公開日 2018年12月17日(Mon)
12月17日(月)2学期最後の週が始まりました。今日は我らがベートーヴェンが洗礼を受けた日でもあります。ということは,多分昨日か一昨日辺りが誕生日ということになります。楽聖ベートーヴェン,今となっては死語かも知れませんが,音楽室の壁に掛かっていた肖像画を思い出します。「チコちゃん」を見ていて,久しぶりに音楽室の肖像画を思い出しました。「もしかして とびだしてくるかもしれない 安全運転」,少々語呂は悪いですが,今週の福山高校職員の週間目標です。年末の慌ただしい季節こそ,じっくりと落ち着いてハンドルを握り,安全運転に徹したいものです。見通しの悪い交差点や狭い路地では特に細心の注意を払って運転したいものです。常に飛び出してくるんだ,という考えを持って,2度3度しっかり確認をしていきます。「もしかして とびだしてくるかもしれない 安全運転」,福山高校全職員,今週はこの言葉を胸に安全運転に努めてまいります。
今週初めの朝の朝礼は学年集会です。1年生は体育館に8時30分には早々と集合しています。フロアに腰を下ろし,無言で学年集会の開始を待っています。この日のお話は進路指導主任の寺尾先生です。1学年主任の山田先生から,絶対に面白い話をしてくださいと無茶な注文を受けていました。福山高校のお笑い担当でもある寺尾先生は,冒頭生徒たちにその話をされ,山田先生の注文に真っ向から立ち向かおうとされています。先日の教職員バドミントン大会でかつての教え子であった他校の先生と遭遇された話から始まりましたが,さて生徒たちを抱腹絶倒させることができたのか,あるいは寒い体育館の中で生徒たちを凍り付かせてしまったのか,気になるところでしたが,カメラマンは次の会場へ向かいました。後で聞いたところによると,目標を持って生きていくことの大切さを伝えながら,生徒たちを爆笑の渦に巻き込むという見事な離れ技を演じられたそうです。
2年生は視聴覚室に集まり,今日のお話は商業科の江口先生です。年の瀬を迎え,2学期も最後の週を迎えた今,2年生一人一人がどのような生活を送るべきなのか,そして平成31年を迎えると,今度は1年の計は元旦にあり,と言われるとおり,その年の目標をしっかりと立てていかなければならないということです。人はそれぞれの節目において,新たな気持ちで自分の生活を見直すということが大切なのです。それが一日一日を大切にし,有意義な生活を送っていくということなのでしょう。人は得てして楽な道を歩きたがり,時に無様な生活を送ることがあります。もちろんそれも人生であり,時にはそのような時間も必要なのかも知れません。でも,人間いつもいつも無様であってはなりません。一度立ち止まって,自分の生き方を振り返る時間が掛け替えのないものとなるのです。
3年生は,プログラミング室で,今朝のお話は学年主任の榎本先生です。卒業まで3か月となった生徒たちに対して,今の時間がいかに貴重なものであるかを生徒たちに訴えておられます。学生であるという時間は人生のほんの一部に過ぎません。卒業して社会人になれば,社会人としての時間がずっと続くことになります。生徒でいられるのは,あとほんの少しの時間なのです。学生や生徒というのは,社会に出て行くための準備期間と言えば,そうなのでしょうが,残りの人生の広大な時間を生きていくための土台作りになるわけですから,それだけ大変大切な時間であるということです。それがあと3か月で終わるということですから,自分にやり残していることはないかを問いかける必要があるでしょう。素晴らしい人生を送るための重要な時間であると同時に,自分が大きく成長する輝かしい時間でもあるのです。
6時間目全校生徒体育館に集合して交通安全教室が行われました。霧島警察署,霧島市役所,交通安全協会から5名の方々にご来校いただきました。交通安全協会及び牧之原駐在所の2人の警察官のお話の後,ビデオの視聴が行われました。自動車やバイクは言うまでもなく自転車も当然のことながら交通規則を守らなければならないということ,事故を起こした場合,加害者として刑事責任が問われ,民事責任として多額の賠償金を支払わなければならなくなり,会社の就業規則による罰則など社会的責任も負わされるということを知らされました。治療費などの損害賠償は小学生でも,免れることは許されず,保護者に何千万円という賠償金が課された場合もあるということです。歩行者であろうが,人は皆自分の身の安全のためにも,他の人の安全を守るためにも交通規則を守らなければならないのです。生徒たちは,社会的な責任,ルールを守ることの大切さを身にしみて学んでくれたようです。ご講話くださった皆様,本日はありがとうございました。