公開日 2018年06月17日(Sun)
6月17日(日)午前中商業科の全商珠算・電卓実務検定が行われています。来週は簿記実務検定,再来週はビジネス文書実務検定,さらに次の週はビジネス・コミュニケーション検定と期末考査を挟みながら,商業科は4週続けて検定が続きます。先週日商簿記検定を受検した人もいるでしょう。毎日商業科の生徒は朝夕補習を受けながら,各種検定に向けて努力しています。3種目以上1級を取得するのが目標ということです。昨年は5種目1級取得した人もいました。1年生は初めての検定受検です。でも,中には,1年生で珠算検定1級に挑む人もいます。珠算競技九州大会出場を決めている安田有希さん(隼人中出身)です。商業科75名の今年度の闘いは始まったばかりです。頑張れ,福山高校商業科!
この日は,霧島市福山町佳例川にある飯冨神社で,お田植え祭も行われました。このお田植え祭には,福山高校からも7人の生徒が早乙女として参加しました。3年普通科有村渚さん(牧之原中出身),黒田零さん(国分南中出身),中元ひかるさん(牧之原中出身),2年普通科鮫島彩花さん(国分南中出身),庄田日奈野さん(国分南中出身),1年普通科井上藍彩さん(舞鶴中出身),彌勒りかさん(舞鶴中出身)の7名です。有村さん,中元さん,鮫島さん,庄田さんの4名はひまわりのメンバーです。商業科の検定が終了した人たちが,少しずつ家路に就き始めた時,1年商業科の福増愛佳さん(舞鶴中出身)が,お田植え祭の早乙女に参加したいと言ってきました。福山高校に割り当てられた早乙女の人数は8名だったので,急きょ福増さんも参加してもらうことになりました。
まずは,佳例川公民館に移動して,早乙女の衣装に着替えます。髪の毛のセットから始まり,生まれて初めての(?)お化粧,衣装の着付けと,準備が進められていきますが,全員の早乙女が完成するまで1時間以上かかりました。
先に着替え終わった3年生の3人から昼食に入ります。佳例川公民館の方々からそうめんとおにぎりが振る舞われました。早乙女は鹿児島大学の農援隊(!)の皆さんを含めて総勢13名です。鹿児島大学の農援隊の皆さんは男子学生も10名ほど参加して,朝から公民館周辺の刈り払いや清掃を行っておられました。佳例川地区の行事に欠かせないのが,福山高校と同様に鹿児島大学の皆さんなのです。兵庫県や茨城県出身の方もおられ,県外からやって来た学生さんが多いようです。
着替えと食事,写真撮影が終わったら,公民館から2キロほど離れた飯冨神社へ車で移動です。飯冨神社には,すでにカメラ片手の観光客(?)や子どもたちが大勢集まっています。早乙女たちは,カメラマンに引っ張りだこで,あちらこちらから声が掛かります。
やがて,飯冨神社の神殿の中で厳かな神事が始まりました。水神様とお米の豊作を祈願してのものでしょうか。早乙女たちも,神に仕える巫女として神事に関わるのだろうと思います。飯冨神社は1033年に創建された由緒ある神社です。早乙女たちの佇まいも心なしか幻想的かつ神秘的に見えます。
苗神輿を手に御神田へと向かう早乙女たちが参道の階段を降りてくる様は,この世のものとは思われません。カメラマンが挙ってシャッターを切るのもよく分かります。
御神殿に入り,田植えの儀式が行われます。御神殿に入ることが許されるのは,早乙女と子どもたちだけです。のはずでしたが,鹿児島大学の農援隊の男子学生も含まれています。
お田植え祭の神事が終わると,今度は恒例のうなぎの掴み取りです。45匹のうなぎが放流してあり,一人1匹という指示がありましたが,なかなかどうして,我らが福山高校早乙女たちは皆苦戦しています。と思ったら,有村渚さんが見事に捕らえました。
得意げに持ち帰る有村さんですが,だんだん捕らえたうなぎが可愛くなり,家で飼おうかななどと話しています。直会(なおらい)のバーベキューで食べようよと提案したのですが・・・。(^_^;)
お田植え祭,うなぎの掴み取りが終わっても,早乙女たちは大人気です。紫陽花の向こう側に立って,と注文する人もいました。便乗して,写真撮っちゃいました。肝心の衣装が殆ど見えないけど・・・。(^_^;)
お田植え祭の行事が全て終了すると,再び佳例川公民館に帰り,直会(なおらい)のバーベキューです。直会とは,本来は,祭礼の後,供えられた神饌を下げて食し,神と人が共食する儀式のことのようですが,お田植え祭では,バーベキューです。お田植え祭からうなぎの掴み取り,バーベキューと福山高校生8名にとって大変充実した1日となりました。佳例川地区公民館の皆様,飯冨神社の宮司様,本日は大変ありがとうございました。