記事

2018年2月17日

  • 2018年02月17日(土)

    2月17日(土)天使の囁きの日・・・

    KIMG0004

     2月17日(土)肝付町の自宅の庭の梅が八分咲きになっています。桜の方は,まだまだ蕾の膨らみすら見せません。老犬と畑道を歩いていると,森の方からまた鶯の声が聞こえてきます。まだまだ修行中のようですけど・・・。2月17日がどういう日なのか探っていたら,天使の囁きの日といういかがわしい言葉が目に入りました。天使の囁きとは,空気中の水蒸気が凍ってできるダイヤモンドダストのことだそうで,北海道幌加内町で,厳冬の日にダイヤモンド・ダストを観察しようという催しを行っているということです。立春はとっくに過ぎてしまいましたが,まだまだ寒い日は続きます。北海道の寒さは,牧之原の比ではないんだろうと思います。その寒さを逆手に取った夢のある催しですね。少しもいかがわしいことはありませんでした・・・。今日はまた「千切り大根の日(切り干し大根の日)」なんだそうです。牧之原とは関係のない広島県福山市の乾燥食品メーカーの商魂逞しい発案のようですが,「千切」から「二月十七日」をひねり出したのは努力賞ものではありますね。さらに,今日は「堕落論」で有名な坂口安吾(1906-55)の命日で「安吾忌」と呼ばれているそうです。漱石と同じように,48歳という若さで亡くなったのですね・・・。

     『老犬コロの繰り言その78』です。老犬は,心なしか最近元気を取り戻しているような気がします。先日久しぶりに桜公園までの往復3キロ弱の散歩も果たしましたし・・・。動きは鈍いですが,家の敷地内での行動範囲も少し広がってきたように思われます。先日どこかで犬も仮病をするという話を読みました。優しくしてもらったことを覚えていて,痛くない足をわざと引きずったりして,餌をねだったり飼い主に甘えたりするのだそうです。老犬も左前脚をしばしば庇うような歩き方をするのですが,左前脚を手に取っても痛みはないようです・・・。老犬の場合は散歩に出かける前の一種のセレモニーなのかも知れません。出発式みたいなものか・・・。

     
    老犬コロの繰り言その78
    PAP_0234

     垣内春さんは4月になり,旦那が家賃のことを持ちかけると,申し訳なさそうに「私はこれまでのように家賃ただで住んでいただきたいのですけど,隣の息子が家賃をしっかり取れというものですから・・・。」と言われたそうじゃ。人間世界では,他所の家に住む場合,家賃を払うのは当たり前なのじゃ。わしは15年近く家賃は1円も払っておらんが,わしは人間ではないし,当然別格じゃろう。あんな犬小屋ごときに家賃を支払う方がおかしい。食費も払っていないだって!?当たり前じゃないか。こっちは住んでやっておるんじゃから・・・。何を寝ぼけたことを抜かしよるんじゃ。旦那は2万円ぐらいかなと思って,そのように提案すると,春さんは「そんなにはいただけません。1万円で十分です。」と来たのじゃ。当時の大阪神戸の学生の家賃事情についてはそれほど旦那は詳しくはなかったようじゃが,友人たちに聞くと,2,3万円は少なくとも払っておったようじゃ。浪人時代に始めていた1軒の家庭教師以外にはまだアルバイトもしていなかった旦那は,とりあえず最初は1万円でお願いすることにしたのじゃ。じゃが,それではいけないという思いが旦那の頭にはずっとあった。鹿児島の家からの仕送りもなかったので,家庭教師を週6日,土曜日ダブルヘッダーで7回やったお蔭で,おまけに月3万円近い奨学金もあったので,数か月すると旦那の毎月の収入は15万円を越えてきたのじゃ。旦那は春さんに家賃の値上げを要求した。じゃが春さんは手強かった。なかなか家賃の値上げには応じなかったのじゃ。2万円を下ってはいけないと,旦那が食い下がると,春さんは1万5千円まで折れたらしい。おかしな家賃交渉じゃ。月々の家賃は値上がりしたのじゃが,春さんにはどうやら魂胆があった。何と旦那が長期の休みに鹿児島に帰るたびに,お小遣いとして毎回1万円を渡したのじゃ。最初それは受け取れないと旦那は拒んだようじゃが,今度は春さんは一切折れなかった。これ以上断るのは,逆に春さんに失礼だと思い,旦那はお小遣いを受け取ることにした。旦那が大学4年生になり,5週間の教育実習等でアルバイトができなくなると,春さんは家賃を8千円にした。それでも,春さんは旦那の帰省の際には,1万円の小遣いを寄越したのじゃ。旦那が今でも後悔しているのは,春さんに小遣いを貰っておきながら,鹿児島からの帰りに春さんにお土産を買って帰った記憶がないことじゃ。親父さんからの遺伝じゃろうか,そのようなことには全く無頓着なのじゃ。おそらく旦那のお袋さんが何らかの贈り物はしておったんじゃろうけど・・・。

     じゃが,2月12日の春さんの誕生日は覚えていて,毎年ケーキを買って帰ったらしい。年に1度だけのことじゃからのお。春さんの方は,何かにかこつけて近くのお寿司屋さんからよくちらし寿司を取ってくれた。実は旦那は人参以上にエビやイカなどの海のものが苦手であった。じゃけども,最初の時に春さんにそのことを言えずに我慢してちらし寿司を全部食べてしまったのじゃ。旦那はちらし寿司が大好きということになった・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年2月16日

  • 2018年02月16日(金)

    2月16日(金)学年末考査最終日,そして惣陣が丘花文字清掃・・・

    P1070892

     2月16日(金)牧之原は早朝からしとしと雨が降り,福山高校は名物の深い霧に包まれています。学年末考査4日目最終日の朝を迎えています。今朝の南日本新聞には平成30年度の公立高校入学者選抜学力検査の出願状況が出ています。一昨日正午に締め切られたものですが,この結果を受けて本日より出願変更が始まり,22日(木)正午締切となっています。さて,福山高校の出願状況はいずれも定員40に対して,普通科23名,商業科33名,合計56名ということで,残念ながら定員を満たすことはできておりませんが,昨年,一昨年よりは,着実に倍率を高めております。中学3年生の人数が減少傾向にあるわけですが,多くの中学生の皆さんに本校への期待を抱いていただいていることに対して感謝申し上げます。福山高校はこれからも一人一人を大切にする高校ということを旗印に学校の活性化に努めてまいります。 

     地域に開かれた学校を標榜している福山高校ですが,その代表的な行事である惣陣が丘花文字清掃が本日予定されておりました。残念ながらあいにくの天気のために作業そのものは中止になりましたが,PTAの皆様が昼食に豚汁を振る舞ってくださいます。これも,「ふっぎゃまぼっけもん会」の皆さんのご協力で行われるものです。4日間の学年末考査の疲れを生徒たちが癒やしてくれればいいと思われます。川村先生は朝早くから仕込みを始めておられましたが,午前9時頃保護者の皆様がお集まりになり,本格的に調理がスタートしました。PTA顧問ではありますが,卒業生の保護者の田平義人さんもお手伝いに来られています。また,佳例川公民館の井料館長もご夫婦で参加していただきました。井料館長には,ゴボウや大根などの野菜も大量に提供していただきました。なお,3年商業科の下舞さんにはお味噌をいただきました。田平さん,井料館長,奥様,そして下舞さん,ありがとうございました。3年商業科の山下恵実さん(舞鶴中出身)と山下夏南恵さん(隼人中出身)も手伝いに来てくれています。2人の山下さん,どうもありがとう。

    P1070899P1070897

     教室では,1,2年各クラス,学年末考査の最終日の戦いに必死に取り組んでいます。

    P1070901P1070900

    P1070903P1070902

     11:00には,豚汁が完成し,ご飯も炊きあがりました。学年末考査の戦いが終わり,各クラスの生徒代表が食物実習室に豚汁とご飯を受け取りにやって来ます。「ふっぎゃまぼっけもん会」の皆さんもその頃にはお越しいただいております。川畑理事長始めお馴染みの皆さんです。

    P1070906P1070917

     食事中の教室を覗いてみました。どの教室もわいわい言いながら,みんなおいしそうに食べています。お替わりした人が何人もいて,用意された豚汁とご飯を全部平らげたクラスが続出したようです。(^o^)

    P1070914P1070912

    P1070916P1070915

     先生方も今日は全員食物実習室で仲良く(?)お食事です。先生方の中にも,お替わりされた方がおられたようです。あの人です・・・。お手伝いいただいた保護者の方々は,3年商業科八木かつみさん,花森小百合さん,2年普通科山口敏夫さん,鈴木和弘さん、德留直美さん,2年商業科橋口恵さんでした。豚汁,大変おいしかったです。ありがとうございました。(^_-)

    P1070911P1070918

     昼食の後,体育館で「ぼっけもん会」の川畑理事長から惣陣が丘やユウスゲやミヤマキリシマなどの希少植物にまつわることなどのお話がありました。地域に支えられている学校,地域を元気にしていくことの意義を生徒たちは噛みしめていました。川畑理事長,そしてぼっけもん会の皆さん,本日は大変ありがとうございました。

    P1070922P1070925

2018年2月15日

  • 2018年02月15日(木)

    2月15日(木)学年末考査3日目

     2月15日(木)学年末考査3日目の朝は雨です。本降りではありませんが,7時前頃からしとしとと降り続いています。お陰で気温の方は,10度近くまで上がっています。今朝の南日本新聞を開くと,先日10日(土)に九州自動車道桜島サービスエリア下り線におきまして,蒲生高校,霧島高校,福山高校3校で行ったおもてなしボランティアの記事が出ています。写真には土産物品を販売する2年商業科遠矢七夕さん(国分南中出身)と1年商業科花森楓さん(牧之原中出身)がしっかり出ています。ジャスミン・ティー(シナモン・ティー?)の試飲の様子でしょうか。店舗の外では,2年普通科の斧駿介君(国分南中出身)がパンフレットの配布と西郷さんのパネルを用いた記念写真撮影のお手伝いを,同じく2年普通科の唐鎌崇寬君(輝北中出身)がたこ焼きとさつま汁(豚汁?)の販売を行っていました。記事の方,ご覧ください。2月15日(木)南日本新聞(「西郷どん」PR高校生が手伝い)[PDF:302KB]

    P1070888

     学年末考査の方は,3日目も無事に行われました。1年生も2年生も,普通科も商業科も,それぞれ存分に力を発揮してくれたであろうと思われます。明日の最終日の考査に向けて,放課後教室に残り,勉強をしている人たちがいます。特に,苦手教科については,先生方も側について指導されています。1学期,2学期の成績と合わせて,この考査をもとに年間の成績が出される訳ですから,生徒は全員必死です。明日実施予定の惣陣が丘花文字清掃作業は雨のため中止になりました。でも,PTAの保護者の皆様を中心とした豚汁作りは行われます。そして,ぼっけもん会の講話も行われる予定です。とりあえず,学年末考査最終日を全力で乗り切りましょう。

     

2018年2月14日

  • 2018年02月14日(水)

    2月14日(水)学年末考査2日目,そして3年生登校日・・・

    P1030160

     2月14日(水)幾分冷え込みはありますが,昨日の雪がうそのように爽やかな朝を迎えています。学校に到着して南日本新聞を開くと,福山町佳例川地区の大臣賞の記事が大きく出ていました。はやま祭りや飯冨神社お田植え祭など,佳例川自治会と深く関わってきた福山高校としても,慶賀の至りです。佳例川地区の方々が,村おこし,地域活性化のために並々ならぬ努力をされていることは,十分に承知しているつもりですので,大臣賞受賞そのものはさもありなんという思いがあります。特に,驚くべきことではないのかも知れません。しかしながら,こうして佳例川自治会の皆さんのご努力が公に評価されたということは,大変喜ばしいことです。佳例川自治公民館の皆様,井料館長,おめでとうございます。

     学年末考査2日目,今日は好天に恵まれ,無事に行われています。そして,今日はまた3年生の登校日です。3年生は体育館に集合して,1時間目は卒業式の,2時間目は合唱の練習が行われています。合唱の方は,全員ステージに上がり,校長先生が陣頭指揮を執られています。ステージから聞こえてくる3年生の歌声はまだ幾分声量に乏しい面はありますが,十分に美しいと感じられます。でも,校長先生の目標とされるところは,その程度のレベルではありません。何度も何度も発声,そして音程を細かくチェックされます。卒業式本番での3年生の歌声が楽しみです。(^o^)

    P1070883P1070886

2018年2月13日

  • 2018年02月13日(火)

    2月13日(火)君の名は 飲みすぎわすれる 悪いクセ・・・,そして再び雪の福山高校

    P1070873

     2月13日(火)久しぶりの雪の朝を迎えました。1か月ぶりでしょうか。「君の名は 飲みすぎわすれる 悪いクセ」・・・。今週の福山高校職員の週間目標です。相手の名前が分からなくなるほど飲み過ぎて,馬鹿な真似をするなよという戒めの言葉です。少々軽いタッチの目標になってしまいました。福山高校にそれほど酒癖が悪い職員がいるわけではありません。お酒の会は大好きな職員が多いようですが,概ね品行方正で真面目な人たちです。それでも,常に襟を正して,間違いを犯してはならないという気持ちが込められています。「君の名は 飲みすぎわすれる 悪いクセ」今週はこの言葉を胸に,24時間福山高校職員としての自覚のある行動をしてまいります。

    P1070875

     今朝は国道で交通事故があったために,生徒が利用するバスの到着が大幅に遅れ,始業時間を1時間遅らせ,9:30開始となりました。学年末考査1日目でしたが,1時間目の試験は2年商業科の財務会計のみで,他は自習となっていました。2年商業科の財務会計の学年末考査は来週へ回し,2時間目から予定通りの校時で進めることにいたしました。ご覧のように見事な雪化粧でしたが,昼過ぎには溶けてほとんどなくなってしまいました。人騒がせな雪ですが,なくなると惜しいような気もします・・・。(-_-)

    P1070878P1070881

2018年2月12日

  • 2018年02月12日(月)

    2月12日(月)振替休日・・・

     2月12日(月)は振替休日ということです。お陰で3連休になりました。今日は,奴隷解放で有名なリンカーンの誕生日なのだそうですが,面白いことに奴隷解放に反対した南部の州では今でも祝日になっていないそうです。アメリカの歴代の大統領の中で一番人気のある方だそうですけど・・・。

     『老犬コロの繰り言その77』です。老犬が,散歩からの帰りに家の入口の坂道を上るとき,突然後ろ足を落として妙な歩き方を始めました。ついに来たか,いよいよ老犬の脚が完全に壊れてしまったのかと不安が頭を過(よ)ぎりましたが,何のことはない,老犬の歩いた後にはウンチが転がっていました。歩きながらウンチをする,いや最早歩かなければウンチができないと言ってもいいのかも知れません。老犬のウンチをふんキャッチャーに収めていると,老犬は何事もなかったかのようにとぼとぼと坂道を歩いて行きます,老犬なりの普通の日頃の歩き方で・・・。

     
    老犬コロの繰り言その77
    PAP_0229

     2月12日は旦那にとって大切な人の誕生日だそうじゃ。もちろん大切な人というのはリンカーンのことではない。旦那は高校卒業後大学浪人をしている時最初は6歳年上の兄の所に転がり込んだのじゃ。ところが,12月25日のクリスマスの夜,突然お兄さんに呼ばれて西宮の甲陽園を訪れたのが運命の人との出会いの始まりじゃった。垣内春さん,80歳の家がそこにはあった。その家に下宿していたお兄さんの友人が広島に帰ることになり,春さんは大きな家に一人で住むことになった。そこで,大学が決まる3月までは家賃ただでいいから,旦那にその家に来てほしいと言うのじゃ。用心棒ということじゃろうか・・・。垣内春さんは,お茶の水女子大学卒の才媛で,カトリック教徒であった。見た目はしわくちゃ(失礼・・・)の田舎のお婆ちゃんといった風情なのじゃが,並みの高齢のご婦人ではなかった。毎週神父さんが説教に訪れお祈りの会が開かれ,俳句の先生がやはりその家を毎週訪れ俳句の会を催していた。旦那が春さんと初めて顔を合わした時,春さんは「煮物お好きですか?」と聞いてきたそうじゃ。思わず旦那は「大好きです。」と答えてしもうた。これが運の尽きじゃった。春さんが出してくれた煮物にはニンジンしか入っていなかった。大好きだと言った手前,初対面でもあったので,嫌いなニンジンを旦那は我慢して大量に食べたのじゃ。旦那にとって,煮物とは大根とか里芋,厚揚げ,そしてせいぜいコンブ巻きまでであった。巨大なニンジンなどというものは,旦那の宗派(?)にはなかったそうじゃ。この後,旦那は垣内さんの所に4年3か月お世話になることになるのじゃが,ずっとニンジン好きで通ってしまったんじゃ。春さんは素直でおとなしい旦那を大変気に入ったのじゃ。翌日から旦那は春さんの用心棒となり,そこから大阪の予備校に通い始めたのじゃ。

     垣内春さん。1900年生まれということを聞いて,旦那はニーチェの亡くなった年だ,ぎりぎり19世紀ということになるから,19世紀の生き残りじゃと思ったらしい。春さんは旦那を2階の広い部屋にただで住まわせ,テレビや炬燵の置いてある1階の居間も自由に使わせてくれたそうじゃ。3月旦那が京都の私立大学に合格すると,是非その家から通って欲しいと懇願されたそうじゃ。乗り換えを考慮すると片道2時間か・・・。旦那も半分そのつもりでいたところ,3月下旬晴れて神戸の大学への進学が決まると,春さんは大喜びしてくれたそうじゃ。神戸は西宮甲陽園からだと電車で乗り換えを含めて30分弱,さらにバスに乗り換えて10分程度,徒歩でも30分じゃから十分に通学圏内だったのじゃ。そこから,旦那と春さんとの壮絶な家賃闘争が始まるのじゃ。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年2月11日

  • 2018年02月11日(日)

    2月11日(日)建国記念の日・・・

     2月11日(日)建国記念の日です。神話の登場人物であり古事記や日本書紀で初代天皇とされる神武天皇の即位日なんだそうです。・・・。戦前は紀元節と呼ばれ,昭和15年には「紀元は2600年」という歌が盛んに歌われたと亡き母から聞いたことがあります。皇紀2600年を祝うために,日本政府は海外の何人かの作曲家にも作品の提供を依頼しています。R(リヒャルト).シュトラウスやイベールなど今日でも著名な作曲家たちですが,イギリスのベンジャミン・ブリテンは,この人も20世紀イギリスを代表する大作曲家ですが,シンフォニア・ダ・レクイエムという作品を贈っています。ところが,お祝いの作品に「鎮魂曲」とはけしからんなどいろいろあって,結果的に日本政府は第二次世界大戦に突入したこともあり受け取ってはいません。皇紀2600年奉祝曲の中では,皮肉にも,このシンフォニア・ダ・レクイエムが今日では一番知られている作品となっています。CDもいくつか出ていて,また時折日本のオーケストラも演奏しており,名曲と言っていいと思います。「青少年のための管弦楽入門」が圧倒的に有名なブリテンですけど,「ピーター・グライムズ」など数々の優れた歌劇も残しており,間違いなく音楽史に名を残す大作曲家の一人です。

     建国の日というのは,それぞれの国にあるのでしょうが,アメリカなどのように分かりやすい明確な国もあれば,日本のように歴史のある国は神話の世界になってしまうのでしょうね。アメリカのように,国民が盛大に祝う日になっていないのは仕方ないのかも知れません。それなりに面白いとは思いますけど・・・。

     『老犬コロの繰り言その76』です。3連休なので,朝夕2回ずつ合計6回散歩に行くことになります。昨日の朝は3校交流会の関係で行けなかったので,正確には5回ですね。短くはなったと言っても,1回に1キロ以上は歩きます。老犬にとっては結構な運動になっていると思います。時々桜公園まで歩くようになりましたし・・・。週末だけの散歩で老犬にとってはちょうどいいペースなのかも知れません。

     
    老犬コロの繰り言その76
    PAP_0219

     平昌オリンピックというのが始まっているそうじゃ。年が明けて,北朝鮮と韓国が歩み寄り,合同チームを出すという話を聞いたが,仲良くするということ自体はいいことじゃ。政治的な思わく含みでなければいいんじゃがのお。じゃが,一方で数週間前にスウェーデンが再び徴兵制を復活させて軍備を増強するという記事が新聞に出ておったようじゃ。ロシアの動きを警戒してのことらしいが,21世紀に入り20年近く経とうとしているのに,人間の世界は相変わらず進歩がないのお。北朝鮮問題にしてもまだまだ予断を許さない状況じゃろ。沖縄では米軍のヘリコプターが相変わらず面倒を起こしているそうじゃないか。これだけ同じ過ちを繰り返すというのは,やはり構造的な問題があるんじゃろ。地球は人間が支配しているように見えるが,地球を滅ぼすのも多分人間じゃな。わしらにとってはいい迷惑じゃ。人と人が傷つけ合ったり,争ったりすることがないように,平和に暮らしていくということはできんのじゃろうか。わしら犬類よりは人類の方がずっと賢いはずなんじゃが,やはり多くの知識は持っていても高い知性には欠けるということなんじゃろうな。人と人との暴力的な争いをやめるためにスポーツが生まれ,国と国との争い事もやめましょうということで,オリンピックが誕生したんじゃろ。異なる人間同士,そして民族同士がお互いにお互いの異なるところを理解し合うことが大切なんじゃ。動物の中にも雄鶏とか猪みたいに見境なしに攻撃してくる奴もおるからのお。じゃが,いくら人間でも雄鶏や猪よりは賢いじゃろ。戦争反対!No more 争い事!じゃ。

     尤も,小説や音楽の世界では,いろいろトラブルがないとつまらなくなるようじゃ。火曜サスペンス・ドラマも「相棒」もますます真実味に欠けることになるじゃろ。いろいろややこしいことが起こるのが世の中の真実ということじゃ。ややこしいことが起こるから,世の中は面白いのじゃ。ある程度日常レベルではそれでいいんじゃろ。じゃが,わしの身の周りにはそんなややこしいものは要らないぞ。わしは傍観者に徹するのじゃ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年2月10日

  • 2018年02月10日(土)

    2月10日(土)3校交流会・・・

     2月10日(土)は簿記の日なんだそうです。1873年明治6年のこの日,福沢諭吉がアメリカから持ち帰った本を訳した「帳合之法」が発行された日ということです。簿記の苦手な人は,1万円札を睨んで,「諭吉の奴,余計なことをしやがって!」などと恨み節を並べるのでしょうか。まさか,そんな訳はありませんね。簿記という考え方が生まれたお陰で,会計処理が実に円滑に進められるようになっているはずです。商業には簿記は不可欠ですからね。先週まで3週続いた全商検定を終えて,今日は,秘書技能検定というのが福山高校商業科では行われています。いろいろありますね。頑張れ!福山高校商業科!(^o^)

     また,高校2年生対象のセンター試験早期対策模試・2月という模擬試験を2年生の有志が本日受けています。明日まで本番のセンター試験を模した受験となります。高い志を持って臨んでいます。こちらも夢実現に向けて頑張って欲しいものです。(^^)/

    P1070821

     さて,いよいよ蒲生高校,霧島高校との3校交流会がスタートします。今日は,九州自動車道の桜島サービスエリア上り線で鹿児島を訪れた県外客を中心に3校によるおもてなし活動を行っています。明治維新150周年を記念して,そしてNHK大河ドラマも始まったこともあり,鹿児島を大きくPRしていこうという作戦です。西日本高速道路からの依頼です。福山高校の今回の参加者は,生徒会副会長の遠矢七夕さん(国分南中出身),同じく副会長の1年商業科花森楓さん(牧之原中出身),書記の2年普通科斧駿介君(国分南中出身),同じく書記の2年普通科唐鎌崇寬君(輝北中出身)の4名です。遠矢さんと花森さんは土産物品の販売を,斧君はパンフレットの配布と記念写真撮影のお手伝いを,唐鎌君はたこ焼きやさつま汁の販売を行いました。10:30今回もFMきりしまの電話インタビューがありました。今回の催しの内容等,3校交流の内容等,遠矢さんが明るく爽やかに応じていました。サービスエリアの店舗の前には,各高校や霧島市,姶良市等の幟旗がはためいています。あいにくの雨になったために,客足が心配されましたが,思いの外多くの人々がサービスエリアを利用されていました。

    P1070829P1070849

     昼食は,西日本高速道路からカレーライスが振る舞われました。幾分辛めの本格的なカレーライスに遠矢さんと花森さんは少々手こずっていました。唐鎌君は霧島高校,蒲生高校の生徒ともすっかり仲良くなり,一緒に昼食を食べています。そこに校長先生もご一緒されました。法被と幟は校長先生がわざわざ学校へ取りに行ってくださったものです。

    P1070844P1070852

     4人とも最初は幾分緊張気味でしたが,少しずつ自然に旅行客の皆さんに声が掛けられるようになりました。販売担当の商業科の遠矢さん,花森さんは特に品物を買っていただくことの難しさを知り,貴重な経験ができたと思われます。西郷どんの記念写真撮影をしているのは,斧君,遠矢さん,花森さんの3人です。斧君は西郷さんの格好をしています。パネルから顔を出しているのは,西郷さんの方が花森さん,つんの方がちょっと低い体制が辛そうですが遠矢さんです。

    P1070851P1070866

    P1070857P1070863

     午後2時を過ぎた頃,姶良市のゆるキャラ「クスミン」(大楠のお化け?)がやって来ました。最後に一緒に記念写真を写しました。姶良市が「クスミン」なら福山には「カラカマン」がいるぞと唐鎌君をけしかけたのですが,照れ屋の唐鎌君はただ苦笑するだけでした。唐鎌君なら着ぐるみなしでもいけたんだけどな・・・。立ちっ放しの業務が多く,4人とも少々お疲れ気味ではありましたが,まずまずのいい交流会になったと思います。蒲生高校,霧島高校,福山高校3校は今後交流を深めて,各高校のさらなる活性化を図って参ります。

    P1070867

     『老犬コロの繰り言その75』です。老犬は自分の体力を考えているのでしょうか。この数か月,散歩のコースを以前のコースとは変更しています。先日久しぶりに桜公園にたどり着き,再び桜公園を目的地に定めているように見受けられます。基本的なコースは以前より短くなっているようですが・・・。老犬の中にも無理をせずに距離を短くしようという考えが働いているのかも知れません。散歩のコースはお墓に向かう時を除けば,全て老犬が決定しています。

     
    老犬コロの繰り言その75
    PAP_0190

     どうやら「吾輩は猫である」に登場する名もなき猫も,こと運動神経に関してはわしと大して変わらないみたいじゃ。わしと同様にカラスに馬鹿にされる場面が出てくるのじゃ。蟷螂(かまきり)や蝉を相手にして喜んでおるぐらいじゃから,所詮大した猫ではない。じゃが,頭脳の方は,若干悔しいところじゃが,わしよりはちと優れているようじゃ。これはやはり飼い主のレベルの差と言うべきじゃろう。名もなき猫の飼い主である苦沙弥(くしゃみ)先生も英語の教師のようであるが,この人自体はうちの旦那と大して変わらない,余り大人物とは言えない人じゃ。行動に覇気も見られなければ,知性も感じられない。じゃが,苦沙弥先生を取り巻く人物たちには,いろいろ面白い人が出てくる。大学の先生らしき人物や大物の実業家も登場してくるのじゃ。それぞれ滑稽には描かれておるが,お陰で猫の知識たるや物凄いものがある。わしは,つまらない旦那からしか情報は得られないからのお。猫の奴はいろいろな所に脚を延ばして情報を仕入れることもある。時には,他所の家に忍び込んで偵察しておる。とてもわしにはそのような芸当はできん。猫の方が,身軽じゃからのお。おまけにわしは旦那と同じで小心者と来ておる。この年になって,何じゃが,やはり人生(犬生?)は積極的に前向きに生きていかないといけなかったんじゃ。名もなき猫はまだ2歳にもなっておらんじゃないか。ま,じゃけど,生き方は人(犬?)それぞれじゃ。わしの人生(犬生?)もいろいろあったが,そんなに悪い人生(犬生?)じゃなかったんじゃないかのお。いや,わしの人生(犬生?)はまだまだこれからじゃ。体力の方は今一じゃから,無理をしない程度に余生を存分に楽しんでいくぞ!余生ってことはないか・・・。幸い食欲の方は全くの衰え知らずじゃからのお・・・。

     わしが桜公園までなかなか歩けなくなっておるものじゃから,旦那の「吾輩は猫である」は遅遅として進まないようじゃ。尤も,旦那は一つのことに対する集中力がかなり衰えておるから,1冊本を読むのに時には数か月かかるんじゃ。テレビのスポーツ中継や映画でさえも,10分程度しか見ておられなくなっておるようじゃから,話にならないのじゃ。じゃのに,1時間を越える音楽は大いに楽しんでおるから不思議じゃ。ワーグナーの楽劇などは軽く3時間を越えるものまであるのじゃ。多分旦那はただぼーっとしておるだけなんじゃろ。所詮うちの旦那はその程度のもんじゃ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年2月9日

  • 2018年02月09日(金)

    2月9日(金)漢字検定

    P1070812

     2月9日(金)比較的暖かい朝を迎えました。昼頃になると,中庭には陽が差して,雀たちも楽しげに歌っています。昨日までの寒波が嘘のような暖かさです。放課後,1年生がプログラミング室及び選択教室2に集まって来ました。漢字検定が行われるのです。今年度3回目の漢字検定は,1年生が対象ということです。中には,2級,準2級にチャレンジしている生徒もいます。高校3年間で準1級,あわよくば1級まで取れれば素晴らしいと思われます。1年生,頑張れ!(^^)/

     明日10日(土)蒲生高校,霧島高校と3校合同で九州自動車道桜島サービスエリア下り線におきまして,高速道路利用客の皆さんにおもてなしボランティアを行うという話は昨日いたしましたが,FMきりしまによる福山高校,霧島高校への電話によるインタビューがあります。時刻は10:30頃です。前回1月25日の修学旅行時の電話インタビューと同様です。FMきりしま76.9MHzを是非お聴きください。

2018年2月8日

  • 2018年02月08日(木)

    2月8日(木)学校評価アンケート集計結果発表,そして桜島サービスエリア下り線での3校交流ボランティア

     2月8日(木)1月に福山高校の生徒,保護者,職員に対して行った福山高校学校評価の集計結果を発表いたします。例年との比較もできるように,データを載せてありますが,全体的には例年とほぼ同じような評価と考えていいと思われます。保護者の皆様には,福山高校の教育活動については概ね好評価をいただいていると思われます。ただし,全て4段階による評価ですが,中には1または2という厳しい評価を下された方も一部にはおられることを見落としてはなりません。今回の集計データからは読み取ることができない部分ですが,我々は厳しいご意見もしっかり肝に銘じて,より良い教育活動を目指していきたいと考えております。保護者の皆様には,来年度5月のPTA総会で再度簡単にご説明申し上げます。H29 学校評価アンケート(ブログ)[PDF:225KB]

    segodon-ibent711[1]

     10日(土)10:00から16:00まで,九州自動車道桜島サービスエリア下り線におきまして,蒲生高校,霧島高校と合同で高速道路利用客の皆さんに西郷どんイベントおもてなしボランティアを行います。観光パンフレットやお茶やお菓子のおもてなし等を行いますので,鹿児島方面へのご移動の予定のある方は是非お立ち寄りください。上のポスターは西日本高速道路のホームページにあるものですが,福山高校の地域貢献活動の一環として佳例川飯冨神社におけるお田植え祭の際の写真も出ています。少し,小さいですが,お探しください。segodon-ibent711[1][JPG:610KB]

2018年2月7日

  • 2018年02月07日(水)

    2月7日(水)3年生登校日・・・

    P1070807

     2月7日(水)今週ずっと氷点下の朝が続いています。こう何日も続くと,慣れっこになったような気分です。今日は,3年生の登校日ということで,1週間ぶりに3年生が登校して来ました。1時間目は卒業式の練習です。卒業証書授与から,校長式辞や来賓祝辞の際の礼の仕方まで卒業式での動きを一通り練習します。最初はなかなか礼のタイミングが合いませんが,少しずつ心を一つにして上手になっていきます。2時間目は,清掃です。自分たちがお世話になった学び舎をきれいにしていきます。飛ぶ鳥後を濁さず。教室にはワックス掛けまでして,靴箱もゴミ一つ残さないように一つ一つ心のこもった清掃を行います。3時間目は卒業式の合唱の練習です。校長先生は出張のため不在ですが,うまく練習できたのでしょうか。(^_^;)

    P1070808P1070810

    P1070811

     放課後になり,16:00よりPTAの臨時理事会が開かれました。地区PTAの見直しなどPTA組織の改編が主な議題です。花文字清掃豚汁づくりのお手伝いや文化祭PTAバザーの会計報告,PTAの年間行事の確認等の説明もありました。PTA組織改革案については来年度5月のPTA総会で審議される予定です。理事の皆さん,本日はご出席ありがとうございました。

     

2018年2月6日

  • 2018年02月06日(火)

    2月6日(火)寒い朝・・・

    P1070802

     2月6日(火)今日も氷点下の朝を迎えました。この冬初めて手袋をして歩きました。家人がして行けと言って譲らないからです。ネックウォーマーもして行けと言います。さすがにそれでは切りがないからと言って断固拒絶いたしました。家人の言うことを聞いていたら,そのうち全身着ぐるみを着て歩かなければならなくなりそうです。それにしても,昨日今日の寒さは半世紀以上生きてきて,一番の寒さかも知れません。と言うと,家人にはそこまではないと軽く一蹴されました。とは言いながら,元々寒いのはそれほど嫌いではないので,寒風を噛みしめながら学校まで数百メートルいつものように歩いて行きました。湿度が低いからでしょう。アスファルトも凍結している様子はありません。首元もそれほど寒くはありません。きっぱりと冬が来た・・・。身が引き締まる思いを胸に一日が始まりました。

     今朝も登校指導が行われています。余りの寒さに頭がおかしくなっているのでしょうか。ちょっと浮かれています・・・。生徒たちの登校が遅れているので,仕方なしにシャッターを切りました・・・。(^_^;)

2018年2月5日

  • 2018年02月05日(月)

    2月5日(月)セクハラも パワハラもしない ふとっパラ,そして理科公開授業・・・

    P1070797

     2月5日(月)今日もまた氷点下の朝を迎えました。湿度が低いせいか,路面の凍結はさほど見られません。立春を過ぎたのですが,もうしばらくこのような日が時折やって来るのでしょう。今週の福山高校職員の週間目標は,「セクハラも パワハラもしない ふとっパラ」です。単なる語呂合わせか,言葉の遊びのように聞こえますが,職場にセクハラもパワハラも許さないぞ,という決意の表れです。最後の「ふとっパラ」もただの弾みではなく,人の過ちを過剰に非難しない寛容の精神も持とうということです。今日の社会ではよく言われるように,世の中全体が正しくあろうとし過ぎる余り,ちょっとした過ちに対して余りにも偏狭な追求が行われ,実に住みにくい世の中になってきています。正しくあるということは間違いなくいいことです。しかしながら,人は常に正しくあるということは不可能なのです。過ちを犯すのも人間です。ただし,犯してはいけない過ちももちろん存在します。そのような過ちに対しては,断固たる態度を取るべきでしょう。その辺りの匙加減が知性というものなのでしょう。向上心を忘れない,それでいて風通しのいい職場環境を福山高校は目指していきます。「セクハラも パワハラもしない ふとっパラ」今週はこの言葉を胸に福山高校全職員は誠実な仕事をしてまいります。

    P1070801

     本日1時間目理科の中島先生の公開授業が行われました。2年普通科の教室で,生物の授業です。テーマはホルモンの分泌のようですが,初めて聞く言葉が,しかもかなり難しい言葉がたくさん出て来て,生徒たちにとっては少々理解するのが難しいところです。ホルモンとは何なのか,という基本的なところから復習されます。体内の特定の器官において合成・分泌される生理活性物質というもののようですが,門外漢にはよく分かりません。中島先生は淡々とした独特の語り口で,分かりやすく丁寧に説明されます。思いの外生徒たちは,しっかりと先生の説明に付いていっているようです。板書の際に,甲状腺の下に thyroid gland と英語でも書かれます。 日本語の表記を理解するのに苦労している帰国子女の生徒のためです。難しい漢字には仮名も振られます。生徒たち全員に発表する機会も与えられます。一人一人の生徒を大切にする福山高校の教育がここでも息づいています。

2018年2月4日

  • 2018年02月04日(日)

    2月4日(日)全商商業経済検定・・・

    P1070796

     2月4日(日)全商商業経済検定の日です。言わずと知れた立春です。暦の上では春になりました。ところが,今朝の牧之原は氷点下です。車の中の温度計は,もちろん外気なのでしょうが,-2度を表示しています。1月後半から幾分気温が高めで過ごしやすい春の日を思わせるような日があるかと思えば,極端に気温が下がり真冬に逆戻りして氷点下の朝を迎えることもおります。このまま簡単には本物の春到来とはならないようです。三寒四温を繰り返すうちに,いつの間にか春の日を迎えることになるのでしょう。商業経済検定は,1年生を中心としたビジネス基礎の試験が9時から始まりました。この後,3年生の一部を加えて,マーケティング,経済活動と法,ビジネス経済A,ビジネス経済Bと午後遅くまで続きます。2年生,3年生の中には,マーケティング以下2級レベルの科目を2つ以上取得して,1級の資格を得ようと頑張っている人もいます。いずれは,1年生もそれに続いてくれるのだろうと思います。頑張れ,福山高校商業科!(^^)/

     『老犬コロの繰り言その74』です。日中は暖かい日が続き,老犬の体調もまずまずのようです。昨日は,結局朝夕2回とも,桜公園まで歩きました。朝は行きは単独でしたけど・・・。おかしなスキップを踏みながら,今日も勇んで駆けていきます。

     
    老犬コロの繰り言その74
    PAP_0194

     この日は1月1日だったんじゃろうか。いや,多分3日か4日か頃だったんじゃろう。親父さんが5歳くらいの旦那を初詣に連れて行ったのじゃ。もちろん,親父さんが旦那をどこか遊びに連れて行くなどということは,後にも先にもこれ1回きりじゃ。吾平山稜に着くと,さらに恐るべき,いや驚くべき事が起きたんじゃ。吾平山稜は元日に比べると人出は少なかったようじゃが,まだたくさんの出店が出ておった。旦那はどうせ何も買ってくれないんだろうなと思って,親父さんの後ろを付いて歩いたんじゃ。回転焼きやたこ焼きなどおいしそうな店がたくさん並んでおり,旦那は親父さんの後ろで見とれておった。やがて,たくさんのお面がぶら下がっている店の前を通り掛かった。お面が茣蓙みたいなものを立てたやつにたくさん引っかけてあったのじゃ。旦那の脚が止まった。旦那の目に止まったのはウルトラマンのお面じゃった。旦那の様子に気付いた親父さんが振り返った。親父さんが思いがけず「欲しとか(欲しいのか)?」と聞いてきた。旦那は一瞬躊躇ったが,駄目元で頷いた。親父さんが値段を聞くと,500円という答えが返ってきた。旦那は駄目だと思った。500円というのは今でもそうだが,当時においてはさらに大変な高額である。幼い子どもが10円貰えば嬉しい時代であった。親父さんは,「ほほー。500円か・・・。」と苦笑いを浮かべ,再度「欲しとか。」と聞いてきた。すっかり諦めてはいたが,旦那はとりあえず頷いた。次の瞬間何と親父さんが財布を開き出した。旦那は思いがけない光景に鳩が豆鉄砲食ったような顔をして立ち尽くしていた。買ってくれたのじゃ!旦那はウルトラマンのお面を買って貰った嬉しさよりも驚きの方が大きかったようじゃ。吾平山稜にお参りした後,どうしたのかその後のことは全く記憶はないようじゃ。

     親父さんが旦那に直接何かを買ってあげたのは,もちろんこれ1回きりである。たった一度のご褒美。何故,この時だけ親父さんが旦那をバイクに乗せて吾平山稜まで連れて行き,500円もするお面を買ってくれたのか,旦那には未だに分からないんだそうじゃ。親父さんは実直そのものの人で,気紛れを起こすような人ではなかったそうじゃが・・・。じゃが1回きりであるが故に,いや1回きりであるからこそ,旦那の脳裡には鮮明に残されておるということじゃろう。普段笑わない人が1度だけ笑えば,その印象たるや尋常ではないじゃろ。わしもいつか笑ってやりたいと思っておるのじゃが・・・。顔の筋肉が人間のようにだぶついてないからのお。引き締まったわしの顔には相好を崩す余裕などないのじゃ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年2月3日

  • 2018年02月03日(土)

    2月3日(土)節分・・・

     2月3日(土)は立春の前日で節分です。1年前のブログでも触れたように,本来は,立春,立夏,立秋,立冬の前日を全て節分と言うべきなのだそうですが,今日では専ら立春の前日のみを節分と言うようです。明日から冬に別れを告げて春の始まりと言うように季節を分ける日ということです,暦の上での話ですけど・・・。節分の豆撒きや恵方巻きなど,商魂逞しい,けれどもそれなりに楽しい風習があります。恵方巻きなどというものは,鹿児島ではかつてはなかったように思われますが,コンビニなどの影響で,最近はかなり浸透してきたようです。

    PAP_0258

     今朝6:40頃目が覚めた時,寝室の窓から見える外はまだ薄暗く感じられました。平日だととっくに出勤している時刻ではありましたが。まだ早すぎるなと思って,再び布団に潜り込むと,再び目が覚めたのは1時間後の7:40でした。しまった。老犬は昨夜私が牧之原から帰って来ているのを知っています。急いで,玄関を開けて庭へ出ると,案の定老犬は待ちくたびれた様子で,居間のガラス戸の内側の障子を窺っています。耳が聞こえないので,老犬の後方の玄関が開いたのには気が付いていないようです。こっそり近づき,このままでは歩きにくかろうと,老犬の緑のジャケットを脱がしてやると,老犬はこちらに「遅いよ!」と非難するような一瞥を送ったかと思うと,一声およそ犬とは思えないような歓声を上げ,すたこらさっさと家の敷地の外へ駆けていきます。すぐに引き返して来るのが,散歩前のセレモニーなのですが,老犬はいっこうに帰って来ません。文庫本をポケットに入れ,リードとふんキャッチャーに加えて,手袋を用意するのに手間取ってしまいました。冬の朝としてはごく標準的な気温で,さほど寒いとも思われなかったのですが,手袋が目に入ったのがいけなかったのです。老犬は5分ほど経っても姿を見せません。以前2回ほどそのまま1人(1匹)で散歩に行ってしまったことはあります。でも,大抵は引き返して来て,リードを付けてもらうと安心してまた駆け出すのがお決まりなのです。今日はなかなか帰って来ません。敷地と道路の境辺りまで歩いてみましたが,老犬の姿は見られません。すると,だんだん腹が立ってきました。勝手にしろ!そのうち帰って来るさ。家の中に入り,朝食を先に食べることにしました。10分ほどで朝食を済ましても,庭に老犬の姿はありません。仕方ないな。リードとふんキャッチャーを手に持ち,今度は手袋をせずに,老犬を追うことにしました。老犬は道路の真ん中付近を歩くこともあるので,車に轢かれているかも知れない,あるいはよろけた拍子に溝に転落しているかも知れない・・・。敷地から道路に出たところで,隣の老婦人に会いました。老婦人はちょうどバイクで出かけるところでしたが,いつもの犬が一緒にいないのに気が付いて,「犬はね?」と尋ねてこられます。「どこかへ行ってしまいました。」苦笑するしかありません。「ははは・・・。」と笑いながら老婦人はバイクを走らせ,カーブを曲がったところで,実際には聞こえなかったのですが,「おらんよ。」と言うようにこちらへかぶりを振られます。老犬は大抵決まったコースを歩くので,逆からたどることにしました。そのうち前方から老犬が姿を現すだろう。やがて比較的交通量の多い県道へ出てしまいました。さすがに老犬は1人(1匹)ではここまで来ないだろう。でも,先週久しぶりに2人(1人と1匹)で,この県道を歩き桜公園までたどり着いていたのです。ひょっとしたら・・・。すると,県道を前方からホンダのフィットらしき車がやって来ます。小学生の頃近所の友人の中に車が通過した直後に車種を言い当てる名人がいました。こちらは,バスと乗用車の区別ぐらいしかつかないので,それが合っていたのかどうかは定かではありませんが。それはともかく,「フィット」がこちらへ接近してきながら,次第に速度を落とし始めます。知り合いかなと思って目を凝らしますが,視力の悪い私には判別できません。「フィット」は完全に停車することなく通り過ぎて行きました。勘違いだったんだ・・・。ところが,その「フィット」が引き返して来て,今度は完全に停車します。「犬を探しちょらっと?(探しているのですか)」と50歳くらいの私と同じ年くらいの男性が聞いてこられます。一瞬嫌な予感がしました。「30分くらい前に,1匹の犬がびっこを引きながら向こうへ歩いて行きましたよ,首輪を付けて・・・。」老犬は生きている!桜公園だ!ありがとうございます。何度も頭を下げて,桜公園へ向かって,歩みを速めます。「フィット」も桜公園へ向かい,そこでUターンして私の傍を再び通過して行きました。ありがとうございます。そう言いながら何度も何度も頭を下げました。田舎のおじさん,おばさんの,どちらかと言うとおばさんのやり方です。老犬が無事であるということを知った安堵感もあり,一人おかしくなって笑ってしまいました。果たして老犬は桜公園の芝の上をとぼとぼと歩いていました。この野郎,心配させやがって!耳の聞こえない,そして私と同様いや私以上に目の悪い老犬は,近くまで行っても私に気が付きません。2メートルくらいまで接近してようやく「お前はどこへ行っていたんだ?」みたいな顔をして,こちらへ向かってきます。老犬のためにポケットに入れて来たササミ・ジャーキーみたいなおやつを手でちぎってあげました。老犬は2口食べると,桜公園の外へ速足で歩いていきます。老犬は元気です。間違いなく一頃より元気になっています。まだポケットには残っているんだけどな。そう思いながら,リードを手に持ち老犬の後に付いて行きます。老犬はいつもの道をいつものように当然のごとく歩いていきます。途中何回かポケットの中のおやつをちぎってあげると,まだ持ってたの?という顔をして喜んで食べます。老犬と歩いていると,森の方から鶯の声が聞こえてきます。もちろん老犬の耳には残念ながら届いていないでしょう。それにしても,明日の立春を前に勇み足でしょうか。まだまだ,春は名のみの風の寒さや,でしょう。鶯の鳴き声も,5月の頃の絶好調時に比べると,まだまだ仕上がり不足は否めません。これから少しずつ練習を積み重ねて,完全に春になったらあの美しい声を聞かせてくれるはずです。まだ試運転のつもりかも知れませんね。自宅に帰り着くと,老犬の朝食です。おやつは好きだけど,食事用のドッグフードの嫌いな老犬のために,ササミ・フレークか何かのふりかけを掛けてあげます。最初あれほど食い付きはよかったのに,最近そのふりかけにも飽きたのか,完食はしなくなりました。それで,昨晩牧之原からの帰りにスーパーで購入した豚肉か何かのおやつと食パンの耳をあげます。こちらは大好きです。人間の朝食のように,パンとお肉を交互にちぎりながらあげます。家人は言います。「コロが生きてて良かったね。もし死んでいたら昨日買ってきたドッグフードは全部あなたが食べないといけなかったのよ。」と。・・・。

     『老犬コロの繰り言その73』です。恵方巻きは,多分老犬も好きだろうと思われます。外側の海苔には多少抵抗はあるかも知れませんが,老犬のことですから構わず食ってしまうんじゃないでしょうか。家人は,恵方巻きを私と老犬で両端から囓れと言います。食べることになると,冷静さを失う老犬ですから,私の鼻もろとも囓ってしまうのではないでしょうか。いや,こちらから囓ってやろうか・・・。

     
    老犬コロの繰り言その73
    PAP_0201

     節分じゃと?全く人間と来たら,いろいろなことを考えつくのお。旦那の家族はおかしなことに,初詣には行かないくせに節分の豆撒きは真面目にやっておるようじゃ。子どもたちが巣立っていった今でも奥様を中心に豆撒きをしておるんじゃ。この家では,奥様が絶対権力を握っておるからのお。奥様が一人で玄関へ行き,豆を撒き始めるので,仕方なしに旦那も後をついて行くんじゃ。奥様が撒いた豆を旦那は健気にも拾うんじゃ。奥様は年の数だけ拾って食えと言う。ここまで来ると,旦那が不憫じゃ。56個!とても年の数だけ食えるものではないようじゃ。おかしな夫婦じゃ。まあ滑稽と言えば滑稽じゃ。わしに任せてくれれば,56個くらいすぐに食ってやるのじゃが・・・。何?わしの場合,14個じゃと?何をふざけたことを言うておるんじゃ。落ちた豆全部食ってやらあ!じゃから,庭にも投げてくれよ・・・。

     ところで,先日初詣の話をしたが,旦那には亡き親父さんとの忘れられない想い出があるようじゃ。旦那の親父さんという人は,若い頃は気が短く厳しい父親だったようじゃが,旦那は末っ子のせいか,余り怒られたことはないそうじゃ。旦那の記憶に残る親父さんは,今の旦那と性格はちと似てるかも分からんが,余り多くを語らずニコニコしている人じゃったらしい。旦那が中3になるまで,冬場は大阪や愛知などへ出稼ぎに行ったようじゃが,お土産のようなものは一切買って来ない人だったようじゃ。もちろん旦那はそれが当たり前じゃと思っとった。じゃから,旦那は親父さんには殆ど何も買って貰ったことはないし,どこかへ遊びに連れて行ってもらったこともなかったそうじゃ。ところが,たった1度だけ例外があったのじゃ。旦那がまだ前の家にいる頃,小学校に上がる前に,庭でいつものように地面に大きな絵を描いておる時じゃった。突然親父さんがやって来て,幼い旦那に対して親父さんのバイクの後ろに乗れと言ってきたらしいのじゃ。何回か親父さんの自動二輪のバイクの後ろには乗ったことはあったが,臆病な旦那はそれが怖くて仕方がなかったのじゃ。じゃが,珍しく親父さんから乗れと言ってきたので,どこへ連れて行くんだろうと思いながら,勇気を出してバイクの後ろに乗り,親父さんに必死でしがみついたのじゃ。何故かバイクは吾平山稜の方へ走って行った・・・。長くなってしもうた・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年2月2日

  • 2018年02月02日(金)

    2月2日(金)ヒロノブ・・・

    P1070790

     2月2日(金)朝から車の屋根やフロントガラスが凍り付き,ドアも開けないような状態になっています。気温は昨日に比べて,それほど低くなっている訳ではありませんが,アスファルトのあちらこちらに凍結も見られます。牧之原名物の霧も,それほど深くはありませんが,幻想的な彩りを添えています。昨日の雨と湿度が関係しているのでしょう。日が昇ると,幾分暖かくなってきたように思われます。10時を過ぎて,ふと職員室廊下の窓の外にいるヒロノブのことを思い出しました。随分長いこと忘れてしまっていたのです。12月の寒波の際にも一瞬見失ったことはありましたが,ヒロノブは窓の高い所に場所を移し,じっと堪えるように頑張っていたのです。でも,今朝確認すると,ヒロノブの姿はありません。蜘蛛の巣の残骸だけが虚しく軒下に下がっています。今度こそ,ヒロノブは,寒波に屈して息絶えてしまったか,冬鳥の餌食になったか,あるいはどこか暖かい,もっと餌に恵まれた所に移動したか,・・・ここから消えてしまったことだけは確かです。暖かくなったら,また帰ってくるのか,あるいは別のヒロノブがやって来るのか,・・・いずれにしてもヒロノブの安否が気になるところです。(-_-)

     「福山高校だより2月号」が出たようです。2年生の修学旅行や3年生卒業考査,1・2年進路ガイダンス,第4回ビブリオバトルなど,1月も盛りだくさんの出来事がありました。他にも,3年生のマナー教室や基礎力診断テスト分析研修会,3年生の卒業式の際の合唱練習など,紹介したい内容がまだまだあったのですが,誌面の都合でやむなく割愛されています。このブログでも紹介しておりますので,よろしかったらそちらをご覧ください。「福山高校だより2月号」は保護者や地域の皆さんには来週配付されることになると思われますが,一足早くご紹介いたします。平成30年2月号[PDF:1MB]

2018年2月1日

  • 2018年02月01日(木)

    2月1日(木)教育相談3日目・・・

    P1070786

     2月1日(木)いつの間にか2月に突入しました。2月の始まりは残念ながら雨です。お陰で寒さの方は多少は和らいだように思われます。3年生は自宅学習に入りました。いくらか校内が静かになったような気がします。1,2年生は放課後教育相談が行われています。応接室では,英語科の松山先生が2年商業科の教育相談をされています。少しだけ覗いたら,落合君が恥ずかしそうに顔を背けました。シャイなんです。松山先生は落合君とたっぷり話ができたと喜んでおられました。どちらが,相談者だったのでしょうか・・・。生徒たちはそれぞれ担任,副担任の先生方に最近感じていることや困っていることなどを相談しているようです。少しでも彼らの生活が改善されればいいと思います。

     進路指導だよりが出ました。CG通信1月号です。1月19日(金)に実施した進路ガイダンスの特集となっています。3年生による受験報告や推薦委員会の再現等についての1,2年生の感想がまとめられています。ご覧ください。CG通信1月号[PDF:552KB]

2018年1月31日

  • 2018年01月31日(水)

    1月31日(水)福山高校生徒会ブログNo.6・・・

     1月31日(水)放課後, 第6回生徒会ブログが届きました。2年生の修学旅行の思い出のようです。つい,この間先週のことですけど・・・。

    P1070747

    第6回福山高校生徒会ブログ

     私たち2年生は,先週修学旅行に行ってきました!!奈良、京都、大阪、兵庫(神戸)の4つの県へ旅立ちました。奈良と京都はお寺巡りが主で鹿に会ってきました!大阪はUSJ!!夢のような時間が過ごせました。兵庫は中華街と北野異人館へ行き、おしゃれな神戸の街を堪能しました(*´艸`)とてもいい思い出になりました。帰りの伊丹空港では雪が降ってきて飛行機が飛び立つのか心配でした(;´Д`)が・・・全員無事に帰ってくることができました。鹿児島も寒い!特に福山が・・・

    (執筆者名 2年普通科 中元 ひかる(牧之原中出身) 

          2年商業科 遠矢 七夕(国分南中出身))

  • 2018年01月31日(水)

    1月31日(水)3年生合唱練習,そしてマナー教室・・・

    P1070773

     1月31日(水)4時間目,3年生は全員音楽室に集合しています。今日は,3年生全員で卒業式の時の歌の練習が始まりました。もちろん,校長先生が指導に当たっておられます。「旅立ちの日に・・・」に入る前に,発声練習が行われます。さすがに体育祭の応援団とは訳が違いますので,ある程度しっかりとした歌唱が求められます。校長先生の意気込みに触発されて,生徒たちも真剣そのものです。本番ではきっと素敵な歌声が聞かれるはずです。5分ほど,練習を見ていましたが,ずっと発声練習のみでした。さすがです。おそらく,カメラマンが引き上げた後,「旅立ちの日に・・・」の練習が行われたのでしょう。次回の練習は来週の登校日になります。そうです。明日から2月です。2月は3年生全員が登校するのは週1回の登校日のみなのです。

    P1070779P1070778

    P1070777P1070780

    P1070784

     5時間目,3年生は視聴覚室でマナー教室が開かれています。ライセンス・アカデミーより講師の方においでいただきました。社会人としてのマナーがテーマでしたが,人は何のために働くのかというところから,生徒たちに問われていきます。働くということはどういうことなのか,社会人とはどういうことなのか,そして社会人にはどのような行動が求められるのか,それがマナーということでしょう。生徒たちは,高校での授業を全て終えて,それぞれ社会へ,または次の学校へ巣立っていきます。一人の人間として,しっかりとした心構えを持っていきたいものです。生徒たちは新鮮な情報に幾分戸惑いながらも真剣な眼差しで取り組んでいました。

     6時間目は,生徒指導,進路指導の方から自宅学習期間中の過ごし方について注意がなされました。明日からは,自動車学校に通う人たちもいますが,それぞれ新生活に向けて準備を進めていきます。

     

2018年1月30日

  • 2018年01月30日(火)

    1月30日(火)交通集会,基礎力診断テスト分析研修会,その他いろいろある日

    P1070761

     1月30日(火)昼食時間に単車通学生がプログラミング室に集まって来ました。月末に毎回行われる交通集会です。特に,冬場は道路が凍結して転倒したり,自動車のスリップによる貰い事故に遭ったり,とりわけ危険の多い季節です。実際今月に入ってから,大事には至りませんでしたが,雪の日に転倒した人が2人もいます。単車通学生11名は係の杉田先生の注意をよく聞いて,冬の日の危険性を肝に銘じていました。

    DSC_0342

     今日はまた,進路指導室で11年間進路関係の補助業務に携わって来られた佐々木ひとみさんの最後の勤務日ということです。進路指導室では,佐々木さんに感謝の気持ちを込めて感謝状が贈られたようです。11年間というのは,福山高校では最古参ということになります。福山高校の古き時代を知る人がまた一人福山高校を去られることになります。佐々木さん,11年間お疲れ様でした。そして,ありがとうございました。

    P1070764P1070771

    P1070766

     5時間目,3年生は視聴覚室でスーツの着こなし教室が行われています。昨日の消費者教育教室に続く社会に旅立つ前の準備です。株式会社フタタより講師の方をお迎えして,礼儀やマナーを教えていただいています。スクリーンには,Good Start と書いてあります。社会人としてのスタートを鮮やかに切ろうということでしょうか。商業科の永野優太君(隼人中出身)がモデルとしてでしょうか,教室の前方に立っています。生徒たちは,講師の先生方の説明に熱心に耳を傾けていました。

    P1070768

     6時間目,3年生は卒業式の際の合唱練習が始まりました。男子は選択教室に集合して,校長先生直々の指導が始まっています。「旅立ちの日に・・・」という歌だそうです。卒業式ではよく歌われる定番だそうですが,抒情的でやさしい旋律です。大勢で声を張り上げるのではなく,美しく心を込めて歌いたい歌です。一人一人がしっかり声を出すことも必要だと思われます。一部の人だけが下品に声を張り上げては台無しになりそうです。男子は,校長先生の指導の成果もあって,初めてにしては意外と声が出ていたように思います。女子は,ソプラノとアルトに分かれて,それぞれ自分たちで練習しています。本番でどのような歌声を聞かせるのか楽しみです。

    P1070769P1070770

    P1040546

     放課後15:30からは,基礎力診断テスト分析研修会が会議室で行われました。ベネッセコーポレーションより穐本峻也様がご来校され,福山高校全教職員を対象に,9日(火)に実施した1,2年生の基礎力診断テストを踏まえて,その分析や個別の生徒への指導法等についてご講話していただきました。大学入試改革や高校教育改革の動きに関することから始まり,3つの評価基準(測定指標)を示し,丁寧にご説明くださいました。GTZ(学習到達ゾーン),学習力,自我同一性という3つの測定指標は大変興味深く,3つを上手に駆使すれば,生徒個別の教育相談等でもすぐに活用できるように思われました。ポートフォリオの役割,使い方等に至るまで,随分遅くまで個別の教師の相談に応じてくださいました。穐本様,本日は大変勉強になりました。ありがとうございました。

    P1040545P1040547

     

2018年1月29日

  • 2018年01月29日(月)

    1月29日(月)いっとっまて はらがきーわったら 窓ん外どんながめやい,そして全校朝礼,3年生消費者教育教室・・・

    P1070750

     1月29日(月)また新しい週が始まりました。今週の福山高校職員の週間目標は,「いっとっまて はらがきーわったら 窓ん外どんながめやい」です。心はホットに,頭はクールに,それが福山高校のモットーです。生徒たちには熱い心を持って指導に当たりますが,頭の中は常に冷静です。いっとっまて はらがきーわったら 窓ん外どんながめやい。福山高校全職員は今週はこの言葉を胸に誠実な仕事をしてまいります。

     全校朝礼では,校長先生は,「寒仕込み」という言葉を紹介されます。味噌や日本酒は寒い冬場に仕込むのがおいしいとされています。暖かい夏場では,発酵が早めに進んでしまい,仕上がりは早いのですが,深い味わいに欠けるのだそうです。寒い冬の季節にじっくりと発酵して味わいを増していくのです。人間も同じようにこの寒い季節に心も身体もしっかりと鍛えておきたいものです。冬場の蓄えが,学業においても,スポーツにおいても,大きなものを言うのです。寒仕込み。この季節での鍛錬を怠ってはなりません,というお話でした。

     再び寒さがぶり返してきたものですから,福山高校では先週から試験的に教室の中にストーブを入れています。保健主任の岸尾先生から,今朝ストーブ使用上の注意の確認がありました。絶対にやけどをしてはならない,火事を起こすことがないように紙類の管理をしっかりする,などです。今日も外気の最高気温が5度を下回るために,ストーブの試用を行います。これも,「寒仕込み」のためか・・・。

    P1070752P1070755

     全校朝礼の最後は,校歌斉唱ですが,指揮はもちろん3年普通科森山佳苗さん(隼人中出身)です。3年生は2月から自宅学習に入るために,この日が最後の3つの学年が全員揃う全校朝礼となり,森山さんの校歌斉唱の指揮も最後となりました。森山さん,お疲れ様でした。そして,ありがとうございました。全校朝礼の後は,服装頭髪指導です。本来は,月初めに行うのですが,3年生が最後の全校朝礼になるために,この日行われたようです。

    P1070756P1070760

     2年生は先週修学旅行を終えて,今日の1時間目は全員視聴覚室に集合して,反省会と事後指導が行われました。修学旅行で勉強してきたことを振り返り,しっかりと整理する時間です。3年生は,午後から消費者教育教室が行われました。鹿児島県司法書士会霧島支部より司法書士の西迫正裕先生においでいただき,社会に出て行く3年生に消費者トラブル等について教えていただきました。一人の人間として知っておくべき基本的な法律知識も身につけ,賢い大人になってくれるものと期待されます。

2018年1月28日

  • 2018年01月28日(日)

    1月28日(日)全商簿記実務検定

      1月28日(日)朝9時から福山高校では全商簿記実務検定が行われています。全商検定は全国規模の検定で,全国一斉に同日同時刻に開始されるもののようです。センター試験のようなものですね。2年生は金曜日修学旅行から帰ってきたばかりだと言うのに,3年生は卒業考査を終えたばかりだと言うのに,しっかりと検定も取得しなければなりません。2年生の中には修学旅行中も検定の問題集を持参して勉強している人もいました。来週は,商業経済検定が待ち構えています。福山高校商業科も全国の商業科の高校生に負けないように頑張ってまいります。(^^)/

     『老犬コロの繰り言その72』です。老犬が今朝久しぶりに桜公園まで歩きました。8時過ぎ犬小屋の中を覗くと,老犬はまだ眠っています。こちらが,リードとふんキャッチャーを手に持つ音を聞きつけて,ごそごそ小屋の外へ這い出して来ます。リードを付けると,そのままいつものように駆け出すのかと思いきや,よろよろと反対方向へ歩き始めようとします。少し体調が悪いのかと思われたのですが,しばらくするとようやく思い出したように外の方に向かって歩き始めます。そして,歩き出すと,元気を取り戻し,1か月半ぶりくらいに,もちろん今年初めて自宅から約1キロ離れた桜公園まで到達しました。1年前の1月28日(土)も老犬は痛む足を引きずりながら,桜公園まで歩いたのでした。今日は手袋をしない手には少々凍えるような寒さが感じられる朝でしたが,老犬は調子よく歩いています。この分だと,老犬はまだまだ長生きしてくれそうな気がします・・・。

     
    老犬コロの繰り言その72
    PAP_0241

     神様と言えば,人間の世界には年の初めに神社にお参りをする風習があるようじゃ。旦那も元旦の朝集落の新年会の前に白石神社に参拝をしておる。旦那の場合は,集落の人たちに合わせて形式的にやっておるだけのようじゃが,何千人,何万人も参拝客のある神社もあるそうじゃ。旦那も子どもたちが小さい頃は,参拝客の多い吾平山稜まで初詣に出かけておったのじゃが,子どもたちがいなくなると,吾平山稜詣ではぷっつりしなくなった。爺さんも婆さんも信仰心の厚い仏教徒じゃから神社には参拝はしないということじゃ。昔は仏壇もあれば神棚もある家が多かったらしいが,爺さん婆さんは神様には関心がないという潔癖さじゃ。東京の浅草には,浅草寺のすぐ側に浅草神社もあるそうじゃから,神社とお寺が仲良く併設されとる所も少なくないようじゃがのお。良く言えば,大らか,悪く言えばいい加減というところか・・・。わしら犬にとっては,全くどうでもいいことじゃが・・・。

     旦那も子どもの頃は多くの日本人と同様に宗教心ということとは全く関係なしに毎年欠かさず初詣に行っておったようじゃ。吾平山稜までは4キロ以上離れておるが,車で行くと昔は大渋滞に巻き込まれるものじゃから,しばしば歩いて行っておったという。中学生の頃になると,何故かお袋さんと歩いて行っておったようじゃ。多分高3まで6年ほど続いていたのではなかろうか。奥様がこの家に来たとき,一度旦那と一緒に歩いて吾平山稜まで行ったらしい。奥様も爺さん婆さん同様初詣には全く意味がないと思っておるので,馬鹿みたいに4キロも歩くのは嫌だと,一度きりで終わったようじゃ。そして,小学生になった子どもたちを旦那が徒歩での初詣に誘ったときも,4キロの行程は不評で一度だけで終わったということじゃ。そして,次に白羽の矢が当たったのはわしじゃ。わしも旦那と歩いた。じゃが,わしは仕事の一環じゃから,歩くのは全く問題ないし,渡りに船というところじゃ。少々わしの縄張りを外れることにはなるが,領土を拡大するのも悪くない。じゃのに,吾平山稜の上にある大隅公園まで来ると,旦那は山稜には行かずにぐるりと一周して帰って行きおった。さすがに犬は神様の所には連れて行けないと思ったようじゃ。わしは行く先は聞かされていなかったので,その時は何とも思わなかったが・・・。どうでもいいことじゃが,軽く扱われたような気がするのお・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

     

2018年1月27日

  • 2018年01月27日(土)

    1月27日(土)FMきりしま収録・・・,そしてモーツァルトの生まれた日・・・

    ラジオ

     1月27日(土)何故か前日修学旅行から帰ってきたばかりだと言うのに,FMきりしまのスタジオに2年普通科の鈴木里菜さんと中元ひかるさん(いずれも牧之原中出身)の2人がいます。おそらく「未来のキミへFrom きりしま」の収録なのでしょう。来週か再来週あたりの金曜日夜8:30から放送されるはずです。修学旅行中の電話での生インタビューもありましたが,2人はおそらく修学旅行の話をたくさんしてくれているはずです。放送日がはっきりしましたら,お知らせします。是非お聴きください。(^_-)

     1月27日はモーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart (1756-91) の生まれた日です。ベートーヴェンは12月16日頃と誕生日がはっきりしないから仕方ありませんが,モーツァルトの誕生日は教会にも記録が残されており,はっきりしていますから,1月27日は全世界で祝日にするべきだと思います。今年は,土曜日だからいいか・・・。ついでに,バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750) の3月21日も全人類で祝いたいですね。日本では春分の日になることが多い日か・・・。ハイドンも,シューベルトも,ブラームスも・・・と言い出したら,切りがないか・・・。でも,やはりモーツァルトは別格のような気がします。無人島にたった一つ何か持っていくとしたら,歌劇「フィガロの結婚」かベートーヴェンの晩年のピアノ・ソナタでしょうね。ついでに,CDプレーヤーとアンプとスピーカーと電力も持っていかないといけないけど・・・。コンセントも・・・。最近聴いたテオドール・クルレンツィスというギリシャ出身の指揮者の「フィガロの結婚」のCDは凄いです。クルレンツィスは,歌劇「ドン・ジョヴァン二」も「コシ・ファン・トゥッテ」も録音していますが,鬼才と呼ぶにふさわしい人です。モーツァルトよりもさらに凄かったのが,チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」です。(モーツァルトでなくなった・・・。)録音も凄まじいのですが,これほどスリリングな「悲愴」は聴いたことがありません。チャイコフスキーに対する見方を一変させるような素晴らしい演奏です。最早カルロス・クライバーを越えた,と言ってもいいかもしれません。正直言いますと,モーツァルトの録音まではちょっとやり過ぎではないかという印象もあり,幾分疑問符もあったのですが,チャイコフスキーで完全に圧倒されてしまいました。テオドール・クルレンツィス,とにかく凄いです。

     『老犬コロの繰り言その71』です。気温も多少高くなると,老犬の脚の具合も調子がいいように見えますが,再び寒さがぶり返して来ました。春になれば,もう少し活発に動けるようになるのかも知れません。土日の散歩も自宅から1キロほど離れた桜公園まで,この1ヶ月間たどり着けずにいます。気温が高くなるのをもうしばらく待たないといけないのでしょう。

     
    老犬コロの繰り言その71
    PAP_0198

     1年前の話の続きじゃ。車に轢かれた痛みのせいで,わしはなかなか横になることができなかった。玄関の中はつるつる滑るもんじゃから,余計に思うように動けなかったのじゃが,奥様が毛布を敷いてくれた。それでもわしは横になれずにずっと立っておったのじゃが,夜中になって堪えきれなくなり,いつの間にか床に倒れてしまったのじゃ。お陰でどうにか横になることはできた。翌日の日曜日にも,午前中旦那はわしを獣医の所へ連れて行きおった。前日と違って,獣医は車の中に乗り込んで来て,わしの背中に注射を打ってくれた。再びわしは全く抵抗しなかった。いや,脚の痛みが注射の痛みより断然大きかったのじゃ。その日も殆ど何も口にしないまま,わしはうんうん唸っておった。翌月曜日旦那は牧之原へ戻り,火曜日からは修学旅行に行きおった。月曜日は旦那の代わりに奥様が獣医の所へ連れて行ったが,この日は注射の痛みを感じ,「うー」と唸ってやった。と言うことは,脚の痛みが多少は和らいだということだったのじゃろう。

     水曜日になって,ふと気が付いたら,奥様が出してくれた餌をわしは食べておった。脚の痛みが気にならなくなってきたのじゃ。と言うより脚の痛みをようやく空腹が上回ったということじゃ。餌の中には抗生物質か何かが入っておったようじゃが,さすがに腹が減っておったので構わず食ってしまった。金曜日の夜旦那が修学旅行から帰宅した時には,もうある程度普通に庭を歩き回れるようになっておった。翌土曜日の朝は旦那に視察の催促をした。旦那はなかなか出発しようとはしなかったが,しばらくすると「その辺ぶらっとしようか。」と言いながら,リードとふんキャッチャー,文庫本という3種の神器を用意しおった。嬉しかった。じゃが,わしの尻尾は思うように動かなかった。後ろ足の方は事故以来自分の脚ではないような気がしておったのが,ようやく感覚が戻って来たのじゃったが・・・。1年経った今でも尻尾は思うように振ることができないのじゃ。じゃが,その後お墓で痛めた左前足を除けば,まあ大体わしの身体はこんなもんなんじゃろ。いろいろあったが,わしはこれからも歩き続けるんじゃ。以前よりは少し距離は短くしとるが,春になったらまた桜公園まで歩くぞ。待ってろよ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年1月26日

  • 2018年01月26日(金)

    1月26日(金)修学旅行4日目

     修学旅行にタブレットPC用のACアダプターを持参するのを忘れるという失態を犯してしまい,修学旅行から帰って来て,慌ててブログの再開をしております。当初ACアダプターを忘れたことをそれほど深刻に受け止めておりませんでした。旅館近くの電気屋さんで購入すればいい。ところが,1日目の夜旅館近くの京都駅横のビックカメラに行くと,タブレットPC用のACアダプターはメーカーから取り寄せないといけないと言われてしまいます。2日目の朝,家人が鹿児島からACアダプターを郵便局からレターパックで3日目宿泊予定のホテルへ送ります。3日目の朝になると,細々と使っていたタブレットPCの充電が切れてしまいます。鹿児島からのACアダプターは3日目の夜になっても,大雪の影響もありホテルに着きません。4日目最終日の昼頃神戸の南京町を歩いていると,ホテルから届いたという電話が入ります。受取人不在のため鹿児島へ返送してもらうように依頼するしかありません。ACアダプターも思いがけないとんだ旅行をすることになりました。修学旅行から鹿児島へ帰って来て翌27日(土)もちろんまだACアダプターは帰って来ていません。家にもう一つあった(実はこれが元々のアダプターなのですが)アダプターに繋いで,4日目最終日26日(金)の分から,修学旅行の詳細な情報を遅ればせながらご紹介してまいります。保護者の皆様には,ご心配とご迷惑をお掛けして申し訳ありません。m(__)m

     1月26日(金)修学旅行4日目最終日の朝を迎えました。朝食は,この修学旅行中唯一のバイキング形式です。生徒たちは,昨日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで思い切りはしゃいだ疲れを幾分見せつつも,思い思いに好きな料理を選び,それなりに楽しそうです。中には,食欲旺盛でこの日一日分のエネルギーをまとめて摂ろうとするかのように,何度も料理に足を運ぶ人もいます。最終日の朝まずは順調にスタートしました。

    P1070660P1070664

     食事が終わると,荷物を整理して,ホテル近鉄ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを発ち,4日目の目的地へ向かいます。バスに乗り込む前に,駐車場横で出発式が行われました。この日の生徒代表挨拶は普通科の上村真里花さんです。ホテルの細かな心遣いに対して素直に感謝の気持ちを述べてくれました。出発式が終わるとバスに乗り込みます。今回の修学旅行は4日間とも帝産観光バスですが,1日目,2日目,4日目いずれもバスガイドさんは異なる方でしたが,3人ともお若いのに大変優秀な方々でした。4日目は大阪から神戸へ移動して行きますが,奈良や京都に比べると,幾分名所旧跡に乏しいのですが,この日のガイドさんは大阪弁丸出しの巧みな話術で,前日のユニバーサル・シティ・ジャパンではしゃぎ過ぎて疲労感の残る生徒たちを上手に導いてくださいました。

    P1070666P1070669

     27日(土)午後3時45分頃,ホテル近鉄ユニバーサル・スタジオ・ジャパンからACアダプターが送られてきました。レターパックで送ったのに,宅急便で送り返されて来ました。ご迷惑をお掛けしました。

     4日目の最初の目的地は,カップヌードル・ミュージアムです。大阪府池田市の住宅街にある日清食品の創業者安藤百福の記念館です。記念館の外の道路に面した所に全身の銅像が,記念館に入ると正面には安藤百福の胸像がそれぞれ設置されています。ここでは,実際に世界に一つだけの自分独自のカップヌードルを作ることができます。最初に容器に好きなように文字やイラストを入れいきます。次に,容器に麺を入れ,醤油味,カレー味,シーフード味の3種類からスープを一つ選び,それにたくさんの具材の中からトッピングを4つ選んで入れます。完成したカップヌードルに蓋を付け,市販のカップヌードルと同じようにビニールでしっかり閉じれば出来上がりです。最後に,風船のような容器にカップヌードルを入れて持ち帰るのですが,今回は飛行機での帰鹿ということで,気圧の関係で機内では風船が破裂する可能性があるために,記念写真を撮ったらやむなく空気を抜かざるを得ませんでした。ちなみに,カメラマンが作ったカップヌードルは,カレー味にキムチ,九条ネギ,パンダの形の蒲鉾,玉子の4つのトッピングを入れました。カレー味にキムチとしたのは,ガイドさんの無茶なお勧めがあったからです。(ガイドさんのお勧めは,実際にはカレー味にキムチを3つ加えるというクレージーなものでした・・・。)生徒たちも楽しみながら自分独自のカップヌードルを作り,完成したものに満悦した様子でした。

    P1070670P1070674

    P1070678P1070683

    P1070685P1070688

     カップヌードル・スタジアムを後にして,中国自動車道,阪神高速道路を抜けてバスは神戸へ向かいます。この日の昼食は,神戸の中華街南京町での食べ歩きです。神戸の町は,カメラマンが学生時代を過ごした所ですが,今回一番驚いたのは,カメラマンは実際にはこの南京町に一度も足を踏み入れていなかったということです。カメラマンが南京町だと思って小籠包を食べた通りは,隣の筋のアーケード街の方でした。本当の南京町は,通りの上に屋根はなく,比較的短い距離の通りにたくさんの中華料理店や通りの脇で豚まんや小籠包などを売る店が立ち並ぶ,どちらかと言えば,ごみごみした雑然とした印象を受ける街でした。でも,豚まん1個100円で食べられるお店もあり,大変庶民的で,ある意味風情のある通りです。この修学旅行中終始感じられたのは,外国人観光客が多いということです。中国系を中心としたアジアの方が多いのですが,ヨーロッパ系の人の姿も見えます。南京町では特に,働いている人も中国系の方が多いので,さらに異国感が強まります。福山高校の2年生も,豚まん片手に闊歩しながら,存分に南京町を楽しんでいました。おしゃれな街神戸ですが,ここでも大阪同様関西特有の親しみやすさがあり,シュークリーム屋さんの場所を尋ねると,仕事の手を休めて皆さん親切に教えてくださいました。

    P1070691P1070693

    P1070697P1070704

     修学旅行最後の目的地は,神戸の北野異人館です。風見鶏の館が有名ですが,やはりここも2020年の東京オリンピックの外国人観光客を見据えてか,改修工事が行われています。そして,今でも中国系を中心とした外国人観光客が目立ちます。途中雪がちらつく場面も見られたのですが,六甲牧場のソフトクリーム売り場に向かう人もいます。明治維新以降多くの外国人が住んだ街を,同じように観光客で賑わい異国情緒は感じられますが騒々しい南京町とは対照的な,落ち着きのある街を,福山高校生は存分に楽しんでいます。

    P1070716P1070717

    P1070718P1070722

    P1070725P1070727

     修学旅行の行程を順調に全うし,バスは一路伊丹空港へ向かいます。バスガイドさんのお話が印象的で,無様だったご自分の高校時代を振り返られ(もちろん謙遜が含まれているでしょう),大いに反省されますが,今ではユーモアに溢れた語り口で観光客を楽しませる素敵な仕事をしておられます。福山高校の生徒たちにもしっかり前を向いて生きていくことの大切さを教えてくださいました。予定通り15:00には伊丹空港に着いて,16:10発の日本航空の飛行機で鹿児島への帰路に就きます。17:30鹿児島空港に到着すると,お出迎えの保護者の方々の間に,校長先生,宮野先生,德丸先生の姿が見えて感激させられました。空港からバスは国分シビックセンター,検校橋を経由して,19:00には福山高校へ到着しました。一時体調不良を訴えた人はいましたが,全員無事に修学旅行4日間を全うすることができました。全体的には素晴らしい修学旅行でした。お疲れ様でした。

    P1070736P1070746

2018年1月25日

  • 2018年01月25日(木)

    1月25日(木)修学旅行3日目

    P1070625

     1月25日(木)修学旅行3日目の朝を迎えました。今朝の京都はうっすらと雪が積もっております。気温はー2度,それでも牧之原よりは幾分高めかも知れません。本日3日目はUSJへ行きます。福高安心メールでもお知らせした通り,12:15FMきりしま76.9MHzで福山高校生への電話によるライヴでのインタビューがあります。是非お聞きください。

     7時からの朝食には,前日体調を崩し気味の人はいましたが,全員元気に姿を見せてくれました。8:30旅館を発つ前に,出発式です。今朝の生徒代表挨拶は普通科の堤桃香さん(舞鶴中出身)です。2日間お世話になった旅館の皆さんに心のこもったお礼の気持ちを述べてくれました。

    P1070621P1070623

     9:30過ぎ,大阪のホテル近鉄ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに到着しました。ホテルに荷物を預けて,早速徒歩でユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へ移動します。ホテルからUSJまではほんの100メートルかそこらです。ホテルの外へ1歩出ると,ほぼユニバーサル・スタジオです。JRユニバーサル・スタジオ・ジャパン駅からUSJまで300メートル足らずでしょうか,ホテル近鉄USJの前を通り過ぎて,USJまで,殆どテーマパーク状態と言ってもいいでしょう。それでも,USJの何とかというジェット・コースターみたいなものが見えてくると,心が躍らされます。

    P1070629P1070631

     入場前に,お馴染み地球儀の前で記念写真です。みんな楽しそうです。ちゃんとした写真は担任の先生方が撮っておられますので,ここでは雰囲気だけ味わってください。

    P1070635P1070637

     そして,生徒たちはそれぞれユニバーサル・スタジオ・ジャパンの中へ吸い込まれて行きました。存分に楽しんでおいで!(^_^)

    P1070642P1070644

     後は生徒たちがどのように動いて行ったのかは,カメラマンには分かりません。平日とは言え,大勢のお客さんでごった返しています。奈良や京都と同じように,ここでも中国系を中心とした海外からの観光客が目立ちます。最早生徒たちの存在を一人一人確認するのは絶望的です。12:15からのFMきりしまによる電話インタビューを前に,普通科の有村渚さん(牧之原中出身)と商業科の神ノ門佳音君(国分南中出身)が12:10約束の場所へ来てくれました。屋外は大型スピーカーによる大音響が凄まじいので,ファミリー・ルームをお借りして,FMきりしまによる電話インタビューに応じることにしました。2人は修学旅行1日目,2日目の印象を含めてしっかりとインタビューに答えていました。後で,聞いたところによると,福山高校でも先生方が耳を傾けておられ,明るくユーモアに満ちた受け答えが好評だったようです。この日は閉園までたっぷり楽しみ,19:00ホテル帰着の予定でしたが,19:00が近づく頃には,生徒たちはそれぞれ犬のかぶり物やUSJの買い物袋を手に帰って来ます。朝10:00から19:00まで9時間に及ぶUSJでしたが,存分に夢の国を満喫したようで,疲れた表情は微塵も見られません。

    P1070648P1070650

     19:05ホテルへの入館式が始まりました。生徒代表の挨拶は商業科の落合健太君(国分中出身)です。修学旅行最後の夜を過ごすホテル近鉄ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの係の方へ淡々とながら心のこもった挨拶をしてくれました。入館式が終わるとすぐに室長会です。旅館とは異なるオートロックに注意すること,空腹気味の人は近くのコンビニエンス・ストアへ買い出しに行くという粋な計らいがあることなどの連絡がなされました。22:00点呼,23:00消灯,後は好きにしてくれ・・・。いや,ここは一流ホテルです。最後までお行儀良く過ごしてください・・・。(^_-)

    P1070655P1070659

2018年1月24日

  • 2018年01月24日(水)

    1月24日(水)修学旅行2日目

    P1070535

     1月24日(水)修学旅行2日目無事予定の旅程を消化して,ホテルへ帰って来ました。清水寺,平安神宮,嵐山,金閣寺,そして二条城と京都市内観光を満喫しました。多少疲れ気味の生徒はいますが,大きな問題はないようです。明日は,3日目大阪へ移動してユニバーサル・スタジオ・ジャパンです。詳細な内容と写真は後日ご紹介いたします。

     写真は朝食の様子です。生徒たちは,当然のことながら,まだまだ元気です。

     2日目は京都市内観光です。最初の訪問地は,京都のまさにシンボルと言ってもいい清水寺です。土産物店の並ぶ参道の坂道を歩いて行くと,少しずつ仁王門が見えてきます。この風情たるや,京都へ来ているんだという実感をますます強めてくれるようです。

    P1070537P1070539

     仁王門の前でクラス写真を撮ろうとすると,係の人に声を掛けられます。しまった,ここで団体写真を撮っては通行の邪魔になるから,叱られるのかなと思ったら,ただ単に団体名の記入を求められただけでした。午前8:30くらいで,さすがにまだ観光客は疎らですからね。心置きなくクラス写真を撮ることができました。ちゃんとした写真は担任の先生方が撮っておられますので,ここでは雰囲気だけ感じてください。

    P1070542P1070544

     ここでも,2020年の東京オリンピックで大量に押し寄せる外国人観光客を期待して,本堂の舞台は改修工事の真っ最中です。それでも,アジア系,ヨーロッパ系問わず今でも外国人観光客の姿は見えます。平日ということもあり,修学旅行生以外は圧倒的に外国人観光客が多いくらいです。

    P1070545P1070546P1070547

    P1070551P1070553P1070556

    P1070560P1070567P1070568

     清水寺の次は平安神宮です。平安京を模した雅な雰囲気に生徒たちはうっとりしているようです。

    P1070573P1070576

     11:50嵐山へ移動して,まずは昼食です。広大な食道に通されて,生徒たちはポーク・ソテーやハンバーグを満足そうに頬張ります。渡月橋が見える大堰川(桂川の支流)の岸辺に移動し,再びクラス写真撮影です。

    P1070577P1070579

    P1070581P1070583

    P1070587P1070590

     金閣寺(鹿苑寺金閣)に移動すると,やはりここでも大変な外国人観光客です。雪の予報も出ており,気温が次第に低くなりますが,金閣の色鮮やかさはやはり素晴らしいです。三島由紀夫の「金閣寺」をつい思い出してしまいますが,金閣の美に取り憑かれた学僧の気持ちが分かるような気もします・・・。生徒たちは大勢の観光客の中,溜息交じりに歩いて行きます。

    P1070595P1070596

    P1070597P1070605

     この日の最後の目的地は二条城です。明治維新150年を迎えていますが,1867年大政奉還が行われたのが,この二条城の二の丸御殿に他なりません。生徒たちは歴史の1ページを噛みしめながら,鶯張りを歩いて行きます。

    P1070606P1070611

    P1070616P1070617

     さすがに,昨日今日と歩き回り,生徒たちの表情には疲れが見られます。旅館に帰り,夕食を済ませ,この日の夜の点呼は予定より30分早めて22:00となりました。消灯の23:00は変更ありません。疲れました・・・。お休みなさい。

    P1070618P1070619

     2年生が,修学旅行を満喫している頃,福山高校では昨日,今日と1年生の普通救命講習が行われています。昨日が普通科,そして今日は商業科の1年生です。霧島市消防局福山分遣所から消防隊員の方々においでいただき,ご指導いただいております。消防隊員の方々,毎回ありがとうございます。一方,3年生は,修学旅行と並行して昨日から4日間の卒業考査が行われています。卒業前の最後の大仕事というわけです。思えば,1年前修学旅行を経験してから,3年生はさらに奮起して進路目標実現のために努力してきました。頑張れ,3年生!(^^)/

    P1040541P1040544

2018年1月23日

  • 2018年01月23日(火)

    1月23日(火)修学旅行1日目

    P1070436

     1月23日(火)ついに2学年の修学旅行が始まりました。午前6時30分に学校に集合して,簡単な出発式を行った後,鹿児島空港へ向けてバス1台で出発しました。飛行機も9時頃ほぼ定刻に発ち,修学旅行は順調にスタートしました。ところが,(当然のことながら?)機内でWifi は使えず,特にタブレットPCにも支障があり,思うようにブログを打つことができません。当初のお約束とは違うことになってしまいました。保護者の皆さま,申し訳ありません。でも,1日目は法隆寺,東大寺と順調に旅程を消化し,特に体調を崩した生徒はおりません。細かい旅行の様子は,少々遅れて発信いたします。申し訳ありません。

     7:00福山高校を出発して,7:50バスは予定通り鹿児島空港に到着しました。生まれて初めての飛行機ということで,多少興奮気味の人もいますが,飛行機は容赦なしに9:00大阪伊丹空港へ向けて飛び立ちました。USJよりも一足先にスリルを味わっている人もいます・・・。(#^.^#)

     

    P1070443P1070445

     10:05飛行機は定刻に伊丹空港に到着しました。帝産観光バスに乗り込むと,バスは大阪市内を通過して斑鳩の里,法隆寺へ向かいます。法隆寺へ着いたら,すぐに前の食堂で昼食です。そこから,歩いて数分の所に法隆寺はあります。

    P1070450P1070452

     世界最古の木造建造物の法隆寺の風格に生徒たちは感銘を新たにしています。間近に見る五重塔の偉容にはっと息を呑むような思いをさせられます。

    P1070457P1070458

    P1070461P1070462

     五重塔を背景にクラス写真撮影です。聖徳太子の時代にタイムスリップしたような気分です。なお,クラス写真のちゃんとしたものは担任の先生方が撮られています。

    P1070465P1070467

     14:00前に法隆寺を後にして,奈良公園へ向かいます。奈良公園には大変饒舌なユーモアたっぷりのガイドさんが待っておられました。時折余りにも誇張しすぎた説明に生徒たちは翻弄されます。南大門には運慶の金剛力士像が両脇で待ち構えており,生徒たちはまずそれに圧倒されます。

    P1070481P1070488

     南大門と大仏本殿の間にある鏡池でクラス写真撮影です。鏡池の水面には大仏殿が鮮やかに映し出されています。

    P1070490P1070491

     そして,待望の大仏殿への移動です。大仏本殿は今日のものでも十分に大きなものですが,かつては,さらに今の1.5倍はあったのだそうです。消失した後,再建するために巨大な木材が九州の方からも取り寄せられたそうですが,最早大仏殿を完全に復元するための柱が揃わなかったということです。大仏様の偉容も見事で,今日も爽やかな顔をされています。生徒たちは,これが奈良の大仏か・・・と感慨も一入のようです。

    P1070495P1070498

    P1070500P1070508

     このたびは 幣も取りあへず 手向(たむけ)山 紅葉の錦 神のまにまに。百人一首で有名な手向山というのは,ここだったのですね。広大な奈良公園を歩いていると,あちこちで鹿に出会います。この鹿たちの人懐こいことには感心させられます。しかも,雄も角を切ってあるためもあり,比較的お行儀が良く,頭や背中に触れても,おとなしくしています。1匹鹿児島へ連れて帰りたくなりました。ところが,こちらが鹿せんべいを手に持つと彼らは豹変します。そのしつこさたるや,品のなさも甚だしいものがあります。そして,地面を見ると,チョコボールがあちこちに落ちています。鹿の糞だそうです・・・。(-_-)

    P1070512P1070515

     16:00奈良公園を後にして,京都へ向かいます。17:00頃京都駅のすぐ近くの旅館若みやへ到着しました。旅館への入館式の生徒代表挨拶は商業科の大角奈穂さん(国分南中出身)が行いました。2日間お世話になる旅館若みやの方々に,心のこもった挨拶をしてくれました。夕食,室長会,点呼,消灯と続き,1日目生徒たちも全員比較的元気で,順調に進んでいます。カメラマンがタブレットPCのACアダプターの件で大騒ぎした以外は・・・。(^_^;)

    PAP_0248PAP_0245

2018年1月22日

  • 2018年01月22日(月)

    1月22日(月)ちょっと待て その判断が 命とり!・・・,全校朝礼

    P1070431

     1月22日(月)「ちょっと待て その判断が 命とり!」今週の福山高校職員の週間目標です。以前にも同じような標語はあったようですが,今回もさらに思慮ある行動を取っていこうということです。思い切った決断が迫られる場合もあるわけですが,その判断に誤りがあってはなりません。決断を下すときには,一度それが最善かどうか考えて行動するということです。「ちょっと待て その判断が 命とり!」福山高校職員は,今週はこの言葉を胸に積極的に前向きに仕事をしてまいります。

    PAP_0242

     本日の全校朝礼は校長先生出張のため,代わりに教頭が話をしました。 明日から2年生は修学旅行に出発します。自分に誇りを持ってかっこよく振る舞ってくださいと言います。3年生は卒業考査が始まります。そして,1か月したら卒業式です。残り1か月をやはりかっこよく福高生を全うしてくださいという話でした。

     2月の行事予定ができました。 2月行事予定[PDF:118KB] 3年生は自宅学習期間に入ります。主な行事は以下の通りです。

    2月 1日(木) 定期教育相談(1月29日(月)~2月5日(月))

             45分6限授業(1月29日(月)~2月5日(月)) 

       5日(月) 推薦入学者選抜&帰国生徒等特別入学者選抜

       9日(金) 漢字検定

      10日(土) 蒲生高校,霧島高校との3校合同ボランティア

      13日(火)~16日(金) 学年末考査

      16日(金) 惣陣が丘花文字清掃

      19日(月) 第2回学校関係者評価委員会

      26日(月) 2年進路ガイダンス

      28日(水) 卒業式予行 同窓会入会式・表彰式

     蒲生高校,霧島高校との3校合同ボランティア(10日)というのは,まだ十分に具体化していないために,行事予定表に記載はしてありませんが,九州自動車道桜島サービスエリア上り線で県外客を中心に3校によるおもてなし活動を行うことにしております。明治維新150年,NHK大河ドラマ「西郷どん」放送開始を機に,鹿児島をさらにPRしていこうというねらいがあります。西日本高速道路の主催です。

    P1070432

     4時間目明日からの2年生の修学旅行結団式が始まりました。2年生は全員視聴覚室に集合して,出発前の注意等が行われたのです。普通科の濵崎将也君(隼人中出身)の誓いの言葉があり,2年生の表情が引き締まったように見えます。明日からの修学旅行隊の動きが楽しみです。なお,修学旅行中の様子は,このブログでも随時お伝えしますので,ご覧ください。特に,最終日飛行機の遅れなどが出た場合は,即座に配信しますので,保護者の皆様,よろしくお願いします。

2018年1月21日

  • 2018年01月21日(日)

    1月21日(日)全商情報処理検定・・・

    P1070430

     1月21日(日)今年3回目でしょうか,全商検定シリーズが始まりました。3週続く全商検定の1発目は情報処理検定です。今回は1年普通科も全員受検しています。さらに,1年普通科の情報の教科担任である家庭科の川村先生と数学科の寺尾先生も,それぞれ2級と1級を受検されています。来週は,卒業考査も控えているというのに,3年生の中にもチャレンジしている人がいます。2年生は,来週修学旅行です。修学旅行の前後に検定があるのです。商業科の宿命です。頑張れ,福山高校商業科!

     

     『老犬コロの繰り言その70』です。1月21日です。昨年は土曜日でした。老犬は自宅の庭で私の運転する車に轢かれます。耳が聞こえず,そして瞬時に身体が動かせないものだから,車が動き始めたのに気が付かなかったのです。私は,老犬が辺りにいることは気付いていましたが,車が動き始めたら,いつも老犬は車を離れていくので,老犬のことは気にせずに車を走らせてしまったのです。老犬はあの時のことを覚えているでしょうか。

     
    老犬コロの繰り言その70
    PAP_0199

     覚えておる。もちろん,しっかり記憶しておる。確か,あの日旦那たちは家族で庭でピザを焼いておったのじゃ。チムニーというピザ釜をインターネットで購入して,初めてその釜でピザを焼き始めたんじゃ。わしもいい匂いがするもんじゃから,おこぼれに預かろうと思って,喜んでピザ釜の周囲をうろうろしておったんじゃ。旦那は途中で奥様に何か材料を買って来るように指示され,車を出したんじゃ。買い物から帰って来て,旦那が庭に車を停め,買ってきた食材を奥様に渡した後,駐車場に移動するために車を走らせた時じゃ。ハイブリッドの余り音のしない車なもんじゃから,わしは車が動き始めた時,咄嗟に動けなかったのじゃ。一瞬何が起きたのか分からなかった。旦那の車のタイヤがわしの身体の上,後ろ足の付け根辺りを通って行ったのじゃ。わしの身体は2,3回転げ回った。痛いの,痛くないのってもんじゃなかったんじゃ。わしがしばらく身体を痙攣させておると,慌てて旦那が駆け寄って来た。旦那が故意にわしを轢いたのではないことは確かじゃ。旦那の運動神経じゃと故意ならば,きっとわしは避(よ)けておった。旦那の恐るべき運動神経のせいなのじゃ。故意でないからこそ怖いんじゃ。動きが読めない・・・。わしはどうにか立ち上がった。じゃが後ろ足の辺りが少し歪んでおるのが分かった。余りの痛さにわしは,じっとしておられんかった。歩き回らずにはいられなかったのじゃ。ぜーぜー声を出しておったのも覚えておる。ついにわしの命運も尽きたと覚悟を決めた。わしは裏山に入り,そこでこっそりと死のうと思った。犬は死に目を世間に見せてはならないのじゃ。藪の中に1歩1歩入っていくと,旦那が呼ぶのが分かった。その時はまだ今よりは多少は聞こえておったのじゃ。わしはしばらく思案した。わしもまだ死にとうはない。じゃが,この痛みには耐えられない・・・。旦那の呼ぶ声にわしは促されて,とりあえず藪の外へ出ることにした。痛みが薄れたわけではなかった。折角のピザなのに,わしは全く食べる気がしなかった。出される物何も口には入らなかった。痛みが余りにもひどいため,何も食べる気はしなかったのじゃ。しばらくすると,旦那が医者に連れて行くと言い出した。わしの身体を強引に持ち上げようとした瞬間,わしの身体に激痛が走った。わしは大暴れして,旦那の頭に嚙み付いてやった。すると,旦那の頭から血がどっと出て来た。わしはまたお仕置きをされると思った。必死に逃げた・・・。と言うても,亀の早歩き程度じゃろうか・・・。この時はさすがに旦那は怒らなかった。結局旦那の子どもたちが草スキーに使っていたプラスチックの橇を踏み台にして車の後部座席に乗せられた。と言うよりも,わしは車に乗るのが元々好きじゃから,自分の意志で乗り込んだようなものじゃ。獣医はわしの背中に注射を打った。わしは全く抵抗できなかった。帰りに旦那は,お詫びのつもりか,いつもとは違う柔らかいドッグフードを買ってくれた。自宅に帰ると,わしは庭の犬小屋ではなく玄関に移された。寒さ対策ということと,わしがひたすら歩き回るので,疲れてしまうということを心配してのことじゃったようじゃ。食欲は全くなかったのじゃが,旦那が差し出す柔らかいドッグフードに少しだけ口を付けた。旦那は少しだけ喜んでくれたようじゃ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。

2018年1月20日

  • 2018年01月20日(土)

    1月20日(土)チョ・ソンジン ピアノ・リサイタル・・・

    P1070427

     1月20日(土)は,みやまコンセールでチョ・ソンジンによるピアノ・リサイタルが行われました。チョ・ソンジンは韓国出身のピアニストですが,2015年のショパン国際ピアノ・コンクール(通称ショパン・コンクール)で優勝しています。今回は,ベートーヴェンとドビュッシー,ショパンとお得意のプログラムを聴かせてくれました。

     みやまコンセールまでは何度も肝付から車を走らせたことがあります。コンサートの演目に従って,CDを聴きながらの快適な車の旅になりました。ベートーヴェンはポリーニ,ドビッシーはミケランジェリ,ショパンはアルゲリッチ,それぞれのお気に入りの演奏家を配し,贅沢な車の中での演奏会となりました。何度も走ったことのある道のりなのに,みやまコンセールには予想以上に早く2時間足らずで着いてしまいました。それほど綿密な計画を立てたわけではないので,全く問題はないわけですけど。お陰で,駐車場の車の中で,「吾輩は猫である」を30分以上読む時間ができましたし・・・。3時開演の演奏会でしたので,2時30分には車を出て,みやまコンセールのホールへ向かいました。前回のバルトロメイの時は,年配の方が多かったのですが,今回は女性が目立ちます。ペ・ヨンジュンと勘違いしたのでは思われるくらい,必ずしも若いとは言い難い女性が多いように思われます。チョ・ソンジン,韓国のポップス界のスターのような雰囲気を持った美青年ですが,果たしてその腕前やどのようなものなのでしょうか。

     コンサートの前半はいつものように大勢の知らない(当たり前か・・・)観客のいる雰囲気に落ち着きません。おまけに車での移動の疲れもあります。1曲目は,ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」。言わずと知れた,かつてはベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタと言えば,8番「悲愴」,14番「月光」,23番「熱情」が定番でしたが,その3大ソナタの1曲です。CDの数も腐るほど存在し,頻繁に演奏会でも取り上げられるやつです。名曲には違いないと思いますが,余りにも演奏されすぎて,一流の演奏家が弾けば,大体同じ演奏,そのような印象があります。どうせなら9番か10番あたりを演奏してくれればいいのに・・・。間違いなく一級品の演奏だったのだろうと思われますが,演奏会の前半は演奏家自身も多少そうなのかも知れませんが,聴く側のこちらのコンディションも良くありません。半分寝ぼけた状態で,余り印象に残らない演奏となりました。ピアノの音は,間違いなく美しいとは思いましたが・・・。有名な第2楽章の Adagio cantabile をわざとらしく極端にスローにすることもなく,第3楽章の Allegro を超高速で突っ走るような品のないことはしない・・・。良識的な演奏・・・。2曲目のベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番は,カメラマンのお気に入りの作品です。「悲愴」に比べるとはるかに肩の力の抜けた円熟の作品です。この頃のベートーヴェンは恐らく全く耳は聞こえなかったと思われます。ところが,それなのに,いやそれだからこそか,音楽史上誰も到達し得なかった幽玄な世界,魂が浄化したような領域へベートーヴェンは足を踏み入れます。チョ・ソンジンのピアノも第1楽章からさり気なく美しい旋律を紡いでいきます。第2楽章の Prestissimo の力強いダイナミクスは見事です。考えてみたら,初めて生で聴く第30番ですが,第2楽章がこれほど力強い音楽であるとは思いもしませんでした。チョ・ソンジンの右足のペダルが勢いが余ったかのように床を叩きます。ポリーニの寒風を切り裂くような演奏とは異なります。生で聴けば,ポリーニもこれぐらい迫力ある演奏をするのかも知れません。でも,ポリーニのCDは40年前の演奏です。今のポリーニはもっと温かみのある美しい演奏を聴かせるのかも知れません。でも,ポリーニは,数年前ピアノ・ソナタ全集を出すときに28番以降の晩年のピアノ・ソナタの再録音をしませんでした。40年前の演奏をポリーニ自身も評価し,大切にしている証拠です。ピアノ・ソナタ第30番の白眉は何と言っても10分を要する長大な第3楽章です。本当はそれほど長大ではないのですが,第1楽章と第2楽章がいずれも3分程度なので,フィナーレだけ極端に長くなっていることになります。晩年のベートーヴェンは作品のバランスなどと言うものは,大して重要視していなかったのです。この第3楽章もチョ・ソンジンの演奏は見事でした。まさに,魂が浄化された世界をチョ・ソンジンは心を込めて弾いていきます。一切の興奮も激情もありません。人類が残した最も清らかで美しい音楽・・・。

     座席が1階の前から2番目で右端で,最初はそんなにいい席ではないのかなと思ったのですが,演奏が始まると一番いい席であることが分かりました。チョ・ソンジンの姿をもっと良く見たい人は,中央よりがいいでしょうし,指の動きが見たい人は左側が良かったのかも知れません。でも,音楽を聴くにはピアニストの正面側に限ります。右端ということもあり,ピアノとの距離感も絶妙でした。選んだ座席ではなかったのですが,結果的に最高の席だったように思います。

     後半は,ドビッシーの映像第2集からです。ドビッシーは光や風を音で描こうとしました。(多分)人の心の世界を描こうとしたベートーヴェンとは全く異なる世界です。でも,具体的な風の動きが目に見えるように分かるわけではなく,やはり描かれているのは風を感じる心の動きと言ってもいいと思います。類稀な美音家である(ことがこの日分かったのですが)チョ・ソンジンの演奏が悪いはずがありません。ドビッシーの作品の中ではどちらかと言えば地味な作品を選んでくれたお陰で,チョ・ソンジンのピアノそのものの美しさを素直に感じることができました。最近ドビッシーのCDを出したばかりですが,今度購入しようと思います。最後の作品はショパンのピアノ・ソナタ第3番です。音楽の構成力に難があると言われたショパンですが,確かに長い作品は多くは書いていません。ピアノ・ソナタ第3番も確かに旋律や動機のつながりという意味ではバランスのいい作品とは言えませんが,何回も聴けば,このような作品なんだと十分に聞き応えのある個性的なピアノ・ソナタです。チョ・ソンジンの渾身の力を込めた演奏が,ここでも絶品でした。いきなり鮮やかな切れ味で始まる冒頭もアルゲリッチに負けないくらい目の覚めるような見事な打鍵です。第1楽章だけで十分に一つの芸術作品として完結しているような素敵な音楽ですが,第2楽章の Molto vivace は第3楽章への橋渡し,間奏曲に過ぎません。そこを,チョ・ソンジンはやはりさらりと通り過ぎていきますが,しかし聞き応えは十分です。この作品のクライマックスは第3楽章でしょう。何度も繰り返される陶酔的な旋律が心に染みてきます。第4楽章は長大な Coda と言った印象はこの演奏でも変わりません。第3楽章が絶品だからです。でも,チョ・ソンジンのステージの床を叩く右足が何度も炸裂して迫力は十分でした。チョ・ソンジンのショパンは決して甘ったるい音楽ではない。力強いダイナミクスと華麗なカンタービレが見事に調和しているのです。

     チョ・ソンジン,間違いなく超一流の演奏家です。

     実は,一人でコンサート会場を訪れた時は,毎回その演奏家のCDを記念に買って帰るのですが,今回はすぐに断念しました。CD売り場には多くのご婦人方が群がっておられたのです。演奏会直後の握手会やサイン会などにも全く関心もありません。ドビッシーの「月の光」と「ゴリウォークのケークウォーク」の小品2曲とショパンの「英雄ポロネーズ」とたっぷり3曲もアンコールを弾いてくれましたが,いずれも素敵な演奏でした。さすがに,3曲目の「英雄ポロネーズ」の時には,床を叩く足音が「いい加減,早く帰ってくれ!」と言っているように聞こえ,おかしくなりました。演奏会終了のアナウンスが流れたらすぐに駐車場に向かい,さっさと車を走らせました。チョ・ソンジンのCDは後日 Amazon で安い輸入盤を購入することにしました。車を走らせてしばらくすると,「吾輩は猫である」がないことに気付きました。まだ,半分残っていたのに,修学旅行に行った所で続きを読むつもりだったのに,とちょっと残念な気持ちになりましたが,構わず車を走らせました。引き返して,あの雑踏の中に入り込む勇気がなかったのです。多分,みやまコンセールの屋外にあるトイレの手洗い場に置き忘れたのだろうと思います・・・。でも,素晴らしい演奏会の後の高揚感もあり,さほど落胆することはありませんでした。「吾輩は猫である」もまた Amazon で買うか・・・。図書館もあるし・・・。

     『老犬コロの繰り言その69』です。老犬のために,また家人がネットで何か取り寄せたようです。老犬は,夜寝るときは最初の青いジャケットだけでなく,家人の古着など様々なものを着せられています。最早ぼろ雑巾にしか見えないこともあります。

     
    老犬コロの繰り言その69
    PAP_0196

     旦那は,以前にも紹介したように,神様からおよそ運動神経などという類いのものは一切授かっていないと見える。車の運転も尋常ではないくらい下手なんじゃ。そもそも神様なんてものが存在するのかどうかは,わしには分からんのじゃが・・・。所詮人間のお遊びなんじゃろうけど,お遊びが高じると,それが文化になるということらしい。やがて,それが宗教となり,一方では文明も生まれてくるということじゃろうか。それはともかく旦那の車の扱い方はひどいものがある。まず,車をきちんと所定の枠の中に停めることができないんじゃ。いつも斜めになっていたり,白線を片方の車輪が外れていたりするのじゃ。それを奥様に指摘されると,「地球が歪んでいるんだ。」という恐ろしい言い訳をするんじゃ。窓を開けて丁寧に操作すればできないことはないらしいが,大抵はそのような面倒なことをするタイプではない。自宅の駐車場にだって,いつも停めているから慣れておるはずじゃが,ご丁寧にも大体どちらかへ傾けてからエンジンを切っておる。このことを本人は全く気にしている様子はない。それどころか,いつも地球のせいにしておるから,神様もとんでもない人間を作り出したものじゃ。

     わしも旦那のことを言えた義理ではないかも知れん。多分客観的に見て,わしは犬の中では鈍い方なんじゃろと自覚しておる。年を取っているということもあるが,若い頃だってなかなか猫にも追いつくことはできなかったのじゃ。残念ながら,猫の運動神経にはわしらは到底及ばないようじゃ。奴らは,木にもするすると上れるし,塀の穴の開いているところにも,ひとっ飛びで移ることができるんじゃ。もっと凄いのは小鳥じゃ。小鳥が物凄い勢いで飛んでくるのに,木の枝にぶつかることはなく,速度を落としている様子もないのに,ぴたっと枝に止まるのを見ると,感心させられるのじゃ。見事な運動神経じゃ。木にぶつかる!と両目をふさぎたくなるのじゃが,次の瞬間小鳥は木の枝で涼しい顔をしておる。わしも,次生まれてくるときは鳥になりたいものじゃ。うん,じゃが,牛には勝てるような気がするのお。奴らは図体はでかいが,動きが鈍重じゃ。一日中大きな小屋の中に繋がれて,時折側を通るわしの方を睨んで,鼻を鳴らすぐらいしか楽しみのない生活・・・。ん,そう考えると,ちと不憫に思えるのお。わしもたまにビーフジャーキーなるものも貰っておるし,やはり牛には感謝しないわけにはいかんな。おお,なんまいだぶ,なんまいだぶ・・・。

     この続きはまたの機会に・・・。じゃ・・・。