公開日 2018年09月27日(Thu)
9月27日(木)台風の接近が影響してか,朝から雨模様です。昼前になり,雨も収まり,ようやく晴れ間が見えてきました。今週に入り,気温は幾分低めですが,通常の秋の風情と言っていいのでしょう。体育祭シーズンもほぼ一段落して,いよいよ読書の秋,食欲の秋到来でしょうか。
昨日より牧之原小学校の宮下先生が,パワーアップ研修の一環で他校種参観に来ておられます。普通科,商業科のほぼ全ての授業をご覧いただき,小学校とはまた異なる教授法や生徒の反応ぶりに興味津々のご様子です。午後の初めに,最後にこの2日間の感想を率直に書いてくださいとお願いすると,宮下先生は個室に籠もり30分も時間を掛けて丁寧に書いてくださいました。「授業を通して感じたことが先生方の工夫である。あの手,この手を使って生徒を授業に集中させていた。高校生相手にこれほど授業を工夫される姿を見て,小学校教員である私も精進したいと感じた。「楽しい」が「やる気」につながり,「やる気」が「学力向上」につながるということを改めて実感する2日となった。」身に余るお言葉でしょう。福山高校が目指している教育がここにあるのは確かですし,まだまだ道は半ばだと思うのですが,逆に宮下先生のお言葉から,ヒントと確信をいただいたように思います。宮下先生,2日間の研修お疲れ様でした。そして,ありがとうございました。
10月の読書週間を前に,Library New No. 5(図書館だより)が出ました。燈火親しむべし。秋の夜長は,読書に持って来いでしょう。自分の視野を広げるためにも,自分の人生を豊かにするためにも,是非本に親しんでもらいたいものです。カメラマンは,最近チェーホフに凝っております。と言っても,「桜の園」や「三人姉妹」などの代表的な戯曲にはまだ達していなくて,若い頃の「六号病棟」や「退屈な話」などの短編を読み漁っております。医者でもあったチェーホフは,鋭くかつ皮肉っぽく世の中を見つめています。「退屈な話」など人生の酸いも甘いも知り抜いたような老作家の作品かと思いきや,まだ30歳になる前の20代のときに書いたものと言いますから,まさに驚異的と言えるでしょう。ロシアの3大文豪と言えば,トルストイ,ドストエフスキー,ツルゲーネフということらしいですが,チェーホフも十分に彼らに肩を並べるくらいの大作家だと思います。短編集を読み終えたら,「桜の園」,「かもめ」,「三人姉妹」に手を伸ばそうと考えています。Library News No. 5 には9月の新刊も紹介されています。30冊が新たに加わっているようです。秋の夜長,毎晩1時間は本に親しみましょう。その先には,間違いなく素敵な人生が待ち構えています。Library News No. 5[PDF:1MB]
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