わせるゆったりとした演奏です。それが,「エリーゼのために」に相応しい演奏かどうかは別ですけど・・・。

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 Our future starts from here. 我らの未来はここ福山に始まる。今年の福山高校生徒会スローガンです。懸垂幕が正面玄関の上,学校スローガンの横に掲げられました。文字もイラストも,2年普通科の美術部員市川敬広君,敬大君(輝北中出身)によるものです。高校生活の一コマを美しい(美しすぎる?)イラストで描いてあります。学校案内も市川兄弟による挿絵が表紙に使われています。よく見ると,文字の方も,実に味わい深い筆致です。通り掛かった生徒たちもしばし見とれたように見上げています。(^o^)

 午後から,大隅中学校の上級学校説明会が行われました。福山高校の出番は14:45からの20分間です。今回は,大隅中学校卒業生の1年商業科の江田真紀さんと宮薗理沙さんに同行してもらいました。福山高校に入学して2か月,元気に走り回っている(?)2人でしたが,説明の時間が近づくにつれて,緊張が高まり借りてきた猫のような様子です。それでも,宮薗さんの方は,中学時代のお世話になった先生を見つけて,お喋りを始めます。20分間の説明時間のうち,前半の10分かそこらは教頭によるパワーポイントを用いた学校紹介で,後半いよいよ彼女たちの登場です。さすがに緊張感がありありと感じられましたが,考えてきたことをしっかり発表してくれました。もう少し,はしゃぐかなと思われましたが,最後までお澄まし顔で締め括ってくれました。出番が終わると,一気に緊張感が溶けて,2人とも中学校の先生方とのお喋りに興じて,なかなか帰ろうとはしません。彼女たちの元気な姿を中学校の先生方にご覧いただくことができて良かったと思います。お二人さん,お疲れ様でした。大隅中学校の生徒の皆さん,先生方,ありがとうございました。

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 学校に帰ると,実用英語技能検定一次試験が始まっています。2級,準2級,3級に分かれて,一生懸命鉛筆を走らせています。3級を終えた生徒たちが,教室へ戻ってきて,英作文が難しかったとこぼしています。いつの間にか,英検の一次試験の中に英作文が課されるようになっているのですね。リスニングまで75分間の激闘を終えて,幾分疲れ気味ですが,中にはそのままテニスコートへ向かう輩もいます。もうしばらくしたら,準2級と2級が終わります。夕方6時が迫っているとは思えないほど,明るい爽やかな夕暮れです。今日は吹奏楽部も英検のためにお休みです。静かな静かな・・・日没ではないな・・・黄昏時でもない・・・午後5時50分です・・・。(^_^)