2月4日(日)全商商業経済検定・・・

公開日 2018年02月04日(Sun)

P1070796

 2月4日(日)全商商業経済検定の日です。言わずと知れた立春です。暦の上では春になりました。ところが,今朝の牧之原は氷点下です。車の中の温度計は,もちろん外気なのでしょうが,-2度を表示しています。1月後半から幾分気温が高めで過ごしやすい春の日を思わせるような日があるかと思えば,極端に気温が下がり真冬に逆戻りして氷点下の朝を迎えることもおります。このまま簡単には本物の春到来とはならないようです。三寒四温を繰り返すうちに,いつの間にか春の日を迎えることになるのでしょう。商業経済検定は,1年生を中心としたビジネス基礎の試験が9時から始まりました。この後,3年生の一部を加えて,マーケティング,経済活動と法,ビジネス経済A,ビジネス経済Bと午後遅くまで続きます。2年生,3年生の中には,マーケティング以下2級レベルの科目を2つ以上取得して,1級の資格を得ようと頑張っている人もいます。いずれは,1年生もそれに続いてくれるのだろうと思います。頑張れ,福山高校商業科!(^^)/

 『老犬コロの繰り言その74』です。日中は暖かい日が続き,老犬の体調もまずまずのようです。昨日は,結局朝夕2回とも,桜公園まで歩きました。朝は行きは単独でしたけど・・・。おかしなスキップを踏みながら,今日も勇んで駆けていきます。

 
老犬コロの繰り言その74
PAP_0194

 この日は1月1日だったんじゃろうか。いや,多分3日か4日か頃だったんじゃろう。親父さんが5歳くらいの旦那を初詣に連れて行ったのじゃ。もちろん,親父さんが旦那をどこか遊びに連れて行くなどということは,後にも先にもこれ1回きりじゃ。吾平山稜に着くと,さらに恐るべき,いや驚くべき事が起きたんじゃ。吾平山稜は元日に比べると人出は少なかったようじゃが,まだたくさんの出店が出ておった。旦那はどうせ何も買ってくれないんだろうなと思って,親父さんの後ろを付いて歩いたんじゃ。回転焼きやたこ焼きなどおいしそうな店がたくさん並んでおり,旦那は親父さんの後ろで見とれておった。やがて,たくさんのお面がぶら下がっている店の前を通り掛かった。お面が茣蓙みたいなものを立てたやつにたくさん引っかけてあったのじゃ。旦那の脚が止まった。旦那の目に止まったのはウルトラマンのお面じゃった。旦那の様子に気付いた親父さんが振り返った。親父さんが思いがけず「欲しとか(欲しいのか)?」と聞いてきた。旦那は一瞬躊躇ったが,駄目元で頷いた。親父さんが値段を聞くと,500円という答えが返ってきた。旦那は駄目だと思った。500円というのは今でもそうだが,当時においてはさらに大変な高額である。幼い子どもが10円貰えば嬉しい時代であった。親父さんは,「ほほー。500円か・・・。」と苦笑いを浮かべ,再度「欲しとか。」と聞いてきた。すっかり諦めてはいたが,旦那はとりあえず頷いた。次の瞬間何と親父さんが財布を開き出した。旦那は思いがけない光景に鳩が豆鉄砲食ったような顔をして立ち尽くしていた。買ってくれたのじゃ!旦那はウルトラマンのお面を買って貰った嬉しさよりも驚きの方が大きかったようじゃ。吾平山稜にお参りした後,どうしたのかその後のことは全く記憶はないようじゃ。

 親父さんが旦那に直接何かを買ってあげたのは,もちろんこれ1回きりである。たった一度のご褒美。何故,この時だけ親父さんが旦那をバイクに乗せて吾平山稜まで連れて行き,500円もするお面を買ってくれたのか,旦那には未だに分からないんだそうじゃ。親父さんは実直そのものの人で,気紛れを起こすような人ではなかったそうじゃが・・・。じゃが1回きりであるが故に,いや1回きりであるからこそ,旦那の脳裡には鮮明に残されておるということじゃろう。普段笑わない人が1度だけ笑えば,その印象たるや尋常ではないじゃろ。わしもいつか笑ってやりたいと思っておるのじゃが・・・。顔の筋肉が人間のようにだぶついてないからのお。引き締まったわしの顔には相好を崩す余裕などないのじゃ・・・。

 この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。