公開日 2018年10月19日(Fri)
10月19日(金)午後,1年生全員を対象に教育応用心理研究所顧問で教育カウンセラーの福山孝一先生をお迎えして夢プラン講演会が本校体育館で行われました。テーマは,福山先生ご専門の「構成的グループエンカウンター」です。1年生は9月の夢プラン体験学習で障害者福祉施設や高齢者福祉施設を訪問し,身体の不自由な人々との触れ合いを学びました。今回は,集団の中での人との出会い,触れ合いを勉強します。生徒たちは体育服に着替えて準備万端です。最初緊張していた生徒たちも徐々に福山先生の巧みな導きに従い,活発に動けるようになります。おとなしく引っ込み思案の生徒が多い1年生ですが,すでに入学して半年以上が経過していることもあり,いつの間にか騒々しいまでにはしゃいでしまい,福山先生の注意を受ける場面もありました。それでも,生徒たちは今回の学習を通じて,人との触れ合い方,集団の中での人間関係の築き方のヒントを学んだと思われます。最後のシェアリングの感想では,商業科の池田大祐君(舞鶴中出身)が,「周りの友人のことが,そして自分のことも好きになりました。」と素敵な感想を述べてくれました。福山高校職員にとっても,大変勉強になり,これからの福山高校の教育に生かせる場面も出てくるものと期待されます。最後に福山先生は,2年商業科の妹尾霞佑さん(木原中出身)の南日本新聞「若い目」に出た文章を朗読してくださいました。夏休みに部活動だけでなく,ボランティア活動にも一生懸命取り組んだ妹尾さんでしたが,特に自ら進んで参加したリーダー研修では鹿児島県下の大勢の高校生と出会い,交流を深め貴重な体験をしたことを紹介していました。まさに,グループエンカウンターの実践例です。福山先生が,福山高校の生徒たちの動きにも注目してくださっているのが嬉しく思われました。きっと,同じ「福山」という名前に対する親近感もお持ちなのでしょう。福山先生,本日は貴重なご講演ありがとうございました。