公開日 2019年02月26日(Tue)
2月26日(火)放課後,福山高校全職員会議室に集合して,県外先進校視察報告会が行われました。2月初めに国語科の榎本先生と家庭科の川村先生が大阪の高校を訪ねられました。西成高校は,エンパワメントスクールで,生徒の力を最大限に引き出し,自立した社会人を育てる教育を行っているということです。反貧困教育にも力を入れており,貧困の連鎖を断ち切る努力をすることの大切さを教えています。授業形態としては,一年次モジュール授業と言い,毎日午前中30分×3時間の国数英の基礎学力の定着を図り,中学修了までの学び直しに力を入れています。茨田(まった)高校の方は,コミュニケーション・コースが特徴で,トラブルを生徒自らの手で解決していくというピア・メディエーションという授業を行っています。実際に授業の様子もビデオで見せていただき,コミュニケーション能力の育成と考え方の違いは決して悪いことではないという授業展開が印象的でした。来年度からの福山高校の「総合的な探求の時間」に生かせるのではないでしょうか。
一方,1年ほど前(!)愛知県の高校を数学科の崎迫先生と進路指導主任でもある寺尾先生が訪問されたのですが,その報告も是非やらせてくれということで,加茂丘高校の紹介もありました。学校の特色を強く打ち出すために,様々なアイデアを職員から引き出し,学校の活性化に結びつけていこうという取り組みが印象的でした。
これらの県外の先進的な取り組みをされている高校を参考にして,福山高校の教育はますます活性化していくのは間違いありません。西成高校,茨田高校,そして加茂丘高校の皆様,貴重な情報提供ありがとうございました。