1月26日(金)修学旅行4日目

公開日 2018年01月26日(Fri)

 修学旅行にタブレットPC用のACアダプターを持参するのを忘れるという失態を犯してしまい,修学旅行から帰って来て,慌ててブログの再開をしております。当初ACアダプターを忘れたことをそれほど深刻に受け止めておりませんでした。旅館近くの電気屋さんで購入すればいい。ところが,1日目の夜旅館近くの京都駅横のビックカメラに行くと,タブレットPC用のACアダプターはメーカーから取り寄せないといけないと言われてしまいます。2日目の朝,家人が鹿児島からACアダプターを郵便局からレターパックで3日目宿泊予定のホテルへ送ります。3日目の朝になると,細々と使っていたタブレットPCの充電が切れてしまいます。鹿児島からのACアダプターは3日目の夜になっても,大雪の影響もありホテルに着きません。4日目最終日の昼頃神戸の南京町を歩いていると,ホテルから届いたという電話が入ります。受取人不在のため鹿児島へ返送してもらうように依頼するしかありません。ACアダプターも思いがけないとんだ旅行をすることになりました。修学旅行から鹿児島へ帰って来て翌27日(土)もちろんまだACアダプターは帰って来ていません。家にもう一つあった(実はこれが元々のアダプターなのですが)アダプターに繋いで,4日目最終日26日(金)の分から,修学旅行の詳細な情報を遅ればせながらご紹介してまいります。保護者の皆様には,ご心配とご迷惑をお掛けして申し訳ありません。m(__)m

 1月26日(金)修学旅行4日目最終日の朝を迎えました。朝食は,この修学旅行中唯一のバイキング形式です。生徒たちは,昨日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで思い切りはしゃいだ疲れを幾分見せつつも,思い思いに好きな料理を選び,それなりに楽しそうです。中には,食欲旺盛でこの日一日分のエネルギーをまとめて摂ろうとするかのように,何度も料理に足を運ぶ人もいます。最終日の朝まずは順調にスタートしました。

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 食事が終わると,荷物を整理して,ホテル近鉄ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを発ち,4日目の目的地へ向かいます。バスに乗り込む前に,駐車場横で出発式が行われました。この日の生徒代表挨拶は普通科の上村真里花さんです。ホテルの細かな心遣いに対して素直に感謝の気持ちを述べてくれました。出発式が終わるとバスに乗り込みます。今回の修学旅行は4日間とも帝産観光バスですが,1日目,2日目,4日目いずれもバスガイドさんは異なる方でしたが,3人ともお若いのに大変優秀な方々でした。4日目は大阪から神戸へ移動して行きますが,奈良や京都に比べると,幾分名所旧跡に乏しいのですが,この日のガイドさんは大阪弁丸出しの巧みな話術で,前日のユニバーサル・シティ・ジャパンではしゃぎ過ぎて疲労感の残る生徒たちを上手に導いてくださいました。

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 27日(土)午後3時45分頃,ホテル近鉄ユニバーサル・スタジオ・ジャパンからACアダプターが送られてきました。レターパックで送ったのに,宅急便で送り返されて来ました。ご迷惑をお掛けしました。

 4日目の最初の目的地は,カップヌードル・ミュージアムです。大阪府池田市の住宅街にある日清食品の創業者安藤百福の記念館です。記念館の外の道路に面した所に全身の銅像が,記念館に入ると正面には安藤百福の胸像がそれぞれ設置されています。ここでは,実際に世界に一つだけの自分独自のカップヌードルを作ることができます。最初に容器に好きなように文字やイラストを入れいきます。次に,容器に麺を入れ,醤油味,カレー味,シーフード味の3種類からスープを一つ選び,それにたくさんの具材の中からトッピングを4つ選んで入れます。完成したカップヌードルに蓋を付け,市販のカップヌードルと同じようにビニールでしっかり閉じれば出来上がりです。最後に,風船のような容器にカップヌードルを入れて持ち帰るのですが,今回は飛行機での帰鹿ということで,気圧の関係で機内では風船が破裂する可能性があるために,記念写真を撮ったらやむなく空気を抜かざるを得ませんでした。ちなみに,カメラマンが作ったカップヌードルは,カレー味にキムチ,九条ネギ,パンダの形の蒲鉾,玉子の4つのトッピングを入れました。カレー味にキムチとしたのは,ガイドさんの無茶なお勧めがあったからです。(ガイドさんのお勧めは,実際にはカレー味にキムチを3つ加えるというクレージーなものでした・・・。)生徒たちも楽しみながら自分独自のカップヌードルを作り,完成したものに満悦した様子でした。

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 カップヌードル・スタジアムを後にして,中国自動車道,阪神高速道路を抜けてバスは神戸へ向かいます。この日の昼食は,神戸の中華街南京町での食べ歩きです。神戸の町は,カメラマンが学生時代を過ごした所ですが,今回一番驚いたのは,カメラマンは実際にはこの南京町に一度も足を踏み入れていなかったということです。カメラマンが南京町だと思って小籠包を食べた通りは,隣の筋のアーケード街の方でした。本当の南京町は,通りの上に屋根はなく,比較的短い距離の通りにたくさんの中華料理店や通りの脇で豚まんや小籠包などを売る店が立ち並ぶ,どちらかと言えば,ごみごみした雑然とした印象を受ける街でした。でも,豚まん1個100円で食べられるお店もあり,大変庶民的で,ある意味風情のある通りです。この修学旅行中終始感じられたのは,外国人観光客が多いということです。中国系を中心としたアジアの方が多いのですが,ヨーロッパ系の人の姿も見えます。南京町では特に,働いている人も中国系の方が多いので,さらに異国感が強まります。福山高校の2年生も,豚まん片手に闊歩しながら,存分に南京町を楽しんでいました。おしゃれな街神戸ですが,ここでも大阪同様関西特有の親しみやすさがあり,シュークリーム屋さんの場所を尋ねると,仕事の手を休めて皆さん親切に教えてくださいました。

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 修学旅行最後の目的地は,神戸の北野異人館です。風見鶏の館が有名ですが,やはりここも2020年の東京オリンピックの外国人観光客を見据えてか,改修工事が行われています。そして,今でも中国系を中心とした外国人観光客が目立ちます。途中雪がちらつく場面も見られたのですが,六甲牧場のソフトクリーム売り場に向かう人もいます。明治維新以降多くの外国人が住んだ街を,同じように観光客で賑わい異国情緒は感じられますが騒々しい南京町とは対照的な,落ち着きのある街を,福山高校生は存分に楽しんでいます。

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 修学旅行の行程を順調に全うし,バスは一路伊丹空港へ向かいます。バスガイドさんのお話が印象的で,無様だったご自分の高校時代を振り返られ(もちろん謙遜が含まれているでしょう),大いに反省されますが,今ではユーモアに溢れた語り口で観光客を楽しませる素敵な仕事をしておられます。福山高校の生徒たちにもしっかり前を向いて生きていくことの大切さを教えてくださいました。予定通り15:00には伊丹空港に着いて,16:10発の日本航空の飛行機で鹿児島への帰路に就きます。17:30鹿児島空港に到着すると,お出迎えの保護者の方々の間に,校長先生,宮野先生,德丸先生の姿が見えて感激させられました。空港からバスは国分シビックセンター,検校橋を経由して,19:00には福山高校へ到着しました。一時体調不良を訴えた人はいましたが,全員無事に修学旅行4日間を全うすることができました。全体的には素晴らしい修学旅行でした。お疲れ様でした。

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