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2018年4月16日

  • 2018年04月16日(月)

    4月16日(月)全校朝礼,そして吹奏楽部プチ・コンサート・・・

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     4月16日(月),また新しい1週間が始まりました。桜は散りましたが,ツツジやサツキが見事な彩りを牧之原の住宅街に添えています。ウグイスも我が世の春を謳歌しています。好天気に恵まれて,爽やかな絶好の日和です。「信頼を 築くは一生 失くすは一瞬」今週の福山高校職員の努力目標です。ちょっとした失敗が,それまでに築いてきた信頼を一瞬にして失わせてしまうことがある。信頼の置ける人は,常に信頼される行動を取る人です。一度でも信頼を失うような行動を取れば,その人に対する信頼は一気に揺らいでしまいます。人生に失敗は付きものですが,信頼を失うような失敗は決してしてはなりません。「信頼を 築くは一生 失くすは一瞬」,福山高校職員は今週この言葉を胸に全力で校務に当たります。

     週の初めは,全校朝礼。校長先生は冒頭で,県内で交通事故で亡くなった高校生のことに触れて,命の大切さを生徒たちに訴えられます。バイク通学生も10名近くになりそうです。バス停まで自転車を利用する人もいます。交通安全には十分に気をつけて欲しいものです。そして,今年度の学校スローガン「Durch Leiden Freude!」を発表されました。ええ,昨年度と同様です。校長先生は,大リーグで大活躍している大谷翔平の言葉でも良かったのだけれども,音楽教師として生きてきた自分としてはやはりこの言葉を大事にしたいと仰います。ベートーヴェンの生き様を表したこの言葉を胸に刻み,福山高校生は雄々しく逞しく生きていくのです。

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     そして,先週校歌練習を行った1年生に対して,2,3年生に校歌を歌って聴かせるように指示されます。1年生は校長先生のピアノ伴奏に乗り,一生懸命歌います。音楽室と異なり,体育館の場合音が拡散してしまうので,十分な声量とは言えませんが,そのうち体育館でも立派な歌声を聴かせてくれるようになるでしょう。最後は,3学年全生徒揃っての校歌斉唱です。一番少人数のはずの3年生がさすがの貫禄を見せてくれます。卒業式での歌を気に掛けているのかも知れません。

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     家庭訪問及び三者面談1日目ということで,多くの生徒たちが下校を開始する直前,体育館の方からラッパの音が聞こえてきました。吹奏楽部のプチ・コンサートだ!新入生歓迎コンサートだそうです。体育館入り口の前に陣取り,ミッキーマウスの行進曲を陽気に演奏しています。もう少し1年生が多く集まってもいいのに,と思いますが,恥ずかしそうにバス停へ急ぐ女子生徒もいます。まだ,十分に時間はあるよ!2,3年生や先生方を含めて2,30名は玄関前で聞き入っていたでしょうか。プチとは言いながら,大サービスでアンコールを含めて,4曲ほどたっぷり披露してくれました。29日(日)のつつじ祭りでは,惣陣が丘の山頂で演奏会を行います。是非29日(日)のお昼頃,惣陣が丘に登ってみませんか。また,5月3日(木)憲法記念日には,佳例川羽山神社で行われるはやま祭りで演奏を披露します。こちらも,是非おいでください。福山高校吹奏楽部はあちこちから引っ張りだこなんです。この日の演奏会,よく見ると全部で8名います。あれ,7名のはずでは・・・。2年商業科の福永桃子さん(舞鶴中出身)が加わり,打楽器が2名になったのです。1年生もこれから何人か入って来そうですから,福山高校吹奏楽部はますます勢いが増してくるでしょう。プチ・コンサートは毎週やってくれないかな・・・。家庭訪問・三者面談期間は毎日でもいいんだけど・・・。(^_-)

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2018年4月15日

  • 2018年04月15日(日)

    4月15日(日)レオナルド・ダ・ヴィンチの生まれた日・・・

     4月15日(日)無理してブログ毎日継続する必要もないと思うのですが,惰性で続けています。と言うより,夕方5時を過ぎても,すぐには帰れないものですから,キーボードに向かっています。何だ,暇つぶしかよ!と言わないでください。これでも,いろいろああでもない,こうでもないと思案しているのですから・・・。で,4月15日をインターネットで調べると,レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo da Vinci (1452-1519) の生まれた日であることが分かりました。人類にとって大切な日ではないか・・・。日本では室町から戦国時代でしょうか。天才レオナルドは,画家であり,彫刻家であり,建築家でもあり,さらには科学者でもあります。「モナ・リザ」や「最後の晩餐」の絵が有名ですが,ヘリコプターの原理を考え出した科学者でもあることから,4月15日は「ヘリコプターの日」ともされているようです。もちろん当時はまだヘリコプターは登場していないのでしょうが,レオナルドは早くもその構想を持っていたということです。生まれるのが早すぎた天才とも言えるのかも知れません。天才とはやはり時代を先取りするものなんですね。ルネッサンスの人文主義の潮流の中で育ったのがむしろ良かったとも言えるでしょう。音楽家としても著名だったようですが,同時代のデュファイやオケゲムの作品は聞いたことがありますが,レオナルド・ダ・ヴィンチの音楽は残されているのでしょうか。デュファイやオケゲムの音楽から想像すると,15世紀の音楽と言っても,そんなに原始的ではありません。十分に聴き応えのある立派な作品が数多くあります。レオナルドの音楽も一度聴いてみたいですね・・・。

     『老犬コロの繰り言その95』です。老犬を余り歩かせるな,と家人が言うものですから,先週から老犬を車に乗せて桜公園に行っているのですが,老犬は怪訝そうな顔をしています。これが散歩ですか?と言わんばかりです。桜公園に着くと,不安そうな面持ちで後ろを独特のステップで付いて来ます。東屋で本を読み始めても,以前のように傍を離れようとはしません。しばらく本を読んでから,せっかく桜公園に来たんだからと,公園の中を歩き始めると,老犬も後ろを付いて歩きます。昨日の雨のせいで,公園の中には芝がたっぷり水を含んでいる所もあります。足を濡らし,しまったと思いながら,老犬を振り返ると老犬もよたよたと沼のようになった所を必死に歩いています。また,安吾の「白痴」の女を思い出します。老犬が車の中に落としたウンチを思い出し,ウンチの処理のために急ぎ足で進むと,老犬は付いて来れません。車の横から呼んでも,しばらくこちらを眺めていた後,老犬は何を思ってか,再び公園の中を彷徨い始めます。うん,自分の意志で動くということはいいことだ。こちらも再び駐車場の隅の小さな石垣に腰を下ろして本を広げます・・・。目の悪い老犬にはこちらの様子が余り見えていなかったのかも知れません。

     
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     そうなんじゃ。わしが庭を歩いておると,突然旦那がわしをぐいと掴んで,車に押し込んだんじゃ。わしも若い頃は,車は好きで,庭に車が停めてあり,ドアが開いていたら,ひょいと飛び乗って助手席に座り込んだんじゃ。残念ながら,免許は持っておらんから,運転席は遠慮しといたんじゃ。そこは旦那の席じゃ。さあ,やっとくれ,とわしは前方を見つめるだけで良かったんじゃ。じゃが,今となっては,自分の力で乗り込む元気はない。ゆらゆら揺れる車内も脚が踏ん張れないから不安なんじゃ。旦那が久しぶりにわしを車に乗せて走り出した時,わしはついに来るべき時が来たと思ったんじゃ。姥捨て山じゃ。わしは捨てられるんじゃ。直にわしを乗せると毛がついたり,匂いが移るからじゃろう。ブルーシートが助手席には敷かれておる。ひどい扱いがあったもんじゃ。わしは覚悟を決めた。そっちがその気ならいいさ・・・。ぐすん・・・。

     着いたのは桜公園じゃ。車を止めると,旦那はわしに自分の力で降りろと言う。言われなくても,そうするよ。旦那は本を片手に,そして一応リードとふんキャッチャーも持ち,公園の芝生の上を歩いていきおった。わしは必死に後を付いて行った。不覚にも未練がましいところがあったんじゃ・・・。旦那が東屋に腰を下ろして本を読み始めても,わしは旦那の足元を決して離れなかった。捨てられてなるものか・・・。情けない・・・。気が変わっておった・・・。正直言うと,強がってはおったが,捨てられる気はさらさなかったんじゃ。旦那は5分ほど本を読むと,ポケットからササミのドッグフードを出して,わしの口に入れてくれた。む・・・。最後の晩餐か・・・。朝じゃったけど・・・。そして,何も言わず,旦那は再び本に目を落とした。どうやら「三四郎」らしい。さらに,5分ほど読むと,旦那はようやく腰を上げた。おっ,いよいよか。旦那の後ろをわしは必死に付いて行った。駐車場に着くと,旦那は再びわしの身体をひょいと持ち上げて,車の助手席に乗せた。車はそのまま自宅へ向かったんじゃ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年4月14日

  • 2018年04月14日(土)

    4月14日(土)オレンジ・デー,パートナー・デー・・・

     4月14日(土)は,2月14日バレンタイン・デー,3月14日ホワイト・デーに続いて,オレンジ・デーなんだそうです。愛媛県の柑橘類農家の皆さんの商魂逞しい発案のようです。また,同様に佐賀市においては,パートナー・デーとして,男女が互いに思いやり,共に参画する社会を築いていこうという日とされているようです。「よいよ」という語呂合わせから,「(友達って)よいよね」とフレンドリー・デーとする向きもあります。いずれにしても,友好ムードの気分のいい日ということです。

     『老犬コロの繰り言その94』です。老犬がなかなか桜公園まで歩かないものですから,先週老犬を車で桜公園へ連れて行きました。老犬は車に乗るのは子犬の頃から嫌いではないどころか,大好きなのですが,年を取って足腰が弱っているものですから,車の中でなかなか安定して座っていられません。どこか不安そうな表情で,落ち着かないようです。まさか,ドナドナの気分ではないだろうと思いますが・・・。桜公園についても,おどおどと後ろを付いてきます。いつもの,と言っても久しぶりですが,あの桜公園であることに気付いていないみたいに・・・。

     
    老犬コロの繰り言その94
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     また一人,近所のお年寄りが亡くなってしまわれたそうじゃ。旦那と視察している際に,しばしばシルバーカーを押しているのを見かける婆さんじゃった。わしの歩き方を見るたびに,「そげんあってん,歩こち言わっと?(そんな状態なのに,自分から歩こうと言うんですか)」と言っていた婆さんじゃ。わしより先に逝ってしまわれるとは・・・。いや,わしはまだまだ元気じゃぞ。何と言っても,食欲もまだまだ衰え知らずじゃからのお。食欲だけ・・・?生きていくためには,食欲が一番大事じゃろ。食うために生きているんじゃねえぞ。生きるために食うんじゃ。そこんところ勘違いしてくれるなよ。生きるということは素晴らしいことじゃ。前向きに生きていけば,そこには必ず喜びや感動があるんじゃ。生きていれば,もちろん辛いこともあるじゃろ。昼飯を抜かされてしまう,とか・・・。人(犬?)によっては,苦しみばかりの人生じゃと嘆く人(犬?)もいるかも知れんが,それも心の持ち様次第なんじゃ。同じような苦しみを経験しても,明るく逞しく生きる人(犬?)もいるんじゃ。「武士は食わねど高楊枝じゃ,へん」なんてね。わしのお袋も,旦那のお袋さんもとっくの昔に亡くなっておるが,それはそれは実に悲しいことじゃ。じゃが,わしの心にも,旦那の心にも,亡くなったお袋さんとの心温まる優しい思い出があるんじゃ。悲しい物事にも,見る角度を変えれば,必ず明るい面があるんじゃ。待てよ,わしのお袋さん,チロル婆さんとの心温まる思い出なんてものはわしは持ってねえぞ・・・。ま,いいか・・・。とにかく,亡くなった婆さんのご冥福を祈らなきゃ。ナンマイダブ,ナンマイダブ・・・。

     それほそうと,アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が直接会って会談をするという話があるそうじゃねえか。この間まで,互いに武器をちらつかせて罵り合っていたと言うのに,どういう風の吹き回しじゃ。ところで,この2人,わしにはさっぱり区別がつかないんじゃ。年はかなり離れておるようじゃが,姿形も言動も丸っきり同じじゃねえか。両国の国民は,たとえ2人を入れ替えても気が付かないんじゃねえかな。まあ,喧嘩していた2人が仲良くしようというのは悪いことではないと思うが・・・。そう簡単にめでたしめでたしとなるかのお。両者が仲良くなっても拉致問題を抱える日本としては梯子を外されたんじゃたまらんなあ。人間もう少し賢くならないものかのお・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年4月13日

  • 2018年04月13日(金)

    4月13日(金)福山高校歓迎会・・・

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     4月13日(金)午後6時30分より平成30年度福山高校歓迎会が行われました。新任の先生方が着任されて2週間近くが経とうとしております。すでに学校は本格的に走り出しており,新任の先生方にもすでにそれぞれ福山高校の大きな力として働いていただいております。今日は,ここまでの福山高校についての感想や今年度の意気込み,そして趣味・特技などお人柄に関することについてお話いただき,職員全体が共に福山高校の発展のために貢献することを誓い合う懇親の場となりました。3学年職員団が幹事ということで,進路指導主任の数学科寺尾先生が気合いを入れて(悪乗りして?)新任の先生方のプロフィール集を作成して,この会の進行まで務めています。軽快な調子で会を進めていく寺尾先生の横から得意の駄洒落を飛ばしながら盛り上げる(邪魔する?)のが国語科の宮野先生です。見事な太郎冠者と次郎冠者です。

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     鹿屋女子高校から来られた地歴公民科の大西雄一先生は,カメラがご趣味ということで,写真部の創設を目論んでおられるようです。女子高から来られて,男子生徒がいるのに驚いていると言われます。・・・。理科の佐久間健二先生は大変な懸賞マニアで,タブレットまで懸賞で手に入れたということです。懸賞で品物を手に入れる方法まで事細かにご紹介くださいました。

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     英語科の宮島恵子先生は,やはり終始優しい語り口で,穏やかに話してくださいました。そのため,職員一同先生のお話に静かに耳を傾ける上品な会となりました。一瞬だけですけど・・・。進行の寺尾先生は隣の騒々しい宴会に静粛を求めたそうな様子です。保健体育科の岩切雅弘先生は何とDIYと言いますか,大工仕事がお得意ということで,ちょっとした柵とか小屋ぐらいは自分で作ってしまわれるそうです。一見武闘派(ボクシングが専門!)の岩切先生ですが,福山高校の職員生徒の温かみのある雰囲気が気に入られたようです。

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     真子るみ先生は,大変早口でお話になりますが,どっこいご趣味は落ち着きのあるバロック音楽を聴くことだそうです。宮崎県立芸術劇場(メディキット県民文化センター)が近くなり,嬉しいと仰います。真子(まなご)という姓は,鹿児島県内ではおそらく真子先生のご家族だけで,佐賀県や福岡県の方に行けば,見られるということです。池田あずさ先生は,福山高校で一番若い教師になりますが,国分中央高校の送別会で2回号泣されたそうです。そのせいか,3月末に初めて福山高校に挨拶に来られたとき,5名ぐらい付き添いを率いて来られました。あれは,国分中央高校の先生方?それともご家族・・・?でも,福山高校で2週間経ち,すっかり溶け込んでおられるご様子です。大迫,いじめるなよ!(-_-)

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     養護教諭の川畑明美先生は,お隣の曽於市末吉町のご出身で,久しぶりにご実家に戻ってこられたのだそうです。この日は,お母様のお誕生日ということを聞いて,校長先生の呼びかけで職員全員でハッピー・バースデーの合唱が突然始まりました。お母様のマツコさんの8?歳の誕生日を福山高校全職員でお祝いしましたよ!家庭科の川村先生がスマートフォンで撮影もしていますので,後日画像がお母様の元へ届くことでしょう。

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     事務の橋口先生は,大口高校事務長より再任用で福山高校へおいでいただきましたが,何と野球が趣味だそうです。もちろんご自分でもプレーされるということです。職員体育は俄然野球が有力になってきました。福山高校に来て,前任校よりも設備が整っているのではないかと感心されています。本校は商業科がありますからね・・・。図書室の伊集院祐生美先生は,由緒ある伊集院姓ということで,NHKから取材の電話もご自宅にあったそうです。お父様が悪戯電話と勘違い(?)されてか,やんわり取材を拒否されたそうですが・・・。校長先生の奥様同様,老犬コロのファンらしく,会うのを楽しみにして来られたようです。残念ながら老犬は牧之原にはいませんが,みすぼらしい老犬には直に会わない方が賢明だろうと思われます・・・。(^_^;)

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     新任の先生方の挨拶が終わると,恐るべき福山高校入学試験が始まりました。寺尾先生の独断(?)と偏見(?)に満ちた質問に,先生方は素直に,そして健気にも答えていかれます。果たして先生方は見事合格を勝ち取られたのでしょうか・・・。ここまで来て,カメラマンは眠気に負けて,こっそりと会場を後にしました・・・。お前こそ,福山高校不合格じゃ!なんて言わないでください・・・。m(_ _)m

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  • 2018年04月13日(金)

    4月13日(金)福山高校生徒会ブログNo. 9

     4月13日(金)PTA理事会を終えて,職員室に戻り,ほっとしていると,生徒会長の3年商業科の神之門佳音君君(国分南中出身)が生徒会ブログを携えてやって来ました。新入生にインタビューしたのだそうです。早速,読んでみましょう。

    第9回福山高校生徒会ブログ

     こんにちは!

     今回は,新年度が始まったということで1年生を代表して,1年商業科の坂巻七星さん(舞鶴中出身)と1年普通科の井上藍彩さん(舞鶴中出身)の2人にインタビューしてきました。

     Q.一番楽しみな教科は何ですか?

     A.日本史です。なぜなら,中学校で学んだことを幅広く学べるからです。(井上さん)

     A.音楽です。歌を歌ったり,楽器を触ったりできるのが楽しみだからです。(坂巻さん)

     Q.高校では何を頑張りたいですか?

     A.数学,化学などの苦手教科を克服したいです。(井上さん)

     A.簿記検定などの資格取得を頑張りたいです。(坂巻さん)

     早く1年生も学校生活に慣れて,実りある3年間にしてもらいたいですね!

     (執筆者:3年商業科神之門佳音,遠矢七夕(国分南中出身))

  • 2018年04月13日(金)

    4月13日(金)1年生校歌練習・・・

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     4月13日(金)やはりこの時期になると,さすがの牧之原もウグイスの天下です。もうヒヨドリやメジロは鳴きません・・・と思うのですが・・・。5月になると,ホトトギスも鳴き始めますので,ウグイスはしっかり歌の練習をしておかないといけません。そして,福山高校でも1年生の校歌練習が午後から始まりました。音楽の先生が常勤ではない福山高校で,誰が歌の指導をするのだろう。そう,もちろん,あの人しかいません。校長先生は元々音楽がご専門でした!校長先生直々の指導に,1年生は幾分ざわつき気味でしたが,歌詞の説明が始まると,しんと静まり返ります。「さやかなり黎明・・・」まさに今朝はさやかなる黎明でした。牧之原の朝は清々しい朝です。そして,校長先生の指示に従って1フレーズずつ歌い始めると,意外と大きな声です。校長先生は一瞬呆気に取られます。どこで覚えたんだ君たちは,と校長先生も驚きの表情で校歌練習は進められていきます。よし,全校朝礼で君たちの歌を2,3年生に聞かせてあげよう,と校長先生はにんまりです。月曜日の朝が楽しみになりました。「さやかなる黎明,熱き心と理想もて・・・」(^o^)

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     午後4時から今年度第1回PTA理事会が行われました。5月のPTA総会に向けて,前年度の会務や予算決算報告,そして今年度の計画と予算案,新役員案,PTA組織改革等が話し合われました。特に,地区PTAが廃止され,委員会も見直しが検討されています。PTA総会資料ができましたら,このブログでも紹介しますので,保護者の皆様方は是非事前にご覧ください。PTA役員,地区理事,学級理事の皆さま,お忙しい中ご出席いただきまして,ありがとうございました。

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2018年4月12日

  • 2018年04月12日(木)

    4月12日(木)うって変わっていい天気です・・・

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     4月12日(木)昨日とはうって変わっていい天気です。2時間目の時間帯に,またまた1年普通科の生徒たちが職員室へやって来ました。ALTのジョニー先生が目当てのようです。特に,アーヴィンりゅう英君(舞鶴中出身)がジョニー先生に会いたがっていたのだそうです。得意の英語が生かせるまたとないチャンスですからね。ジョニー先生とのやり取りにクラスメートたちから,わーという歓声が起こりました。

     しばらくすると,今度は1年商業科の生徒たちが,職員室へやって来ました。昨日の普通科同様まずは入室練習からです。福山高校の職員室は何故か,役場のようになっており,職員室の中にロッカーを並べてカウンターが作ってあり,生徒たちは考査中であってもそこまでは入ることができます。先生方とは全てカウンター越しにやり取りします。1年商業科は35名と,普通科21名の1.5倍強の一番の大所帯ですので,職員室に全員入ってくるとぎゅうぎゅうになってしまいます。今日も学年主任の山田先生が丁寧に指導されています。

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     昼食時間,今度は単車通学生がプログラミング室に呼び集められています。現在単車通学生は3名ほどしかいませんが,この春免許を取り,単車通学を準備中の人もいます。バイクは自転車以上に速度も出るので,大事故に繋がる可能性はさらに高くなります。登下校は時間に余裕を持ち,ゆとりを持って運転する必要があります。これから,単車通学を始める人は,自転車同様にきちんと保険に加入しなければなりません。毎月交通集会は開かれ,その都度安全運転等の注意がなされます。職員室に戻ろうとすると,廊下の所で3年生がたむろしてなにやら議論をしています。来週からの学校週番の役割分担のようです。生徒会の3年生風紀委員,保健委員,環境美化委員が学校週番を務めることになります。前半は3年生が中心に学校を動かしていくんだ。頼んだよ,3年生!

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2018年4月11日

  • 2018年04月11日(水)

    4月11日(水)新入生オリエンテーション,そして部活動紹介・・・

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     4月11日(水)朝から曇り空が広がっています。午後から降り出すような予報も出ています。March winds and April showers bring forth May flowers. と言いますから,4月はイギリスでも比較的雨が多いのでしょう。今年の鹿児島の4月は雨が少ないように思います。もう少し降らないと,5月の花はちゃんと咲いてくれないのではないでしょうか。ツツジやサツキもあちこちに見られるようになりましたけど・・・。

     新入生オリエンテーションが始まりました。1年生は生徒指導や進路指導,保健指導などの話を聞いて,福山高校での生活について勉強します。中学校と異なるところも多く,最初は戸惑うこともあるでしょう。生徒指導の杉田先生は,挨拶の仕方から細かなことを説明されます。進路指導の寺尾先生は,人生は自ら切り開いていかなければならない,努力が足りずに思うような人生が歩めない場合もあるのだと厳しいことを言われます。高校生は,大人への第一歩ですからね。稚気を捨てて,しっかりと自分の足で歩む人生を送らなければなりません。福山高校では,みんなが,全職員が,生徒一人一人を応援していきます。福山高校生には輝かしい人生が待っているはずです。

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     昼休みを迎える頃,1年普通科の生徒たちが担任の大迫先生に引き連れられて,職員室を訪ねてきました。校内を案内する途中で,立ち寄られたということのようです。アーヴィンりゅう英君(舞鶴中出身)が副担任の山田先生の指示で入室の練習を行います。入室する際の文言を事細かに指示されます。そのうち生徒全員が職員室の中へ入って来ました。素直で初々しい生徒たちで,山田先生は可愛くて仕方がないといった様子です。卒業した3年生を3年間育て上げ送り出したばかりですが,もう次の1年生に目は行っています。大迫先生が,「遅刻する人はいないと思いますが,万が一遅刻したら,職員室で用紙を受け取り遅刻届を提出します。」と言われます。脅しでしょうか・・・。ちょっぴり福山高校に慣れてきた生徒たちは,「へん,遅刻するなんてあり得ないけどね。」と口々に言います。どうやら少しも担任に負けていないようです。楽しみなクラスです。(^_-)

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     そして,昼休み。昨日に続いて,今日も交通集会,自転車通学生集会が行われています。校内放送があると,すぐに集まって来たのは1年生です。現在学校まで自転車で登校する生徒は一人もいませんが,1年生の場合,かなりの生徒たちがバス停まで自転車を利用しているようです。2,3年生の自転車利用者は各クラス,ほんの数名ずつです。杉田先生は,自転車による重大事故が昨今全国的に発生しているので,自転車利用者は全員保険に入るようにと指示されます。テニス部の顧問である杉田先生をテニス部の2年普通科出口友都君(国分南中出身)が自転車で轢いたらどうなるか,と無茶苦茶な例を引き合いに出されます。杉田先生の命は1億や2億では効かないのだそうです。本当かなあ・・・。でも,実際に自転車による死亡事故でそのような多額の賠償金が請求された例もあるようです。まずは,事故を起こさないように,そして事故に遭わないように細心の注意を払って自転車を運転してほしいものです。

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     午後になると,1年生を対象に2,3年生の部活動生による部活動紹介が始まりました。まず,生徒会書記の3年普通科の唐鎌崇寬君(輝北中出身)の挨拶があり,生徒会役員の面々の紹介が行われました。そして,今年度の生徒会スローガン Our future starts from here. が紹介されました。福山高校から,たくさんのものを作り出していきたいと意気盛んです。

     部活動紹介の一番手は剣道部です。3年普通科斧駿介君(国分南中出身)と2年商業科中園翔馬君(国分中出身)の2人だけの活動ですけど,演武を披露してくれました。テニス部は現在2年普通科の出口友都君(国分南中出身)たった一人だけの,いや顧問の杉田先生と2人だけの活動です。練習風景を披露することはできなかったのですが,懸命に説明してくれました。1年生にも出口君の思いは通じたと思います。

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     女子バドミントン部は4名です。2年商業科の本鍋未夏さん(大隅中出身),鎌田奈々美さん(大隅中出身),内山七海さん(隼人中出身),濵村向日葵さん(舞鶴中出身)がクリアやスマッシュなどのバドミントンの技術を紹介します。サッカー部は9名も(?)いるのだそうです。でも,9名ではチームが作れません。蒲生高校などと合同チームで大会に出ていますが,1年生が2人入れば,晴れて単独チームが作れます。3年普通科の徳田和貴君(隼人中出身),2年普通科の寶満陸君(国分中出身),2年商業科の橘髙鳳龍君(国分中出身),中村太星君(国分中出身),平尾世那君(国分中出身)がパスワークなど練習風景を見せてくれます。一人くらい出口君のテニス部手伝ってやれよ!

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     陸上競技部は何か物騒な物を持ってきました。槍投げの槍とハンマー投げのハンマーだそうです。跳躍が専門の3年商業科神ノ門佳音君(国分南中出身)と3年普通科の唐鎌崇寬君(輝北中出身),濵崎将也君(隼人中出身)の3人はどう見ても格闘派のような・・・。女子ソフトテニス部は,爽やかにピンクのコスチュームで,挨拶もそこそこに雨天時の屋内でのストッキング・ボール(?)を用いての練習風景を見せてくれました。3年商業科の幸山侑生さん(国分南中出身),2年普通科の鮫島彩花さん(国分南中出身),庄田日奈野さん(国分南中出身),2年商業科妹尾霞佑さん(木原中出身),山本佑香さん(鹿屋東中出身)の5名です。

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     商業部が本格的にスタートしました。2年商業科の小川日菜さん(輝北中出身),花森楓さん(牧之原中出身),本田侑さん(隼人中出身)の3人です。各種商業検定資格取得に向けて頑張ります。卓球同好会はユニークな2人組です。川野颯一郎君(国分南中出身)と大津潤真君(国分中出身)が昨年立ち上げた同好会ですが,面倒なので卓球台を用意せずに紹介を済まそうとあっさり白状してしまいます。果たして,この紹介が吉と出るか・・・。

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     現在一番勢いのある吹奏楽部は5名で1曲披露してくれました。3年商業科の河野朱里さんのフルート,池田美紗都さんのトランペット,遠矢七夕さんと3年普通科の黒田零さんのトロンボーン(ここまで4名全員国分南中出身),3年商業科の吉村伊吹さん(国分中出身)のチューバによる演奏はもうすっかり手慣れたものです。16日(月)の昼休みには,プチ・コンサートをするのだそうです。張り切っています。この他,野球部,女子バレー部,弓道部,科学研究部,美術部は現在部員不在ですが,入部希望が出てくれば,再開するのだそうです。紹介が終わると,今度は1年生はそれぞれ興味のある部に行って,先輩との懇談を始めます。6月には体験入部もあるようですが,その前に多くの生徒たちが入部を済ませてくれればいいと思います。放課後,ソフトテニス部の所には大勢の1年生が詰めかけていましたが・・・。

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2018年4月10日

  • 2018年04月10日(火)

    4月10日(火)対面式,そして基礎力診断テスト・・・

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     4月10日(火)昨日ほどではありませんが,桜島が猛威を振るっているようです。今朝も目では殆ど灰の確認はできませんが,時折目に染みるものがあるような気がします。気のせいでしょうか。入学式を終えて,いよいよ1年生から3年生まで全校生徒が登校して来ます。久しぶりに大勢の生徒たちの登校する姿を見て,桜島の灰のことはすっかり忘れて,実に清々しい晴れやかな気持ちになります。昨日の朝まで気温は幾分低めでしたが,今朝はそれほど寒さは感じません。空模様も好天が続いています。平成30年度きっといい年になりそうです。

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     新入生が初めて2,3年生全員と顔を合わせる日ということで,今朝は対面式からスタートしました。生徒会を代表して副会長の3年商業科遠矢七夕さん(国分南中出身)が1年生に歓迎の言葉を述べてくれました。幾分強張り気味の1年生も少しずつ緊張の糸がほどけてきます。新入生代表の挨拶は商業科の川筋彩音さん(末吉中出身)です。落ち着きのある大変立派な挨拶でした。

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     対面式の最後には,全校生徒,職員による校歌斉唱です。ピアノ伴奏はもちろん(?)校長先生です。1年生は全員歌詞カードを見ながら,2,3年生の歌声を聞きながら,初々しくも覚えようとしています。昨日校歌歌い隊の歌を聞いていますので,あの歌だという思いはあるでしょう。

     対面式の後,今年全体指導を務めてくださる保健体育の岩切先生から,全校生徒の整列の仕方について指導がありました。全校生徒,間隔の開け方,縦横の揃え方,立った姿勢から座るまでの身体の動き等,これまでにない細かいけれども丁寧な指導に素直に従います。福山高校は一人一人が輝く学校ですが,集団としても美しい集団なのです。

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     基礎力診断テストが始まりました。1年生を含めて,春休みの学習の取組の成果が試されるのです。生徒全員真剣な面持ちで問題用紙に向かっています。全6クラス覗いてみて驚きました。136名全校生徒全員が鉛筆を走らせているのです。当たり前か・・・。でも,欠席者が一人もいないということは素晴らしいことではありませんか。対面式,合同LHRを終えた34期生の1年生の評判も上々ですし,ますます今年はいい年になる予感が・・・。(^o^)

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     昼食時間大勢の生徒たちが再び体育館に集まって来ました。バス通学生集会のようです。バス利用が不慣れな1年生のために,バスに乗り込む際には,お互いに譲り合い,先に乗った人から奥に詰めること,バス停では車道にはみ出すことがないように注意すること,そしてバスの運転手さんへの挨拶をしっかりすること等,杉田先生から指導があります。バス通学の場合,どうしてもある程度混雑することは避けられないようですが,お互いに譲り合って上手に利用してほしいものです。年配の方やお身体の不自由な方には席を譲るのも福山高校生です。頼んだよ,生徒諸君!

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2018年4月9日

  • 2018年04月09日(月)

    4月9日(月)第34回入学式

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     4月9日(月)第34回入学式です。初々しい新入生が幾分緊張しながら,フレッシュに入場してまいります。普通科21名,商業科35名,計56名が一人一人呼名され元気よく返事をします。無事校長先生の入学許可もあり,正式に56名の入学が決定しました。誓いの言葉では,普通科の坂口怜君(牧之原中出身)が大変元気のいい宣誓をしてくれました。2,3年生有志による校歌歌い隊の校歌紹介も立派でした。吹奏楽部7名も,新入生入場から退場まで入学式をしっかりと支えてくれました。最後の新入生退場の音楽は,特にノリノリで良かったと思います。

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     「見ちょっど 子どんのしが おはんの心が おはんぬば」。今週の福山高校職員の努力目標です。新年度が始まり,明日から全校生徒136名が登校して来ます。福山高校職員は,生徒たちの良き role model (役割モデル),人生の指針とならなければなりません。子どもたちの視線に堪えられる生き方を示さなければならないのです。一方では,自分自身,自分に対して最も厳しい目も持たなければなりません。一人の人間としての誇りも見失ってはならないのです。「見ちょっど 子どんのしが おはんの心が おはんぬば」,福山高校職員一同,今週はこの言葉を胸にレベルの高い仕事を目指していきます。

     

2018年4月8日

  • 2018年04月08日(日)

    4月8日(日)お釈迦様降誕の日・・・

     4月8日(日)気温は幾分低めですが,昨日と異なり風がないので,それほど寒さは感じません。我が家の居間ではストーブがついていましたけど・・・。昨日の午後は結局寒さと風の強さのためにタケノコ掘りは断念してしまいました。雨後の筍を期待して,今朝は裏山に上がりましたが,気温が十分に上がらないせいか,期待したほどの収穫はありませんでした。イノシシたちは,やりたい放題あちこち掘り返していますけど・・・。タケノコ5,6本掘り出して,今朝は手を打つことにしました。山鍬とスコップで掘り返すのですが,気の短い,しかもタケノコに余り執着のない雑な掘り方が家人には不評です。この日はスコップでタケノコの周りを掘るところだけを任され,最後のタケノコに一鍬入れ,掘り出すところは義父が担当することになりました。それでも,慣れない作業に疲労困憊,タケノコ湯がきは義父と義母に任させて,さっさと退散を決め込みました。

     ところで,今日はお釈迦様のお生まれになった日だそうです。「花祭り」と言うものでしょうか。大昔のことなので,紀元前565年など生年については諸説あるようですが,誕生日は4月8日とされているところが,面白く思われます。煩悩を滅却して心穏やかな日々を過ごしていきたいと思います。

     『老犬コロの繰り言その93』です。今朝午前3時ころでしょうか,家の外から子どもの泣き声のような悲鳴が聞こえます。また,老犬が溝に嵌ったのか,夕べ繋いでおいたら良かったと思いながら,玄関を出ると悲鳴の主は側溝とは反対側の方向にいるようです。もしやと思い,老犬の犬小屋を覗くと,果たして老犬が犬小屋の中で身動きが取れなくなり,呻いています。やれやれ,爺さん,しっかりしてくれよ,いつも寝ている犬小屋だろ,ぶつぶつ言いながら,老犬を犬小屋の外に引き出すと,老犬は恥ずかしそうに,庭を走り回ります。ひょっとしたら何か辛い夢でも見たのでしょうか。しばらくして,落ち着いたところで,老犬の首輪に鎖を付けてやりました。お休み・・・。

     
    老犬コロの繰り言その93
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     最近また大相撲が賑わしておるようじゃのお。今度は巡業先で土俵上で倒れた市長さんを助けに行こうとした女性の看護師さんに対して,女性は土俵に上がれません,降りてくださいと若手の行司がアナウンスしたのだそうじゃ。随分間の抜けた話ではないか。人の命を何じゃと思っとるんじゃ。伝統と人の命とどちらが大切なんじゃ。甚だ呆れた話で,実にけしからん。と,わしまで血相を変える必要はないのじゃが,概ね報道を聞いとるとこのような論調のようじゃ。確かにその通りじゃろ。じゃが,そんなにしつこくいつまでも非難すべき話じゃろうか。相撲協会の指示に従って,そのまま市長さんが土俵上で亡くなったのならば,大変な事態じゃろうが,人間というのはもう少し賢い生き物じゃろ。間違ったアナウンスに従って,そのまま市長さんの手当てをしないということはないじゃろ。誰だって間違えるんじゃ。いや,大相撲の伝統に従って,アナウンスを行った行司さんは特に間違ってはおらんのじゃ。それに逆らって土俵上に上がった女性の看護師さんも正しいのじゃ。これじゃまずいということで,市長さんを土俵の下に降ろして手当てが始まったようじゃが,そのまま土俵上で手当てを続けても良かったのじゃ。それが知性というものじゃろ。伝統とは所詮理不尽なものじゃ。通常の日常とは異なるから伝統なのじゃ。江戸時代日本では銭湯では混浴が当たり前だったんじゃろ。今ではごく一部の温泉でしか見られないようじゃが,伝統とは所詮そのようなもので,一見非常識と思われるものがあるんじゃ。相撲協会の理事長が謝罪の言葉を述べていた,それで幕引きでいいのではなかろうか。レスリング協会の旧態依然たる上下関係が批判されておるようじゃが,著しくあるいはどんなに些細なことでも人権を侵害するようなことがあれば,正していく必要はあるじゃろ。大相撲では女性が土俵には上がってはならないというのは,そこで力士に邪念(?)が入っては良くないということじゃろうか。神聖な土俵を汚らわしい女性が乱してはならないということじゃろうか。女風呂に男は入ってはならないわけであり,その辺りの判断は難しいところじゃが,大した人権侵害ではないように思うがのお。まあ,旦那流に言えば,どっちでもいいということじゃ。

     世の中全体が正しくあろうとしている風潮は間違ってはいないと思うが,一方で人の過ちを過剰に批判する傾向はどうなんじゃろ。安易なぬるま湯ムードは避けたいところじゃが,世論が一斉に批判するというのは,韓国のスケート選手の例にも見られるように,余りにもヒステリックで過剰な全体主義のように思うんじゃ。人間は過ちを犯すものなんじゃ,わしらと違うて・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年4月7日

  • 2018年04月07日(土)

    4月7日(土)タケノコの季節です・・・

     4月7日(土)再び肌寒い朝を迎えました。肝付町の自宅の裏山では,先日来タケノコがにょきにょきと出始めています。と言うより,最早あちこちイノシシが掘り返した穴があり,おそらく鼻の鋭敏なイノシシたちは2月あるいは1月頃から収穫を始めているのかもしれません。先週はタケノコ狩りに幾分苦戦しましたが,それでも10本近く収穫することができました。地面から先っぽが出ているかいないかぐらいが最高なのですが,そのようなタケノコはなかなか発見できません。亡き母のような名人なら,足の裏の感触で大体分かっていたようですが,こちらは手当たり次第に地面を掻きまわすしかありません。昨日の雨のお陰でひょっとしたら今日は雨後の筍があちこちで芽を出しているのかも知れません。昼過ぎにもう少し暖かくなってから覗いてみようと思います。

     『老犬コロの繰り言その92』です。とりあえず,もうしばらく続けてみようと思います。100までは行けるかも知れません。『繰り言』2年目,正確に言えば,5月4日にスタートしたので,12か月目に突入ということです。老犬は今朝も6時過ぎには,縁側の傍で待ち構えています。こちらと目を合わしたら最後,老犬の興奮も高まります。少し焦らしてから,リードに繋ぐと,勢いよく,最初だけですけど,駆け出します。

     
    老犬コロの繰り言その92
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     やれやれ,タケノコ狩りはいいけど,わしも去年まではタケノコ狩りに参加していたんじゃけど・・・。今年は,何故か裏山に旦那たちが登る時,わしは犬小屋に繋がれるんじゃ。人(犬?)を年寄扱いしおって・・・。視察の方も,もう桜公園までは歩かない・・・。ショートコース1本で今は行くんじゃ・・・。じゃが,今に見ていろ・・・。

     最近隣の婆さんが亡くなったようじゃ。家族以外では,数少ないわしが警戒心を抱かなくて済む方だったのじゃが・・・。大けがをした爺さんよりも先に逝きよった。人生というものは分からんもんじゃな。ナンマイダブナンマイダブ・・・。

     わしの方は身体は思うように動かんが,わしの心はまだまだ意気盛んじゃぞ。旦那はわしにササミのおやつを上げながら,わしが無心に食い付くと,「お前は白痴みたいだな。」と言いやがった。どうやら坂口安吾の「白痴」に登場する女のことのようじゃ。女はある日突然男の家に舞い込んで来る。男は殆ど相手にはしないのだが,何故か生活を共にするようになる。やがて,空襲で焼け出されると,男は必死に女を救い出して行く。女を置いて一人逃げて行こうとはしないのじゃ。惻隠の情というやつじゃろうか。わしがおやつに飛びつく様子に,女の人間らしい情も知性も全く感じられない表情と同じだと言いたいのじゃろうが,どっこいこっちにはちゃんと知性というものがあるんじゃ。わしは旦那にとって白痴の女と同じということか・・・。特に情愛の気持ちがあるわけではない,ただ傍にいるから,見放すことができない・・・。安吾の作品の中では,自堕落でどうしようもない人間も数多く登場してくるようじゃ。戦時中のような,いびつで歪んだ社会においては,そのような生き方もあるということか・・・。それが厳しい現実であるということか・・・。人は見せかけだけで格好つけて生きていくことはできない。むしろ格好つけて生きている方が,どこか歪んだ精神が秘められているのではないか・・・。歪んだ社会体制,組織と人間としての尊厳,個人の自由・・・。わしも,今度安吾の「堕落論」を読んでみようかのお・・・。

     と言うわけで,もうしばらく「繰り言」は続くようじゃ。ま,別段わしにとってはどうでもいいことじゃけど・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年4月6日

  • 2018年04月06日(金)

    4月6日(金)新任式,そして始業式・・・

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     4月6日(金)平成30年度1学期始業式の朝を迎えたというのに,今にも泣き出しそうな曇り空です。もちろん,それでも午前8時を回る頃には,生徒たちがぞくぞく登校して来ます。そして,いつものように先生方が,玄関前で待ち構えて,一人一人に声をかけておられます。平成30年度が,いつもの福山高校がついにスタートしました。

     年度初めの大掃除が始まる頃には,とうとう曇り空は泣き出してしまいました。大掃除の後は新任式です。生徒たちが全員体育館に集合して来ます。新しい先生方を生徒に紹介し,先生方からお一人お一人ご挨拶をいただくのです。最初に,非常勤の3名の先生方を除く,9名の先生方の紹介が校長先生からありました。次に新任の先生方のご挨拶になりますが,1番手は地歴・公民科の大西雄一先生です。鹿屋女子高校から異動して来られましたが,声の大きさがご自慢のようで,いきなりマイクなしで挨拶をされます。そして,ある有名人に似ていると言われると仰いますが,はて・・・?

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     理科及び情報の佐久間健士先生は鹿児島養護学校よりおいでいただきました。養護学校では知的障害や身体的障害のある生徒たちと触れ合ってこられたということです。生徒たちの良き相談相手,理解者になってくださるものと思われます。保健体育の岩切雅弘先生は,開陽高校より来られました。明るく楽しく授業をしていきたいと言われますが,礼儀作法についてはしっかりしていただきたいと生徒たちに求められます。集団で人の話を聞く場合は,臍を話し手の方に向けるのだそうです。なるほど・・・。

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     英語の宮島恵子先生は鹿児島女子高校より来られました。大変上品でお淑やかな話し方が特徴的で,これまでの福山高校になかった(?)優美な風をもたらしてくださりそうです。おとなしく引っ込み思案の生徒が多い福山高校にはやはりこのような先生も必要なように思われます。商業の真子るみ先生は暖かい沖永良部高校より来られました。福山高校に着任してまだ間がないけれど,出会った4人の生徒たちが皆立ち止まって挨拶してくれたことに感動されています。そうです,福山高校の生徒たちは気持ちの優しい生徒たちなのです。真子先生,よく気づいてくださいました。

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     商業の池田あずさ先生は,福山高校で一番若い,ということは,生徒たちと一番年齢が近いということになります。お隣の国分中央高校では生徒数800名の学校だったために,生徒全員を知るということはできなかったそうですが,福山高校では生徒一人一人としっかり触れ合いを持っていきたいと言われます。そう,それが福山高校なのです。養護教諭の川畑明美先生は桜丘養護学校からおいでになり,前任校では高等部がなかったので,久しぶりに高校生と接するのが楽しみだということです。

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     事務室の橋口義和先生は大口高校からおいでいただきました。事務長まで勤め上げられ定年退職を迎えられた後,再度福山高校で勤務いただくことになります。生徒たちとの関わりは,修学支援金などの事務手続きが中心となりますが,学校からの保護者宛の文書は確実にその日のうちに保護者へ渡すこと,そして提出期限を守ることを生徒たちに呼びかけられました。図書館の伊集院祐生美先生は垂水市立協和小学校からおいでいただきました。図書館を生徒や先生方が気楽に訪ねることができる憩いの場にしていきたいと張り切っておられます。そして,ビブリオバトルも継続していきたいという頼もしい言葉もいただきました。

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     最後に,生徒会書記の3年普通科斧駿介君(国分南中出身)が,生徒を代表して,9名の先生方に歓迎の挨拶をしてくれました。残りの3名の非常勤の先生方は後日それぞれご挨拶いただくことになります。そして,9日(月)には,新1年生56名が入学して来ます。2年生50名,3年生30名ですから,一番の勢力になります。全校生徒136名,職員が37名,計173名が福山高校の大きな(?)ファミリーになります。

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     新任式が終わると,今度は始業式です。式辞の中で,校長先生は,生徒一人一人それぞれの春休みを送り,中には部活動で毎日学校に出て来て頑張っていた生徒もいます。1年生は2年生になり,2年生は3年生になったわけですが,3年生は進路実現に向けてまさに走り出さなければならない年であり,2年生も学校の中堅としての役割を果たしていかなければならないのです。新1年生が入学してくる今,2,3年生は1年生の良き手本としての自覚が求められているのです。2,3年生に対する期待の言葉を校長先生は送られました。そして,いつものように校長先生ご自身ピアノに向かって,全校生徒,職員による校歌斉唱です。今日は,特に3年生の男子が一際大きな声で力強い歌声を聞かせてくれました。些か上品さには欠けるかも知れませんが,今年に掛ける強い思いが伝わって来ました。

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     始業式の後,進路指導,生徒指導よりそれぞれお話がありました。進路指導主任の寺尾先生は,「佐賀のがばいばあちゃん」は常に前向きな生き方をされる猛烈な方だったそうですが,どうしてそんなにいつもいつも前向きに生きられるのかと聞かれて何と答えたか,と生徒に問われます。大半の生徒は分かりませんと答えるのですが,「前向きに生きる主義だったから」と答えた生徒がいました。実はほぼそれが正解で,がばいばあちゃん流に言えば,「後ろ向きには歩かれんけん」というものだったそうです。そうですね。人は前向きに生きるしかないのです。Simple is best. 寺尾先生のお言葉は,しっかり前を向いて生きていこうというものでした。今年の福山高校の生徒指導担当は杉田先生です。宮崎訛りの柔らかい語り口が特徴です。口を開かなければ多少は威圧感がありそうですが,そのようなものとは無縁な方です。最後は杉田に迷惑を掛けるなよ,と言われましたが,通常は随分乱暴な響きに聞こえる言葉です。ところが,杉田先生に係れば,それが思わず噴き出してしまいそうなほのぼのとしたムードを作り上げてしまいます。

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     そして,最後はやはり服装頭髪指導です。年度の始まりですからね。そんなにひどい人はいるはずもなく,こちらもいつものようにあっと言う間に終了してしまいました。平和な学校です。

     で,やれやれと思っていたら,入学式の校歌斉唱の歌い隊の練習が始まりました。入学式の式場設営が完了した体育館に,歌い隊の有志の生徒たちがぞくぞく集まって来ます。数えてみると,2,3年生80名のうちの37名が集まって来て,他に7名が吹奏楽部として演奏に参加しますので,半数以上が自らの意志で入学式の校歌斉唱に参加することになります。発起人(?)の校長先生ならずとも,思わずこみ上げてくるものがありそうです。初めて吹奏楽の伴奏に合わせての校歌斉唱の練習が始まりました。ところが,掲示してある校歌のボードに背を向けると,校歌の歌詞の記憶が不確かであることが明らかになり,わずか7名ではあるけれども,春休み毎日練習してきた吹奏楽部員に圧倒されてしまいました。

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     帰りのバスの時刻が迫ってきたために,グループ毎に校歌の2番,3番の歌詞を覚えて,立ち会いの先生方の合格が貰えたら,下校して良いという校長先生のお触れが出ました。生徒たちは,一生懸命校歌のボードを見て,覚え始めました。毎週のように歌っている歌なので,覚えていないようでいて,ある程度は頭に残っているものなのでしょう。2,3回トライすると,直に生徒たちは,合格を貰って意気揚々と引き上げていきます。入学式の朝最終確認をして,本番に臨むことになります。頼んだよ,歌い隊の諸君!!(-_-)

     13:15から福山高校吹奏楽部がFMきりしまに登場しました。最初に顧問の榎本先生へ,次に2年商業科のホルン担当渕田楓子さん(木原中出身)へのインタビューがありました。渕田さんは昨年の入学式で吹奏楽部の直向きな演奏を聴いて,すぐに入部を決めたということです。最後に部長の3年商業科トロンボーンの遠矢七夕さん(国分南中出身)が登場しましたが,こちらはもはやFMきりしまの常連です。インタビュアーの堀之内さんも仰ったとおり,遠矢さんはこの1年で大きく成長しました。堂々とした受け答えには余裕が感じられるほどです。明日の12:15から再放送があります。FMきりしま76.9MHz,是非お聴きください。

     なお,本日16:30から,あと20分後ですが,同じくFMきりしま76.9Hzで,福山高校の生徒が登場する「未来のキミへFromきりしま」が放送されます。登場する3人は,3年普通科斧駿介君(国分南中出身),唐鎌崇寬君(輝北中出身),そして女子生徒も判明しました,2年商業科花森楓さん(牧之原中出身)の3人です。是非お聴きください。

2018年4月5日

  • 2018年04月05日(木)

    4月5日(木)吹奏楽部FMきりしま取材!?

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     4月5日(木)南日本新聞でも大きく紹介してありましたが,現在至る所でシバザクラが満開になっています。特に,今年の春はいつもの年よりは多いように思いますが,気のせいでしょうか。でも,牧之原ではシバザクラは余り見ないなと思っていたら,ありました。福山高校の正門前に慎ましくシバザクラが咲いています。大量に固まって咲くシバザクラは確かに立派で見事ですが,このような隅で小さく咲いている謙虚なシバザクラも素敵です。

     午前9時半頃,FMきりしまの堀之内さんが福山高校の吹奏楽部を取材に来られました。わずか7名からなる吹奏楽部が,入学式及び地域の祭りでのミニコンサートに向けて準備中ということを聞きつけて,興味を持たれたようです。福山高校吹奏楽部は昨年部に昇格したばかりのまだまだひよっこですが,地域の方々が応援してくださるお陰で、いろいろな所で演奏させていただいております。12月には第1回定期演奏会を成功させましたが,強力な3年生が抜けた後,部員不足が深刻に思われました。ところが,地域の皆さんの根強い期待に生徒たちは奮い立ち,月末のミニ・コンサートに向けて鋭意準備中なのです。この日の取材では,部長のトロンボーン担当の3年商業科遠矢七夕さん(国分南中出身)とホルンの2年商業科渕田楓子さん(木原中出身),そして顧問の国語科榎本先生も堀之内さんのインタビューに答えてくれたようです。この様子は,FMきりしま76.9MHz,明日6日(金)のお昼の番組「波乗りGoodさんのFlying Dragon」の中で放送されるようです。ひょっとしたら,7日(土)の午前11時からの再放送でも出てくるのでしょうか。是非,お聴きください。(^_-)

     堀之内さんから放送時刻の詳細について電話でお知らせがありました。福山高校吹奏楽部の登場は,6日(金)の正午開始の「波乗りGoodさんのFlying Dragon」の中の13:15から15分程度ということです。再放送は,7日(土)の12:15から15分程度でしょうか。さらに,カメラマンも知らなかったFMきりしまの「未来のキミへFromきりしま」の収録が3月24日(土)に行われていたのだそうです。今回の出演は,収録時2年普通科,現3年普通科の斧駿介君(国分南中出身)と唐鎌崇寬君(輝北中出身),それに女子生徒も加わっていたようですが・・・。その模様も明日6日(金)16:30からFMきりしま76.9MHzで放送されるそうです。明日のFMきりしまは福山高校デーのようです。「未来のキミへFromきりしま」の再放送は,8日(日)16:30から,そして再々放送は9日(月)午前11:30からということです。今年度4月から放送時間の変更もあるようですので,ご注意ください。くれぐれもお聞き逃しのないように・・・。(^^)/

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2018年4月4日

  • 2018年04月04日(水)

    4月4日(水)入学予定者集合

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     4月4日(水)9:00,入学予定の新入生の皆さんと保護者の方々が,ぞくぞく福山高校に集まって来られました。3月14日に一度合格者集合は行っていますが,入学式を前に,準備しなければならないものなどを再度確認いたします。保護者の皆様には,霧島市からの通学費一部補助などの事業の説明や確認も行います。その後,物品販売や制服の受け渡しなどを行い,午前中で入学予定者集合は終了いたします。

     そして,福山高校だより4月号が出ました。3月1日の感動的な卒業式を中心に福山高校の3月の動きが紹介してあります。是非ご覧ください。平成30年4月号[PDF:1MB]

2018年4月3日

  • 2018年04月03日(火)

    4月3日(火)春休みも残りわずかになってまいりました・・・

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     4月3日(火)春休みも残り今日を含めて3日を残すのみとなりました。先生方は,朝から運営委員会,全体職員会議,学年会,教務部会,進路指導部会,生徒指導部会,保健部会と会議続きで,新年度始業式に向けて慌ただしい1日となっています。ブログのネタが何もないなと思って,カメラ片手に校内を歩き回っていたら,いましたいました。2年普通科,いやもう年度が替わったから3年普通科です,サッカー部の徳田和貴君(隼人中出身)が2年普通科の教室で黙々と机に向かっています。3年生の教室には入ってはいけませんという昨年度末の言いつけを真面目な徳田君はしっかりと守っているのです。と言うより,これまで自分たちの教室であったわけですから,当然か・・・。午前中サッカーの練習があり,午後は教室に残って勉強というわけです。写真を撮っていいか,と言うと,最初は駄目だという答えが返って来ましたが,じゃあ,机に向かってくれる,それならいいだろと言うと,再び机の上の紙に何か書き始めました。よく見ると,家庭科の春休み課題で,人生すごろくという物凄いものを作っています。人生のすごろくって,もし「振り出しに戻る」と出たら,赤ちゃんに戻るというわけか,と問うと,真面目な徳田君からは,「僕はそんなものは作りません。」というきっぱりとした答えが返って来ました。でも,人生をリセットできるって素敵じゃないか,と未練たらたらに食い下がりましたが,相手にしてもらえません。将来の人生も描くのかとしつこく問うと,今までに経験していないことは書きませんと言います。真剣な面持ちで取り組む徳田君ですが,何だか楽しそうでもあります。邪魔してごめんね,徳田君。もちろん徳田君はそんなことちっとも気にしていません。むしろいい気分転換になったのかも知れません。(^_-)

2018年4月2日

  • 2018年04月02日(月)

    4月2日(月)新年度準備大忙しです・・・

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     4月2日(月)新年度が本格的に(?)スタートしました。先生方は新年度諸準備で大忙しです。吹奏楽部は今日も入学式及びミニ・コンサートに向けて,一生懸命です。音楽室を覗くと,たった6名しかいません。実際に音を出しているのは,5名でしょうか。けれども,連日の努力の成果でしょう,立派な音が鳴り始めています。少人数でも,一人一人が頑張る,それが福山高校なのです。結構いい音がしています。

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     「福高の 廊下に響く 笑い声」。平成30年度1週目の福山高校職員の週間目標です。最早服務規律でも何でもない,むしろ春休みの無人の教室の廊下に響いたら,超常現象のような不気味な気もしますが,これはやはり職員の服務規律であり,働き方改革の一環なのです。福山高校は,いかなる場面においても,校長先生を中心に全職員力を合わせて乗り越えていくのです。まさに Durch Leiden Freude! なのです。苦悩を突き抜けた先には,喜びが,笑顔が存在するのです。年度初めの福山高校の職員目標にこれほどふさわしい標語はないように思われます。「福高の 廊下に響く 笑い声」,この言葉を胸に,福山高校職員は平成30年度を鮮やかにスタートします。

     午後になり,平成29年度の全国高校総体南九州大会の幟が届きました。全国高校総体を盛り上げようということで,すでに高校生による推進委員会の活動は始まっています。その気運を地域の方々にも感じていただこうというわけで,各高校に幟が5本ずつ配付されたようです。早速保健体育科の大迫先生を中心にああでもないこうでもないと大騒ぎしながら,幟の設置が始まりました。5本のうち2本は玄関前に,残りの3本は正門から玄関へ通じる通り,つまり駐車場横の植え込みに設置されました。保護者の皆様,地域の皆様,これから2年間に渡り,幟が設置されておりますので,是非足を止めてご覧ください。

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2018年4月1日

  • 2018年04月01日(日)

    4月1日(日)平成30年度スタート・・・

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     4月1日(日)穏やかな春の日です。福山高校からは,非常勤の先生方を含めて14名もの先生方が去って行かれましたが,春休みの土日,全く引越等のお手伝いの話が来ないというのは意外です。新しく転任して来られる先生方も多くが引越不要またはすでに国分市街地等に引越済みということのようです。新任の先生方をご紹介いたします。

     
    教科等 新任者氏名 前任校等
    地歴・公民 大 西   雄 一 鹿屋女子高校
    理   科 佐久間 健士 鹿児島養護学校
    保 健 体 育 岩 切   雅 弘 開陽高校
    音   楽

    小林 由布子

    兼務(本務校:志布志高校)

    沖永良部高校
    美   術 塩 滿   幸 香 牧之原養護学校
    英   語 宮 島   恵 子 鹿児島女子高校
    商   業 真 子   る み 沖永良部高校
    商   業 池 田 あずさ 国分中央高校
    養護教諭 川 畑   明 美 桜丘養護学校
    事務主査 橋 口   義 和 大口高校事務長(再任用)
    図書補助員 伊集院 祐生美 垂水市立協和小学校

    進路事務補助員

    特別支援教育支援員

    鮫島 奈緒子 川薩清修館高校

     12名の強力な先生方が,福山高校をさらに盛り上げてくださることと思います。保護者の皆様,地域の皆様,新しい福山高校をよろしくお願いします。

2018年3月31日

  • 2018年03月31日(土)

    3月31日(土)年度末,最後の日を迎えました・・・

     3月31日(土)平成29年度最後の日を迎えました。保護者の皆様,地域の皆様,今年1年間福山高校を応援してくださりありがとうございました。平成30年度は,福山高校はさらに力強く,そして華麗に羽ばたいてまいりますので,引き続きご指導ご鞭撻の程,よろしくお願い申し上げます。遠藤丸も2年目を迎え,歌う校長,ピアノを弾く校長がさらに輝きを増すものと思われます。そして,それ以上に福山高校生はさらに輝いてくれるものと期待されます。来年度も福山高校をお見守りください。

     さて,平成29年度は,4月1日から本日3月31日に至るまで,完璧に365日間ブログを更新し続けました。ただ,更新するのだけを目的にどうでもいいことを書き連ねた日も多くございました。新年度は装いも新たに(?)さらに格調高いブログをスタートさせたいと思っておりますが・・・。・・・。まずは,今年1年ありがとうございました・・・。m(_ _)m

     今日は,我らがパパ・ハイドン Franz Josph Haydn (1732-1809) の生まれた日ということです。モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart (1756-91) とベートーヴェン Ludwig van Beethoven (1770-1827)の少し前に誕生したちょっと陰の薄い人・・・。いや,そんなことはありません。ハイドンは「交響曲の父」であり「弦楽四重奏曲の父」でもあるのです。ハイドンがいなければ,モーツァルトもベートーヴェンも誕生したかどうか定かではありません。恐らくもっと違った音楽家になった可能性があるということです。ハイドンが作ってくれた土台は,2人にとって大変大きなものであったろうと思います。もちろん,ハイドン自身の夥しい数の作品群もそれはそれは見事なものです。有名な交響曲にしても,モーツァルトやベートーヴェンに比べると,至る所に茶目っ気というかユーモアが散りばめられています。軽い作品一辺倒かと言えば,そうではなく,オラトリオ「天地創造」や「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」のように力の籠もったものも少なくありません。数から言えば,交響曲や弦楽四重奏曲に傑作は目白押しですが,ピアノ・ソナタや協奏曲も実にチャーミングな作品たちです。歌劇はモーツァルトと異なり,これからまだまだ研究の余地がありそうです。テレサ・ベルガンサが歌ったアリア集は絶品です。パパ・ハイドン,是非お聴きください。

     『老犬コロの繰り言その91』です。土日,休日を埋めるために始まったシリーズでしたが,こんなに続くことになろうとは思いもしませんでした。まず,老犬の身体が持つのかなと心配されましたが,どうにか老犬生きています。足腰や聴力,視力の衰えは如何ともし難いところですが,食欲には全く衰えがありません。本人(本犬?)まだまだ生きるつもりでいるようです・・・。とりあえず,老犬に代わり長いおつきあい御礼申し上げます。4月以降どうなるかはただ今思案中です・・・。

     
    老犬コロの繰り言その91
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     何?思案中じゃと?なるほど・・・。わしの繰り言が終わってしまうかも知れないということか・・・。じゃが,わしはまだまだ矍鑠たるものだぞ。ところで,最近「G5」という恐ろしい物の話を聞いたぞ。先進5か国財務大臣・中央銀行総裁会議のことではないぞ。いかんいかん,すぐに溢れんばかりの教養がこぼれ落ちてしまう。「G5」とは何やら人間不在で自動で作業を進めることができるシステムのことを言う場合もあるようじゃ。ゲームか何かの世界で使われてきたのじゃろうか。そのうち人間の世界では,人間の労働者は不要になるのかも知れんぞ。全てAIによる機械がしてくれる。機械を操作するごく少数の人間がおれば,事は全部済んでしまうんじゃ。ことによると,操作する人間すらも不要になる・・・。すると大多数の人間は働かなくてすむ,というより仕事がないわけだから,失業,さらには生活保護ということになるんじゃろうか。仕事を持つ一部の特権階級が支配する世界。古代ギリシャとは逆に,働かない貴族ではなく,仕事を手にする人間あるいはAI,機械が支配する世界。新たな封建社会が誕生するんじゃ。ある意味大昔に逆戻りするということか・・・。仕事を持たない人間はわしみたいに虐げられて生きていくのじゃろうか。わしらと違うて,人間はひ弱じゃからのお。仕事を持たない人間の生きる意欲をどうするかが大きな問題になるじゃろ。そこのところをうまく解決しないと,社会不安や暴動が起きるぞ。経済的な問題だけでなく,いかに生きていくか,心のケアが大切になるんじゃ。圧倒的大多数の人間は暇な時間が多くなるから,新たなソクラテスやプラトンが誕生し,新たな哲学が進展するんじゃろうか。ギリシャ時代と異なり,仕事のない非貴族階級が大部分ということになるから,無数のソクラテスやプラトンが誕生するのではなかろうか・・・。

     わしらは人間と違うて,精神的に逞しくできておるから,つまらない理屈は要らないんじゃ。人間どもはじたばたしてばかりじゃ。身の程を弁えるということも大切なんじゃ。わしら犬はどこまで行っても犬じゃ。アンパンマンでは,カバやウサギ,おむすびやメロンパンまで言葉を話し,2本脚で立っておるのに,チーズは犬のままじゃ。作者が余程犬に恨みがあるか,そのまんまの犬が大好きかのどちらかだったんじゃろ。多分犬は犬のまんまで完璧な存在ということじゃろ。そうか,わしは「犬」というものなんじゃ。人間は何にでも名前を付ける習性があるようじゃから「犬」なんじゃろ。老犬ということか・・・。やれやれ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年3月30日

  • 2018年03月30日(金)

    3月30日(金)FMきりしま76.9MHz今晩8時30分お聴きください・・・

     3月30日(金)今日も朝から吹奏楽の音が校内に響いています。今日は時折ティンパニでしょうか,一定のリズムを刻む音が聞こえてきます。ソフトテニス部も練習を始めているようです。年度末の文書整理でしょうか,印刷室のシュレッダーが大活躍しているようです。異動準備のためぎりぎりまで書類整理に追われている方もおられるようです。平成29年度もいよいよ大詰めです。それぞれがフレッシュな気持ちで新年度を迎えていくんだろうと思います。今日も,花曇りながら,比較的長閑ないい天気です。

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     さて,今晩8時30分より3日に収録を行ったFMきりしま「未来のキミへ From きりしま」が放送されるようです。先にお知らせしたとおり,卒業式を終えたばかりの3年生の旧生徒会役員の人たち,3年商業科の大山美早希さん(牧之原中出身),山下恵実さん(舞鶴中出身),3年普通科の下舞功大君(牧之原中出身),奥凪紗さん(牧之原中出身)の4名に生徒会係の上屋敷先生も加わり,福山高校での思い出を語っているようです。上屋敷先生もこの春福山高校を去り,4月からは鹿児島第一高校で勤務されます。5名それぞれ福山高校に対する熱い思いを話してくれることでしょう。FMきりしま76.9MHz是非お聴きください。再放送は,4月1日(日)午後8時30分,再々放送は2日(月)午後4時30分,いずれも30分番組です。

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2018年3月29日

  • 2018年03月29日(木)

    3月29日(木)陸上部,そして吹奏楽部・・・

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     3月29日(木)今日も穏やかないい日和です。朝9時頃,体育館入り口におかしな生きものがいます。目の悪いカメラマンはダンゴムシかと思ったのですが,近づいてよく見ると,陸上部の3人がストレッチを行っているところでした。生徒会長でもある2年商業科神ノ門佳音君(国分南中出身)と生徒会書記でもある2年普通科唐鎌崇寬君(輝北中出身),同じく2年普通科の濵崎将也君(隼人中出身)の3人です。しばらくして,グラウンドを覗くと,3人は砲丸投げの練習をしています。そして,その3人のはるか向こうのグラウンドの隅では,吹奏楽部の2人がラッパを吹いています。そう言えば,校内のあちこちからラッパの音がしています。校舎の隅でホルンを吹いている1年商業科の渕田楓子さん(木原中出身)を発見しました。真面目な渕田さんはカメラを向けてもおどけることはなく,一心にホルンを吹いてくれました。吹奏楽部は,入学式の演奏に向けて準備中です。そして,4月29日(日)のつつじ祭りの際にもちょっとしたミニ・コンサートを開く予定のようです。時折,八代亜紀の「舟歌」の旋律が聞こえて来ることもありましたが,こちらはつつじ祭り用でしょうか。まさか,入学式の新入生入場の音楽ではないですよね・・・。「お酒はぬるめの燗がいい,肴は炙ったイカでいい,しみじみ飲めばしみじみと~」今年も吹奏楽部は,地域のあちらこちらで演奏会を行っていきます。福山高校の地域貢献のシンボルでもあるのです。

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     新年度4月の行事予定をお知らせします。6日(金)の始業式,9日(月)の入学式,それが終わると,家庭訪問,三者面談等年度当初の行事が目白押しです。4日(水)には新入生の集合もあります。上記紹介通り,29日(日)には霧島市福山町惣陣が丘においてつつじ祭りが行われるのですが,福山高校の学校行事そのものではないので,行事予定表には入れてありません。でも,福山高校吹奏楽部が活躍しますし,大勢の生徒たちがボランティアとして参加するはずです。4月行事予定[PDF:100KB]

2018年3月28日

  • 2018年03月28日(水)

    3月28日(水)引越のシーズンです・・・

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     3月28日(水)昼過ぎ,中庭の自動販売機前でテニス部の1年普通科出口友都君(国分南中出身)とソフトテニス部の2年普通科庄田日奈野さん(国分南中出身)と2年商業科妹尾霞佑さん(木原中出身)の3人がくつろいでいます。午前中練習の合間に学校近くの転出される先生のお引っ越しの手伝いに行って来たそうです。やれやれとやり尽くしたような,爽やかな顔をしています。テニス部は現在部員は出口君一人だけです。新入生の皆さん,是非テニス部に入部してください。出口先輩はとても心やさしい人です。4月11日には部活動紹介がありますが,出口君がテニス部のピーアールをしてくれますので,楽しみにしてください。女子ソフトテニス部も5,6人しか部員はいませんので,こちらもよろしくお願いします。春休みの長閑な午後が続きます。

2018年3月27日

  • 2018年03月27日(火)

    3月27日(火)桜が少しずつ散り始めました・・・

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     3月27日(火)幾分花曇りながら,爽やかな日和が続いています。そして,早くも桜の花びらが散り始めました。美しいものは長続きしないから,いっそう美しく,愛おしく思われるのでしょう。1年中咲きっ放しだったら,それほど愛でられることもなく,花見という習慣もなくなるのかも知れません。季節限定,時期限定のものはよく売れるということか・・・。テニスコートの向こうの桜も,まだ十分に見頃ではありますが,少しずつ緑が目立つようになりつつあります。グラウンド隅の記念樹たちはもうすっかり葉桜状態のものもあります。日当たりがいいからでしょうか。これから咲き始めるつもりでしょうか。午前中3階の音楽室から聞こえていた吹奏楽部の練習はもうすっかり音も鳴り止みました。陸上部やサッカー部の生徒たちの姿もちらほら見えていたのですが,そちらもどうやら帰って行ったようです。静かな静かな春休みの午後です・・・。

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2018年3月26日

  • 2018年03月26日(月)

    3月26日(月)離任式

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     3月26日(月)離任式です。午前9時体育館には,卒業生を含めて大勢の生徒が集まって来ました。今年度は非常勤を含めて14名の先生方が,福山高校を去って行かれます。本日は,常勤の先生方に福山高校と福山高校生に対する思いを語っていただきました。短い方で1年,長い方は10年,福山高校のために尽力してくださいました。体育館の外では,頻りに鶯も鳴いています。離任される先生方へ餞の言葉を贈っているのかもしれません。

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     地歴公民科の德丸正樹先生は,わずか1年しか勤務されなかったのですが,その存在感たるや絶大なるものがありました。空前絶後のジャスティス先生として南日本新聞の黒ヂョカもに登場しました。德丸先生は,福山高校の校訓「勉学・規律・貢献」が好きだと言われます。特に,3番目の貢献というのが素晴らしい,自分の人生の時間の一部を他の人のために捧げるのは素晴らしいことだ,そのような福山高校生であって欲しい・・・。德丸先生の最後のメッセージを福山高校生たちはしっかりと受け止めてくれたと思います。4月からは明桜館高校で,新規採用教員として新たなスタートを切られます。

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     理科の上屋敷聡先生は,サッカー部顧問として,そして今年は生徒会係として立派な仕事をしていただきました。わずか2年という勤務になってしまいましたが,こちらも強力な戦力を福山高校は失うことになります。上屋敷先生は,4月からは鹿児島第一高校に勤務されます。同じ霧島市内の高校で,これからも福山高校の生徒たちの様子を気遣ってくださることでしょう。福山高校の生徒たちと,国分市街地のコンビニエンス・ストアなどで会うのを楽しみにしているというお話です。生徒会の係として積極的に取り組まれ,まだまだ力を発揮していただけると思われただけに,今回の異動は福山高校にとって痛恨の至りです。鹿児島第一高校でさらに力を発揮されることでしょう。

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     保健体育科の岸尾尚輝先生は,牧之原養護学校に原籍はあり,3年間の交流で福山高校に勤務されました。保健主任に加えて,3年目の今年は生徒指導主任まで務めていただきました。4月から牧之原養護学校に戻られますが,やはり福山高校になくてはならない惜しい人材を失うことになります。終業式で生徒指導主任として話をされたこともあってか,この日は多くは語られませんでしたが,近くの牧之原養護学校勤務ということで,これからも福山高校のことは気に掛けてくださるだろうと思われます。

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     英語科の近藤美香先生は,何と10年間も福山高校に勤務されました。10年前福山高校に赴任された当初は,まだ普通科2クラスで農業土木科もあり,学校全体で10クラスで200人を優に超える生徒がいたそうです。普通科が1クラスになり,農業土木科が閉科になるなど,徐々に学校が小さくなっていく現実を見てこられました。それでも,福山高校に対する愛着は人一倍強く,後半は特別支援教育に熱心に取り組み,様々な問題を抱えた生徒たちを親身になって支えてくださいました。今回の異動で,奄美大島の大島北高校へ異動となられました。福山高校と同じような小さな学校ですが,おそらく再びそこで大きな力を発揮してくださるだろうと思われます。

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     商業科の西村和昭先生は定年退職を迎えられましたが,4月からは以前勤務されたこともある串良商業高校におかれまして,再び商業教育に心血を注いでくださいます。先生は,時間というものは毎年変わらないように思われるけれども,年齢を重ねてくると同じ1年が大変短く感じられるものである,だから時間というものは大切にしなければならないと言われます。そして,ご自身2回も大きなケガや大病を経験され,そこから学んだ健康,命の大切さを生徒たちに強調されます。生徒たちは,西村先生の意外なご経験に心を熱くしていたようです。

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     商業科の恒松勇貴先生は昨年度の9月より1年7か月に渡り,福山高校にご勤務いただきました。商業科の生徒の検定指導等,度々夜遅くまで頑張っていただきました。自分ほど心の熱い商業教員はいない,と豪語されます。あれ,恒松先生ってこんな教師だったかな・・・。そうかと思うと,十分に生徒たちの力になれたかなと素直に反省されます。商業検定以外にも夢プラン係や安全点検の仕事など,常に前向きでしっかりとした仕事をしてくださいました。恒松先生が情熱の人であったことは間違いありません。年齢が生徒たちに近い分,より親しみを持って,生徒たちも接していたようです。恒松先生の商業教育人生もまだまだこれからです。まず他県に出て,商業教育を学び,商業教育の仕事を引き続き行われるそうですが,近い将来再びさらにパワーアップした商業教員として私たちの近くに帰って来てくださるかもしれません。

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     養護教諭の有薗桃香先生は,2年間福山高校にご勤務いただきました。この先生は,保健室の先生というそれだけに飽き足らず,生徒たちと一緒に花壇の手入れをしたり,ミニトマトの栽培をしたり,そして生徒の服装や出席状況などの生活面にまで事細かに心を配ってくださいました。生徒たちが学校でケガや病気をしないで過ごし,そしてまた翌日は元気に登校してくる,それが一番だと言いながら,積極的に生徒の心配事相談にも応じて来られました。一見クールでつんと澄ましたキャリアウーマン風でありながら,その実誰よりも面倒見のいい心の熱い先生でした。

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     事務室の岩上成美先生もこの3月で定年退職です。事務室のご意見番として,多くのことを教えられた職員も少なくはないと思われます。いかなる過ちも許さない確かな仕事ぶりは全職員の信頼を集めていました。お話の中で,先生は「泣こかい,飛ぼかい,泣こよかったひっ飛べ」という言葉を生徒たちに贈られます。「西郷どん」でも有名になった,昔から鹿児島に伝わる,まさに鹿児島を象徴するような言葉です。あの時こうすれば良かったと後で後悔するような人生ではなく,まずは思い切って行動することが大切だということです。長年の先生の仕事ぶりの一端が窺えます。岩上先生はステージの上から最後にもう一度「泣こかい,飛ぼかい,泣こよかったひっ飛べ」と一際大きな声で生徒たちに呼びかけられました。生徒たちはきっとこの言葉を忘れることはないでしょう。先生は4月からは霧島高校でさらに事務職員として力を発揮されます。

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     図書の拾三原彩佳先生は,5年間福山高校の図書館でご勤務いただきました。4月からは新規採用として鹿屋高校で新たな一歩を踏み出されます。拾三原先生は,生徒たちに本に親しんでもらおうと,図書館便りを定期的に発行し,特にこの2年間はビブリオバトルを開催し,すっかり福山高校に定着させてしまわれました。図書委員の生徒たちを上手に指導し,ビブリオバトルへの参加者が不足するときは,生徒図書委員長をその気にさせて,見事にビブリオバトル開催へと導かれました。先生方の参加もあり,ビブリオバトルは完全に福山高校の一大行事の一つになっています。鹿屋高校でも,きっと活発な仕事をしてくださることでしょう。

     この他,非常勤として,保健体育科の岩田富男先生,音楽の吉村奈緒子先生,美術の兒島幸江先生,特別支援員の徳永歩先生,進路補助員の佐々木ひとみさん,以上5名の方々も今年度で福山高校を後にされます。14名の先生方,福山高校のためにご尽力くださりありがとうございました。これからも福山高校を見守り応援してください。

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2018年3月25日

  • 2018年03月25日(日)

    3月25日(日)バルトークって知ってますか?

     3月25日(日)早朝は幾分肌寒さを感じますが,間違いなく今日も昨日に続いて完璧な日になりそうです。3月25日は,ハンガリーの大作曲家バルトーク Béla Bartók (1881-1945) の生まれた日です。バルトークと言ってもご存じでない向きが多いかも知れませんが,そうなのです,大作曲家なのです。ドイツ3大Bと言えば,普通バッハ,ベートーヴェン,ブラームスを指すのですが,ブラームス嫌いの人が一部にいて,バルトークとできることなら取り替えたいという人までいるくらいです。代表的な作品は,6曲の弦楽四重奏曲やヴァイオリン協奏曲,弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽,管弦楽のための協奏曲あたりになるのだろうと思います。弦楽四重奏曲はやや難解ですが,現代音楽はこうでなければという不思議な満足感は与えてくれます。十分に楽しめて,それでいて深みがあるのは,弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽と管弦楽のための協奏曲でしょうか。いっぱい楽器が出てくる分,様々な響きやリズムを堪能することができます。ハンガリー語が話せなかったリストと異なり,バルトークはハンガリーを中心とした民族音楽の研究を行い,ルーマニア民族舞曲(傑作です・・・)のような民族色の濃い作品も残しています。先程挙げた作品はそのような民族音楽の世界をはるかに越えて,普遍的な世界にまで昇華した芸術作品と言えるでしょう。大栗裕など日本の作曲家にも大きな影響を与えていると思います。映画音楽「ゴジラ」で有名な伊福部昭は晩年のバルトークは嫌いだと言っていますが,素人目(耳?)にはかなり近い世界のように思われます。土俗的な初期のバルトーク,真に独創的な世界に突入した中期以降の芸術性溢れるバルトーク,いずれも魅力的だと思います。是非聴いてみてください。なお,この日は大指揮者トスカニーニ Arturo Toscanini (1867-1957) の生まれた日であり,フランスを代表する大作曲家ドビュッシー Claude Debussy (1862-1918) の亡くなった日ということです。音楽史にとって大切な日なんです・・・。

     『老犬コロの繰り言その90』です。老犬は相変わらず庭のあちこちにウンチを落としています。自分が眠る小屋の中にも平気でウンチをする気持ちが理解できません。地球をトイレと思っているのかも知れません。以前は,散歩の途中で2回は必ずウンチをするという風に,きちんとウンチの回数を計算してマーキングに使っていた節があるのですが・・・。

     
    老犬コロの繰り言その90
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     地球がトイレか。うまいことを言うな。あながち間違ってはおらんぞ。わしの城(小屋?)周辺のわしの大切なウンチを旦那は片っ端からシャベルで拾って畑の隅に埋めてしまうんじゃ。そんなにわしのウンチが欲しければ,いくらでも出してあげるのに・・・。まあ,わしらにとっては地球がトイレ,そういうこっちゃ。確かに以前は視察の途中でマーキングに使っておった。じゃが,最近は自分でもいつウンチが出るのか,分からんのじゃよ。じゃからと言って,お漏らしとは違うぞ。わしらにとってウンチというのはそんなに汚いものではないのじゃ。自分の身体の中から出て来たものじゃのに,それを汚いと思うのはおかしいじゃろ。わしらのウンチは人間のウンチほど臭くはないしな・・・。何?十分に臭いって?道に転がっているウンチにしても,人間の鼻には大して匂わんじゃろ。わしらはこれは誰のウンチじゃとちゃんと区別しておるのじゃ。じゃから,完全に無視して素通りするものもある。新参者のウンチはちと注意する必要はある。それに今さらという気はするが,雌犬のウンチも注意する。フロイトの言うリビドーってやつじゃな・・・。おっとはしたない・・・。とにかくウンチはわしらにとって大切な物なんじゃ・・・。

     わしにとって地球がトイレだとすれば,旦那にとっては地球はお椀だそうじゃないか。旦那はいつもご飯粒をぽろぽろこぼしたり,パンのかけらを落としたりして,奥様に叱られておるではないか。「あなたにとっては,地球がお椀またはお皿なの?ちゃんとお皿の上で食べなさい。」って言う奥様の悲鳴のような声がよく聞こえて来るぞ。聞こえないはずのわしの耳にまでも。地球がトイレというよりも,地球がお椀という方が,ほんの少しスケールは大きいようじゃの。視察の途中で立ち寄る,と言うより目的地と呼んでもいい桜公園には時折空き缶や菓子袋などのゴミが放置してあることがある。マナーというものを知らない人間もおると見える。そういう者にとっては地球がゴミ箱なんじゃろうなあ。情けない。パンのかけらとかご飯粒とか少しぐらい残しておくのがマナーというもんじゃろ。匂いだけ嗅がされても,わしのお腹は満たないんじゃ。忌々しいカラスの野郎が先に食ってしまったのかも知れんなあ。道路にも空き缶などが落ちておることもある。あれはウンチよりも始末に困るのお。ウンチは時期に土に返るじゃろ。空き缶はまず完全に土に返るということはないじゃろうな,うん千年もすれば分からないけれども。道端に放置するのであれば,わしらが食えるものを少しぐらい残しておくのが,まあ良識というものじゃろ。カラスや猫などとの争いが始まるかも知れんが,そん時はわしも男じゃ。老犬の名誉に懸けても,奴らの好きなようにはさせん。じゃが,耳が聞こえないだけでなく,最近は目も衰えてきて,鼻も少々いかれてるからのお。こりゃ,とんだドン・キホーテじゃの。ここは,サンチョ・パンサに任せるとするか。おい,サンチョ・パンサ!おい,旦那,あんたのことだよ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年3月24日

  • 2018年03月24日(土)

    3月24日(土)すっかり春めいて・・・

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     3月24日(土)すっかり春めいてまいりました。ここまでは,数週間前に書いておいたものですが,もはや春めくなんてものではありません。桜もすっかり満開を迎えています。鶯とヒヨドリも完全に棲み処を分けていて,鶯の方がやや優勢になってきたようです。相変わらずヒヨドリたちの品のない空気をつんざくような絶叫は力強いものが感じられますが,幾分隅へ追いやられたようにも思われます。いつの間にか梅の花たちもひっそりと静まり返り,いち早く新緑の季節を迎えたようです。そして,待ってましたとばかりに,至る所で桜は満開です。春です。春の到来です。

     『老犬コロの繰り言その89』です。老犬は相変わらず庭に立ち尽くしていることが多くなりました。行動範囲はかなり狭まっているのですが,時折家の周囲をぐるぐる歩き回ることはあります。裏庭には直径2,3メートルの生ゴミ用の巨大な穴が掘ってあります。老犬がそのうちその穴に転落するのではないかと,心配して老犬はしばしば紐で繋がれます。先日は老犬の身体がようやく入るぐらいの深さ20センチくらいの小さな側溝に転落して,仰向けになり苦しんでいたそうです。どのようにしてそのような形になったのか・・・。なかなかできる芸当ではないと思われるのですが・・・。そして,実は3日前の春分の日にも老犬は同じように側溝で仰向けになり,幼い子どものような声を出し,まさに泣いていました。やれやれと,抱き起してあげると,照れ隠しのように老犬は庭の向こうの小さな畑へ駆けて行きます。やがて,何事もなかったかのように,いつもの縁側へ戻って来ました・・・。

     
    老犬コロの繰り言その89
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     人間を見ていて,最近つくづく思うのが,一人一人の個体差が激しいということじゃ。顔つきなどは,わしらにしたって微妙な違いがあるのじゃが,体型に関してはわしらは犬種が同じであれば,それほど違いはないのじゃ。物凄く巨大なチワワなんかいるわけはないし,わしより小さいセントバーナードもおらんじゃろ。じゃが,人間の世界は住んでいる所によって微妙に差があるというか,傾向みたいなものはあるようじゃが,長身の日本人もいれば,背の低いオランダ人だっていないこともないらしい。旦那の所の子どもたちは,気の毒にも全員旦那よりも小さく,身長170センチにも遠く及ばないのじゃ。じゃのに,子どもたちの友人の中には180センチを優に越える人もおるのじゃ。およそ同じ生きものとは思えない。宇宙人が見たら間違いなく別の種類の生き物だと思うじゃろ。「吾輩は猫である」の名もなき猫は,一様の生き物が作れない神の未熟さを指摘しておったようじゃ。多様な物を作るより寸分の違いもなく同じ物を作る方が難しいと言うのじゃ。100年前の明治の頃じゃからのお。今日の見事なオートメーション化された工場を見れば,奴はきっと腰を抜かすじゃろ。完璧に同じ物を大量生産しておるからのお。それはともかく人間だけじゃろう,これだけ多様性があるのは。わしは視力が弱ってきて,地面を見つめることが多くなったのじゃが,冬場はともかく夏になると無数のアリを見かけるのじゃ。奴らは見事に同じ大きさで行き来しており,一度目を離すと,先程のアリを特定するのは絶望的なのじゃ。カラスにしても鳩にしても,成長した奴はまず極端な大きさの違いが見られることはない。定規で丁寧に測定した訳ではないので,完璧にそうかと言われれば,自信はないが,わしがざっと見た感じでは皆同じ大きさじゃ。

     人間もドッグフードみたいに同じ餌を同じように与えれば大体わしらと同じように似たような大きさになるんじゃろうか。いや,遺伝というものもあるらしいのじゃ。旦那の子どもたちが小さいのは,旦那も大して大きくないし,奥様も小さい方じゃし,婆さんたちも140センチそこらの人たちだったから,大きくなる要素が遺伝的には全くないのじゃ。じゃが,中には父親も母親もそれほど大きくはないのに,突然巨人が誕生することもあるようじゃ。きっと何世代か前の巨人の遺伝子があるんじゃろう。と言うことは,わしらには巨人の遺伝子はないということじゃろうか。最初から最後までみんな同じ大きさ・・・。名もなき猫に言わせれば,神の偉業じゃろ。やはり,わしらの方が人間よりは上なんじゃ。犬はみんな犬・・・。変に周囲を出し抜いたりしないのじゃ。完璧な社会じゃ・・・。社会と呼べるほど,みんな共同では生活しておらんけども・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年3月22日

  • 2018年03月22日(木)

    3月22日(金)第二次入学者選抜,そして交通集会・・・

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     3月22日(金)牧之原は久しぶりに光の目映い爽やかな朝を迎えました。空には幾分雲は目立ちますが,大変明るい一日の始まりです。学校周辺の桜の花もちらほらと咲き始め,ピンク色の蕾が次から次に開きつつあります。週末には,牧之原でも絶好の花見日和になるのかも知れません。そんな中,本日は第二次入学者選抜が行われます。受験生には,絶好のコンディションのもと,精一杯頑張っていただきたいと思います。

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     昼食時間12:50から交通集会が被服室で行われました。1,2年生の単車通学生4名が集まっています。3年生が卒業して,単車通学生はわずか4名になってしまったようです。春休みを迎え,単車の目的外使用がないように,そして安全運転に十分に注意するように,係の川村先生から指導がありました。まかり間違えば,大けがにつながる可能性がある乗り物だけに賢い利用の仕方をして欲しいものです。

     12:55になると,今度は音楽室に大勢の生徒が集まって来ました。入学式で新入生を前に,校歌を披露する校歌歌い隊のメンバーです。総勢40名,何と1,2年生の約半数が自発的に名乗りを上げてきました。今日はその第1回練習日なのです。指導に当たられるのは,もちろん遠藤校長先生です。最初に歌い隊の隊長が決められました。生徒会書記の2年普通科唐鎌崇寬君(輝北中出身)が選ばれました。改めて,唐鎌隊長の号令で練習がスタートします。校長先生はピアノに付かれ,まず発声練習からです。4月9日(月)の入学式本番では素敵な歌唱が聴かれるはずです。新入生の皆さん,保護者の皆様,どうかご期待ください。

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     修了式を翌日に控え,図書館だより Library News No. 11 と進路だよりCG通信3月号が相次いで発行されました。図書館だよりは異動が決定した拾三原先生の最後のお仕事でしょうか。拾三原先生には,ビブリオバトルを福山高校に定着させていただきました。拾三原先生,5年間ありがとうございました。CG通信3月号は,先生方のなりたかった職業などのアンケートがまとめてあります。学校の先生が一番多いのはさすがですね。Library News  No. 11,CG通信3月号,是非お読みください。Library News No. 11[PDF:1MB]CG通信3月号[PDF:513KB]

2018年3月21日

  • 2018年03月21日(水)

    3月21日(水)春分の日,そしてバッハの生まれた日・・・

     3月21日(水)春分の日,バッハ Johann Seabstian Bach (1685-1750) の生まれた日です。バッハ一族は大変な音楽一家で,バッハという名の音楽家はバッハの息子たちを含めて数え切れないほどいます。もちろん,今日は大バッハ,ヨハン・セバスチャン・バッハの誕生日です。バッハの作品を整理したBWV(Bach-Werke-Verzeichnis バッハ作品目録)では1000を越える番号までありますので,ベートーヴェン以降では考えられないような数多くの作品を残しています。一つには,ある程度決まったパターンというものがあり,それに合わせて作曲していけば作品が完成するというやり方なので,ベートーヴェンほどには一つ一つの作曲に思い悩む必要はなかったということもあります。しかしながら,慌てて付け加えれば,だからと言って,バッハの一つ一つの作品が軽いものかと言えば,決してそのようなことはなく,バッハの天才的な創意が働いています。当時無数にいた作曲家たちの中で,バッハが燦然と輝いているところからもバッハがずば抜けた大作曲家であることが頷けます。1曲20分前後のカンタータと呼ばれる合唱と独唱を伴う作品を200曲以上残していますが,駄作と呼べるようなものは1つもありませんし,ストラヴィンスキーがヴィヴァルディのことを「600回も同じ協奏曲を作り直した」などと揶揄したような同工異曲が並んでいるわけでもありません。その証拠にカンタータ全集と呼ばれるものが幾つも出ています。ヴィヴァルディの協奏曲は確かに同じ作品ではないかと思われるような作品がありますが,それでも「四季」があれば十分ということにはなりません。ストラヴィンスキーが言っていることはある程度真実もあるように思われますが,やはり誇張が過ぎると言うべきでしょう。バロックの時代は,演奏会の中心は教会にあり,次から次に新しい作品を演奏しなければならない必要性から,ある程度のパターンがあるのは仕方がないのです。実は,バッハのカンタータなどの宗教音楽では,時々別の作品で使われた音楽が利用されていたりします。それでもバッハの作品の価値は些かも減じることはなく,むしろバッハの作曲方法や作曲された時期を知るヒントにもなり,さらには作品に深みをもたらしている印象すらあります。ブランデンブルク協奏曲や管弦楽組曲第2番や第3番が一般的には有名で親しみやすいと思われますが,フランス組曲やイギリス組曲,パルティータ集,平均律クラヴィーア曲集などの鍵盤音楽,そして無伴奏ヴァイオリン・ソナタと無伴奏チェロ組曲など挙げれば切りがないほど傑作の森は続きます。でも,深い森を奥まで進むと,カンタータ集やマタイ受難曲,ヨハネ受難曲などの息を呑むような見事な宗教音楽が咲き誇っています。カンタータ第140番や第147番は比較的森の浅いところに位置しているかも知れません。ちなみに,バッハ Bach はドイツ語で「小川」という意味のようです。もちろん我らがバッハは見事な大河であり,大洋であると言えるでしょう。バッハの深い森に足を踏み入れ,広大な海に漕ぎ出でてみてください。

     今日はまた和泉式部忌でもあるのだそうです。3月18日を忌日として精霊の日としたり,6月に和泉式部の命日のための法要を行うお寺もあるようですから,要するに生没年不詳ということで,あちこちで好き勝手に(?)解釈しているのでしょう。でも,多分この日3月21日が一番大きな行事が行われる日なのかも知れません。

     『老犬コロの繰り言その88』です。ローソンの360円もするカツサンドが好きで,時折昼食に食べるのですが,さすがに2個入りを両方とも食べきることができずに,先日自宅に持ち帰りました。とっくに賞味期限は過ぎていたので,家人が老犬にやろうとして台所に置いていたところ,同居している家人の両親が食べてしまわれました。賞味期限切れを心配して家人がどこも具合は悪くないか義父に尋ねると,「コロには言ってなかったんだろ?じゃあ大丈夫だ。」という答えが返ってきました。確かに,老犬にはカツサンドのこと話してなかったけど・・・。次の週,また老犬にカツサンドの残りを持ち帰りました・・・。老犬は自分のカツサンドを食べられてしまったことなど気づいていなかったようですけど・・・。

     
    老犬コロの繰り言その88
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     旦那は視察に出かけるとき,相変わらず文庫本をポケットに入れるか,手に持っておる。桜公園に達しない限りは,その本が紐解かれることはないのじゃ。以前よりは,桜公園まで歩くことは増えてきたのじゃが,それでも毎回たどり着くわけではない。旦那が気の毒に思えることもあるが,仕方がないのじゃ。寄る年波には勝てないということじゃ。わしの気紛れに付き合ってもらうしかない。修学旅行前にみやまコンセールで「吾輩は猫である」を紛失した旦那は,代わりに「色彩を持たない多崎つくると,彼の巡礼の年」を修学旅行に持っていきよったようじゃ。奥様が途中まで読んで,棚に置いていたやつじゃ。村上春樹はすいすい読めるものじゃから,修学旅行3日目には本屋に立ち寄り,漱石の「道草」に取り掛かることにしたようじゃ。立ち寄った本屋に「吾輩は猫である」がなかったのじゃ。ストーリーらしきもののない漱石の日常を綴ったような作品・・・。お金の貸し借りなど世知辛い世の中が描かれておったらしい。そして,「吾輩は猫である」を再度買い直し,名もなき猫の無様な最期まで読み通したのじゃ。人間の世界には図書館というものがあり,ただで本が借りられるということじゃ。実際旦那が勤務している学校にも図書館はあるようじゃが,この男,夥しい数のCDを見ても分かるように収集癖が半端ではないのじゃ。一度読んだ本を棚に置いておいて,いつかまた読もうと思うらしい。じゃが,殆ど読み直したものなどないのじゃ。ただ並べておくのが好きなのじゃ。

     「吾輩は猫である」が済むと,今度は以前気紛れに購入していた「関ヶ原」を読み始めたのじゃ。旦那はそもそも歴史物はそれほど好きではない。じゃが,以前こちらも気紛れに読んだ「坂の上の雲」での司馬遼太郎の博学ぶりに舌を巻いたようじゃ。「関ヶ原」では家康も三成もどちらも邪悪に描かれておるのじゃ。権謀術数を駆使する天下争いの醜さ,どちらかと言えば,秀吉への忠誠を重んじる三成の悲劇の方が力が入っているか・・・。考えて見れば,今日の世界も400年前のその当時と余り変わらないのではなかろうか。覇権争いは人間に課した神の呪いなのかも知れないのお。おっと,また神が出て来おった。全ての人間が上手に妥協して平和に生きていくなどということは,難しいのかも知れんのお。そうなれば,そうなったでまた面白みのない,つまらない世の中になるっていうわけじゃな。もう,勝手にしろ。わしの知ったことじゃない。余り,そうそうわしに無理難題をふっかけないでくれ。本など読むから,そういうことになるのじゃ。のほほんと日向ぼっこでもしてたらいいんじゃ。おおい,旦那,わしのおやつはまだかのお・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年3月20日

  • 2018年03月20日(火)

    3月20日(火)2G調理実習?,そして生徒会後期常任委員会・・・

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     3月20日(火)曇り空が続いておりますが,午後になり2年生普通科は食物実習室に集まっています。ホットケーキをみんなで作っています。もうすぐ2年生も終わりですが,その区切りでしょうか。でもクラス替えはないのですけど・・・。家庭科の川村先生が指導されています。国語科の宮野先生はただうろうろされています。生徒たちは,男子も女子も何だか楽しそうです。

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     放課後になり,生徒会後期常任委員会が始まりました。各委員会がそれぞれの活動報告を行い,反省と来年度への引き継ぎ事項を出し合っています。生徒会執行部は来年度の生徒会スローガンを話し合いました。全校生徒に呼びかけて,集まったものから,4つの案に絞り,さらにそこから一つに決定したようです。Our future starts from here. どこかで聞いたような言葉ですね。Our story begins here. 昨年度の学校スローガンだ。でも,未来が始まるんです。story は過去の出来事のような響きがありますが,future というのは文字通り未来志向ですね。さあ,30年度が始まります。生徒会はすでに来年度を見据えています。福山高校の新たな歴史が始まります。

  • 2018年03月20日(火)

    3月19日(月)生徒会ブログNo.8

     3月19日(月)放課後,生徒会書記の2年普通科唐鎌崇寬君(輝北中出身)が生徒会ブログを持ってきました。金曜日の「仕事フェア・進路ガイダンス」からのようです。

    第8回福山高校生徒会ブログ

     3月16日(金)に鹿児島県民交流センターで行われた「仕事フェア・進路ガイダンス」は朝から曇り空でしたが,たくさんの業種を体験し,自分の将来について考えるいい機会になりました。体験内容としては公務員・事務,販売,医療秘書などがあり,専門学校の先生の話を聞いたりすることができました。仕事フェアの感想を1年商業科の平尾世那さん(国分中出身)に聞いてみました。

     Q,仕事フェアはどのようなフロアに行き,何をしましたか?

     A,「大学に行きたいのでプログラムに関するところに行きました。ゲーム体験が楽しかったです。今回の体験を将来に生かせるようにしたいです。」と自信満々に発言しました!!

     次に,4月からは進級が待っています。平尾さんに新学期に向けどのようなことを頑張りたいか聞いてみました。

     「来年は新入生が入ってくるので頑張ってサッカー部に入部させたい。全国大会に向け試合を1勝ずつ勝ち取っていきたい。」と真剣な表情で話してくれました。

     (執筆者: 2G 唐鎌  1C 花森)