11月9日(金)弁論大会,そして福山高校夜間学校説明会

公開日 2018年11月09日(Fri)

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 11月9日(金)6時間目,第34回校内弁論大会が行われました。各クラス代表6名が全校生徒,職員の前で堂々と今考えていることを発表してくれました。1番手の2年普通科市川敬広君(輝北中出身)は,「争い事はしない主義」と題して,徹底した平和主義を唱えてくれました。人と人との価値観の対立は常に存在するものなので,国と国との戦争にしても,争い事は結局なくなることはないのかも知れない,だからこそ私たちは争い事を起こさないように極力努力すべきなのだと主張します。2年商業科の鎌田奈々実さん(大隅中出身)は「理想とする自分」について語り,「努力する人」になりたいと言いながら,「努力すること」は嫌いだと正直です。でも,周囲に多くいる努力する人たちに刺激を受け,努力する人には夢や希望があるんだと気付きます。井上靖の「努力する人は希望を語り,怠ける人は不満を語る。」という印象的な言葉を最後に紹介してくれました。1年普通科の德重雅乃さん(国分中出身)は「夢を叶えるために今すべきこと」と題して語り,3つの今なすべきことを紹介します。自分は人見知りだと言いながら,体育祭では1年生の応援団の副団長としてみんなの先頭に立ちました。勉強も嫌いだと言いながら,作業療法士になる夢を叶えるために,苦手な数学にも自分を叱咤しながら頑張っています。1年商業科の松前優希君(国分中出身)は,「忘れられない過去」と題して,闘病生活を送っていたお父さんとの悲しくも辛い掛け替えのない日々について素直に吐露します。何度も入退院を繰り返しながら,ついには癌でこの世を去ったお父さんとの思い出を胸にしっかり生きていこうと決意を語ってくれました。3年普通科の堤桃香さん(舞鶴中出身)も「理想とする自分」と題して,心理カウンセラーになる夢を語ってくれました。堤さんは,人の悩みや心配事を聞くのが好きだと言います。そして,人に感謝してもらえることに喜びを感じるのです。さらには,人に感謝すること,信頼関係を築くことの大切さに彼女は気付いたのです。他の人が,なかなか正面を見ることが出来ず,朗読に近い状態でしたが,堤さんは一生懸命前を向いてみんなに語りかけようとしているところが立派でした。3年商業科の河野朱里さん(国分南中出身)は「本気のつもりではなく本気になる」というユニークなタイトルで話してくれました。これまでいくつか将来の夢を持ったことがあったけど,いずれも果たして本気であったのか,本気のつもりではなかったのかと河野さんは振り返ります。小学生の頃のパティシエになりたいという夢やお祖母様の死がきっかけとなった看護師の夢もどちらもただの憧れに過ぎなかったのではないかと河野さんは気付きます。お年寄りと直接触れ合う介護福祉士こそが自分がやりたいことでなかったのか。吹奏楽部でも本気で取り組むことの大切さを学びます。最優秀賞は河野さんになりましたが,6名それぞれ自分の生き方について,心を込めて話し,素敵な弁論大会となりました。

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 先週に引き続いて,午後7時より福山高校の夜間学校説明会を福山高校会議室で行いました。今回も4組の中学生と保護者の方々にご出席いただきました。福山高校の少人数指導,個別指導を中心とした普通科,商業科の特色について,ご理解いただいた後,それぞれの質問,相談をお受けいたしました。朝補習や霧島市の通学費の支援事業,バスの便などについての質問が出されました。学校開放期間は本日で終了いたしましたが,事前にご連絡いただければ,いつでも授業公開を行います。よろしくお願いいたします。